スケート部

2014.09.22

関東大学リーグ戦 対法大 9月20日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

法大に快勝!夏のリベンジを果たす

 日体大との悔しい引き分けから中5日で迎えたこの日、早大は法大と対戦。日体大同様、大学交流戦苫小牧大会(サマーカップ)で敗れていることもあり、関東大学リーグ戦(リーグ戦)制覇のためにも夏のリベンジを果たすためにも負けられない試合だ。第1ピリオド(P)では早大の決定力が光り4-0と圧倒する。第2Pの序盤にキルプレーの影響もあり2失点を許すものの、30分のFW寺井敏博(国教2=米国・チョートローズマリーホール高)のゴールで流れを引き戻すと、その後は大きく崩れることなく試合終了。7-2で勝利し、今後のリーグ戦に弾みをつける結果となった。

 試合開始早々、前節の課題であった決定力が光る。3分59秒に左サイドからのパスを受けたFW金子立樹(スポ2=北海道・駒大苫小牧)がGKとの一対一を冷静に決め先制。そのゴールで勢いに乗った早大は何度も好機を演出する。6分58秒にはFW青木優之介(スポ2=埼玉栄)が一人でゴール前までパックを運ぶとそのままシュート。ゴールネットを揺らした。そのまま流れを維持したい早大だったが第1P後半は攻め込まれる場面が目立ち始める。しかしここはGK遠藤秀至(社2=東京・早実)を中心にゴールを死守。すると18分、前がかりになった相手の隙を突きFW三浦亮(教4=青森・八戸商)が正確な縦へのパスを出す。それを受けた青木が右サイドを駆け上がり追加点挙げ、第1Pを4-0という有利な状況で終えた。

第1P終了間際、この試合2ゴール目を決めた青木

 第2Pはキルプレーの状態から始まる。第1Pとはうってかわって開始後すぐさま攻め込まれ、2分の間にまさかの2失点。その後も「相手を自由にさせてしまった」(DF石川貴大副将、スポ2=埼玉栄)との言葉通りなかなか自分たちのペースに持っていくことができない。しかし30分10秒、パワープレーのチャンスで石川が遠目の位置からスラップショットを放つと、それに反応した寺井がうまくパックの軌道を変えそのままゴール。この得点で流れを取り戻した早大は第2P終盤にも追加点をもぎ取り試合は第3Pへ。第3Pは両校譲らず一進一退の攻防を繰り広げる。この均衡を破ったのは早大だった。59分9秒にFW森田哲朗副将(教4=東京・早実)が復帰戦を飾るダメ押しのゴールを決め試合終了。7-2で勝利し、大事な勝ち点3を獲得した。

流れを変えるショットを放った石川

 この勝利で夏のリベンジを果たし、リーグ戦制覇にも一歩前進した早大。決定力不足に泣いた前節の重苦しい雰囲気を払拭(ふっしょく)するような試合となった。これからさらなる強豪校と対戦していく中で、この日の白星の意味は大きいだろう。悲願のリーグ戦制覇に向けて――。悔しさを乗り越えた早大の真の強さに注目したい。

(記事 進藤翔太、写真 杉田陵也)

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 法大
4(10) 1st 0(14)
2(10) 2nd 2(11)
1(10) 3rd 0(7)
7(30) 2(32)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 03:59 金子立 加賀美
早大 06:58 青木 斜森
早大 11:45 池田 金子立 加賀美
早大 18:16 青木 三浦
法大 20:24 佐々木 小原 松本 PK
法大 21:04 西口 間山
早大 30:10 寺井 石川 金子立 PP
早大 36:12 加賀美 池田 新井
早大 59:09 森田 寺井 新井
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
池田 金子立 加賀美 石川
青木 三浦 金子聖 格地 斜森
寺井 横町 森田 新井 松本
佐藤 瀬戸 田中 村上 志村
GK遠藤
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――試合を終えて、率直な感想をお願いします

きょうの目標はしっかり勝ち点3を取るということだったので、結果的に勝ち点を取ることができて良かったと思います。

――前回は決め切るというところに課題が残ったと思いますが、修正できていましたね

いままではどちらかというときれいなホッケーをして一回のプレーで(攻撃が)終わっていたので、第2、第3のプレーというように、しつこくプレーしようということを全員で共有してやったのが良かったんだと思います。
――次の慶大戦まではあまり日にちがありませんが、どのように調整していきたいですか

コンディションはきついとは思いますが、それは慶大も同じなので。きょうと同じようなかたちで、最初から足を動かして、走り勝つことと1対1で負けないということ、それに加えてしつこいプレーというところにフォーカスを当ててやっていきたいと思います。

