水泳部

2014.10.11

第90回日本選手権 10月11日 東京辰巳国際水泳場

格上の全日体大に準決勝で敗れる

TEAM 1P 2P 3P 4P
全日体大 24
早大
▽得点者
戸張5、深田3、瀧川

 今大会で90回目を迎える日本選手権の2日目。早大は優勝候補の全日体大との準決勝に臨んだ。相手チームには日本代表の選手が含まれていることもあり、苦戦が予想されていた本試合。前半から得点を許す場面が続く。戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が5得点を挙げるなど反撃も見られたが、序盤からの失点が重くのしかかり9-24と大差をつけられ敗れた。

5得点と意地を見せた戸張主将

 第1ピリオド、立て続けに4得点を奪われ序盤から苦しい展開を強いられる。攻めに転じたい早大は、深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)がゴール前でのポストプレーを制し1点を返した。続いて、相手の退水(※)から戸張のゴール右隅に突き刺さるシュートで2-4と盛り返す。一方、試合巧者の全日体大はカウンターから効果的に得点を重ねていった。両者の得点差は縮まることなく、2-6で第1ピリオドを終えた。

 実力者が集う強豪に対して、自分たちの力がどこまで通用するかを試す場でもあった全日体大戦。第2ピリオドから、池水勇太(スポ1=鹿児島南)と深川幹徳(スポ2=福岡工)のポジションを変えた布陣で臨み、点数を一点ずつ積み重ねて相手に迫っていく。続く第3ピリオド、瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)と深川のパスから戸張のシュートで取った6点目は、連携されたパスワークで奪った得点だった。しかし、「(相手の)基礎的な能力が高かった」(武田望、スポ4=富山北部)と言うように攻守両面でレベルの高さを見せられる。やはり、全日体大のカベは高かったのか。試合後半になっても相手の攻撃の手を止めることは難しく、実力の差が見えたスコアとなってしまった。

深川は普段とは異なるポジションにも入った

 試合後、選手たちは「(健志台クラブも)基本的に同じ戦法でやってくると思う」(武田)、「良い雰囲気でゲームができたので、そこはあしたにつながると思う」(戸張)と振り返った。準決勝で敗れたものの、次の3位決定戦、そしてらいねんへつながる大きな収穫を得た一戦となっただろう。あす、選手が口をそろえて目標にしている「3位」に向かって、1年の集大成となる試合に挑む。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 井口裕太、写真 谷田部友香、寺脇知佳)

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コメント

戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――きょうの試合を振り返って

やはり相手は強かったな、と思います。個人的な能力にしても、チーム力にしても、格段の差がありました。

――きのうは主将として、チームにどのような話をされましたか

本当に相手チームは有名な選手ばかりなので、胸を借りるつもりでした。こういった機会も貴重なので、挑戦者の気持ちで全部を出し切ろうと話しました。

――チームの集大成として戦いたいとおっしゃっていましたが、チームの動きはいかがでしたか

みんな積極的に攻めたりとか、声を出して守ろうとしたりという部分はすごく良かったですし、ポジティブな気持ちでやれていました。点を取られても次へ次へと気持ちを切り替えていけて、良い雰囲気でゲームができたので、そこはあしたにつながると思います。

――普段は右サイドの深川選手(幹徳、スポ2=福岡工)が左サイドに回るなど、途中のポジションの入れ替えにはどのような意図があったのでしょうか

それについては、らいねんを見据えてという意味もあります。僕がやはり左から攻めるタイプなので、その代わりとして、深川が攻めの起点として動くということで。チャレンジとして、ポジションを変えてやっていこうということでした。

――戸張選手自身もいつも以上に積極的に点を狙っている印象がありましたが、どのような思いがありましたか

僕自身、今季で最後なので、全日体大という憧れのスター選手相手に自分のやれるプレー、得意なプレーを全部出し切ろうと思っていました。負けはしましたが、このように点につながったということは、自分がやってきたことが実ったのかなと思って、嬉しかったです。

