卓球部

2014.10.02

関東学生チームカップAブロック 9月29日 埼玉・所沢市民体育館

男女共、チームで明暗分かれる

 各大学で3、4人ずつのチームを組み、トーナメント方式で一斉に戦う関東学生卓球チームカップAブロックがきょう開幕した。早大からは男子が6チーム、女子が4チーム出場し、Aチームは男女共にあすの準々決勝へと残った。しかし他のチームは、すべて初日で敗退という結果に終わる。Aチームには優勝の期待がかかるが、早大卓球部としての層の厚さを見せることはできなかった。

Bチームで戦った田中

 先日の秋季関東学生リーグ戦を優勝した勢いそのままに3チームが初戦を突破した女子部。しかし3回戦でBチームは日体大Aに、Cチームは専修大Aに敗れてしまう。「普段はワセダでもエースの方たちと試合をされている方たちなので、やはり強かったです」とBチームで出場した田中千秋(スポ1=愛知みずほ大学附属瑞穂)はその戦いを振り返った。一方、団体メンバーの小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)、高橋結女(スポ3=新潟産業大附)らを擁するAチームは東女体大B、専大Cを破り、王者の貫禄を見せる。あすの初戦、準々決勝の東京富士大B戦では厳しい戦いが予想されるが、「向かっていく気持ちを持って戦う」(高橋)と、すでに気合十分だ。

 個人戦の最高峰、全日本大学総合選手権に出場する実力者3人で構成された早大B。難なく勝利とはいかないが、順当に勝ちを重ねていく。そして3回戦では筑波大Aと対戦した。初戦を落とし、2戦目を託された坂口紳悟(社3=東京・早実)は持ち前の力強いアタックを何度も試みるが、台から離れた位置に立つ相手選手にいとも簡単に返されてしまう。最終ゲームまでもつれる熱戦を繰り広げるも、最後は8-11と惜敗。3番手の藤原康明(社3=埼玉・狭山ヶ丘)も意地で1ゲームは取るものの、第4ゲームでは格の違いを見せつけられ完敗した。ゲーム終盤に粘り強さを発揮しここまで勝ち上がってきたBチームだが、筑波大エースらの前に倒れ『早大Aチームへの挑戦』は果たせなかった。

筑波大A戦で最後に敗れた藤原

 あすもAチームは負けられない戦いが続く。一方でAチーム以外は格上相手に健闘はしたものの、初日で姿を消すことになってしまった。「どんな相手でも勝ちを意識してやらないといけない」(藤原)。特に男子部は今大会に出場していない絶対的エース、大島祐哉(スポ3=京都・東山)に頼ってばかりではいられない。女子部も同様、チームレベルを上げていく必要がある。主力が躍進しているいまこそ、これからの真価が問われることだろう。

(記事 菖蒲貴司、写真 石川諒)

結果

▽男子

5回戦

○早大A3ー1筑波大B

○山本勝3ー0谷本

●竹岡2ー3片岡

○上村3ー0萩野

○山本勝3ー1片岡

4回戦

○早大A3ー0専大D

○山本勝3ー0下山

○上村3ー0池田

○竹岡3ー0勝山

●早大B0ー3筑波大A

●高田0ー3斎藤

●坂口2ー3塩入

●藤原1ー3平野

3回戦

○早大B3ー1國學院大H

○高田3ー2平野

○坂口3ー1伊藤

●藤原2ー3成冨

○坂口3ー2平野

●早大C0ー3埼玉工大B

●坂内1ー3祖父江

●工藤0ー3稲嶋

●藤山1ー3神山

2回戦

○早大B3ー0駒大G

○坂口3ー2佐伯

○藤原3ー0藤田

○高田3ー2塚本

○早大C3ー0東京経済大E

○坂内3ー0安岡

○工藤3ー1木村

○藤山3ー0横田

○早大D0ー3日大G

●岩渕0ー3松本

●山下1ー3吉松

●梅本1ー3矢田部

○早大E0ー3日大B

●白石1ー3町口

●岩波2ー3澤畑

●内田0ー3渡邊

1回戦

○早大E3ー1東京工大A

○岩波3ー0續木

●白石0ー3前田

○内田3ー0濱田

○岩波3ー1前田

○早大F1ー3横浜国立大A

●村山1ー3佐伯

●本橋1ー3小池

○川田3ー1麻野

●本橋0ー3佐伯

▽女子

3回戦

○早大A3ー0専大C

○小道野3ー2赤崎

○高橋3ー1猪谷

○佐藤風3ー0崎野

●早大B1ー3日体大A

○田中3ー2相原

●渡辺0ー3温

●小室1ー3前瀧

●田中0ー3温

●早大C0ー3専大A

●加藤0ー3庄司

●鳥屋0ー3須藤

●高野1ー3鈴木

2回戦

○早大A3ー0東女体大B

○高橋3ー0青嶌

○小道野3ー1保坂

○佐藤風3ー0吉田

○早大B3ー0大正大D

○田中3ー0工藤

○渡辺 不戦勝

○小室3ー0西

○早大C3ー1大正大C

●鳥屋2ー3神山

○加藤3ー0野中

○高野3ー0金子

○鳥屋3ー1野中

●早大D1ー3國學院大A

●王0ー3三成

○須黒3ー0荒川

●深澤2ー3松本

●須黒0ー3三成

コメント

山本勝也主将(スポ3=石川・遊学館)

