ラクロス部

2014.10.01

第27回関東学生リーグ戦 対日体大 9月28日 東京・日体大グラウンド

自力でのファイナル4進出消える

前半 後半
早大
日体大
▽得点者
鈴木2、曲道2、堀切、辻本

 秋晴れの下、ファイナル4進出をかけた大事な一戦が行われた。相手はここまで3連勝と波に乗る日体大。試合開始直後からゲームを支配され、序盤5連続失点を喫する。後半、必死にゴールに食らいつき、2点差まで攻め寄るも、相手に追加点を決められ万事休す。これにより、自力でのファイナル4進出は消滅。悔しい結果となった。

2得点を挙げた鈴木

 開始早々、流れに乗った日体大を止めることはできなかった。確実なフリーシュートや圧倒的な攻撃で、瞬く間に日体大スコアボードに点数が刻まれていく。想定外の5連続失点。攻撃のチャンスをうかがうも、恵まれた体格の相手DFに歯が立たない。もどかしい時間が続く中、待望の1点目を挙げたのはAT鈴木杏奈(スポ4=東京・日大二)。ゴール裏からのパスを受けた鈴木は正面からワンバウンドを利用し、巧みにゴール。ここからワセダのボール支配は続き、相手のミスからMF堀切梓沙(スポ3=東京・成蹊)がゴール左から走りこむ。細かくパスを繋ぎ、ゴール付近でシュートを放つも、惜しくも相手の好セーブに阻まれる。前半終了間近、華麗なジャンプでパスを受けた堀切は瞬足を生かし、一人でゴール前に走り込み得点。しかし、序盤の5失点が響き2-5の3点差で前半を折り返す。

 後半、前半に引き続きドローを奪うことはできず、日体大は勢いのままに追加点を重ねる。なんとしても点差を詰めたいワセダ。相手のファウルから、フリーシュートを獲得し、MF曲道楓(スポ3=東京・国分寺)が確実に点を決める。ここから果敢にゴールを狙う。AT平野薫(国教1=神奈川・桐蔭学園)が相手のミスからボールを奪い、AT辻本麻亜(スポ4=北海道・札幌月寒)へパス。強力なディフェンスを交わしながらゴールを奪い、スコアを5-7とする。このまま勢いづきたいワセダであったが、ドローを獲得しきれずなかなか流れを引き寄せることができない。逆に終盤、手痛い失点を許した。このまま負けることは許されない。辻本からパスを受けた鈴木は、ゴール正面から技ありのシュートを放ち、最後の追い上げを見せる。しかし、序盤に付けられた点差は埋まらず、6-8というスコアで幕を閉じた。

大きな敗因となったドロー

 「十分に勝てる相手だと思っていた」と曲道は語る。日体大の高い攻撃力と、堅実な守りを前に、決定力と勝負強さが下回っていたのを痛感した試合であった。この結果を受け、自力でのファイナル4進出は断たれたしまった。「やれることは全て出し切り、ファイナル4への準備をしたい」と語るMF溝本ほのか(政経4=埼玉・早大本庄)。次戦はチーム一丸となり全力で戦い、ファイナル4進出へ望みをつなげたい。

(記事 上田密華、写真 田島光一郎)

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コメント

川上順久女子部ヘッドコーチ(平10理工卒=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ある程度ディフェンス時間が長くなったりして、最初に先行されることは想定していました。とはいえ、なかなかオフェンスの時間が作れなくて、思った以上に苦しいスタートとなり、自力での予選通過がなくなったので非常に残念な気持ちでいっぱいです。

――前半5失点というのは予想外の展開でしたか

2、3点というのはある程度想定はしていたのですが、ディフェンスをやっているところで全くドローが取れなくて。あそこまで取れないというのは少し想定外だったので、そこが一番の誤算でした。

――1試合を通して、終始ドローはうまくいきませんでしたね

そうですね。点が入った後、必ずディフェンスから始まることになるので、オフェンスの機会よりディフェンスのシーンが多くて、そこが厳しい結果につながったのかなと思います。

――相手の攻撃はどのようなところが想定しきれませんでしたか

相手の攻撃は想定内でした。ただ、思っていたよりディフェンスの機会が多かったので、失点の回数が多くなったというところだったと思います。

――こちらの攻撃面としてはいかがですか

崩せていたと思いますが、ここもまた予想外に1対1の最後に決めるべき人が決められていなくて、ディフェンスになってしまったということも敗因の1つだと思います。

――エースの溝本選手も無得点でしたが、相手のマークが厳しかったのでしょうか

そうですね。最終的に彼女に球が集まるのは、後半の方の試合になってくるとマークがきつくなるので、それ以外の選手がいかに確率高く点を取れるかだと思います。それがきょうは決まり切らなかったというところですね。

