漕艇部

2014.10.06

第55回全日本新人選手権 10月3~5日 埼玉・戸田ボートコース

アベック4連覇、夢と散る

 男女共に連覇が途切れる、悔しい戦いとなった。あいにくの悪天候となった大会最終日。ワセダからは12連覇を狙った女子舵手付きクォドルプル、4連覇に挑んだ男子エイトを含む全5クル―が出場した。

 一番手の女子シングルスカル決勝では、田口えり花(商1=埼玉・浦和一女)が実力者ぞろいの組み合わせの中、最後まで2位争いを繰り広げる健闘を見せる。「今後の自信に繋がる」(田口)と本人も語る堂々の3位となった。続く女子ダブルスカルには石上瑠奈(スポ1=長野・下諏訪向陽)、波多野響子(教2=福岡・東筑)組が出場。準決勝での満足のいくレースを経て臨んだ決勝だったが、スタートで出遅れ、課題のスパートで追い上げを見せるも4位。昨年を上回る結果となったが、「技術面で相手に劣っていた」(波多野)と他チームとの差を痛感した。男子舵手付きフォア準決勝ではフレッシュな1年生チームが出艇。予選1位通過で準決勝に挑むも、まだ慣れないスイープオールの影響もあり、予選のようなレースは展開できず。「地力の差が出た」(東駿佑、政経1=東京・早大学院)と、1位2位に大きく差を付けられ、決勝には届かなかった。

 続いて登場したのは、伝統の重なるプレッシャーの中、12連覇に挑む女子舵手付きクォドルプル。準決勝は佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)が「ゆとりを持って漕ぐことができた」と言うように、一貫して危なげのないレースで約1艇身の差を付けてゴール。順当に決勝進出を果たした。迎えた午後の決戦ではスタートとともに勢い良く漕ぎだし、第1クオーターを明大と僅差の1位で通過。だがその後はわずかにリードを許し、すぐ後を追う日体大にも迫られ3位に後退する。「諦めた瞬間は1回もなかった」という土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)の言葉通り、レース終盤まで食い下がるも、思いは届かず。1位の明大に約3秒、2位の日体大には約半艇身という僅差で敗れ、選手たちはがっくりと肩を落とした。クル―キャップの佐藤は「誰も気持ちが切れたわけではないので、やはり合いきらなかった。来季は勝ちます。絶対に勝ちます」と雪辱を誓った。

大接戦を繰り広げる女子舵手付きクォドルプル

 大会のフィナーレを飾るレースには4連覇を懸け、男子エイトが登場した。先日の勢いそのままに準決勝を突破し、他部員の思いも乗せ背水の陣で挑んだ決勝。いよいよ今季ラストレースとなる決戦が幕を開けた。良いスタートを切り、第1クオーターでは首位に立ったワセダ。しかし徐々に予選で大敗した明大の影が迫ってくる。第3クオーター以降は明大に徐々に差を広げられる苦しい展開に。最後にスパートをかけた慶大にも追い付かれ、万事休す。4連覇の夢がついえる、悔しい3位に終わった。「ベストが出せたので単純な力不足。基本的なことを一からやっていきたい」と是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)は現状を冷静に振り返った。

4連覇を逃す結果に終わった男子エイト

 新体制となり、自分たちの強みや課題を発見する大きな意味を持つレースとなった今大会。とはいえ男女アベック4連覇は夢に終わり、むしろ明大にアベック優勝を許したことは紛れもない事実だ。今後について竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)は、「挑戦者の気持ちで練習を乗り越えられたら、らいねんの夏は変わってくる」と語る。「隣でメイジが喜んでいた。それをみんなでしっかり目に焼き付けて、絶対この絵は忘れない」(竹内)。次に見据えるは春の伝統の一戦・早慶レガッタ。悔しさをバネに、来季こそ笑顔を見せ続けるのは『覇者ワセダ』だ。

(記事 井上陽介、写真 八木瑛莉佳)

結果

▽準決勝

【女子シングルスカル】

田口えり花(商1=埼玉・浦和一女)8分47秒81【1位、決勝へ】

【女子ダブルスカル】

S:石上璃奈(スポ1=長野・下諏訪向陽)B:波多野響子(教2=福岡・東筑)7分57秒54【1位、決勝へ】

【男子舵手付きフォア】

C:佐藤修平(文1=秋田)S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)3:得居亮太(法1=東京・早大学院)2:富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)B:有田雄太郎(政経1=東京・早大学院)7分25秒55【3位、敗退】

