バスケットボール部

2014.09.23

第64回関東大学女子リーグ戦 9月21日 埼玉・新座市総合体育館

接戦を制し後半戦突入へ

 順大との2戦目。前日の試合と打って変わって苦戦を強いられる形となった。前半から相手の厳しいプレスディフェンスに対処しきれずパスがなかなか縦に通らない。さらには相手の得意とするスリーポイントシュートが連続で決まったこともあり、第3クオーター(Q)目までは本来の早大の良さを十分に発揮することができずに接戦状態。しかしそこで流れを変えて、立ち直すことができるのが今季の早大の見せ所。第4Q目ではG中村和泉(社2=山口・慶進)をはじめとするスピードのある選手がドライブで切り込み、ラストパスでセンター陣がゴールを決めるという早大の得意なプレーを展開。そのまま一気に流れを早大にもってきて最後には10点差をつけてなんとか勝利をもぎ取った。

 試合開始早々に相手の得意とするスリーポイントシュートで先制点を許す。その後も連続でスリーポイントシュートを決められるも、C桂葵(社4=愛知・桜花学園)の安定したオフェンスで点数を稼ぐ。しかし第2Q目。なかなか自分たちのリズムに持っていくことができない。相手のオールコートのプレスディフェンスにも苦しみ、シュートが入らない状態が4分ほど続く。さらには第2Q終了間際に相手の選手に速攻でゴールを許し、1点差にまで追いつかれる形で前半終了。

この日27得点をあげた桂

 後半に入って点差を開けたい早大。桂が後半開始すぐにゴールを決め、一気に早大のペースに持ち込むかに見えた。しかし、相手の粘りのあるディフェンスを振り払うことができない。なんとか点差を広げたい早大は前に攻め、相手のファウルを誘ってフリースローを何度か獲得。1本は確実に決め、55対53で最後のクオーターに突入。第4Qにしてやっと早大らしい試合展開をみせる。持ち直すことが出来たきっかけを「中村が力強いドリブルで抜いていったところ」とG神﨑由香(スポ4=福岡・中村学園女)が言うように、スピードのあるドリブラーが一気に流れを引き寄せた。相手もプレスディフェンスの疲れからか足が止まる。その一瞬を見逃さず、すぐに速攻。ドリブルで一気にゴール付近に進み、F関根彩乃(教育3=千葉・昭和学院)やC林靖子(社1=福井・足羽)が確実にシュートを決める。相手もスリーポイントシュートで粘るも、早大の速い展開に猛追とまではいかない。ラスト20秒で関根がフリースローを2本決め、81―71で試合終了。10点差での勝利となった。

中村のワンプレーで流れが変わった

 第4Qでは『らしさ』を見せなんとか勝つことができたが、前半は苦しい戦いとなった。「相手のスリーポイントシュートを簡単に打たせてしまったのと、プレスディフェンスをされて慌ててしまった」(神﨑)とオフェンス、ディフェンスどちらも課題が残る試合となった。しかし全勝優勝には着実に近づいている。「全勝優勝するためにも1人1人が気を引き締めて、コートで全力を出せるようにしていきたい」(関根)と選手もきょうの反省を活かして前に進んでいるようだ。早大らしい戦い方をして最後に笑顔で締めくくれるのか。全勝優勝までの戦いぶりに注目だ。

(記事 関山萌瑠、写真 黒田菜々子)

第64回関東大学女子リーグ戦9月21日(vs順大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

24 16 15 26 81
順大 21 18 14 18 71
◇早大スターティングメンバー◇
G#14 神﨑由香(スポ4=福岡・中村学園女)
PG#15 本橋菜子(スポ3=東京・明星学園)
F#11 根岸夢(スポ3=東京成徳大)
F#18 関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)
C#25 桂葵(社4=愛知・桜花学園)
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コメント

G神﨑由香主将(スポ4=福岡・中村学園女)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きのうの試合で反省したことがあまりできていなくて。オフェンスで一対一をやられすぎてそこに寄り過ぎて、スリーポイントという相手の得意なプレーをいっぱいさせちゃったなと思います。

――きのうの試合に比べて競った試合でしたが、その原因は何だと思いますか

一対一でしっかり守ってスリーポイント打たせるなって言われていたんですけど、そこを簡単にやられてしまって。私達がオフェンスの時に相手がプレッシャーをかけてきて慌ててしまった部分があったので、そこのディフェンスとオフェンスの部分が競った試合になってしまった理由だと思います。

――きのうの試合に比べて速攻ができなかった理由は何だと思いますか

リバウンドとってからアウトレットパスが遅かったのと運ぶところでのミスが多かったのかなと思います。

――第4Q目で持ち直したきっかけは何でしたか

中村(和泉、社2=山口・慶進)が力強いドリブルで抜いてって、林(靖子、社1=福井・足羽)がシュートをしっかり決めてくれたところだったり、根岸(夢、スポ3=東京成徳大)がしっかり体を張ってリバウンドとってくれたからだと思います。

――ここまで無敗で来ていますがそれに関してはいかがですか

練習中に仮想チームとかがしっかりやってくれているから試合で戦うことができていると思っていて。チームの一人一人が役割をしっかりもってやっているし、試合の時は周りの声とかが励みになっているので接戦になっても勝って行けているのかなと思います。

――来週の試合に向けての意気込みをお願いします

来週からいよいよ上位のチームとの試合なんですけど、出だしが最近悪いと言われているのでそこをもう一回練習で見直して、やるべきことをしっかりやって最後まで戦っていきたいです。

C桂葵(社4=愛知・桜花学園)

