バスケットボール部

2014.10.13

第64回関東大学女子リーグ戦 10月12日 東京・拓大八王子キャンパス

メンバー全員で勝ち取った優勝

 8月30日から1ヶ月半にわたり続いた関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)も、ついに最終日を迎えた。最終戦は競った展開となるも再び拓大を下し、有終の美を飾った。既にきのうの勝利で今大会の優勝を決定づけた早大。リーグ戦のタイトルを勝ち取るのは、創部50年以上の歴史の中で初めての快挙だ。さらにはチームで3つの個人賞を獲得し、これ以上ない好成績を早大女子バスケットボール部の歴史に刻んだ。

 きのう同様のスクリーンプレーにポジション移動が遅れ、序盤はディフェンスを崩される。しかし第1Q4分にG神﨑由香主将(スポ4=福岡・中村学園女)が相手の動きを読み、2連続スティールでチームを鼓舞。続くオフェンスでは、インサイドでC桂葵(スポ4=愛知・桜花学園)を中心に、アウトサイドからはG中村和泉(社2=山口・慶進)、G田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)のスリーポイントシュートで得点を稼ぎ、ガードを3人揃えた完璧なゾーンアタックを見せた。後半リバウンドが取れず追い上げられ、5点差まで詰め寄られるも、F根岸夢(スポ3=東京成徳大)の1対1などでリードを死守。最後は桂のミドルシュートが試合終了のブザーと同時にリングに吸い込まれ、86−71で堂々の勝利。最終戦を13つめの白星で終えた。

ベンチの外からの声援も大きな力となった

 優秀監督賞に萩原美樹子ヘッドコーチ(平17二文卒=福島・橘)、最優秀選手賞に桂、優秀選手賞に神﨑が選出された。優秀監督賞があるのは通年でこの大会のみ。早大女子バスケットボール部を強豪チームへと急成長させた萩原ヘッドコーチに監督賞を贈ることも、選手たちの目標の一つだった。念願のリーグ戦優勝で恩返しを果たし、歓声とともに萩原ヘッドコーチを胴上げ。続いて神﨑、桂と3度の胴上げを終え、ようやく優勝の実感を得た選手たちは涙を流してたたえ合った。

胴上げされる萩原ヘッドコーチ

 「誰が欠けてもこの結果はなかった」(桂)。このリーグ戦を通して早大は強くなった。幾度となく見せた接戦を粘り勝ちする強さ、専大戦や白鷗大戦での追い込まれてからの逆転劇。リーグ戦を終え、今季は残すところ全日本大学女子選手権大会(インカレ)のみ。「ここで満足しないでいきたい」と神﨑が表情を引き締めるように、よりハイレベルな戦いになることは必須だ。3年前に優勝して以来、奪還を掲げつつ惜しくも王座からは退いている。いままで築き上げたチーム全員で最高の栄光を手にするために、秋の王者がさらなる戦いに挑む。

(記事、写真 宮西祐香子)

★『信頼』で結びついた4年生コンビ

 個人賞を獲得した神﨑、桂のコンビプレーが今大会チームを盛り上げた。桂がポストプレーでシュートに行くかと思えば、ノールックで背後の神﨑にパス。神﨑は絶妙のタイミングで桂にアシストを供給する。2年生の途中で大けがにより戦線離脱していた神﨑がことしコートに復帰したのを「私ほど心待ちにしていた選手はいない」と桂。最終学年として最後のインカレに懸ける思いは熱い。2人の息の合ったプレーに今後も注目だ。

チームをけん引した4年生


第64回関東大学女子リーグ戦10月12日(vs拓大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

26 20 18 22 86
拓大 21 21 14 15 71
◇早大スターティングメンバー◇
G#14 神﨑由香(スポ4=福岡・中村学園女)
PG#15 本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)
F#11 根岸夢(スポ3=東京成徳大)
F#18 関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)
C#25 桂葵(社4=愛知・桜花学園)
個人表彰

優秀監督賞:萩原美樹子ヘッドコーチ

最優秀選手賞:桂葵

優秀選手賞:神﨑由香

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コメント

G神﨑由香主将(スポ4=福岡・中村学園女)

――優勝おめでとうございます。終わってみていかがですか

実感がなかったんですけど、オーさん(萩原美樹子ヘッドコーチ、平17二文卒=福島・橘)を胴上げしたり、自分が胴上げされたりして、やっと、優勝したんだ、って思いました。

――ご自身が主将を務める代で今大会初優勝という結果でしたが

本当に後輩たちもみんながチームづくりに関わってくれているし、すごく支えてくれているので、きょうこういう結果が出たと思うし、試合に出ている子だけではなくてベンチメンバーも応援席にいる子もみんながチームのために一人一人の役割を達成できたことが、この優勝につながったのかなと思います。

――リーグ戦を終えてみて、早大はどんなチームになったと思いますか

競った試合でも最後まで諦めずに粘りが出るチームになったなとすごく思いますね。

――試合中に他の選手へ細かく声かけをする場面がよく見られましたが、特に意識していたことなのでしょうか

そうですね。どんなときでもやっぱり自分がリーダーシップをとってみんなに声をかけることを意識しなくてはいけないし、崩れそうなときも、ここで一本踏ん張ろうろいう声かけを、ずっとコンスタントにできるようにしています。

