バスケットボール部

2014.10.08

第64回関東大学女子リーグ戦 10月5日 神奈川・専修大生田キャンパス

首位攻防戦に逆転勝利!リーグ戦初優勝に王手

 まさに優勝が懸かった大一番。白鷗大との首位攻防第2戦は激戦となった。第1戦では関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)11試合目にして初黒星を喫した早大。初優勝に向けて絶対に落とせない試合となったが、試合は序盤から白鷗大の攻撃に苦しむ。第4クオーター(Q)残り6分の時点で13点ビハインドと大きく点差を離されてしまう。しかし、早大はここから怒涛(どとう)の巻き返しを見せ、残り11秒ついに同点に追い付くと試合はオーバータイムへ。勢いに乗る早大はオーバータイムで17―4と白鷗大を圧倒し、88―75で逆転勝利。首位攻防戦を制し、創部史上初の優勝に王手を懸けた。

 第1Qは両チーム互角の戦いを演じる。G神﨑由香主将(スポ4=福岡・中村学園女)とC桂葵(社4=愛知・桜花学園)のコンビネーションで得点を奪うと、対する白鷗大はインサイドを起点としたバランスのいいオフェンスで対抗。20―24と4点ビハインドで第2Qを迎えると、流れは次第に白鷗大に傾き始める。早大はなかなかフリーのシュートを打つことができずに、悪いリズムでのシュートを余儀なくされてしまう。ディフェンスでも相手センターへのディフェンスが機能せず徐々に点差が開いていく。約4分間無得点が続くなど、29―40と11点を追うかたちで前半を折り返した。

どの時間帯も司令塔としてゲームメイクした本橋

 後半はF根岸夢(スポ3=東京成徳大)とF関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)がミスマッチを生かしたポストアップを起点に得点を挙げるが、なかなか点差は縮まらない。前半で付けられた点差がチームに重くのしかかる。第4Q残り6分、57―70とこの試合最大の13点ビハインドを背負う苦しい展開。しかし、「最後まで全員が諦めなかった」(神﨑)と語るように、ここまで幾度となく逆転勝利を飾ってきた選手たちはここからチーム一丸となって反撃を見せる。関根のスリーポイントシュートを皮切りに追い上げを開始すると、ディフェンスも対応し始め、約6分間無失点と完璧に抑え込む。そして残り16秒、G本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)のシュートで1点差に。さらに直後に相手のボールを桂が起死回生のスティールに成功すると、そこから神﨑がフリースローを獲得。1本を沈め、残り11秒でついに71―71の同点に追い付き、試合はそのままオーバータイムに突入する。

 13点差を追い付いた早大の勢いはオーバータイムでも止まらない。ここまで相手のセンターに押さえ込まれていた桂が連続得点を挙げ、第1Q序盤以来のリードを奪う。すると白鷗大の攻撃をことごとくシャットアウト。わずか3分間で12―4のランを披露し、試合を決定付けた。早大がそのまま逃げ切り、88―75で13点差をひっくり返しての逆転勝利。昨季リーグ戦王者に白星を挙げ、リーグ戦制覇にあと1勝とした。

勝利の瞬間、4年生コンビの笑顔がはじけた

 劇的な勝利で優勝に王手を懸けた。リーグ戦ここまで11勝1敗と圧倒的な力を見せつけ、首位を独走。この試合も昨季王者相手に13点差を逆転するなど、『強さ』がいまのチームにはある。関東大学女子選手権と全日本大学選手権大会(インカレ)は優勝経験があるものの、リーグ戦のタイトルは創部以来一度たりとも手にしたことがない早大。今シーズン、ついに史上初の頂点まであと一歩まで上り詰めた。来週の拓大戦に勝利を挙げれば待ちに待った栄冠を手にする。初のリーグ戦制覇へ――。悲願のタイトル獲得はもうすぐそこだ。

(記事 東哲也、写真 橘高安津子、大口穂奈美)

第64回関東大学女子リーグ戦10月5日(vs白鷗大)
   1Q 2Q 3Q 4Q OT 合計

早大

20 22 20 17 88
白鷗大 24 16 20 11 75
◇早大スターティングメンバー◇
G#14 神﨑由香(スポ4=福岡・中村学園女)
PG#15 本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)
F#11 根岸夢(スポ3=東京成徳大)
F#18 関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)
C#25 桂葵(社4=愛知・桜花学園)
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コメント

萩原美樹子ヘッドコーチ(平17二文卒=福島・橘)

――激戦でした

激戦でしたよ、もう本当にね。結構点差もついて、ダメかなと私は思ったんですけど、選手が本当に諦めなかったですね。もう言うことないです。まあ最初からやれよということはあるんですけど。でも桂のところが本当に一試合を通しでずっと良くなかったんですけど、しっかり我慢して、延長に入ってから爆発してくれたので、良かったですね。

――試合が終わった瞬間、選手にどんな声かけをしましたか

いやもう、よくやった、としか言えないですよね。まだゲームは残っているんですけど、やっぱりちょっときょうは一つ勝っておきたかったので。本当によく頑張ってくれたかと思います。

