スケート部

2014.10.14

関東大学リーグ戦 対中大 10月12日 神奈川・新横浜スケートセンター

リーグ戦初の敗北も前半戦を首位で折り返す

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)前半の最終戦を迎えた。東洋大戦での勝利でリーグ首位に立った早大は、前回大会覇者の中大と対戦。手ごわい相手から勝利をもぎ取りたい早大だったが、試合開始7分間で立て続けに3点を奪われる。第2ピリオド(P)ではDF松本逸輝(商2=滋賀・光泉)が公式戦初ゴールを決めるも2失点。第3Pでも巻き返すことができずに2-6でリーグ戦初黒星を喫した。首位はキープしたが後味の悪いリーグ戦折り返しとなった。

 リーグ戦前半の最後の相手は中大。システムを駆使するプレーに早大は毎回苦戦を強いられている。油断ならない大敵との戦いは第1P開始直後に大きく動いた。42秒、スタートから素早いパスさばきで攻撃をする相手にゴール裏に回り込まれる。そこからのパスをゴールへと打ち込まれ、瞬く間に先制点を献上。続く4分35秒、6分30秒にも相次いでシュートを決められ、立ち上がり7分間で3点を失う。反撃したい早大だったが、パックを奪取しても決定的な場面をつくり出すことができず、0-3で第1Pを終えた。

ゴール裏に回り込む池田主将。中大の組織的な守備に手を焼いた

 第2Pは序盤から集中力の高いプレーを見せた。24分33秒にキルプレーとなるも失点せず、その後DF堰合芳貴(社2=青森・八戸工大一)の後方から放つシュートなどで相手ゴールを脅かす。徐々に早大優勢に傾き始めたかと思われたが、迎えた29分53秒。古橋真来(中大)のハットトリック達成で中大に4点目を与えてしまう。しかし、すぐさま攻めに転じた早大は30分25秒にFW横町翔太(スポ4=青森・八戸工大一)のパスを受けた松本が豪快にスティックを振り切りゴール。「チーム全体の士気も上がって良い影響を及ぼした」(FW池田一騎主将、スポ4=北海道・駒大苫小牧)という松本の公式戦初得点でベンチも沸き立つ。この勢いのままに点差を縮めたい早大だったが再度ピンチが襲来。相手陣内で攻撃していたところ、一瞬の隙からパックを失いそのままゴールネットを揺らされる。油断が招いたカウンターで1-5と差を離されてしまった。第3Pでは55分23秒にフェイスオフからのこぼれ球をスラップショットでFW寺井敏博(国教2=米国・チョートローズマリーホール高)が華麗に決め挽回を試みるも、ここで時間切れ。第1Pでの3失点が響き、最終スコア2-6でリーグ戦初めての敗北を喫した。

大学初ゴールを決めた松本

 「試合に臨む気持ちが甘かった」(寺井)というように首位に立った気の緩みが敗戦を招いた。次節から後半戦へと突入するリーグ戦。5勝1分1敗で首位をキープし前半を折り返すこととなった早大だが、リーグ戦は混戦の様相を呈しており、これからはさらに厳しい戦いを強いられるだろう。優勝に向けもう負けることはできない。常に緊張感を持って勝利をつかみ、頂点の座に輝いてほしい。

(記事 松本理沙、写真 杉田陵也、落合修平)

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 中大
0(10) 1st 3(21)
1(8) 2nd 2(9)
1(8) 3rd 1(13)
2(26) 6(43)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 00:42 古橋
中大 04:35 坂本颯 中島
中大 06:30 古橋
中大 29:53 古橋 小泉 鈴木
早大 30:25 松本 横町 佐藤
中大 38:47 古橋 鈴木
中大 53:48 鈴木 古橋
早大 55:23 寺井 金子立
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
池田 金子立 寺井 堰合 新井
青木 三浦 森田 石川 斜森
佐藤 横町 加賀美 松本
野村 瀬戸 田中 村上 志村
GK遠藤
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――関東大学リーグ戦(リーグ戦)初黒星という結果でしたが振り返っていかがですか

立ち上がりの守りが甘くなって点を立て続けに入れられて、その3点が痛かったですね。

――第1ピリオド(P)序盤は中大のペース押されてしまったように見えました

中大はシュートが正確ですし、ゴール裏もうまく使ってきていたので、それに対応ができなかったというのが反省ですね。

――きょうの中大の印象は

やるべきことをしっかりとやるチームで、シュートやリバウンド、守るべきところもきっちりシステムで守っていました。もともとそういうきっちりしたホッケーをやるチームですし、きょうは反則も0で、非常に勉強になったと思います。

――1対1の部分で課題が残ったように感じられましたが

中大は一人一人の能力が高くて、その上で必死に向かってきていました。そこに対応できませんでした。

――今後に向けて

2次リーグが来週から始まって、あと7試合あるので、一つ一つの試合を大事に戦っていきたいと思います。

FW池田一騎主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――試合を振り返って

きょうは立ち上がりが全てだと思います。気持ちの部分に問題があったと思うので、次からはチーム全体が引き締まった戦いができるように、キャプテンとして引っ張っていけたらいいなと思います。

