競走部

2014.10.12

第26回出雲全日本大学選抜駅伝 10月13日 島根・出雲大社前~出雲ドーム

出雲駅伝展望

 昨季の学生三大駅伝では全て4位に終わり、苦杯をなめた早大。前回優勝校の駒大や強豪・東洋大に注目が集まるものの、日本学生対校選手権(全カレ)の5000メートル、1万メートルでは共にダブル入賞を果たすなどチームの調子は上向きだ。厳しい夏の鍛錬を乗り越え、創部100周年という記念すべき年に真価を見せつけることができるのか。いよいよ駅伝シーズンの初陣、出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)を迎える。

取材に応じる渡辺監督

 今大会、前半区間には夏合宿で好調だったメンバーが選出された。ここ数年失速が続いており、早大にとって『鬼門』となっている1区に起用されたのは柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)。昨年度の出雲、全日本大学駅伝対校選手権では共に1区で思うような結果を出せず苦しんだ。しかし早大の課題を払拭(ふっしょく)させるべく、必ずや上位入賞を果たしてくれるはずだ。続く2区を任されたのは現在絶好調の中村信一郎(スポ3=香川・高松工芸)。高校時代に専門だった1500メートルで磨いたスピードを生かし、少しでもリードを広げ他大に差をつけたい。中村信からタスキをつなぐのは山本修平駅伝主将(スポ4=愛知・時習館)だ。村山謙太(駒大)を始めとする強敵が名を連ねる3区で、どれだけ後半区間に貯金を残せるかが勝負のカギとなる。

 後半の4、5区には成長株の光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)と井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)がエントリー。光延は全カレという大舞台にて、ルーキーらしからぬ走りで自己新記録を更新。一方の井戸も一般入試組ながら頭角を現すと、2年目となる今季はAチームで安定した練習を積み重ねてきた。そして最長区間の6区には田口大貴(スポ4=秋田)が選出された。山本駅伝主将と共に 今季チームを引っ張ってきた田口。ラストイヤーの意地で、粘り強い走りが披露できれば、チームの優勝も自身の区間賞も見えてくる。

 渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)は「現時点で組めたベストメンバーをスタートラインに立たせた」と語った通り、Aチームで安定していた選手を中心にオーダーが組まれた。他大も3区までに戦力を集中させており、前半区間の出遅れは許されない。台風19号による影響も心配されるが、嵐を吹き飛ばすような走りでどの大学よりも速くエンジのタスキが出雲ドームに帰って来ることを期待したい。あす13時5分、号砲が鳴り響く。

(記事、写真 八木瑛莉佳)

1区 8.0キロ:柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)

1993(平5)4月23日。171センチ、58キロ。

5000メートル 13分52秒43

1万メートル 28分48秒50

ハーフマラソン 1時間3分04秒

関東学生対校選手権(関カレ)、日本学生対校選手権(全カレ)で入賞を果たすなど、トラックでは文句なしの実績を持つ。残すは駅伝の好走だけ。昨季、失速したこの出雲駅伝1区でリベンジを誓う。

2区 5.8キロ:中村信一郎(スポ3=香川・高松工芸)

1993(平5)4月14日生まれ。173センチ、57キロ。

5000メートル 14分06秒08

1万メートル 29分55秒75

ハーフマラソン 1時間3分07秒

昨季、この出雲駅伝で大学駅伝デビューを果たし飛躍のきっかけをつかんだ。春からしっかり練習を積めており調子が良い。自慢のスピード生かして、チームの勝利に貢献したい。

3区 8.5キロ:山本修平(スポ3=愛知・時習館)

1991(平3)5月24日生まれ。168センチ、49キロ。

5000メートル 13分42秒17

1万メートル 28分14秒49

ハーフマラソン 1時間2分14秒

今季の駅伝主将。長らく箱根前の故障に悩まされたが、夏合宿で復活。全カレでは留学生に食らいつくなど積極的なレースでチームを鼓舞した。4年連続となる3区で集大成の走りを見せる。

4区 6.2キロ:光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)

1995(平7)7月18日生まれ。167センチ、49キロ。

5000メートル13分54秒46

1万メートル 29分37秒39

ハーフマラソン ――

高校時代、2年連続で国体に入賞するなど世代を代表する選手の一人だった大物ルーキー。夏合宿をAチームでしっかりこなし、全カレ5千メートルでは今季の1年生で最速となるタイムで7位に入った。

5区 6.4キロ:井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)

1994(平6)7月10日生まれ。171センチ、59キロ。

5000メートル14分00秒55

1万メートル 29分11秒04

ハーフマラソン 1時間2分33秒

一般入試で早大に入学した選手。昨季の駅伝シーズンから台頭し、春は五千、1万メートル、ハーフマラソンと全ての種目で自己記録を更新した。長い距離での安定感が持ち味。

6区 10.2キロ:田口大貴(スポ4=秋田)

1991年(平3)12月12日生まれ。168センチ、52キロ

5000メートル 13分48秒50

1万メートル 28分56秒70

ハーフマラソン 1時間2分30秒

これまで主にロードで実績を残してきたが、ことしは五千メートル13分台、一万メートル28分台を出し、全カレではトラック種目で入賞。成長を見せた。チームの中心選手としてかかる期待は大きい。

補欠:佐藤淳(スポ2=愛知・明和)

1994年(平6)4月12日生まれ。168センチ、46キロ。

5000メートル 14分16秒38

1万メートル 29分37秒08

ハーフマラソン 1時間4分13秒

補欠:安井雄一(スポ1=千葉・市船橋)

1995(平7)5月19日生まれ。170センチ、56キロ

5000メートル 14分09秒39

1万メートル ――

ハーフマラソン ――