――きょうの2試合を振り返っていかがでしたか

きのうは全日本選手権のダブルス予選がありました。そこで8試合をしたので結構疲れている中できょうを迎えたのですが、なんとか個人的には全勝で、チームも勝ち残ることができたので良かったです。

――2試合目の筑波大Bは手強い相手でしたか

そうですね。本当は中大Bが上がってくると思っていたのですが、筑波大Bの1年生の片岡(弘紀)がすごく強くて。中大B戦でも2点を取ってきて、今回も竹岡(純樹、スポ1=青森山田)に勝っているので、すごく良い選手だなと思いました。

――筑波大戦で2試合出場されました。体力面ではいかがでしたか

途中集中力が少し切れてしまう場面もあったのですが、やはり競った場面で集中し切ることができたので、良かったと思います。

――あしたの目標をお願いします

やはりメイジに勝って優勝したいと思います。

坂口紳悟(社3=東京・早実)

――きょうのチーム全体の結果についてはどう思われますか

一応公式戦ではないので、新体制になっていろいろ試すことが多かったです。4年生が引退して最初の試合なので、初めてのことが多くてみんな気持ちを入れ替えてスタートした試合でした。

――今大会の位置付けはどのようなものでしたか

関東の強い大学が集まる大会なので、他の大学の戦力を分析する意味でも情報収集として内容のある大会だと思いました。

――筑波大A戦は競り負けましたが

やっぱり最後の3点を取るのが向こうの方が上で、そこを取る難しさを改めて感じました。

――秋季関東学生リーグ戦(リーグ戦)で敗れた明大に対してチームの底上げを図る意味で必要なことは

昨年度の敗戦を生かして、4年生は後悔していた部分がいくつかあったので、そこを自分たちの代で反省して、やっぱり明大とか関東学生でランクに入る選手に比べると先手を取る技術が欠けていると感じるので、例えばチキータであったりサーブであったりとか、そこら辺をもっと練習していくことだと思います。

――全日本大学総合選手権個人の部へ向けての意気込みをお願いします

全日学は個人戦の一番大きな大会なので、自分はランク入りを目標にしているんですけど、格上の選手を2、3人倒さなくちゃいけないので、今大会を振り返って良くなかった部分、足りない部分を修正して臨んでいきたいです。

藤原康明(社3=埼玉・狭山ヶ丘)

――3試合の振り返りをお願いします

レシーブがあまりうまくいかなかったのが、一番大きな敗因かなと思います。またバックで攻められなかったのも少し痛いなと思いました。

――Bチームの3人が皆粘り強く、終盤に力を見せていたと思うのですが

多分最後の一本を取ることに集中していて、根性で負けていなかったから終盤で追い上げることができたのかなと。僕自身も他の2人が試合をしている時にそのようなものを感じました。

――坂口さんが負けてしまい、次の自分が負ければ終わりという場面ではどのような気持ちで待っていましたか

平野選手(筑波大)は自分よりも格上なので、思い切っていくしかないなと考えていました。正直ストレートで負けるのではないかと思っていたので1ゲーム取れたときはうれしかったですし、観客席でチームメイトが盛り上がっているのを見て、この試合は楽しいなとも思いました。

――チームカップを通して団体戦ではどのように戦いたいと考えていますか

一戦一戦、特にリーグ戦なんかは一番大きな目標に向かってどんな試合もどんな相手でも勝ちを意識してやらないといけないなと感じています。

――名古屋で行われる全日本大学総合選手権個人の部(全日学)に向けて

個人戦なのでまず自分との戦いに勝って、勝負所で堂々とプレーできるようにしたいです。

高田直騎(スポ2=福岡・希望が丘)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうは1戦目から結構競った試合が続いていました。やはり筑波大Aは自分たちとの試合が最初の試合ということで体力が余っていたのですが、こちらが前に苦しい試合をしていたので体力的に厳しいものがありました。

――筑波大Aでのご自身の試合を振り返っていかがでしたか

関東学生選手権で勝っている相手でした。また団体戦というかたちで当たったので、気持ちとしては違ったんですけど、相手の方がコースをうまく突いてきたのでそこが嫌でしたね。

