水泳部

2014.09.30

第6回マーメイドカップ 9月28日 神奈川・横浜国際プール

年に一度の祭典が今年度も開催!

 普段は各クラブに所属しクラブの名前を背負って戦う選手たちが、年に一度だけ大学を背負って戦いを繰り広げる舞台。それが、マーメイドカップだ。早大からは昨年と同じく5名が出場し、ソロ、デュエット、チーム競技でそれぞれ観客を沸かせる。特にデュエットでは横竹幸穂(スポ2=福岡・雙葉)、横竹茉優(スポ2=福岡・雙葉)が息の合った熱演を披露し、見事優勝した。

 開会式に続いて最初に行われたソロ競技。早大からは、榎本彩香(スポ3=神奈川総合)が出場した。今年度限りで選手としてはシンクロを引退することとなる榎本。最終19番目での登場となったが、シーズン最後の大会でも堂々とした動きでプログラムを演じ切る。「最後に気持ち良く泳げて本当に良かった」。結果は10位と健闘し、笑顔を見せながらソロ競技を終えた。

柔らかな振り付けで熱演した榎本

 デュエット競技では、横竹幸・横竹茉の双子の姉妹が躍動した。「今シーズン最後なのでとにかく楽しんで、思いっきり泳ぐことができました」(横竹幸)。試合後にこう振り返ったように、大人らしさをイメージしたという動きで会場の空気を支配する。最終演技者としてのプレッシャーをものともせずに昨年度の3位から順位を上げることに成功。早大としてもこの競技では初となる優勝を成し遂げ、「とてもうれしかった」(横竹茉)と納得の出来で表彰台の頂上へと上った。

デュエットで優勝を果たした横竹幸・横竹茉組

 大会の最後を飾ったチーム競技、早大はここまでに登場した3人に市川澄佳(スポ4=長野・上田東)、松本奈々(スポ2=東京・狛江)を加えた5人のメンバーで臨んだ。『ロック』をテーマに選んだことしの早大。「最初のリフトは、澄佳さんが上がっている人の足をマイクに見立てて歌っているようなイメージ」(松本)と、随所に『ロック』を散りばめた表現で観客をその世界観に引き込んでいく。途中には校歌を取り入れるなど、マーメイドカップならではのプログラム構成で場内を魅了。昨年度に続いての優勝とはならなかったものの、「楽しくできたので満足」(市川)と振り返るように『早大チーム』としての演技を示してマーメイドカップは幕を閉じた。

チーム競技では『早大チーム』としての一体感を見せた

 年々着実に参加人数が増え、大会規模も大きくなってきているマーメイドカップ。そのために来年度はさらに大きな大会になることが予想される。また、次回は初めて名古屋で開催されることが決まった。次の戦いは一年後となるが、選手たちも「らいねんは一番良い色のメダルを取り返せるように頑張りたい」(榎本)とらいねんに向けての意気込みは十分。シンクロ部門のさらなる飛躍に、いまから期待が高まる。

(記事 角田望、写真 八木瑛莉佳、山形真代、河野美樹)

結果

▽ソロ

榎本彩香 77.6667点(10位)

▽デュエット

横竹幸・横竹茉 81.7000点(1位)

▽チーム

早大(市川、榎本、横竹幸、横竹茉、松本) 73.9667点(3位)

コメント

市川澄佳(スポ4=長野・上田東)

――どのような意気込みで今大会に臨まれましたか

個人的には最後の年なので、できたら連覇したかったんですけど、できなかったのが残念です。ただ、楽しくできたので満足です。

――チームでの練習はどのくらいされていましたか

週3から週4くらいです。短い間でしたが集中して頑張りました。

――普段クラブチームで活動している選手も多いと思いますが、苦労した点などはありますか

クラブチームの子はやはりクラブに専念してしまうので練習時間の確保ができないということですね。あと場所も競泳と水球の方が優先されるので、プールが使えなかったりしました。でもそういう時は合同練習で他大の人と(練習を)やりました。

――普段の練習はどちらでされていますか

基本は(早大所沢)アクアアリーナなのですが、やはりそこが使えなかったりすると違う大学でやらせてもらっています。

――今回の振り付けは何をイメージされていますか

テーマが『ロック』ということで、随所にロックっぽい振り付けになっています。

――きょねんは『紺碧の空』で、ことしはきょねんの宣言通り早稲田大学校歌でした

ワセダ魂を見せようと思いました(笑)。

――マーメイドカップへの出場は最後になりますが、いかがですか

この大会が年々出場者も増えて大きくなっているので、さらに今後もみんなでつくっていってもらいたいなと思いますし、自分も応援していきたいなと思います。

――今後、競技は続けられますか

いや、ここで引退ですね。

――それでは、今大会で引退ということでしょうか

そうですね、ラストです。

――ではシンクロの競技生活を終えるということで何か一言お願いします

14年間本当にありがとうございました、としか言えないです(笑)。

――最後に、市川さんにとってシンクロとはなんですか

シンクロとは…。シンクロがなかったら自分はここまで成長できていなかったし、多くの人に出会えてなかったな…と。ただただ感謝です!