【女子舵手付きクォドルプル】

C:亀本咲季子(人2=埼玉・浦和一女)S:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)3:木野田沙帆子(スポ1=青森)2:木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)B:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)7分37秒19【1位、決勝へ】

【男子エイト】

C:藤川和暉(法2=東京・早稲田)S:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)7:石橋広陸(スポ1=愛知・豊田北)6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)4:木金孝仁(社2=東京・早実)3:内田達大(スポ1=山梨・吉田)2:寺田圭希(人2=滋賀・膳所)B:石阪友貴(政経2=東京・早実)6分12秒04【1位、決勝へ】

▽決勝

【女子シングルスカル】

田口えり花(商1=埼玉・浦和一女)8分28秒87【3位】

【女子ダブルスカル】

S:石上璃奈(スポ1=長野・下諏訪向陽)B:波多野響子(教2=福岡・東筑)7分51秒24【4位】

【女子舵手付きクォドルプル】

C:亀本咲季子(人2=埼玉・浦和一女)S:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)3:木野田沙帆子(スポ1=青森)2:木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)B:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)7分17秒01【3位】

【男子エイト】

C:藤川和暉(法2=東京・早稲田)S:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)7:石橋広陸(スポ1=愛知・豊田北)6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)4:木金孝仁(社2=東京・早実)3:内田達大(スポ1=山梨・吉田)2:寺田圭希(人2=滋賀・膳所)B:石阪友貴(政経2=東京・早実)6分07秒37【3位】

コメント

S:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)

――準決勝と決勝をそれぞれ振り返っていかがでしたか

準決勝は自分たちの弱点だった第2、第3クオーターのタイム落ちをなくすっていう課題は克服できました。しかし、準決勝ではレベルが低い中で自分たちにとってある程度良いレースができていたんですけど、レベルの低いところでしか戦えていなくて。決勝では、やられてしまったかなという感じですね。

――きのうクルーの皆さんとはどのような話し合いをされましたか

とにかく第2、第3クオーターの落としをなくすために、まずコックスの藤川(和暉、法2=東京・早稲田)のコールに全員がしっかり反応して、入れ替えるポイントを決めて、そういう点でまとまろうと話しました。準決勝ではそこそこうまくいったんですけど、やはり決勝はベースのスピードが上だったので厳しかったですね。

――雨風の強いコンディションでしたがタイムに関してはどう思われますか

準決勝はよくわからなかったんですけど。決勝は雨が降っていて、風はちょっと順風に近かったんですけど、それでも自分たちは6分7秒とかでメイジが6分2秒なんで、決して例年に比べてレベルが高いわけではないと思うんですけど。自分たちがしっかり例年通りの6分切るくらいのタイムを出せていれば、勝てていたので、もっと自分たちのレベルアップが必要かなと思いますね。

――きょうのクルーの皆さんの様子は

敗者復活戦以降はアップからみんな雰囲気良く声も掛け合っていけていたので、予選と比べたらクルーとしては成長できたかなと思いますね。

――今後に向けてどのように練習していきますか

まずは冬に入るので、自分自身がとにかく強くなることがまず第一かなと思います。きょうエイトのメンバーの隣でメイジが喜んでいたんですけど、それをみんなでしっかり見て目に焼き付けて、絶対この絵は忘れないぞっていう話をしました。なので、みんなこの悔しい思いを冬の練習で思い出して、練習していけたら良いです。挑戦者になってそういう気持ちで練習乗り越えられたら、またらいねんの夏変わってくるかなと思います。

――今後の試合のご予定は

次はたぶん早慶戦になると思います。

――今シーズンの総括をお願いします

まず早慶戦で僕がストロークになったんですけど、その時は訳も分からず、がむしゃらに漕いで、負けちゃったのも分からないっていう状況で、新体制になって内田監督(大介、昭54年教卒=長野・岡谷南)になってちょっとずつチームとして右肩上がりで来れたかなと思います。インカレ(全日本大学選手権)と全日本(全日本選手権)は、きょねんとチームはあまり変わらなかったんですけど、それでも順位は変わらなくてもらいねんにつながる大会が多かったかなと思います。新人(全日本新人選手権)は負けちゃったのでちょっと残念ですけど。これをバネにチームとして成長できたらいいなと思います。