――秋季リーグ戦では7番手を務められました。改めてリーグ戦を振り返っていかがでしたか

リーグ戦で全部試合は回ってこなかったんですけど、少しやれた試合もあって、やはり改めて7番に置かれた立場で言うと、絶対にチームを勝ちに持っていかなければならないという気持ちは強かったです。2年生で任せてもらって、もしまたらいねん新チームでも7番を任されたとしても、その気持ちは強いですね。

――この先リーグ戦で勝つためには高田選手、藤原康明選手(社3=埼玉・狭山ケ丘)、坂口紳悟選手(社3=東京・早実)といったきょうのBチームの存在が重要だと思いますが、それについてはいかがですか

そうですね。やはりメイジに勝つには3年生の大島さん(祐哉、スポ3=京都・東山)、(山本)勝也さん(スポ3=石川・遊学館)、1年生の上村(慶哉、スポ1=福岡・希望が丘)、そこから自分や藤原さん、坂口さん、竹岡(純樹、スポ1=青森山田)といったこの4人くらいが、しっかりと力を付けなければならないと思います。上(の選手)に勝つのは現時点では厳しいと思うんですけど、少し格上の選手に対しては向かっていく気持ちをもっと全面に出して頑張らないとメイジに勝てないと思います。

――今後の意気込みをお願いします

これから個人戦がたくさん始まるので、団体戦だけでなく個人戦でも自分のプレーを生かせるところは生かして、逆に苦手な部分はしっかりと練習して、らいねんの春季リーグ戦に挑みたいと思います。

高橋結女(スポ3=新潟産大付)

――今大会の狙いというのはどのようなものでしょうか

秋季リーグ戦で優勝して、そこから初めての団体戦なのですが、相手チームも向かってくると思うので、こっちが受け身にならないように向かっていく気持ちを持って戦おうということでやっています。

――実力としては上回っている中でどのような目的を持ってきょうの試合を戦いましたか

実力などは頭に入れずに自分の持ついろいろな技術を試していく上ですごく良い機会だと思うので、その中で取りこぼしがなかったのは良かったです。

――新しく試された部分というのは

リーグ戦が終わってみんないろいろな課題が見つかったと思うので、次の全日学や、国体がある人もいるのでそれに向けてそれぞれが重点的にやってきました。練習だと入っても試合になると入らないことも結構あるので、この団体戦が試す良い機会になっています。

――2試合を戦って良かった点や反省点は

新しいことをやっているので、やはりミスも増えてしまいました。相手が何もしていないのにこちらが平凡なミスをしてしまうことがすごく多かったので、あすは相手がもう少し強くなってくる中で、新しいことを試しながらも(ポイントを)取らないといけないという部分は出てくると思うので、きちんとポイントを取る部分は取っていきたいと思います。

――それでは満足度としてはいかがでしょうか

60パーセントくらいですかね…。やはり自分自身凡ミスが多かったので、粘りが足りなかったなと感じています。しかも相手が向かってきていたことで受け身になってしまったところがありました。

――B、Cチームも敗退はしてしまいましたが健闘されました

やはりBもCもリーグ戦でのエース級の選手がいる強いところと当たっているので、戦力的に厳しい部分はあったと思うのですが、見ていてボールにしっかりついていこうとしているところが良かったと思います。

――あすはより強いチームとの対戦が予想されますが、勝利へのポイントは

やはりサーブ、レシーブで先手が取れるようにコースを狙ったりして、ラリーでも主導権が握れるように、仕掛けていけたらと思います。

田中千秋(スポ1=愛知・愛み大瑞穂)

――きょうを振り返っていかがでしたか

きょうは良い試合と悪い試合とではっきりと分かれてしまった試合内容でした。良い試合はこの前のリーグ戦での良かった粘りが良く出ていて。結構左右に振られてもかなり動けるようになってきたのが今回良かったなと思っています。悪い試合は、レシーブとかでもすぐに崩れてしまったりして、何もできないという状況でした。相手の弱いところを見つけられずに終わってしまったという感じですね。

――日体大A戦では1番手で出場し3ー2で勝利しました

その試合は自分からどんどん行ってしまうと、相手に余裕ができてしまう感じがしたので、落ち着いてラリーを続けて相手にミスを先に誘うようなかたちにしました。

――日体大A戦を振り返ると全体的に相手は強かったですか

そうですね。Aなので、リーグ戦でも常に前半に出ていたり、普段はワセダでもエースの方たちと試合をされている方たちなので、やはり強かったです。

――今大会での収穫や課題を教えてください

強い人はサーブレシーブがとてもうまい選手が多いので、自分も最初のボールをもっと強化して、ラリーで有利に立てるように、頑張っていきたいと思います。

――次の目標をお願いします

次は全日学が控えているので、ダブルスもシングルスもランクに入っていきたいと思います。