榎本彩香(スポ3=神奈川総合)

――ソロ演技を振り返っていかがでしたか

通し(での演技)は2回目だったのですが、最終的にはうまくまとめられたかなと思います。

――選曲の意図を教えてください

最初の曲はいままでずっとやってきたものだったのですが、2曲目は最後なので自分の好きな曲で、思い切り泳げたらなと思って選びました。

――振り付けの意図はありますか

1曲目はいままでと同じだったのですが、2曲目は自分で作りました。

――どのようなお気持ちで演技に臨みましたか

結構力強い演技というものが持ち味でいままでずっと(周囲から)言われてきたのですが、今回は逆を狙ってやわらかい感じの振り付けを多めにしました。

――最終演技者でしたが緊張などはされましたか

他の上手な人がたくさんいる中で最後はすごく嫌だったのですが、泳いでみてとても気持ち良かったので良かったかなと思います。

――次にチームの演技を振り返っていかがでしたか

ことしはシンクロらしいチームが3チーム出場していました。その中でワセダがどのくらい力を出せるのかわからなかったのですが、やってみて他の大学のほうが上手な演技でシンクロらしく、チームとして決断力もあったので3位になったのかなと。しかしワセダはワセダらしく、校歌なども使って楽しく泳げたので良かったのではないかと思いました。

――チームでの練習はいつごろからされていましたか

8月の後半からなのですけど、ゼミ合宿や海洋実習などもあったので実質的には2週間くらいでした。

――実際に両方の演技が終わって、いまはどのようなお気持ちですか

私はこの夏でシンクロを引退するという話だったので、最後に気持ち良く泳げて本当に良かったです。らいねんのマーメイドカップには出場する予定なのですが、きちんと記録を出していく選手としてはこれで終わりになるので、またらいねんはリベンジのため頑張ります!

――競技人生を振り返ってみて

10年間(シンクロを)やってきたのですけれど、自分の青春時代が終わった感じです(笑)。

――らいねんのマーメイドカップへの意気込みをお願いします

ことしは(チーム演技が)銅メダルだったので、らいねんは一番良い色のメダルを取り返せるように頑張ります!

横竹幸穂(スポ2=福岡・雙葉)

――デュエットでの選曲の意図を教えてください

いままでは結構、コーチに決めてもらっていたのですけど、今回は自分たちで曲を探していままでとはちょっと違う感じでチェロの大人っぽさを出せればいいと思って選びました。

――演技の出来はどうでしたか

今シーズンずっとそれでやってきたのですが、きょうは今シーズン最後なのでとにかく楽しんで、思いっきり泳ぐことができました。

――どのようなことを心掛けて演技されたのですか

双子だから合わせるということと、思いっきり力強さを見せることです。

――チーム部門での演技の出来はどうでしたか

きょねん優勝して、連覇を目指していたのですけど、それには届かなかったのですが楽しめたので良かったです。

――2回目のマーメイドカップでしたが、気持ちの面で前回と違いはありますか

去年はいろいろわからなかったことがあったのですが、今年は慣れてきて去年より楽しむことができました。

――昨年とのチームの雰囲気に差はありますか

去年と同じメンバーだったので、きょねんよりもより結束できたと思います。

――ご自身の今後の目標は何ですか

今度の選考会に残ってBの代表に入ることです。

――今後への意気込みをお願いします

残り、たぶんシンクロをできる時間は少ないのですが、楽しんで悔いのないように、また頑張っていきます。

横竹茉優(スポ2=福岡・雙葉)

――デュエット優勝をされて

前に負けたペアに勝てたので、とてもうれしかったです。

――昨年は3位でしたが、どのような気持ちで練習に臨まれましたか

双子なのでとにかく合わせることと高さと距離間を縮めることを気をつけました。

――選曲はどのように決められましたか

先生がCDをくれて、その中から選びました。

――振り付けはどのように決められましたか

先生と自分たちで一緒に考えました。

――曲のテーマは何ですか

チェロです。

――練習で大変だったことは何ですか

ぴったりと合わせないといけないことが大変でした。

――シンクロの魅力は何ですか

きついことの方が多いですが、みんなで一つのものをつくり上げることが楽しいです。

――最後にらいねんに向けて意気込みをお願いします

らいねんもデュエット優勝したいです。

松本奈々(スポ2=東京・狛江)

――ご自身2回目のマーメイドカップでしたが、振り返ってみていかがですか

きょねんよりも曲の時間が長くなって、その分体力を付けないといけなくて。練習はしていたのですが、3位という結果だったのですごく悔しいです。

――今大会にはどのような気持ちで臨まれましたか

みんなクラブが違うので、練習をあわせるのが大変で。音響を使った練習も2,3回しかできなかったのですが、その中でなるべく合わせて、楽しんでやろうと臨みました。

――練習はいつごろ始められたのですか

5人が集まって始めたのは8月の終わりくらいからで、競泳や水球がプールを使っていない時間に練習をしてきました。

――チーム競技の選曲はどのように選ばれたのですか

選曲は榎本彩香さん(スポ3=神奈川総合)が選んでくださったのですが、ワセダの校歌は入れたいねという話をしていて。最後はるろうに剣心の曲でかっこよくやろうとしました。

――昨年よりも曲数が増えたのは演技時間が長くなったからということもありますか

そうですね。ずっと同じ曲をやっていたら観客の人も飽きてしまうので、きょねんよりも曲数は増やしました。

――振り付けはどのようなイメージだったのでしょうか

最初の曲はロックで、一番最初のリフトは、澄佳さん(市川澄佳、スポ3=長野・上田東)が上がっている人の足をマイクに見立てて歌っているようなイメージでした。

――実際に演技をしていかがでしたか

やはり久しぶりの試合だったので緊張もしたのですが、大学生だけの試合ということで知り合いも多くて、とても楽しかったです。

――マーメイドカップは楽しめたでしょうか

楽しかったのですが、3位という結果は悔しくて。らいねんは澄佳さんが抜けてしまって、たぶん4人のチームで減点も多くなってしまうのですが、それを越えられるくらい演技の精度を高めて優勝を目指したいと思います。

――今後の競技への意気込みをお願いします

私は選手ではなくてお手伝いしていることが多いので、空き時間を見つけていまの現役の選手に負けないくらい練習をしていきたいと思います。