――第2Qに失速してしまいましたがその原因はなんだったのでしょうか

やっぱりディフェンスですよね。オフェンスは結構点数取れていたんですけど、ディフェンスで崩れてしまったかなと。やっぱり向こうのシューターの8番のところと、センターの13番のところでは気をつけて守りなさいと言ってはいたんですけど、ちょっとそこがアジャストし切れなかったので。そこが一番大きかったかなと思います。

――きょうは普段とは異なりメンバーチェンジがほとんどない試合でした

そうですね、基本はいつも替えるんですけどきのうちょっと替え過ぎちゃったかなという部分があって。できればなるべく多くの人数を使いたいというのはあるんですけど、きょうはどうしても勝ちたいので、スタートのメンバーの運動量が落ちてきたら替えようという感じでやっていました。

――劣勢の中逆転できた一番の原因というのは

選手が諦めないで戦い抜いたというところと、あとは後半にようやく桂がディフェンスをやり始めたんですね。13番のところをどうしてもなかなか守り切れなかったんですけど、こちらの指示通りにようやくなり始めたので、あそこの失点が止まり始めたというのはやはり大きいですね。

――来週の拓大戦に向けて意気込みをお願いします

まだ来週2つしっかりと勝たないといけないので、また戦い抜けて頑張りたいと思います。

G神﨑由香主将(スポ4=福岡・中村学園女)

――いまの率直な気持ちは

ただただ嬉しいです。

――きょうの試合振り返っていかがですか

本当に苦しい場面でチームが一つになって、ベンチもコートも一体になっていて、最後まで全員が諦めなかったところが勝利のカギだったかなと思います。

――相手センターへのディフェンスがカギになったと思いますが

きのうの時点でもうちょっと修正できていたらよかったんですけど、きのうはやられてしまったのできょうは寄り過ぎていってしまったりという部分はあったんですけど、きのうの改善点がきょうに生かされていたかなと思います。寄り過ぎちゃったり、寄るのが遅かったりという部分が改善されたのかなと思います。

――神﨑選手自身は前半から積極的にドライブする場面が多かったと思いますが

きのう負けたのは4年生の力不足だと思ったので、きょうは逃げないで自分が勝たせるんだという気持ちで攻めにいきました。

――後半追いつけた要因は

やっぱり一つ一つ我慢するところで我慢できていていたのかなと思っていて、ディフェンスでもリバウンドでも全員で意識できていたので、そこがキーポイントだったかなと思います。

――第4Q残り11秒のスティールの場面振り返ってみていかがですか

あそこは桂(葵、社4=愛知・桜花学園)が頑張ってディフェンスしてくれて、振り返ったらボールがあったので、これは行くしかないと思ってリングしか見てなかったです。

――フリースローの時の心境は

緊張しかないです。本当に。でも2本目決めないと、ここはキャプテンの見せ場だなと思って決めました。

――オーバータイムよかったことは

意識ができていたのかなと思っていて、ディフェンスも全員で守ろうという気持ちだったのでそれがよかったと思います。

――初優勝に王手です。来週勝てば優勝が決まりますが、意気込みをお願いします

気を抜かないで一戦一戦全員でまた火曜日から気持ち切り替えてやっていきたいと思います。

C桂葵(スポ4=愛知・桜花学園)

――延長までもつれ込む接戦でしたが、終わった瞬間どんな気持ちでしたか

本当にこんなにみんなに感謝したのは、バスケ人生で初めてというくらい、本当にみんなありがとうと思いました。

――プレーの面で支えられていたということでしょうか

私は最後の最後で美味しいところ持っていっちゃったという感じがあったんですけど、それまで本当にダメでというか冴えなくて、それなのにその中でみんなが頑張ってくれて、というかみんながすごくて。イフ(神﨑)とか下級生とかが延長戦まで持っていってくれて、あそこまでは私の力は微塵も働いていないんじゃないかというくらい 貢献できていなかったので、本当にありがとうと思いました。

――きのうの負けを踏まえてきょうはどんな気持ちでコートに入ったのでしょうか

馬(白鷗大)に対してなんとなく苦手意識というか、そういう気持ちが2年生のときからあって。だから私は個人的に馬に勝ちたいとすごく思っていたんですよ。だけどきのう負けて、自分だけで戦っていたというか。何のために馬に勝つかって、チームが勝つために自分が馬に勝たなきゃいけないと思って。オーさんとかが、きのうの夜も叱りながらもすごく丁寧に話を聞いてくれて、本当にチームが勝つために自分が馬に勝たなければいけないと思いました。気持ちの上ではそうだったんですけど、それが前半から表現できていなくてこういう試合展開になってしまったというのは、最初からやれよと自分で思っています。

―― その分延長戦では大活躍でした

2日分にしては足りないかなと思いますね。

――来週のリーグ最終戦に向けて、意気込みをお願いします

きょうみんなで勝ち取った勝利を無駄にしないためにも、1週間しっかりとみんなで準備して、来週の土曜日に備えたいと思います。

F根岸夢(スポ3=東京成徳大)

