ラグビー部

2014.09.27

9月28日 関東大学対抗戦 対筑波大 秩父宮ラグビー場

筑波大戦展望

 関東大学対抗戦(対抗戦)2戦目にして、一つ目のヤマ場を迎える。勢いづくと爆発的な得点力を誇る昨季4位の筑波大との一戦。今季、取られたら取り返すアタッキングラグビーを掲げる早大は、単なる『ノーガードの殴り合い』にすることなく、80分間集中力を維持し、相手を調子づかせるきっかけをつくらせないことが勝利へのポイントとなる。

 筑波大は初戦、明大に21-41で敗北。ミスが目立ち、立ち上がりに3トライを先制されるなど不安定さを露呈した。それでも試合中盤、相手の反則を機にトライを重ね3点差に詰め寄ったように、流れに乗ったときの決定力はやはり侮れない。また、早大戦ではWTB竹中祥やFB山下一がメンバーを外れるものの、主将のCTB松下真七郎が先発に名を連ね5月以来の出場。おととしの対抗戦優勝を経験した大黒柱の復帰が、春から苦戦続きの眠れる獅子を覚醒させる可能性もある。

この試合で久しぶりにベンチ入りした布巻

 一方の早大は明学大相手に3桁得点、無失点と順調なスタート。しかし、試合後にSO小倉順平(スポ4=神奈川・桐蔭学園)は「筑波大相手にこの試合のような軽いプレーをしていては勝てない」と苦言を呈した。ミスやペナルティーを減らし、主導権を渡さない堅実な戦い方が求められる。カギとなるのはFW陣。筑波大は初戦、明大FWに押し込まれて崩れる場面が目立っただけに、付け入る隙はある。リザーブながらケガから帰ってきたフランカー布巻峻介(スポ4=東福岡)が加わり、厚みの戻ったメンバーが強く圧力をかけることができれば、勝機はぐっと増えるだろう。

日本が誇るスピードスター福岡を自由にさせてはいけない

 注目は強力な両校BKの真っ向勝負。激化する両翼争いを制し、WTB深津健吾(スポ4=東京・国学院久我山)が先発に復帰した。WTB萩野岳志(先理4=神奈川・柏陽)、筑波大WTB福岡堅樹と、日本代表強化合宿でともにプレーした双方のエースが対面で演じる『JAPAN対決』は見物。才能輝く相手をいかに防ぎ、奪えるか。試合を重ねるごとに完成度を高めている早大BK陣の真価が問われる。

明学戦で3トライを挙げ復調してきた荻野

 今後の対抗戦の行方を左右する試合だが、ロック大峯功三主将(スポ4=福岡・東筑)は「自分たちがやっているラグビーを筑波大相手にも通用させる」と特別な戦い方はしないことを強調する。夏合宿、ハードワークがなかなかスコアに結びつかない苦しい期間も、ただ愚直に自分たちの追い求めるラグビーを信じて取り組んできた。見据えるは優勝のただ一点のみ、相手がどこであろうとなぎ倒して進むだけだ。

(記事 森健悟、写真 森健悟、副島美沙子)

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
高橋 俊太郎 社4 東京・早実
菅野 卓磨 教4 東京・早実
佐藤 勇人 スポ4 秋田中央
◎大峯 功三 スポ4 福岡・東筑
桑野 詠真 スポ2 福岡・筑紫
仲元寺 宏行 社3 広島・尾道
加藤 広人 スポ1 秋田工
佐藤 穣司 スポ3 山梨・日川
岡田 一平 スポ3 大阪・常翔学園
10 小倉 順平 スポ4 神奈川・桐蔭学園
11 深津 健吾 スポ4 東京・国学院久我山
12 飯野 恭史 商4 東京・早実
13 勝浦 秋 スポ2 愛知・千種
14 荻野 岳志 先理4 神奈川・柏陽
15 黒木 健人 教1 宮崎・高鍋
リザーブ
16 光川 広之 スポ4 神奈川・公文国際学園
17 清水 新也 スポ4 宮城・仙台育英
18 千葉 太一 教2 東京・早実
19 布巻 峻介 スポ4 東福岡
20 山口 慶和 スポ2 福岡
21 吉岡 航太郎 スポ1 国学院栃木
22 浅見 晋吾 スポ3 神奈川・桐蔭学園
23 本田 宗詩 スポ2 福岡
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷)