野球部

2014.10.02

秋季リーグ戦 10月4、5日 神宮球場

東大戦展望

 開幕カードの法大戦に連勝し好スタートを切るも、続く明大戦では連敗を喫し、勝ち点を逃した早大。優勝するためには、一戦の負けも許されない状況になった。そして今週末迎え撃つのは、2010(平22)年秋から勝ち星がなく、80連敗中とリーグワースト記録を更新し続けている東大だ。

 前節で経験値不足が露呈されてしまった投手陣。法大戦で先発し好投を見せた大竹耕太郎(スポ1=熊本・済々黌)柳澤一輝(スポ1=広島・広陵)などルーキーが奮闘を見せているものの、未だ盤石な布陣とは言えないのが現状である。その大きな要因となっているのが、制球難。先週末の明大戦では、先頭打者への四球や押し出しによる失点など、重要な場面での四死球が目立った。今カードでも先発が予想される大竹は本来のストライク先行の打たせて取る投球を取り戻し、チーム全体にいい流れを呼び込みたい。また、先発を任されながらもここまで結果を残せずにいるのは吉永健太朗(スポ3=東京・日大三)。立ち上がりに不安があるだけに、初回からテンポのいい投球を心掛けたい。対照的に、チームにとっての朗報は有原航平(スポ4=広島・広陵)の復帰。状態は万全でないものの、明大2回戦で3回を無安打に抑え、巻き返しを予感させた。エースがマウンドに立つことでチームにいま一度勢いをもたらしたい。

打率5割と好調の茂木

 明大2回戦で沈黙した打線も東大戦で復調を見せられるか。明大2回戦では1安打のみと、あわやノーヒットノーランの危機に直面した。深刻なのは1、2番の停滞。中澤彰太(スポ2=静岡)重信慎之介(教3=東京・早実)は、打率1割台と期待に応えられず。また、中村奨吾主将(スポ4=奈良・天理)も未だ2安打のみと本調子からほど遠い。不振にあえぐ打線だが、その中でも好調を維持しているのが茂木栄五郎(文構3=神奈川・桐蔭学園)
。14打数7安打で5割と、現在リーグ打率2位の活躍を見せている。1、2番が持ち前の機動力でかき回し、茂木ら勝負強い主軸へつなぐ。打線の再興は理想の得点パターンを展開できるかにかかっている。

 一方、現在リーグ史上ワーストの80連敗を喫している東大。現在、野球部に所属する選手は誰一人として、勝利を味わったことがない。しかし、春は得点力不足に悩んだ打線も、今季は有井祐人主将、山本克志の中軸二人が本塁打を放つなど上り調子。

4番に座り長打力が光る有井主将

 また、最近2試合で接戦を演じており、その立役者となっているのが吉川慶太郎。リーグ戦経験は少ないながら、救援投手として今季ここまで無失点と頭角を現している。先発の白砂謙介や関正嗣も粘り強さを見せることができれば、勝利の可能性はより高まってくる。投打がかみ合い、悲願の8季ぶり勝利なるか。勝ちに飢えた赤門軍団が早大ナインに襲いかかる。

 「これからは負けられないカードになるので、連勝で早慶戦まで持っていきたい」(岡村猛監督、昭53二文卒=佐賀西)。大きなプレッシャーの中でも本来の調子を取り戻し、チーム一丸となって戦っていけるか。4年間勝ちなしの東大を相手にしても、油断は禁物。万全の体制で挑み、確実に勝利を手にしたい。

(記事 上田密華、写真 田島光一郎)

東京六大学秋季リーグ戦星取表
明 大 立 大 慶 大 早 大 法 大 東 大 勝ち点 勝率
明 大 10/25、26 10/18、19

○8-3

○7-0

10/11、12

○6-3

○4-0

1.000
立 大 10/25、26

○4-1

○6-3

10/18、19

○1-0

○3-1

10/11、12 1.000
慶 大 10/18、19

●1-4

●3-6

11/1、2 10/4、5

○7-0

○10-4

.500
早 大

●3-8

●0-7

10/18、19 11/1、2

○7-0

○7-6

10/4、5 .500
法 大 10/11、12

●0-1

●1-3

10/4、5

●0-7

●6-7

10/25、26 .000
東 大

●3-6

●0-4

10/11、12

●0-7

●4-10

10/4、5 10/25、26 .000