5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)

――準決勝のレースを振り返っていかがでしたか

予選と敗者復活戦と、第3クオーターの(タイム)落ちがすごかったのでそれをまずなくそうということを話し合っていました。クルーとして第3クオーターをとにかく同じリズムで漕ぐということを意識してやってみると2秒落ちで収まったので、そこは良かったかなと思いました。

――きのうはクルーでどのようなことを話し合われましたか

一つ一つ課題を解決していこうということで、きのうの課題としてはスタートからコンスタントにつなぐところが弱かったので、まず敗者復活戦で改善しようということでやりました。敗者復活戦後に出た課題が第3クオーターの(タイム)落ちだったので、きょうの準決勝で克服しようとしました。

――準決勝のレース後、決勝レースへ向けて話し合われたことはありますか

全体的にではなく個人的に監督・コーチからブレードの高さであったり浮き上げるところのユニホーミティーを指摘されたので、そこをとにかく直そうとしました。

――決勝のレースプランはどのようなものでしたか

敗者復活戦や準決勝と同じレースプランで、自分たちはスタートスパートに自信があったので500メートルでまず良いポジションにつけて、どんどん第2、第3クオーターで離していくということを考えていました。少し第3クオーターで(他艇に)いかれてしまって、思うようにいかなかったです。

――500メートル地点をトップ通過しましたが、中盤以降はいかがでしたか

第2クオーターから第3クオーターに入るまでは結構並んでいたのですが、第3クオーターで一気に(他艇に)いかれたときに自分たちについていく体力であったり、技術であったりがまだ少し足りなかったのかなと思います。

――雨や風の影響はありましたか

クルーで話し合って寒さ対策はできていたので、あまり影響はなかったかなと思います。

――明大、慶大に次ぐ3位という結果についてどのように思われましたか

自分個人としてはベストが出せたので単純な力不足と感じています。全体としてもワセダ、特に男子は少し弱かったかなと思います。

――今回のレースで見つかった課題などはありますか

まず収穫としては自分の体をコントロールすることができたので、そこは自信を持ってやっていきたいです。課題としては全員で合わせることですかね。基本的なことを一からやっていきたいと思いました。

――今後のレース予定はありますか

愛媛県の代表として、国体に出場させていただきます。

――早大として出場されるレースは今回で最後だと思います。今シーズンを振り返っていかがでしたか

長かったですね(笑)。

――今シーズンで印象に残ったレースはありますか

全部印象に残っているのですが(笑)、一番思い出に残っているのはインカレ(全日本学生選手権)の決勝です。また最近だからということもあるかもしれないですが、きのうの敗者復活戦のレースも良い思い出です。

――来シーズンへの意気込みや目標をお願いします

虎視眈々(たんたん)とワセダで一番になることを狙っているので、みんなが見てない間に練習してパワーアップしていきたいと思います。全部のレースを優勝するのは厳しいと思いますが目標を絞って、早慶戦、インカレ、全日本に照準を当てて全部優勝できるように頑張ります。

6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)

――準決勝、決勝とそれぞれのレースを振り返ってみていかがですか

準決勝は予選のタイムの良かった東大Aがいたので、相手が強いとわかってはいたのですが勝つことができて、そのまま流れに乗って決勝では絶対に優勝しようという感じで挑みました。

――決勝での3位という結果についではどう受け止めていますか

これまで3冠してきて、僕らで4冠がかかっていたのでなんとしてでも優勝したかったんですけど、やっぱり自分自身では、根本的に明大のほうがパワーもあるしフィジカルもあってみんなの漕ぎもそろっていて明大が圧倒的に勝っていたと思います。勝ちたいという気持ちでは勝っているつもりではいたんですけど、やっぱり明大には完敗でした。

――新体制になってから、新人戦に向けてクルー全体でどう取り組んできましたか

新体制になって新人クルーを組んだとき、インカレのときのメンバーが5人残っていたので、そこに新しく3人が入っていままでのメンバーが残った上で3人をなじませながら、さらにインカレのときよりもいいタイムを狙っていこうという感じでした。メンバーが大きく変わったわけではないので自然になじむようにみんなで声を掛け合いながらやっていましたね。

