水泳部

2014.10.11

第90回日本選手権 10月10日 東京辰巳国際水泳場

一致団結の大量得点で初戦を好発進!

TEAM 1P 2P 3P 4P
桜泳会
早大 22
▽得点者
戸張5、深川5、瀧川4、池水2、吉成、小川、木村、武田、深田、桜井

 木々が薄らと色づき始めたきょうこの頃、東京国際辰巳国際水泳場では第90回日本選手権が開幕した。初戦の目標に「全員得点」(戸張真寿主将、スポ4=埼玉・秀明英光)を掲げ、全員が試合に出場したワセダだったが惜しくもかなわず。しかし、4年生全員の得点やチーム内の見事な連携プレーを随所で披露し桜泳会を圧倒。その実力を見せつけ、開幕戦を白星で飾った。

 結果的には圧勝したものの、立ち上がりは決して良くはなかった。「自分たちで苦しい展開に持って行ってしまった」と瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)が語るように第1ピリオドでは攻撃陣がうまくかみ合わず、チャンスを要所でつくるものの点に結びつかない。しかし、武田望(スポ4=富山北部)が相手のパスをカットし瀧川から戸張へとつながる華麗なパスワークで点を獲得するなど、徐々に固さが取れていった。

攻守の起点となった瀧川

 続く第2ピリオドでは、開始早々に戸張が相手のマークを物ともしない力強いゴールで第1ピリオドの雰囲気を完全に払拭。流れを一気にワセダに引き寄せた。その後は深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)が相手のペナルティファールを誘発し戸張がペナルティーシュート、その後深川幹徳(スポ2=福岡工)が2得点目を決めるなど一挙に7点を獲得。11-2と桜泳会を突き放す。

 メンバーを大幅に変更した第3ピリオド、第4ピリオドでもワセダの得点ラッシュが続いた。第3ピリオド開始直後に武田が相手選手2人を引きつけ、ルーキー池水勇太(スポ1=鹿児島南)にボールを回す。受け取った池水はゴールネットに叩き込み、点を決めた。さらに、第4ピリオドでは吉成弘紀(法3=東京・早大学院)や木村洋平(スポ4=兵庫・御影)が次々と加点していき、完全にワセダ主導の試合へ。また、GK高島丈司(社2=東京・明大中野)の好守も光る。飛んでくる球を危なげなくブロックし、チームの勝利に貢献した。

第4ピリオド後半、豪快なシュートを放った武田

 勝利するも「ディフェンスがちぐはぐになる部分がある」(戸張)、「プレスや下がるときに曖昧なときがある」(瀧川)など選手が口をそろえて課題点と指摘したのは、ディフェンス。あすは優勝候補と称される全日体大との一戦だ。「チーム一丸となって全力で戦う」と誓う木村を始め、ワセダのあすへの試合に向けて並々ならの士気が感じられる。きょうの課題点を改善し強豪を打ち破れるか、ワセダの真価がいま問われる。

(記事 種村春歩、写真 角田望、伊藤なつ実)

コメント

戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――日本選手権初日でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

初戦なので固さもあると思うので、あまり考え過ぎないで思い切ってやることだけでした。

――22−7と快勝でしたが、振り返っていかがですか

初戦なので全員得点するという目標があったのですが、ちょっと一人決められなかったですが4年生は全員決められたので、それに対しては良かったと思います。ただ、サブが入った時にディフェンスがちぐはぐになってしまう部分があったので、そこはきょうまた話して改善しなければならないかなと思います。

――チーム全体の働きはいかがでしたか

良かったと思います。立ち上がりがミスでかみ合わない部分があったので、初戦だから大目に見るではないですけど、あしたはやらないようにして。それ以外は良かったと思います。

――第2ピリオド以降動きが良くなったのは、どういった点を改善したからですか

別に何かをしたわけではなくて、固さが取れただけだと思いますね。いつも通りになったのが2ピリオド目なのかなと思います。

――ご自身の働きはいかがでしたか

悪くはなかったかなと思いますが、ちょっときょうは体が重いなと思ったので、あしたはもうちょっとアップして臨もうかなと思います。

――あした以降強豪との対戦となりますが、どのような作戦で臨みますか

あしたは日本代表のようなチームなので、胸を借りるつもりで、1年の集大成として全力を尽くせればいいと思いますし、あわよくば勝ちを取りたいなと思います。

――あす以降に向けての意気込みをお願いします

エースとして点を取って勝てるように頑張ります。

木村洋平(スポ4=京都・御影)

――大学最後の大会です。どのような思いで臨まれていますか

高校から水球を始めて、インカレ(日本学生選手権)も終わっちゃって最後の試合です。これで僕の水球人生最後の試合ということで、このメンバーとやれる残り数少ない試合なので、もう最後はどうなってもいいかなという思いでやってますね。