――序盤は中大の勢いにのまれてしまったという感じですか

立ち上がりから相手に押し込まれてしまって、力の差が大きすぎるということはなかったのですが、相手は崖っぷちで自分たちはまだ無敗ということで、少しどこかに余裕があったのが最初に出てしまったと思います。

――ゴール前で中大を自由にさせてしまう場面が多かったように見えました

ゴール前でフリーにさせてしまう場面も多かったし、簡単にシュートを打たせてしまう場面も多かったので、修正できればと思います。

――中大のゴール裏を使った攻撃が目立ちましたが、意識はしていましたか

ディフェンディングゾーンの中ではDFとセンターが中心に守りをしていたんですけど、早くゾーンを割れなかったのがゴール裏に簡単に持って行かれる原因になっていたと思うので、そういう部分は修正していきたいです。

――ピリオド間にはどんなことを話し合われましたか

相手はスピードをつけて相手のゾーンの方から持って来られるプレーが多かったので、FWはできるだけプレッシャーを早くかけるということと、ディフェンディングゾーンに入ってからゴール前の良いところから打たれないようにマークの確認をしました。

――DF松本逸輝選手(商2=滋賀・光泉)の初ゴールはチームが盛り返すという意味で大きなものだったように思いますが

松本は大学に入ってから初ゴールということでチーム全体の士気も上がって良い影響を及ぼしたと思います。これからの試合につながるゴールでした。

――前半戦を首位で折り返しましたが、その点に関してはいかがですか

もう1敗してしまったので、次どこかに負けた瞬間に優勝がなくなるという意識でやっていこうという話をチーム全体でしました。チーム全体がその意識のままやっていければ、もっと良い試合をして勝ち続けられるのではないかと思います。

FW森田哲朗副将(教4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返って

スタートが良くなくて、そこから切り替えようとしていたのですが、(それができずに)ずるずるといってしまいました。そして大差で負けてしまったという感じでしたね。

――切り替えられなかった要因は何ですか

最初すぐに点を入れられて、セットでコミュニケーションを取って、何が要因なのかという話をしましたが、いつもやってきたことができていなくて、それが1番ですね。わざわざ言うことでもないのにできていないということがあったので、そこだと思います。

――今回の試合の修正点は、いつもやっていたことをできるようにするということですか

そうですね。次の練習からやっていかなければならないと思います。

――具体的には、どのような点を修正していきたいですか

守りのことですが、(相手のシュートの)1発目はGKが止めてくれるので、2発目は絶対に打たせない。これを念頭に置いてやって来ましたが、それをきょうはやられてしまって、多くの失点を許してしまいました。なので、もう1回練習からやっていかなければと思います。

――これから後半戦に突入しますが、そこに向けての抱負をお願いします

首位で(前半戦を)折り返せますが、常にチャレンジャーという気持ちを持たないといけないと思いました。明大や東洋大にも勝てましたが、早大の実力はまだまだだとロッカールームでも再認識したので、チャレンジャーという気持ちを忘れずに、やっていきたいと思います。

DF石川貴大副将(スポ3=埼玉栄)

――きょうはどのような意気込みで臨みましたか

リーグ戦前半の最終戦ということで、他のチームがどのような結果なのかも分かっていましたが、勝ってリーグ戦首位として他大学に差をつけるということを意識して臨みました。

――試合を振り返って

第1Pに3失点を喫してしまいましたが、結果的にその時点で中大に流れを持っていかれてしまったなと。それはゴール前のバトルでのDFの甘さだったりというのが露骨に出てしまったのだと思います。

――DF陣の隙を付かれて失点するシーンが目立ちましたが、どこが悪かったと思いますか

きょうは東伏見と違って、新しいルールに則った広いリンクサイズだったのですが、守る時間が多くなればリバウンドなども多くなるのでDFはそこをしっかり守っていこうというミーティングをしたのですが、結果的にそこができなかったというのが失点の原因のほとんどを占めていたと思います。

――DF陣の入れ替わりが不規則だったように見えました

第3Pの頭に、負けていたので何かを変えなくては勝てないと思ったので、思い切ってDFを5人回しにしたのですがそれもうまく機能せずに終わってしまいました。

――コンディションの面では問題はありませんでしたか

前半戦の最初の方と違って週に1回のペースでの試合なので、しっかり練習はできましたし、コンディションには特に問題なかったと思います。

――攻撃面では前線であまりパスがつながっていなかったように見えました

まずブレイクアウトができてないというのと、中大の速いプレッシャーに引っかかっていた、FWが高めに上がり過ぎていてパスが通らなかったというところでいい展開ができなかったのだと思います。あとは広いアタッキングゾーンをうまく使えなかったというのも得点になかなかつながらなかった要因だと思います。