――きょうの試合を振り返って

きょうの試合はもうちょっと最初に離して、みんなで戦いたかったんですけどなかなか点差が開かず苦しい試合でしたね。

――前半、点差を広げられなかった理由は

相手のシュートがよく入ったというのもあるのですが、それに対してディフェンスの面でアジャストしきれなかったところですかね。一対一で守れなかったし、チームとしてもディフェンスがうまくいってなかったところもあります。

――きのうから修正したところは

プレスダウンのところで、ドリブルで突破できるところはドリブルで突破しようということで、他はきょうはよくできていたのですが、ディフェンスのところでもう少しスリーを抑えようと言っていたのですがそこがちょっとうまくできていなかったですね。

――ご自身はきょうシュートをたくさん決めていましたが、その点に関してはいかがですか

自分は走ってゴール下で待っているだけなので、みんながあれだけ前で当たっている中で一生懸命運んできたボールを一本も落とせないと思って。みんながしっかり運んで来てくれる分、自分はしっかり決めていこうって思いました。

――ここまで全勝ですが、チームの状況はいかがですか

全勝していると言えど結構克服すべき課題があって、いま壁にぶち当たっている子もいますし。まだまだチームとして満足はしていないというか現状に満足はしていません。もっともっと強くなれるなって感じはしています。まだ乗り越えるべき課題はあるなって思います。

――次戦に向けて

来週も今までと同じように一週間かけて相手を分析してアジャストしてしっかり準備して臨みたいと思います。

F根岸夢(スポ3=東京成徳大)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

出だしが悪くて、離せるところで離せなかったというのもありますが、相手に合わせてしまった部分もあったので、もっときちんとディフェンスしなくてはと思いました。

――きのう順大と試合をして、きょうに向けて意識したことはありますか

きのうは結構速い展開でやられることがあってので、そこはしっかり抑えようとしていました。自分たちのオフェンスではもっと繋いで繋いでというところを意識していました

――相手のディフェンスのプレッシャーが強かったと思いますがいかがでしたか

嫌というわけではなかったですが、付き方が少しずつ変わっていったことで、全体は見えていたのに焦って頭が真っ白になってしまいました。そこをもっと冷静に対応できていればもっと簡単に攻められたと思います。

――リバウンドに関してはいかがでしたか

スリーポイントもあったので、そのロングリバウンドもあったのですが、その他の取れるところでもっと確実に取っていれば楽だったかなと思います。

――最後は相手を突き放せましたが、その要因はなんでしょうか

リバウンドも取れていたし、オフェンスではみんながちゃんとリングに向かっていて、ミスも少なくできていたと思います。

――いま全勝できていますが、来週に向けての意気込みをお願いします

きょねんもここまで全勝で、ここからでしたし、もっと厳しくなってくると思うので、自分がもっとちゃんとやっていきたいと思います。

F関根彩乃(教3=千葉・昭和学院)

――きのうよりも苦戦した原因は何だったのでしょうか

向こうのシュートが当たっているというのもあったんですけど、そこをアジャストして守り切れていなくて。一対一のドライブに対しても守れていない部分がありました。あとは、リバウンドのところでセカンドチャンスを与えてしまったところです。

――第4Qまで速攻が出ず、勢いづくことができませんでしたが

個人的に思うのは、ボールを運ぶ人とつなぎに行く人が合っていない部分があったということですね。

――ここまでリーグ戦の半分を終えて、チームの様子はいかがですか

ちゃんと一週間でチームの特徴をフォーカスして練習で盛り上げているので、そこの部分はいいと思うんですけど、試合になったときに練習とは違ったことを相手がやってきたりしたときの対応がちょっと上手くできていないなと思います。チームの状態としては悪くないと思うんですけど、試合になったときの対応をもうちょっと自分たちで気づいてやれたらいいなと思います。

――リーグ戦前半を振り返って、ご自分の調子はいかがですか

きょねんに比べても、一週間でその週の相手に対してどういうふうにやっていく、というのを自分なりに一応考えて練習で苦しめているので、試合ではその動きが出て、やりやすいとは思います。

――来週の松陰大戦に向けての意気込みをお願いします

やはり他の試合も多分そうなんですけど、どうなるか分からないし、気を抜いたら足元をすくわれてしまうと思うので、全勝優勝するためにも一人一人が気を引き締めて、コートで全力を出せるようにしていきたいと思います。

G中村和泉(社2=山口・慶進)

――きょうの試合振り返っていかがですか

きのうと違って3ピリまで競っていたんですけど、粘り勝てたのはよかったかなと思います。

――きょうは前半からプレスディフェンスに苦戦していましたが

一人一人が横のパスばっかりになっていて、後半は縦へのドライブが効いていたので、前半はその部分が反省点です。

――プレスディフェンスに対して意識していたことは

練習から相手を抜く時にディフェンスに体を寄せてドライブするというのを何度もやっていて、そこを意識していました。

――きょうは外のシュートが不調でしたが

シュートがいいタイミングでは打てているんですけど、相手の流れとかもあってそこで決め切れなかったなと思います。

――個人的なプレーの評価は

前半から縦へのドライブが出せなくて、ハーフにオーさん(萩原美樹子ヘッドコーチ、平17二文卒=福島・橘)にしっかり向かっていけと言われて後半は強くドライブを意識して抜いていくことができたと思います。

――後半点差を離せた要因は

体を寄せてドライブに行くことでアウトナンバーができて、最終的にはセンターのシュートという一番確率のいいシュートで終わっていたのがよかったと思います。

――ここまでチームは全勝ですがチームの状態は

めちゃくちゃいいという訳ではないんですけど、本番試合で勝てているので、そこはいい点かなと思います。

――来週の試合に向けて意気込みをお願いします

ここからが一番大事な試合になってくると思うので、練習からしっかりお互いを高め合って、全勝できたらいいなと思います。