――きょうのクルーの調子やコンディションはいかがでしたか

クルーの調子自体は悪いところなくむしろ良かったですね。みんなで盛り上がっていていい感じでした。レーンが2レーンということで、風が受けやすいのを心配していて、それを言い訳にするのは良いことではないのですがある程度の風の中でもみんな頑張れたと思います。

――レース前はクルーのみなさんでどう話し合われていたのですか

体を動かす前に、9人が集まってデンマークが優勝したときの世界選手権のDVDを見て、勝とうという気持ちを盛り上げていました。準決勝が終わった時からとりあえず何が何でも優勝しようとみんなで言っていましたね。

――きょうのレースプランは

スタートからまずワセダが頭を出すか、もし出られたとしても半分よりは行かれないようになんとしてでもついていこうという感じでした。500メートル過ぎたところで、コックスの藤川さん(和暉、法2=東京・早稲田)が足蹴りを指示してみんなで思いっきりけるところがあったのですが、そこで1艇身つけることができたのでスタートはワセダが出ていい感じでしたね。

――クルー全体として今後に生かせる課題などは見つかりましたか

8枚のブレードを合わせて、抜きあげるタイミングやキャッチのタイミングを8人で合わせることです。やっぱり長く漕いだ分だけ進むので、一番大きなところでオールを入れるのを意識していけばワセダが優勝できると思いますね。

――石田選手自身の冬の目標や、鍛えていきたいところはありますか

いまは僕自身パワーで戦ってきているんですけど、パワーだけでは勝てないので、もちろんパワーの底上げも目指しながら、センスというかしなやかさというようなテクニックの部分ももっと増やしていきたいですね。

――最後に来季に向けての目標をお願いします

次の大きな試合は早慶戦なので、早慶戦は対校で絶対に優勝したいです。そして早慶戦が終わればインカレなので、らいねんは優勝します。

S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

きょうのレースは厳しいというのは分かっていたのですが、そこで自分たちがどこまでできるかを試して、500メートルまではついていけたという感じでしたが、そこからどんどん離されてしまいました。同大は途中見えて差すことができたのですが、その後ほかの大学を見ることができずに勝てなかったという感じですね。

――レースプランはどのようなものでしたか

いつも通り300メートルスタートスパートを入れて、あとはコンスタントでしっかり伸ばしていくというのが自分たちのレースプランで、ラストスパートとかも入れるのですが、きょうはレースプラン通りではあったのですがこういう結果になりました。

――きょうの結果について率直な感想をお願いします

優勝を目指していたので悔しい気持ちが強いです。

――予選は1着で準決勝敗退となりましたが

予選は全体的に組み合わせが一番良かったと思っていて、それは運が良かったかなと思ったのですが、準決勝でクルーが絞られて強いクルーがいる中で自分たちがどこまでできるかという感じでしたが、やはり地力の差が出たと思います。

――見つかった課題はありますか

全体で話し合ったのですが、クルーを組み始めて2週間でスイープも2週間しか漕いでなくて、技術もそうですし、個人個人のスキルがまだまだ優勝するには足りなかったのかなと思いました。

――新体制になって雰囲気はいかがですか

あまりまだ変わっている感じはしないのですが、これからどんどん変わっていくのかなと思います。

――冬の期間でどのような部分を強化したいですか

自分は体が小さいので、フィジカルを成長させていくということと、技術的な面でまだまだ足りないので、そこをしっかりやっていきたいと思います。

――来季に向けての意気込みをお願いします

今季は負けることが多かったので、来季しっかり勝てるように、優勝できるように、日本一を目指してやっていきたいと思います。

S:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)

——きょうは12連覇がかかったレースでしたが、レースの振り返りを準決勝と決勝それぞれについてお願いします

準決勝は、まず決勝に上がることを第一に考えて、ゆとりを持って漕ぐことができました。決勝に関しては、インカレで2本終わってから組んだクルーで期間は短かったのですが、その中でやることをやってきたということは事実であって、ミスはなかったので、それでも勝てなかったというのはただの力不足であったなということを感じました。

