バレーボール部

2014.09.30

秋季関東大学リーグ戦 9月27日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念体育館

痛恨の3敗目、2連覇の夢遠のく

 必死の追い上げも、あと一歩が届かなかった。先週、首位・中大に敗れ優勝への望みをつなぐためには何としても負けられなかったきょうの明大戦。大差で2セットを先取されたものの、徐々に調子の出てきた第3セットから反撃を開始。多彩な攻撃で流れを呼び戻すことに成功すると、決着はフルセットまでもつれ込む。先にマッチポイントを握られても何度も追い付き、食らい付くワセダ。だが、専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)が放ったスパイクが相手ブロックに阻まれると無念の試合終了。セットカウント2-3(20-25、18-25、25-19、25-19、19-21)で痛恨の3敗目を喫し、秋季リーグ2連覇への道は険しいものとなってしまった。

 劣勢からのスタートだった。センター攻撃を軸に攻撃を組み立てたいワセダの思惑が見透かされ、明大のブロックに行く手を阻まれる。得意の得点パターンに持ち込めず、序盤から5連続ポイントを奪われるなど、序盤に主導権を握ったのは明大。「夏の合宿でやってきた真ん中の攻撃を自分が信じ切れずに、いままでやってきたこととは少し違うことをしてしまった」(山口頌平、スポ2=長崎・大村工)。加えて、課題のサーブレシーブもきちんと返らない状況では単調な組み立てをせざるを得ない。相手の狙い通りの展開に持ち込まれ、2セットを連取されてしまった。

 だが、易々とは負けられないワセダにも意地がある。ブロックされてもそのボールを再び拾い、なんとか得点につなげていく。濱松啓陽(スポ4=佐賀商)の速攻が決まり出すと、センターに相手ブロックが引き付けられワセダの攻撃は好循環に。スペースの空いたサイドで喜入祥充(スポ1=大阪・大塚)が躍動。粘りが出てきた守りのリズムを勢いに変えて2セットを奪い返すと、試合はいよいよ最終第5セット。大逆転勝利はすぐ目の前まで見えていた。

クイックを決める濱松

 先にマッチポイントを握ったのは明大。それでも「勝負どころではどうにかレシーブをあげて専田さんに持っていくぞという意思疎通はできている」とセッターの山口。一方の専田も「普通にやっていれば僕に集まってくるので、それは自然な流れ」と大事な場面でボールを託される覚悟はできていた。土壇場で主将が立て続けにスパイクを決め、ジュースに持ち込むことに成功。14-14から両者一歩も引かない点の取り合いを繰り広げ、ワセダは6度訪れた明大のマッチポイントを防ぎ続ける驚異の粘りを見せる。だが、サーブミスや連携ミスで終始後手に回り、流れをつかみ切ることはできなかった。19-20までジュースは続いていたが、最後は頼みのエース・専田がブロックに捕まり力尽きた。

フルセットでの惜敗に悔しさを浮かべる選手たち

「決定力、ブロック力が明大の方が上だったというわけで、普通に力負けだったと思います」。熱戦をこう振り返った専田。勝利をもぎ取れるチャンスはあったが、理想には程遠い内容であったことは間違いない。残り3戦、少しでも上の順位でリーグ戦を終えるため、そして全日本大学選手権に向けてチームを完成形に近づけるため。課題の克服に全力を注ぎたい。

(記事 中澤佑輔、写真 吉原もとこ、谷口武)

セットカウント
早大 20-25
18-25
25-19
25-19
19-21

明大
スタメン
レフト 専田和也(スポ4=神奈川・弥栄)
レフト 喜入祥充(スポ1=大阪・大塚)
センター 濱松啓陽(スポ4=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ3=熊本・鎮西)
ライト 山﨑貴矢(スポ1=愛知・星城)
セッター 山口頌平(スポ2=長崎・大村工)
リベロ 後藤光明(社2=東京・早実)
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コメント

専田和也主将(スポ4=神奈川・弥栄)

――第5セットに全てが集約されているような試合でしたが、いかがでしたか

きょうは僕が調子悪かったので負けただけですね。

――中大戦を経て、きょうの試合にはどのように臨まれましたか

中大に負けたのは力負けだったので、サーブの強化はずっとしていますが、あとはもう気持ちの問題ということで、気合い入れていけというだけでした。

――第5セット、ジュースに持ち込みましたがあと1点が奪えませんでした

それも決定力、ブロック力が明大の方が上だったというわけで、普通に力負けだったと思います。

――ジュースの時はトスも専田主将に集中していましたが

普通にやっていれば僕に集まってくるので、それは自然な流れですね。

――第2セットまでの話になりますが、ブロックを抜かれる場面が見られましたがいかがでしたか

相手のスパイクを決められるのもありましたが、自分たちの攻撃も全然よくなかったです。自分たちの攻撃というか、僕のバックアタックが決まっていなかったのでかなり厳しい展開になってしまいました。

――残り3試合となりましたが、意気込みをお願いします

優勝は難しいですけれど、順位を一つでも上げられるように頑張ります。

山口頌平(スポ2=長崎・大村工)

――試合を終えてのお気持ちは

結構もう後がない状況でこの一戦を落としたっていうのはとても悔しいですし、優勝から遠のく一敗になってしまったのですが、残り3試合切り替えて頑張るしかないですね。

――どのような攻撃で崩そうとしていましたか

やはり基本はワセダも真ん中の攻撃から自分たちのバレーをやっていくということで、今回もそれを目指してやっていましたが、自分たちの簡単なミスなどで1,2セット目を乗り切れなかったことが結構大きいかなと思います。

――序盤は相手のペースでしたが何に苦しみましたか

やはりあっちもセンターがキーというのはどこの相手も分かっていることなので、だんだんマークもきつくなってきますし、最初から明治も真ん中のマークはつきましたし。あとキャッチが少し乱れると、前半は専田さん(和也主将、スポ4=神奈川・弥栄)の調子もそんなによくなかったかなと思うので、やはりきつかったですけれど、後半は巻き返してきて。けれど5セット目もあの場面で勝ち切れなかったのはまだまだ力が足りないなと思います。

――後半から巻き返しましたがトスの配球などは変えたのですか

いままで夏の合宿とかでやってきた真ん中の攻撃を終盤ちょっと自分が信じ切れずに、いままでやってきたこととは少し違うことをしてベンチで怒られたりもしたので、最後は信じ切っていままでやってきたことをだそうということで、センターラインを信じて3セット目あげていけました。

――チームの雰囲気はいかがでしたか

乗っている場面ではみんな走ったり声を出したりするのですが、やはり1、2セット目のような場面でどう我慢できるかが今後の課題かなと思いました。

――最終セット競った場面では専田選手へのトスが多く見られました

そうですね。ああいう勝負どころでは専田さんを信じて、どうにかレシーブをあげて専田さんに持っていくぞという意思疎通はできていると思いますし、そういうバレーをしていきたいです。

――では今後への意気込みをお願いします

きょう負けたことで順位がどう変わるかは分からないですけれど、残り3試合あるので自分たちの力を出し切って全勝できるように頑張りたいと思います。