バレーボール部

2014.10.06

秋季関東大学リーグ戦 10月4日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念体育館

1年生アタッカーが奮起し、連敗脱出

 3連敗で首位戦線から脱落し、失意の中で迎えた秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)最終週。順大との一戦は、これまで力を生かし切れずにいた有望株が活躍し明るい兆しが見える内容となった。第1セットは流れをつかみ切れずに失ったが、その後は連携がかみ合い3セットを連取。セットカウント3-1(23-25、27-25、25-18、25-22)で勝利し、連敗を断ち切る白星を挙げた。

 秋季リーグ戦の開幕戦からスタメン起用が続いている1年生の山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)。高校時代に全国制覇を経験している大型ルーキーは、鳴り物入りで入学したもののここまでその実力を発揮できずに苦しんでいた。恵まれた体格から放たれる威力抜群のスパイクやサーブを武器とする反面、荒削りな部分が多くミスを頻発。技術的な成長が待たれていたが、この試合でようやく見せ場が回ってきた。

ついにその実力の片りんを見せた山﨑

 課題の立ち上がりでリズムに乗れず、1セットを先取されていたワセダ。山﨑のスパイクが決まる場面は訪れなかったが、第2セット序盤に2本のスパイクを決めるとそこから勢いに乗っていく。レシーブミスのカバー役としてトスを上げたり、フェイントを相手コートに落とす場面もあり、自分から積極的にプレーに絡む姿勢を見せるとその本領を最も発揮したのは、勝利を目前に控えた第4セット終盤。流れを相手に渡しかけた重要な局面だった。最大6点差を付けながらも徐々に差を詰められ、ついに20-20に追いつかれた嫌な雰囲気の中でボールを託された山﨑。レシーブが崩され、打ち切るのが難しい二段トスであったが思い切り腕を振り抜き、コートにスパイクを突き刺した。苦しい場面で挙げた1年生の貴重な得点に盛り上がるワセダ。続くサーブで相手サーブレシーブを乱すと、コートに帰ってきたボールをまたしても山﨑が直接たたき込み、連続ポイント。この2点で接戦から抜け出し、勝利を手繰り寄せてみせた。

4戦ぶりの勝利に笑顔を見せる選手たち

 「山﨑はたぶん過去一番良かったんじゃないですか。きょうは彼がMVPですね」。試合後、専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)は殻を破った1年生アタッカーの成長を実感していた。ただ、山﨑自身はサーブミスが多かったという反省点を述べ、きょうの結果に満足している様子は見られない。リーグ戦の優勝は厳しくなってしまった状況でも、チームとして、個人としての向上心は失っていないようだ。「結局はインカレ(全日本大学選手権)で優勝すればいい」(専田)。いまできるのはチーム力の強化に全力を注ぐこと。最後に栄冠をつかむためには、前進あるのみだ。

(記事、写真 中澤佑輔)

セットカウント
早大 23-25
27-25
25-18
25-22

順大
スタメン
レフト 専田和也(スポ4=神奈川・弥栄)
レフト 喜入祥充(スポ1=大阪・大塚)
センター 濱松啓陽(スポ4=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)
ライト 山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)
セッター 山口頌平(スポ2=長崎・大村工)
リベロ 後藤光明(社2=東京・早実)
コメント

専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)

――連敗を止める勝利となりましたが、きょうの内容はいかがでしたか

普通にやれば負けない試合だったのでそれでまだ1セット取られているというのは先週の反省を生かしきれていない感じがしますね。

――第1セットを取られてしまうというのは立ち上がりに不安があるのですか

きょうの場合だったらセッターの山口(頌平、スポ2=長崎・大村工)がかなり上がっていたというかトスがぶれていたので、そこで合わなくて相手に決められてという悪い流れになってしまいました。1セット目の入りが悪いというのは誰かしら調子が悪くてそこが合っていないという状況だと思います。

――その中でも山﨑選手(貴矢、スポ1=愛知・星城)が活躍されていました

きょうの山﨑はたぶん過去一番良かったんじゃないですか。かなり良かったのでああやって毎回毎回使えるとチーム的にかなり楽になってくると思います。きょうは彼がMVPですね。

――自信がついてきたのですかね

どうでしょうか、本人にしかわからないですし。例えば山口があの場面で山﨑に上げて決まったから良かったですけど決まらなかったら山口何してんだって怒られるし。きょうは結果オーライで突発的なことをやってそれがはまっちゃったからうまく勝てたみたいな感じはあるのでもう少し確実な方法を作っていかないといけないですね。

――ではチームとしてそこを使おうとしたのではないのですね

そうですね。山口が単独で放って、山﨑が上手く決めていました。

――ライトを使えるとやはり攻撃の幅が広がりますね

かなり広がりますね。

――インカレまでにはそこを作りたいと考えていますか

作りたいのは山々ですけど、おそらく間に合わないと思います。ライトの強化はしつつ、センターとレフトで切れるようなチーム作りをしないといけないのでそこはあんまり考えないようにしています。

――いよいよリーグ戦もあしたが最終戦ですがどのような意気込みで望みたいですか

優勝はありえないので、確率的にかなり低いので、優勝とかは考えないようにしています。インカレはここの順位がシード権に反映されますけど、結局はインカレで優勝すればいいと考えています。シード権を取るためにできるだけ勝ちを拾っていきたいのであしたも頑張って勝ちに行きます。

山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)

――きょうの試合を振り返って

いつもよりは良かったと思いますが、序盤はあまり良くなかったので最初からこういうことができるようにしたいです。

――リーグ戦に出続けてやはり慣れてきましたか

はい、だいぶ慣れてきました。

――自分で心がけていることはありますか

最初が駄目だったのでもう少し頑張りたいなという気持ちがあります。

――専田主将はきょうのMVPは山﨑選手だとおっしゃっていましたが自分ではそこまで良いと思わなかったですか。

普通でしたね。きょうは喜入(祥充、スポ1=大阪・大塚)がいいところでブロックしてくれていましたし。

――まだまだできるということでしょうか

もうちょっと頑張りたいです。サーブが全然入っていなかったのでもっと入るようにしていきたいです。

――スパイクはいかがでしたか

スパイクは細かいミスがあるのでアウトになってしまうのをなくしていきたいです。

――いよいよ最終戦を迎えますがあすへの意気込みを教えてください

勝ちに行きます。