——3位という結果についての率直な気持ちは

悔しいです。

——初日に行われた予選では、水中をレッグで動かすということを課題として挙げていましたが、それに関して、本日はいかがでしたか。

挙がっていた課題は的確に処理できたと思いますし、自分たちのベストを尽くして、死力を尽くして漕いだのは事実であって、先ほども述べたように、それでも勝てなかったというのは、やはりまだまだであったなと感じました。

——クルーキャップとして臨んだ今大会でしたが、この大会を通してのクルー全体の成長や変化等はありますか

先輩と(艇に)乗るというのは少なからず気を遣うかなと私も思っています。今回は1年生が2人乗っていたのですが、最初の方は意見とかは聞かないと話してくれなかったのが、最近は、自分たちからしっかり意見を共有しようという感じで、雰囲気もとても良くなったと思います。

——本日、何か課題は見つかりましたか

技術的にはうまく処理できましたし、気持ち的にも誰も(気持ちが)切れたわけではないので、やはり合いきらなかったというのがあるかなと思います。インカレ、全日本と、人に合わせて漕いできたわけではない人が、今回は人に合わせて漕がなければならないということで、合うということが難しかったです。

——これからは早慶レガッタに向けての練習になると思いますが、今回見つかった課題解決も含め、どのような取り組みをしたいとお考えですか

終わったことは仕方ないので、切り替えて、練習への集中力を高めていきたいと思います。

——来季に向けての意気込みをお願いします

勝ちます。絶対に勝ちます。

C:亀本咲季子(人2=埼玉・浦和一女)

——きょうのレースを振り返って

レースプランはスタートを出るということを気にせずに自分たちの強みであるをコンスタントピッチを伸ばしていって詰め寄るという予定だったんですけれども、勝負どころであった600メートルと750メートルで相手に並ぶことができずそのまま離されて負けてしまいました。

——準決勝1位で通過、決勝3位という結果に対しての率直な感想は

準決勝1位は当然という感じなんですが、決勝3位は12連覇が懸かっていたにも関わらず3位という結果に終わってしまったので、率直な感想としてはただ悔しいです。

——コックスとしての苦労やどのような声かけをしたかを教えてください

最初はすごく力があったので漕ぎが乱れて減速してしまうのではなく、常に良い状態で漕いでゆけるようにリズムが悪くなったらすぐに立て直しのコールを入れたり、伸ばしたいところではもっと全員で良いところを伸ばしていくというコールを心掛けていました。

——きょう見つかった課題を今後どのようにいかしていきたいかを教えてください

練習期間が短いということもあってユニホーミティーに欠けたかなという面があり、いままでも短い練習期間でもしっかり勝つことができていたので、そこはクルーとしても詰めていかなければならないところです。根本的な体力とか技術の向上とともに、冬は一週間ごとに即席のクルーになってくると思うんですけれど、そこでもユニホーミティーというのをしっかり意識して練習していきたいと思います。

——来季にむけての意気込みをお願いします。

らいねんは対校コックスとして引っ張っていかなければならないので、今回の結果を受け止めてもっと自分自身コックスとして精進していかなければならないと思いました。

B:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)

——本日の準決勝のレースを振り返っていかがですか

きょうは2レースだったので、決勝で一番いいのを出すために準決勝は決勝へのいいイメージをつくるためにと考えていて、もし大差がついて勝っているようだったらラストはあんまり上げずにコンスタントのままで漕ぎ通すということをクルーで最初に言っていました。スタートから終盤まで頭を獲って良いイメージを持った漕ぎが実際にできたので、タイムを見てみても他の艇に負けるタイムではなかったので決勝への自信をつけられたレースでしたね。

——決勝のレースはいかがでしたか

そうですね、ちょっとまだ整理がついていないというのが正直な気持ちなんですけど、悪い漕ぎではなかったなと思います。結果としては負けてしまったんですけど、しっかり全員で攻め切った結果だと思うので。そうですね、悔いが残らないって言ったら嘘になりますけど、しっかり全員で出し切りはしたかなと思います。個人的に、自分はバウに乗っていて、バウは相手もクルーもよく見える位置なのでもっともっと自分がクルーを見て相手を見て声を掛けていけたら何か少しは変わっていたのかなっていう悔しさは結構ありますね。