――ピリオド間にはどのような話をしましたか

第1Pは3失点してしまったので、ここから切り替えて点を取りにいくしかないと。守りもおろそかにすることなく、しっかり切り替えて1点ずつ返していこうという指示が出ました。中大には良いスキルを持ったFWが多くいるので、失点しないところからということだったのですが、立て続けに失点してしまったり追加点を許してしまったので、きょうの負けはDFのせいなのかなと思います。

――前半戦は首位で折り返しとなりました

結果的には首位で折り返しているのですが、前半戦の最後でこういう厳しい結果を突き付けられてしまいました。もっとレベルアップしていかないと、あと7試合ありますが、厳しい試合を落としてしまったり競り負けてしまうと思います。首位だからという余裕を持った心を捨てて、1日1日自分たちはどんなプレーをすればいいのか、何をすればいいのかというのを見つめて練習していくことが大切なのかなと思います。

――これから首位を守っていくためにはどのような部分を鍛えていきたいですか

DFとGKで失点をせず、ロースコアで競り勝つというのがワセダのホッケーになってくると思うので、まずは失点をしない。あとはFWが点数を取れるところで取って、DFもそれができるようなパスを供給していくことが大切になっていくと思います。日頃の練習からきょうのようにゴール前でリバウンドをたたかれることないようにバトルして、ロースコアの試合に持ち込めるようにしていきたいと思います。

DF堰合芳貴(社2=青森・八戸工大一)

――きょうの試合を振り返って

きょうは試合が始まって7分以内に3失点してしまい、流れを持っていかれて、第2Pにズルズルと引きずってしまいました。点数が入って流れが変わるかなと思いましたが、そこでも流れをこちらに戻せなかったところがきょうの敗因だと思います。

――中大の戦い方について

中大は前からシステムを取り入れた戦い方をしているのですが、ちゃんとチームで目的を持ったプレーをしてくるので、ディフェンスをやっていて守りづらい部分もありましたし、攻めづらい部分もあって、手ごわいチームでした。

――それに対してのチームのディフェンス面を振り返って

ゴール前の強さというのが今後の勝因になってくると思います。きょうはゴール前で何度もリバウンドをうたれ、それが失点につながってしまったシーンもあったので、ゴール前の強さをもっと強くしないと今後勝てないということを実感しました。

――ご自身のプレーを振り返って

きょうはスピードやフィジカルはそこそこ対応できたと思いますが、メンタル面が全然準備できていなくて、足りていませんでした。これからのセカンドシリーズに向けて調整して、次は中大に勝てるように頑張りたいと思います。

――リーグ前半戦を1位で折り返しましたが、後半戦はどう戦っていきたいですか

前半戦のプレーで良いところも悪いところもあったので、良いところは伸ばし、悪いところは改善していけるように、練習から真剣にやり、2次リーグ1位で終われるように頑張りたいです。

FW寺井敏博(国教2=米国・チョートローズマリーホール高)

――きょうの試合を振り返って

第1Pでたくさん点を入れられて、ディフェンスゾーンのゴール前の意識が甘かったと思います。もう少しそういうところをちゃんとして、切り替えながらできれば良かったと思います。

――中大の印象は

中大はシステムでくるので、守りも堅いしGKも良いし、すごく良いチームなので、ワセダはもっと当たっていったりもっと泥くさいプレーをしたりしていかないとダメだと思いました。

――ご自身のゴールについて

金子立樹(スポ2=北海道・駒大苫小牧)がうまく後ろに引いてくれたので、思い切りスラップショットを打って、入ってくれたので良かったと思います。

――きょうの試合のポイントは

やっぱり出だしが良くなかったです。中大は第1Pで一番得点しているので、気をつけようと言っていたのにああいう結果になってしまったので、もっとプレーを考えてゴール前をしっかりやったりカバーに入ったり、ディフェンスゾーンからしっかりやらないといけないと思いました。

――1次リーグを振り返って

全体的にはワセダらしいホッケーができてまとまりがあって良かったと思うのですが、1次リーグを締める中大戦で負けてしまったのはやっぱり良くないと思いますし、先週東洋大に勝ってワセダが首位に立ったということから試合に臨む気持ちが甘くなってしまったかなと思います。一試合一試合大切なので、もっと気持ちをつくって試合に向かっていきたいと思います。

DF松本逸輝(商2=滋賀・光泉)

――中大の印象をお願いします

層が厚いので、どのセットに当たっても速く、力強くぶつかってきました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

ゴール前で強く出れなかったことは悪かったですが、1対1でアグレッシブにプレーできたのは良かったと思います。

――自身初となるゴールが決まりました

先輩方からはいつも「思い切りプレーしてこい」と言われていたので、リラックスしてプレーできました。そのような環境をつくっていただいた先輩方には感謝したいです。試合自体には負けてしまいましたし、点も多く取られてしまいましたが、これをきっかけに、今後も思い切ったプレーを心掛けていきたいです。

――今後の目標をお願いします

まだ3セット目で、信頼を勝ち得ていないので、これからプレーをしていく中で、先輩方、同期、後輩から信頼を得たいです。