――あすが学生最後の試合となりますが、意気込みをお願いします

3位を絶対取るっていうのが一番の目標でこの大会に臨んでいるので、必ず勝てるようにチーム一丸となって戦おうと思います。

――具体的にはどのような戦いをしたいですか

インカレ(日本学生選手権)で日体大に負けていて、それと遜色のないメンバーのチームと戦うということで、雪辱戦となります。あとは、インカレでは点を取られすぎたという反省があるので、後手に回るのは良くないのですが、しっかり守ることを重視しながら得点も重ねたいです。

――卒業後は競技を続けるのでしょうか

いまのようにしっかりやる集団ではなくて、趣味程度になってしまいますが、水球には関わっていこうかなと思います。

――学生最後、そしてご自身のキャリアとしても一区切りとなる試合で、どんなプレーを見せたいですか

早大のエースとして、みんなが認めるようなプレーをしたいです。たくさん点を取っていこうと思います。

武田望(スポ4=富山北部)

――きょうの試合を振り返ってみて

日本代表の選手がたくさんいるチームに対してどのくらいやれるのかというのがありましたが、もう少しできてもよかったのではないかと思います。

――今大会をどのような意気込みで臨んでいますか

昨年よりは上を目指しています。昨年は1回戦負けだったので、3位以上でメダルを獲ろうということで臨んでいます。

――相手チームとの差はどのようなところでしたか

一番大きなところは基礎的な能力が高いように思えました。稲泳会は足の使い方がまだまだ未熟だと思いました。そこの差だと思います。

――パスをつなぐことが難しかったように見えました

新ルールになってからファールが鳴りにくくなって、それへの対策がきちんとできていなかったので、パスがうまく回せなかったと思います。

――あしたの試合でポイントになる点は

きょう戦った全日体大の2軍になるので、基本的に同じ戦法でやってくると思います。きょうと同じようなミスをしていては負けてしまうと思います。

――集大成となるあしたの3位決定戦に向けての意気込みをお願いします

最後の試合になるので、絶対に勝ちたいです。

高島丈司(社2=東京・明大中野)

――今大会にはどのような気持ちで臨まれていますか

最後なので。勝つのも大事ですが、このメンバーでやるのも最後なので、楽しみつつできたらいいなと思っています。

――きょうの試合を振り返って

きょうの試合は相手が強すぎて、あんまり勝負にならなかったですね…。どうしようもないかなと思う部分もあります。

――どの部分に差を感じましたか

そうですね、全部ですね。(笑)

――自身の動きはどうでしたか

あんまり良くなかったですね。もっと止められるシュートもあったので。

――あすは3位を懸けての対戦となります

健志台はあんまりセットでは攻められないチームで、逆にこっちがどれだけミスを減らすかで試合の内容も変わってくると思うので、ミスのないように後ろからもできるだけ声を出して、決める人たちのサポートができたらなと思います。

深川幹徳(スポ2=福岡工)

――相手は優勝候補の全日体大。どのように挑もうと話していたのですか

次の健志台クラブとの試合につながるように、またらいねんにつながるようにと。現実的に考えて、実力的にそうそう勝てる相手ではなかったので、何かを得ようというかんじでみんな挑みました。

――序盤からカウンターをくらう場面が目立ちました。想定通りのことだったのでしょうか、それとももっと抑えられたと感じるところなのでしょうか

もうちょっとカウンターを守りたかったんですけど…。セットオフェンスでやられるのは仕方ないんですけど、カウンターでやられては勝てないと思っていて、みんなでそう話していたので。カウンターに関してはもうちょっと守れるようにできたらと思います。

――第2ピリオドから池水勇太選手(スポ1=鹿児島南)とポジションチェンジして左サイドに入りました。今季あまり見られなかった布陣でしたが、用意してきたオプションだったのでしょうか

もともと僕は左をやっていて、右をやっていても得られることはもうあまりないなと思ったので。池水にも、らいねん以降のために右をやらせたかったので。

――では、相手に対応してということではなく、強豪相手にどこまでやれるか試していたのでしょうか

そうですね。

――あしたの3位決定戦に向けて、意気込みをお願いします

ただ、負けないように気合いを入れてやりたいと思います。そんなに強い相手ではないので。日体大の二軍ということなので。最後に勝って、4年生に花を添えられるようにやりたいですね。