——天候が荒れていました。レースコンディションはいかがでしたか

雨が降っているときは逆に水面の波が立たず漕ぎやすいんですけど、やっぱりきょうは前の2日と違って雨が降っていて気温も下がっていたので寒さ対策はしていったんですけど、それでもかなり寒かったです。

——バウのポジションから見て、クルーの様子は

いつもなんですけど、このクルーは勢いがあるので、きょうもというか、この新人戦通してずっと、勢いを感じながら漕いでいました。ただ、レースをしていて出られているとか離されたというのは漕いでいても分かるんです。それでも「あーもう、負けちゃうかも」って諦めた瞬間は一回もありませんでした。それはクルーを見ていても最後まで全力で、1年生2人もストロークの同期もしっかり漕いでくれて、同期のコックスも「勝てる勝てる」と声をずっと掛けてくれていて、その点ではすごく良かったかなと思います。

——新体制では初の大会でした。新たに見つかった課題はありますか

スタートは悪くなかったんですけど、コンスタントの中盤の部分で明大にも日体大にも離されてしまったので、もっと全体的な体力もつけていかなければならないなと思いますし、あとはクルーボートに乗ったときのユニホーミティーとか、やっぱり合う合わないということで、どんなに強い人と乗っていても全然違うと思うのでその部分をこの冬しっかりと高めていきたいです。

——来季の具体的な目標は

自分としては、出た大会全部で金メダルを獲りたいです。ことしは3つメダルをもらったんですけど、全部銅メダルだったので、1番いい色のメダルがほしいです。

——次戦の大きなものの一つとして早慶レガッタがありますが、レガッタに向けてはどのように取り組んでいきますか

早慶レガッタは女子では4人しか出ることができないので、まずは選考でしっかり勝ち上がって早慶戦に出るということを目標にしたいと思います。そのためにかなりの練習が必要なんですけど、それが早慶戦に出られるようになったときに早慶戦での勝利にもつながってくると思うので、まずはしっかり部内での選考に勝ち残れる力をこの冬につけていきます。

——最後に来季への意気込みをお願いします

3年生になるので、後輩とクルーを組むことになると思うんですけどしっかり後輩を引っ張って絶対にどのクルーになっても優勝したいと思います。

B:波多野響子(教2=福岡・東筑)

――まず、準決勝1位通過についていかがですか

準決勝は絶対勝たなければいけない、2位でもいいんですけど。2位までに入らなければならないので私たちは最後に流して勝てるようなクルーではないので、絶対に最後まで抜かずにしっかり漕ぎにいこうというふうに決めていました。その中で最後に向こうが落としていたというのもあるのですが、差し切れてあの勝ち方ができて良かったなと思います。また、龍谷大は絶対くると思っていたのでなかなか抜けなかったのですが、漕いでる間は落ち着いててこれならいまなら差せるねって思っていたし安心して抜かせたのですごく良いレースだったなと思います。

――龍谷大はもともと、意識していたのですか

そうですね。私たちは予選の組が良かったので、上がれたと思うんですけど。コンディションの関係もあるのですが龍谷大はすごく良いタイムであったし、きのうの敗者復活戦を見ていて良い漕ぎをしていたのできっと厳しいレースになるなと思っていたので、1000メートル過ぎて抜かせてそのままの勢いでいけたので良かったなと思います。

――予選からレースプランの変更などありましたか

スタートが得意ではないというのは試合が始まった時から分かっていたので、スタートで出られても絶対にすぐに出て、途中で頭を取ってそのまま逃げ切るというレースプランでいきました。

――決勝を振り返って

レースプランに決勝はうまくいかなかったというか、相手が速かったときに自分たちが着いていこうとしたのですがスタート出て、私たちは出られなくて見えなくなったときに焦って追い付けなかったなというのはあります。でも、1000メートルでも1500メートルでも勝負を仕掛けて近づいたと思ったんですけど、近づけてなかったり、向こうも速い選手が乗っているので自分たちがいっているときに同じときにスパートをかけられると、どうしても追い付けなくて。それはいっぱい練習してきた中で悪い漕ぎではなかったと思いますし、それでも水のつかみとか漕ぎの技術面とかでも相手に劣っていたのかなって決勝では思って、考えるところがあります。

