野球部

2014.10.08

秋季リーグ戦 10月7日 神宮球場

投手陣の粘投で完封勝利、勝ち点を奪取/法大2回戦

法大1回戦
慶大
法大
(慶)三宮、○佐伯、明、加藤拓-須藤、小笠原
◇(二塁打)藤本知

 苦しみながらもぎ取った4点を、完封リレーで守りきった。天候不順により延期されていた法大との2回戦を迎えた慶大。負けの許されない一戦は、序盤から互いに譲らず0-0の緊迫した展開に。打線は5回まで1安打と好機をつくり出せなかったが、6回に藤本知輝(4年)の2点適時打で先制。さらに相手の暴投などで2点を追加した。一方、先発の三宮舜(3年)は、何度も得点圏に走者を背負う苦しい投球が続く。しかし、5回途中から救援した佐伯瞭太(4年)が好投。以降は継投で相手打線を無安打に抑え込み、反撃を許さず。4-0で連勝を決め、勝ち点を死守した。

 初回こそ先頭打者の佐藤旭主将(4年)に安打が飛び出したものの、2回以降は凡退が続き、走者を出すことすらままならなかった慶大打線。第1戦では打ち崩した法大のエース・石田健大の前に、淡白な攻撃を強いられてしまう。スコアボードに並ぶゼロの文字。張りつめた空気の中、試合が動いたのは5回だった。2死から山本泰寛(3年)が中前打で出塁すると、連打で満塁とする。この場面で、打席には藤本知。甘く入った初球を見逃さず、するどく振り抜いた。勢いのある打球は左翼線を抜け、球場中が大きく沸く。値千金の2点適時打を放った藤本知は、二塁塁上で両腕を高く突き上げ歓声に応えた。

均衡を破った藤本知の適時打

 投手陣は、苦しみながらも粘りを見せた。先発の三宮は制球が安定せず、毎回走者を許してしまう。本塁こそ踏ませないものの、度重なるピンチを何とかしのぐ展開が続く。不安定な投球が続く中で、打開を図りたいベンチが選んだのは継投策。5回、2死一、三塁という重圧のかかる場面で起用された佐伯は、その期待に応えた。後続を断ち無失点で切り抜けると、続く6回も三者凡退でピシャリと締める。チームを勢いづける好救援で、最終学年にして初めて勝利投手の座を手にした。3番手・明大貴(4年)も無安打でバトンをつなぎ、最終回には加藤拓也(2年)が登板。140キロ後半の威力ある速球を次々とコースに決め、試合を締めた。

リーグ戦初勝利となった佐伯

 少ない好機をしっかりと物にしたこの試合。中盤まで完全に沈黙していた打線には課題が残るものの、不安要素であった第2戦での投手陣が安定した投球を見せたことは今後への明るい材料となるだろう。次に激突するのは、ここまでリーグ戦全勝と絶好調の明大。エース左腕・山﨑福也や現在打率リーグトップの髙山俊など好選手を多く擁する強敵だが、優勝に望みをつなぐためには避けては通れない相手だ。この連勝で弾みをつけた慶大。さらに投打に磨きをかけ、いざ、決戦に臨む。

(記事 芦沢仁美、写真 川口真由、井上雄太)