――いまの率直な気持ちは

きょう負けたら本当に優勝はなかったので、勝ててよかったです。

――きょうの試合振り返っていかがですか

やっぱり最後はディフェンスできていたんですけど、最初の方が全然ディフェンスできてなくて相手のペースでやっていたかなと思います。

――相手センターへのディフェンスがカギになったと思いますが

前を守って裏を自分たちがカバーにいくっていう練習をしていたんで、最後の方はそれができていたかなと思います。

――出だし悪かった要因は

やっぱりディナイとか(ボールを)持たせる前のディフェンスを頑張ろうと言っていたんですけど、それが最初はできてなかったかなと思います。

――前半はファウルトラブルに苦しんでいましたが

結構「あっ」みたいな感じのファウルだったんですけど、でも他の人がつないでくれたので後半頑張らなきゃと思っていました。

――後半はポストアップを起点に攻めていた印象もありましたが

相手のセンターが一人大きいだけで周りの人は小さかったので、自分と関根(彩乃、教3=千葉・昭和学院)のところがミスマッチなるのでそこを狙えたら狙おうという話をしました。

――第4Q残り11秒のタイムアウトで何を話しましたか

やっぱり負けていたのでディフェンスを頑張るっていうところ、でもいままでも逆転して勝ってきたので、そこのところでは絶対に諦めないっていう気持ちはすごく強かったです。

――オーバータイムよかったことは

オーさんもオーバータイムの前に言っていたんですけど、自分たちの流れの時にオーバータイムに入ったのでその勢いのままいけたんじゃないかなと思います。

――初優勝に王手です。来週勝てば優勝が決まりますが、意気込みをお願いします

拓大も気が抜けないので一戦一戦しっかり戦って、試合までしっかり練習して勝ちにつながるように一戦一戦頑張っていきたいです。

F関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)

――接戦の末勝利を収めました。試合を振り返って感想をお願いします

出だしから苦しい戦いになったんですけど、点差が開いてもチームのみんながあきらめずに戦い続けたので、最後チャンスが来たのかなと思います。

――きのうの敗戦からどのように立て直しを図りましたか

練習で取り組んでいたことをきのうは出せなかったので、きょうはそれをしっかり表現しようとミーティングしました。

――実際にきょうはできていたと感じますか

最初の方はまだ出し切れていない感じがあったんですけど、試合が進むにつれて少しずつできてきたかなとは思います。

――全体的に追いかける展開でしたが、どのようなことを心掛けていましたか

これまでの試合も結構接戦で、追いかける展開もあったんですけど、その時に毎回毎回全員があきらめずに勝ってきたので、そういう気持ちを忘れずにいれば必ずチャンスは来ると思ってやっていました。

――ハーフタイムにはどのようなことを話し合いましたか

プレッシャーのところでポストまでパスが飛んだりしてしまっていたので、もっとプレッシャーをかけようというのと、Cの桂さん(桂葵、スポ4=愛知・桜花学園 )がなるべくスクリーンをかけてそこからミスマッチをつくってギャップで攻めていこうと話していました。

――延長戦に入る前、緊張感が漂っていましたがチームではどのような声掛けがありましたか

監督は出だしが良いチームが延長戦では有利になるとおっしゃっていたので、流れはワセダ側に来ていたし、気を抜いたりしないで出だしからしっかり出していこうと話しました。

――関根さんご自身のプレーを振り返っていかがですか

オフェンスでは前半のところで自分がミスマッチだったのに、結構外からばっかり攻めてしまっていたのですが、後半はポストアップだったりギャップをつくったり修正できた点は良かったと思います。でももう少しオフェンスリバウンドに絡むべきでした。ディフェンス面では自分のマークにやられるということはあまりなかったんですけど、もう少しボールがあるところや危ないところを意識して注意して守れたら良かったかなと思います。

――優勝に大手をかけました。残り2試合、どのように準備して臨まれますか

今回ディフェンスの面で崩れてしまって、オフェンスも上手くいかなくなるシーンがあったので、オフェンスが上手くいかなくてもディフェンスまで引きずらずにディフェンスで守るというのを徹底していきたいと思います。

PG本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)

――きのうの敗戦からどのように気持ちを切り替えましたか

これまで1週間練習でやってきたことを、後悔しないようにしっかり出し切ろうという強い気持ちで臨みました。

――試合の流れがつかめない中で、何を考えながらプレーしていましたか

一気には点差を詰められないので、ディフェンスとリバウンドを我慢してひとつひとつ丁寧にやっていこうと思ってプレーしていました。

――ゲームを組み立てる上で意識されていたことはありますか

自分たちのミスが何度か続いて、相手に点を許してしまったところが何度もあったので、ミスが何度も続かないようにさせることを意識してやっていました。

――試合終盤に追い上げてから、延長戦に入るまではどのようなお気持ちでしたか

コートの外からの声とかもすごく聞こえて、苦しかったんですけど、後悔しないようにここ頑張ろうと思ってひとつひとつやりました。

――優勝に向けて意気込みをお願いします

来週しっかり2勝しないと意味がないので、また気持ち切り替えてしっかり頑張りたいと思います。