――チームの雰囲気はいかがでしょうか

インカレで勝てなかったのがすごく悔いとして残ってるんですけど、最後ということで相手どうこうではなくて、チーム全員で力を出しきろうとこの1カ月間やってきたので、すごく良い状態ではあると思います。

――ゴール前に泳ぎこんで得点するシーンもありました。あの場面を振り返っていかがでしょうか

僕が点を決めるときは周りがアシストしてくれるかたちばっかりなので、もう、ありがとうございます、としか言えないかんじですね。

――あと少しで全員得点でした。試合の中で、狙おうという話があったのでしょうか

試合前から、全員得点を目標としてこの試合に臨んでいて、普段試合に出ないサブの人間が途中から出始めて、全員得点しにいこうということでやっていました。僕が点を決めたときも岩井くん(雄太郎、文構2=東京・城北)からパスをもらったんですけど、岩井くんもシュートを打てる状況で相手を引き付けて僕にパスをくれたので、あいつだけ決められなかったのも申し訳ないかんじもあるんですけど、まあらいねん以降に期待ですね。

――あしたは昨年優勝の全日体大と当たることが予想されます。意気込みをお願いします

今シーズン最後、このチームでやれるのも最後なので、全力を出しきるだけでやれることはやって、結果がどうであれ、チーム一丸となって全力で戦いたいと思っています。

吉成弘紀(法3=東京・早大学院)

――今大会にはどのような気持ちで臨まれていますか

もちろん優勝を狙いたいのですが、現実的には3決に進んで健志台クラブに勝つということが目標でした。それにインカレ(日本学生選手権)のときのように突然出るという場面もあるので、それに備えて準備をしていました。

――きょうの試合を振り返って

ディフェンスができませんでした。もっと強い相手になってくると失点につながってしまうのでそこが良くなかったです。

――全員出場は決めていたのでしょうか

はい。全員が得点を決めようと話していて、達成できなかったのでまだまだですね。

――全日体大とはどのように戦いたいですか

相手は優勝候補なので、変な試合をしないで次につなげられる試合をするということをやっていきたいです。

――最後に今大会への意気込みをお願いします

最後は勝って終われるように頑張ります。

瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)

――今大会を臨むにあたっての抱負は

3位ですね。

――きょうの試合を振り返って

きょうは全員で点を入れようというのが目標だったのですが、惜しくもできませんでしたね。でも、それに近い内容で試合ができたので、よかったと思います。

――インカレ終了後から今大会に臨むまで、何か特別な練習をしましたか

個人面では、フィジカル面の強化をしました。チーム全体では今まで通りと変わらず同じ練習を続けていました。

――きょうの試合で課題点は見つかりましたか

チームのディフェンスですね。プレスをかけるところや下がるところが少し曖昧なところがあったのでそれを修正して、あしたの試合に臨みたいと思います。

――きょうの良かった点は

初戦なのでみんなで思いきってやろう、ということだったのですが、それが実践できたことです。

――第1ピリオドの時に攻撃面がうまく噛み合ってなかったように見受けられました

チャンスは自分たちでいくつもつくることができたのですが、シュートミスなど自分たちで苦しい展開に持っていってしまったところがありますね。

――次の2ピリオドでは攻撃面が改善されたように見えました

そうですね、1クォーターと2クォーターの間に修正してやっていこうと話し合ったので、それがうまくできました。

――あしたへの意気込みをお願いします

あしたは優勝候補の全日体なので、胸を借りるつもりでおもいっきりプレーをしたいと思います。

山田留唯(スポ2=岐阜・大垣東)

――今シーズン最後の大会ですが、どのようなお気持ちで臨まれましたか

日本選手権ということで4年生4人の方と一緒に水球ができるのもこの大会が最後なので、全員で戦って全員で勝つということを意識して戦いました。

――試合を振り返っていかがですか

オフェンスの面ではみんなが点を取ることが目標だったのですが、岩井くん(岩井雄太郎、文構2=東京・城北)だけ取れなくてそこだけが残念かなと思います。でも4年生の方が全員得点してくれたので良かったです。

――ではディフェンスの面はいかがでしたか

ディフェンス面もみんな意識して、ディフェンスしてから攻めに行くという切り替えができていたので良かったと思います。

――個人的なプレーの評価をお願いします

集中して試合に臨めたと思います。

――途中出場時に自分自身で特に意識したり、何か指示を受けたりはしましたか

特にはなかったのですが、しっかりディフェンスをして守ってから攻めに行くという切り替えの時に、僕がパスをすることが役割なのでパスのミスをしないように心掛けていました。

――きょうの試合から何か課題は見つかりましたか

相手のペースに合わせて試合をするということがワセダには多いと思うので、相手がだらだらやっている時でもワセダは全力で戦えるようになるといいと思います。

――あしたの試合への意気込みをお願いします

あしたは全日体クラブという強いチームなので全力を尽くして戦いたいと思います。