日本拳法部

2014.10.09

第25回東日本大学選手権・第8回東日本大学女子選手権・第7回東日本大学形選手権 10月5日 神奈川・慶大日吉記念館

接戦制し2連覇果たす

 実りの秋の後期が始まって2度目の団体戦。府立(全日本学生選手権)を制するには決して避けては通れない東日本大学選手権が幕を開けた。今大会では男女団体戦とともに、一人形の部及び二人形の部も同時に執り行われ、総勢13人のワセダ拳士が出場。男子団体戦では2回戦、準決勝で他校を圧倒し王者の風格を見せつける。迎えた決勝戦、中将戦までを2勝2敗2分で終え勝敗の行方は大将戦に。石田勝希主将(スポ4=大阪・初芝立命館)が胴蹴りを決め会場内に試合終了のベルが鳴り響くとワセダ勢は歓喜の嵐に包まれた。

 7人制対試合3分間3本勝負法で行われた今大会。前年度の覇者として栄冠に最も近い位置からトーナメントをスタートする。2回戦を6勝1分、準決勝を6勝1敗で快勝すると連覇を懸けて明大と対峙(たいじ)。先鋒、参鋒戦を取られ1勝2敗という相手にリードを許した状態で中堅戦に橋本周平(社1=大阪・清風)が挑む。蹴り技や突きを繰り出すも一本につながらず相手に先制を許したが、残り0.7秒、相手の頭を抑え込み胴蹴り一本。次へとつなげる試合になった。「石田さん(石田主将)につないだら絶対優勝できると思っていました」(田中健博副将、商3=東京・国分寺)。中将戦を田中が組み技で制すと2勝2敗2分で石田に大将戦を託す。チーム全員の思いを受け戦った石田は、開始約40秒相手に胴蹴りを打ち込み先制。そのまま追随を許さず試合終了となり、2連覇を果たした。

主将として勝利を掴(つか)んだ石田

 女子は新井咲里(国教4=埼玉・不動岡)が学連選抜のメンバーとして出場。3人制2分間3本勝負法で行なわれ、新井はチームの3試合全てで大将戦を務めた。対日大の試合では相手に先に得点を許したが、その直後に組み伏し抑え面突き一本。勢いを取り戻し面突きで勝負を決めチームを優勝へと導き、個人でも最優秀選手賞を受賞した。一方、二人形の部では森和将(社2=神奈川・東邦大東邦)・高橋世駿(社2=東京・早稲田)ペアが出場。森・高橋ペアは予選を通過し、決勝戦へと進出。棄権したものの優秀選手賞を受賞した。

 チームが一丸となり、チームとして栄光を掴(つか)みとった。優勝という経験は選手たちの府立への士気の高まりと自信につながる。東日本を制し日々精進する拳士たちの次なる目標は全国制覇。今月26日に控える全日本学生個人選手権は今大会とは異なり個人戦だが、弾みをつけたワセダの全国での舞台に注目だ。

チーム一丸となって戦った今大会

(記事、写真 田中智)

結果

▽一人形の部

高橋智之(政経2=神奈川・浅野) 予選敗退

▽二人形の部

ベスト4 優秀選手賞

予選

森和将(社2=神奈川・東邦大東邦)・高橋世駿(社2=東京・早稲田) 予選通過

決勝

森・高橋世 棄権

▽男子団体戦

優勝

1回戦 シード権のため2回戦進出

2回戦 対慶大 6勝1分

○先鋒 田中健博副将(商3=東京・国分寺)

○次鋒 下島海(創理4=東京・巣鴨)

○参鋒 橋本周平(社1=大阪・清風)

○中堅 小枝信介(社3=埼玉・西武文理)

△参将 三橋啓吾(スポ3=千葉・成田)

○副将 中山拓也(基理4=智弁和歌山)

○大将 石田勝希主将(スポ4=大阪・初芝立命館)

準決勝 対立正大 6勝1敗

●先鋒 田中

○次鋒 下島

○参鋒 橋本

○中堅 小枝

○参将 大栄卓磨(文構2=上智福岡)

○副将 中山

○大将 石田

決勝戦 対明大 3勝2敗2分

●先鋒 小枝

○次鋒 下島

○参鋒 松田道明(基理4=東京・早実)

○中堅 橋本

○参将 中山

○副将 田中

○大将 石田

最優秀選手賞 石田

▽女子

学連選抜 優勝

1回戦 対東洋大

○大将 新井咲里(国教4=埼玉・不動岡)不戦勝

2回戦 対立大

○大将 新井

3回戦 対日大

○大将 新井

最優秀選手賞 新井

コメント

石田勝希主将(スポ4=大阪・初芝立命館)

――優勝を果たしましたが、今のお気持ちは

そうですね、やっぱり明大には勝ちたかったので明大を倒して優勝というのはうれしかったです。

――後期が始まって2度目の団体戦でしたが事前にチームでどのような話をしたというのはありますか

府立(全日本学生選手権)を優勝するためにはまず東日本(東日本大学選手権)を取らないといけないので、そこはしっかりチーム一丸となってやってきました。

――きょねんも優勝という結果を残していましたが

先輩たちが優勝してくれたのでやっぱり自分たちの代でも優勝してらいねんに勢いもつけたいなという気持ちもありました。自分たちの代でも優勝できて良かったです。

――引き分けで迎えた決勝戦の大将戦はどのような思いで臨まれましたか

チームのみんなが回してくれたので、自分のことを信じてここまでやってくれたと思ったので自分はもうやるだけのことはやろうと試合に臨みました。

――ご自身は最優秀選手に選ばれましたが

きょうの大会は自分だけの力ではないので、全員が最優秀選手になってもいいんじゃないかなという思いがあります。

――次の大会に向けてやっておきたいことはありますか

関西の組打ちの強い選手が多いので、そういう選手たちのプレッシャーに負けないように体づくりや組打ちというのを練習していけたらなと思っています。

田中健博副将(商3=東京・国分寺)

──きょうの試合を全体的に振り返ってみていかがでしたか

前年度優勝ということでトーナメント自体は優勝に一番近い位置から始められて良かったです。それからしっかりともう一度優勝できたのは大きいなと思います。

──ご自身にとっては久しぶりの大会になりましたが

一番最近あった大会では早稲田が3位だったのですが、自衛隊もたくさん出場する厳しい大会の中で3位をとっていて非常に良い成績でした。その時に僕はケガで欠場してしまっていてそれで3位になってしまったので、このまま行くと僕がチームにいらなくなってしまうのではないかとひやひやしていました。

──きょうはどのように戦おうとお考えでしたか

そうですね、胴突きと面突きの打ち分けで取っていこうと考えていました。

──決勝戦では残り9秒というところで組み技に持っていかれましたが

組み技だったら自分に分があると分かっていたので最後の最後にやってしっかりと決められて良かったなと思います。

──決勝戦で最後石田主将にはどのような気持ちで大将戦を託しましたか

石田さんにつないだら絶対優勝できると思っていました。

──次の大会(全日本学生個人選手権)も26日に控えていますね

名古屋は個人戦になるのですが、3段以上でないとでられないという規定がありまして初めて出してもらう大会になります。その中で自分の力を試していきたいというのはあります。