自転車部

2014.10.07

第50回全日本学生トラック新人戦・東日本大会 10月5日 山梨・境川自転車競技場

新チーム初戦はシャッフル!?

 熱気溢れたインカレからおよそ1カ月。4年生が引退し新チームとして始動した自転車部は、新体制の初戦として50回の歴史を誇る新人戦に9名が挑んだ。選手たちの多くはいつもとは異なる種目にエントリーしていたが、伊藤和輝主将がスプリントで2位、手嶋がケイリンで2位に入るなど地力を見せた。

 試合当日は台風18号の接近で、レース会場にも朝からたたきつけるような雨が降り続いていた。その中で伊藤は、本業である4kmインディヴィデュアル・パーシュートではなくスプリントに登場。「妥当なところだったかな」(伊藤)と口調はあっさりとしていたが、予選を11秒70で難なく突破する。悪天候のため1/4決勝以降はすべて1本勝負となるが、1/2決勝ではスタート直後に大きく先行し歓声が湧く。2周目もスプリントに入るかと思いきや一度バンクを上まで登り相手を翻弄し先着で決勝へ。決勝では相手に先にスプリントを仕掛けられるとそのまま追い抜けず、惜しくも最終結果は2位で終わった。

スプリントでも力を発揮した伊藤主将

 いつもは1kmタイムトライアル(1km)に出ている手嶋も今回はケイリンにエントリー。予選を2位で通過すると、決勝は6人での勝負となった。出走後2番手につくとそのままその位置をキープ。先導車が離れスプリントに入ると先に2人先行されてしまうが、最終コーナー前で1人かわし最後のストレートで勝負をかける。しかし試合後に「刺しきれなかった」(手嶋)と振り返った通り、頭一つ追いつけず2着でフィニッシュ。1kmとは異なる脚の使い方に苦労はしたものの、新しい可能性ものぞかせた。

激しい雨に打たれながら走る手嶋

 自分の専門種目以外で各々に取り組んだ今回の大会。ほとんどぶっつけ本番だったのにも関わらず、しっかりと結果を残せるのはさすがの一言。一方で新体制になってから初の試合ということで、チーム状況はどうかと聞くと伊藤も手嶋も「そんなに変わってはいない」(伊藤)、「まだちょっと」(手嶋)と口をそろえる。それでも、「僕らがやっていかないといけない」(手嶋)という自覚は芽生えてきた。エースとしてチームを支えた佐々木勇輔前主将(教4=埼玉・早大本庄)、合田裕美子(スポ4=岡山・朝日塾中教校)らが抜けた後、どんなカラーを出していくのか。新生・自転車部の1年が始まった。

(記事、写真 高柳龍太郎)

結果

▽男子

スプリント 伊藤主将 2位、森 6位

ケイリン 手嶋 2位、中井 予選

1kmタイムトライアル 岩田 9位、後藤 10位、金子 16位

ポイントレース 塩田 5位

▽女子

スプリント 中嶋 4位

3kmインディヴィデュアル・パーシュート 中嶋 3位

※最終成績のみ掲載

伊藤和輝主将(スポ2=東京・昭和一学園)

――きょうはいつもとは異なる種目でしたが

そうですね。練習の時には遊びでスプリントの模擬レースをやったりするんですが、実戦形式でスプリントを走るのは、他大学の選手や自分の知らない選手と一緒に走れるのでいい経験になったと思います。直接的にはつながらないかもしれないですが、他の場面で何かにつながることがあるかもしれません。

――この大会に向けて少し練習していたりしたんでしょうか

いやそれは全くないです。国体の練習会ばっかりだったので、基本的にパーシュートと4速の中長距離練をずっとしていました。

――ぶっつけ本番でやってみた感想はいかがでしたか

一応国体に向けて(コンディションを)仕上げているので、仕上げている途中のタイムでしたし、仕上げている途中程度の脚でした。妥当なところだったかなと思います。

――国体の話がありましたが、国体に向けてどんな
気持ちを持っているでしょうか

きょねん東京都が総合優勝して、ことしの長崎も青年に関してはかなりいいメンバーがそろっているので青年の(出場)枠争いもかなり厳しくて、その中でもチームスプリントは確実に表彰台は狙っています。自分はパーシュートなんですが得点が3倍なので、7着にでも入れば個人種目の5着分になるので、その分でちょっとでもアシストができたらいいなと、国体に向けてなるべく東京都に協力して頑張っています。

――ちなみに今回が新体制になってから初の大会でしたが、いかがでしたか

いままでとはそんなに変わってはいないと思います。いままで個々がきちんとやっている部分があると思いますし、トップが変わったといって一人がやることが変わる訳ではないです。

手嶋将大(スポ2=千葉・国分)

――きょうはケイリンに出場しましたがいかがでしたか

きょうは人数が少なかったのと新人戦でメンバーがあまりいなかったので優勝を目指してやっていたんですが、最後の一番いい番手で刺しきれなかったので自分の未熟さを知ったという感じでした。

――ケイリンは練習したりするんでしょうか

時々練習でやったりするんですが、千葉県でやるくらいで普段はあまり経験がないので、落車しないように安全に走ればいいやというつもりで走りました。

――今回の手応えとしてはどうだったでしょうか

さばきというか、全部自分の行きたいスタートポジションが取れたのでそういう部分の感覚は良かったと思うんですが、最後一気に踏み込むパワーは足りないなと痛感しました。

――そのあたりはやはり1kmタイムトライアル(1km)とは異なってくる部分なんでしょうか

1kmは1回マックスに上げてキープしているんですが、ケイリンですとそこから最大限でもう一踏みするのでパワーがないといけません。あとギア比もちょっと低かったので。

――新シーズンもメインは1kmになるんでしょうか

そうですね。スプリントやケイリンも興味はありますが、まだ脚が無いので。スタンディングでのパワーや一気に行くパワーが弱いので、そこをもう少しつけて来季に挑もうと思います。

――来季一番つけたいのはパワーなんですね

今季は1kmのタイムアップのためにけっこう維持のある練習をやってきて感じは良かったんです。両方うまくやっていきたいけれど、どちらかと言ったらパワーをつけたいですね。体重も周りに比べると全然無いので、冬場に体力と体重をつけてまた勝負しに行きたいと思います。

――新シーズン初の試合となりましたが、雰囲気は変わりましたか

まだちょっと(笑)。でもやっぱり上がいないと(大会の)準備なども僕らがやっていかないといけないので、上からずいぶん助けられていたなとは思いますね。

――この後スポットを当てていくのはどの大会になっていきますか

一番はきょねんと同じく千葉で開催される六大学戦(東京六大学対抗競技会)があるんですが、千葉でやってもらう以上冬場ですが頑張りたいなと思います。