――今大会、桂選手とのコンビプレーが目立っていました

そうですね、彼女自身も大黒柱としてすごく頑張ってくれているので、頑張ってくれているというか、すごく頼りになるので。信頼しています。

――このリーグ戦でチームとして、個人として成長できた点はどんなところでしょうか

チームとしては、やっぱりちょっと競っても最後まで粘り勝ちできるようになったということと、あとは最後まで諦めないだとか、地道なところをすごく頑張れるようになったかなと思っています。個人としては、チームをまとめることの大切さをまた感じることができたし、周りへの声かけとかもそうですけど、自分のプレーでも、自信を持ってプレーすることができるようになったということが、成長というか。課題もたくさんあるんですけど、できるようになってきたかなと思います。

――さらには優秀選手賞に選ばれました

いやもう、本当にそれもチームのおかげだなとしか思っていないです。みんながここまで支えてくれたから、こういう賞がもらえたんだなと。みんなに感謝しています。

――最後に、インカレに向けて意気込みをお願いします

リーグ戦は優勝したので、ここで満足しないでいきたいです。オーさんも仰っていたんですけど、最近では、リーグ戦を優勝したチームがインカレも優勝するというのが少なくなってきているので。私たちがそれを実現させることと、最初から目標にしていた全国優勝をして終わりたいと思います。

C桂葵(スポ4=愛知・桜花学園)

――優勝おめでとうございます。決まったときはどんな気持ちでしたか

実感湧かなかったです。嬉しいです。

――最優秀選手賞に選ばれましたが、いかがですか

賞をもらった人っていつも、みなさんのおかげです、とか言うじゃないですか。でも何か、この賞をもらったとき本当にそう思っていて。あれ30等分してみんなにあげたいです、本当に。みんなへの感謝の気持ちでいっぱいです。

――改めてリーグ戦の2ヶ月間を振り返ってみていかがですか

あっという間だったし、結果よりもその経過にすごく充実感を感じています。一試合一試合本当に厳しい試合が続いていて、負けてもおかしくない試合もたくさんあったし。そういうのをみんなで乗り越えてきたっていう、そこに、このリーグ戦の達成感というか醍醐味というか、そういうものを感じています。結果として優勝したという感じです。

――ご自身が最終学年のときにリーグ戦初優勝という結果になりましたが

感慨深いですね。でも、先輩たちのおかげというか、いままでは上位まで来てもなかなか勝てなかったんですけど、礎を先輩たちが築いてくださったというか。ことし優勝したんですけど、いままでの4年間があってのことしの優勝だなと思います。後輩たちにもすごく感謝していて。ついてきてくれるというか、それ以上に支えてくれるというか、すごく頼もしいですね。本当にそういうチーム力に尽きます。

――チーム力と仰いましたが、早大はどんなチームになったと思いますか

…戦友ですかね。みんなで戦っています。支え合って足りない部分を補い合いながら。誰が欠けてもこういう結果はなかったと思うし、ことしのチームは特に、そういうのをちゃんとみんなが理解してくれている気がして。勝ったときとかにみんなで泣いて喜べるというのが、私には嬉しくて。みんなが当事者というか、そういうチームになりつつあるので、それが本当に嬉しくて。プレータイムとか試合に出る出ないとか関わらず、本当に一人一人がチームにとって必要な存在だということを4年生としてももっともっと伝えていきたいです。そういうのをみんなが理解してそれぞれの役割を全うできるというチームに、もっともっとなっていけると思うので、4年生の私がしっかりして、ちゃんとチームを引っ張っていけるように、もう一回頑張っていきたいです。

――今大会、神崎選手とのコンビプレーで魅せていました

信頼関係ですね。本当に、信頼です。彼女がコートに戻ってきてくれたのを私ほど心待ちにしていた選手はいないんじゃないかっていう、それくらい、神崎選手への信頼は自負しています。キャプテンとしてすごくリーダーシップがあってすごく熱い人なんですけど、このリーグ戦中ちょっと彼女に負担をかけ過ぎた部分もあって。もうちょっと私が、少なくとも彼女と同じくらいは、彼女の支えになれるようにもっともっと成長していかなきゃいけないなというのを、このリーグ戦を通して思いました。すごく頑張ってくれているので、支えてあげたいです。

――このリーグ戦を通して個人的に成長できた点はどんなところですか

このリーグ戦ではダメな試合でチームに迷惑をかけることがたくさんあって。でも、私は今まで本番に弱い選手で、ここ一番という大事なときに力を発揮できない、というので有名だったんですけど、それを克服しつつあるかな。しつつあるかな、と。自分としてはそこを少しだけ、少しだけ評価したいです。

――ご自分に厳しい評価なのでは

そんなことないです。私は自分に甘いで有名なんです。でもこればかりは本当にみんなに助けられたというか。自分だけではここまで来られなかったなというのはすごく感じていますし、チームのみんなには2ヶ月間を通して迷惑をかけたので、インカレでは揺るぎない大黒柱として、もっと安定したプレーを見せたいなと思います。

――最後に、インカレのチームとしての目標を教えてください

一戦必勝です。あとは、全国優勝です。でも一つ一つみんなで戦っていきたいと思います。