――ブロック戦最終戦に向けて意気込みをお願いします

リーグ戦としては最後の試合になるのですが、ファイナル4とかその上に勝ち上がった時に勝てるような、最終戦に勝つことが目標ではなくて、その先で勝てるチーム作りを続けながら、上がることを信じて次の試合も迎えたいと思います。

MF溝本ほのかゲームキャプテン(政経4=埼玉・早大本庄)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

いまはぼうぜんとしているというか、出てしまった結果を受け止めるのに精一杯です。自力でのファイナル4出場はできないのですが、あともう一戦残っているので、しっかりと得失点差を広げてファイナル4に出る準備をしていきたいと思っています。

――結果に対して率直な感想を聞かせてください

やはり勝てる試合だったなと思っています。特に最初の連続失点をもう少し抑えなくてはいけなかったというところと、決めるべきところで自分も含めてしっかりと決めていれば勝てた試合だったので非常に悔しく思います。

――相手の攻撃はいかがでしたか

まずドローのところがきょうの敗因だったと思うのですが、ドローを取られた後に簡単にゴールまで行かせてしまったというところが想定内ではあったのですが、もう少しチームで守れたのではないかと思います。

――後半は攻撃のチャンスが多かったように思いますが、振り返っていかがでしたか

やはり後半はしっかりと前からあたって早い時間で同点に追いつこうというところだったのですが、そこでも失点してしまったので、後半の出だしのところを一点取りたかったです。あと、ハイプレッシャーの中でも、マイボールになる時間でしっかりと点を決めるという確率を上げていかないと、この試合に限らず日本一にはまだ遠い試合だったなと思います。

――ハーフタイムではどのようなことを話されましたか

とにかく同点に追いつこうということだったので、後半の1本目のドローを取ることと、残り時間が少なくなってきたら、しっかりと上から強く守って当たるライドデフェンスをしてきたので、それをやっていこうという話をしました。

――次戦に向けて

最終戦の1週間後に日体大対立大があり、その結果次第ということになってしまうのですが、次戦はとにかくやれることは全て全員が出し切り、最少失点、大量得点で、他力にはなってしまうのですが、ファイナル4への準備をしていきたいと思います。

MF曲道楓(スポ3=東京・国分寺)

――きょうの試合を振り返って

勝てる試合だったので、率直に言うと悔しいです。個人、チームとして詰め切れていない部分があり、相手にそこを攻め込まれて負けてしまったという印象です。

――勝てる試合というのはどのような点からですか

今季の日体大の試合を見て自信はありましたし、スカウティングをしていました。レベルを見ても個人個人がしっかりと自分のプレーをすることができれば十分に勝てる相手だと思っていました。

――試合としては序盤に連続失点がありました

相手のドロワーが高身長でとても強いのを知っていたので、2、3点の連続失点は仕方ないと当初から考えていました。しかしそのあとも少し点を離され、後半の入りにも先制点を取られたり、流れをつかむことができませんでした。

――その中で2得点をご自身で決めました

今シーズンは初戦の立大戦以来点数を決めていなかったので、この試合では自分で点を決めて勝ちたいと思っていました。できればもっと点数を決めたかったですね。

――相手が高身長のディフェンス陣でしたがどのようなことを心掛けていましたか

自分はオフェンスという立場なので、パスのインターをケアすることとあまり突っ込みすぎず、早いパス回しで相手を揺さぶることができるように練習していました。

――しかし前半ではなかなか点数を決められない苦しい時間が続きました

前半では点を離すということよりも、落ち着いて相手を疲れさせることを作戦としていました。その点では良かったのですが、少し攻めるのが遅かったと思います。

――後半は攻める時間帯が増えました

攻める時間は増えましたが、ライドでボールを取ることができずミスもありました。マイボールの時間をもっと大事にしていれば、ゴールまで行き、点数を決める機会も増えたので、その点をこれから意識していきたいと思います。

――ファイナル4が遠のく結果となってしまいましたが、最終戦に向けて

得失点差で最大限に優位に立つことができるように、相手は格下の相手なのでより多くの点数を取って、ファイナル4に行き日本一をつかみ取りたいと思います。