――4位という結果について率直な気持ちをお願いします

メダルが欲しかったなというのはあります。エイトも4位だった2人なので。でも、決勝の舞台に立てたのはすごく嬉しかったですし、またらいねん石上(璃奈、スポ1=長野・下諏訪向陽)は新人があるのできっとクォドに乗って王座を奪還してくれると思うので、そういう意味ではすごく決勝に出られたことはクルーとしても個人としてもきょねんを上回れたので良かったなと思います。でも、やっぱり悔しいなっていうのは1番ですね。

――課題としてあげていたスタートやラストスパートはいかがでしたか

スタートは出られてしまったので何とも言えないのですが、スパートに関しては良くなったかなと思っていて。ラストなので気持ちですごく上げられた部分が良かったなと思いました。

――レースコンディションの影響はありましたか

私たちは逆風が得意なので、順風で(笑)。順風は苦手だなって思ったんですけど、雨にはしっかり対策してグリップを洗って滑らないようにしていたので良かったかなと思います。

――次の大きな目標は早慶レガッタとなると思いますが、その点に関してはいかがですか

ことしダブルの2人はインカレに出られなかった、試合の選考で負けてしまった2人なので悔しさを含めてこの冬でしっかり練習して、早慶戦で4人しか出られないのですが、なかなか厳しいのですが部内で4人に入れるように。強い後輩がいっぱいいるので負けないようにしっかり練習したいと思います。

――来季に向けての目標をお願いします

ことし新人戦では負けてしまったのですが、新体制になって先輩が勝てるように私たちも3年生になるのでしっかりチームを支えていけるようにしたいです。具体的にはインカレにしっかり出て、勝てる選手になりたいなと思います。

田口えり花(商1=埼玉・浦和一女)

――準決勝を振り返っていかがでしたか

他のクルーが全員実力のある選手ばかりだったので、競り合いが激しいレースになるだろうとは思っていて、私は高校時代から戸田で漕いでいたので知っていた隅田川高出身の亀井選手(中大)に勝てたらいいなと同期と話していました。亀井選手のタイムカーブを書いていて第1クオーターは速いけど、第2クオーターで落ちてくるというのがわかっていたので自分の得意なスタートを生かしてそれからコンスタントにつなげられればいけるなと思っていたんですが、明大の山田さんが上がってきて少し焦ったままラストクオーターにきてしまったんですが、ラストは出し切ろうと思って漕いでギリギリだったという感じでした。

――決勝のレースはいかがでしたか

豪華な顔ぶれのなかで漕がせてもらって、個人的には高校時代のインターハイや大学入ってからの全日本などでも4艇中4位だったので、また同じかたちになってしまったらどうしようと正直不安はあったんですけど、新人戦は予選のときから自分の最大最高の漕ぎをしようと決めていてそこは決勝にいってもぶれずに自分の漕ぎをしようと決めて漕ぎました。

――3位という順位はどのように受け止めてらっしゃいますか

色々な人たちに支えてもらってとることができた3位だなと思いますし、なにか一つでも違ったら決勝にも進めなかったと思うので本当に勝つことの難しさを感じた試合でした。

――後半の伸びを課題として挙げられていましたが、今レースはいかがでしたか

新人戦通しても後半の伸び悩みは全レースあったと思うので、その点はこれから冬のトレーニングを通して持久力を上げられるように頑張りたいと思います。

――悪天候はコンディションに影響しましたか

雨が降っていたので寒さ対策などには気を使ったんですけど、水面の状態はすごく平らで漕ぎやすかったので特に影響はなかったです。

――今大会、どのような大会となりましたか

大学に入ってからのインカレの部内選考で私はシングルスカルの1500メートルのタイムトライアルで最下位だったので、その時から比べると2000メートルをきちんと漕げるようになったのもそうですし、今後の自信につながるような充実した大会になって新人戦でシングルをできて良かったと思いました。

――来季での目標などありますか

来季、女子部では全種目で優勝ということを目指していて、優勝できるチームの一員としてしっかりと戦力になれるように冬を通して優勝を意識しながらやっていきたいと思います。

――目標達成に向けて具体的にどのような練習プランをお持ちですか

普段の練習をみんなと同じようにやっているだけでは、人と同じ伸び幅しかできないので自主練習で瞬発力を高めつつ、持続的に出力していけるようにしていきたいなと思います。

――来季への意気込みをお願いします

ワセダの戦力になります!