FW池田一騎主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――前回の日体大戦から立て直しましたね

この間はパワープレーがほぼない状態で、点数が取れなかったのは5対5での得点力不足が原因だというのを全体が感じていたのと、ブレイクアウトの悪さだったり、バックチェックで戻ってはいてもちゃんと相手に付いていないという部分がすごく多かったので、それを全体で修正できたのが良かったと思います。

――守備から攻撃に転じるという部分がうまくいっていたように見えました

相手が前がかりになっていたところを狙った選手が多く、それが裏目に出た部分もなかったですし、最悪アイシングになって戻されるくらいで済みました。ですがこれをやりすぎるとリスクがあるので、そこを突かれて失点するのだけは(しないように)頭に入れてやっていきたいと思います。

――大学交流戦苫小牧大会(サマーカップ)で負けている相手にリベンジを果たしました

負けた相手というのもありますし、前回日体大に引き分けというもったいないことをしたので、勝ち点3を取る以外に考えていることはありませんでした。そういう中でチーム全体が自分のやりたいプレーより勝ち点3を取りにいくプレーができたので良かったです。

――自信を取り戻す一戦になったのではないですか

この試合は、自分たちが流れに乗れる良い試合だったと思います。

――ご自身のプレーに関してはいかがでしたか

1ゴール1アシストで、周りの選手が取ってくれての7点ということで良かったんですが、自分がもっともっとチャンスで決めないとこれからの試合は厳しくなってくるので、自分は1試合で3、4ポイントずつ取っていけるようにしたいと思います。

――次戦に向けて

早慶戦という部分もあり、気負いする選手もいるかもしれないんですけど、そういう選手を上級生ができるだけリラックスさせてあげて、次もしっかり勝ち点3を取れるように、リスクの少ないプレーを心掛けていきたいと思います。

FW森田哲朗副将(教4=東京・早実)

――きょうは関東大学リーグ戦(リーグ戦)初出場でした

合宿でケガをした影響でリーグ戦を2試合欠場し、チームに迷惑をかけてしまったので、まだ完治ではないのですが、痛み止めを飲んで、何とかチームに貢献したいと思いました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

試合勘がなかったので、仲間にカバーしてもらいながらやっていましたが、試合が進むにつれてだんだん勘を取り戻せたましたね。課題としては、やはり体力が無いことが挙げられます。

――試合終盤のシュートに関してはいかがでしたか

良いパスをもらえたので、時間帯も時間帯でしたし、しっかり決めようと思い振り抜きました。

――リーグ戦の意気込みをお願いします

もちろん優勝という目標を掲げています。前回の日体大戦は引き分けてしまったのですが、まだ優勝が消えたわけではないので、一戦一戦しっかりと戦っていきたいです。

DF石川貴大副将(スポ3=埼玉栄)

――きょうの試合を振り返って

サマーカップのときに4-0で負けていたのですが、結果的に7-2というかたちで勝つことができて良かったです。この前日体大に引き分けてしまっていて、試合前に勝ち星を一つずつ重ねていこうと話していたので、しっかり勝つという意味で試合が終わってみたら勝てたので良かったと思います。

――やはり夏に負けた相手ということで意識はしていたのでしょうか

そうですね。リベンジをここで一回果たして勝つということが長いリーグ戦の中で大切になってくるので。一戦一戦どの試合も大切に戦っていきたいと思います。

――前回の日体大戦から守備面ではどのようなことを修正してきたのですか

いま堰合(芳貴、社2=青森・八戸工大一)が休んでいるので、今回はディフェンスに負荷が掛かるけど5人で回して抑えようということで日体戦とは違う対策のフォーメーションで臨みました。それがうまく機能したかどうかは分からないですけど、第2ピリオド(P)の開始1分ちょっとの失点以外はしっかり守ることができたので結果的に良かったのかなと思います。

――第1Pでは良いスタートを切れたのではないでしょうか

決めるべきところで決められた、チャンスをものにできたということはチームの流れを良くしていくので、そういうところは良かったのではないかと思います。

――第2Pでは序盤に攻め込まれる場面が目立ちました。悪かった点は

まず、第2Pの最初PK(キルプレー)スタートでしっかり守らなければいけなかったのですが、3番目、4番目と入ってきた選手に対してゴール前でマークが甘くなって、相手を自由にさせてしまったというのが失点の原因だと思います。2失点目はクリアできるところをクリアできなかったというのがあって、それが失点に直結しているのかなと思います。

――その後の得点が欲しい場面でアシストを決められました。振り返ってみていかがですか

5対3明けの状態で、いつもやっていないメンバーでのPP(パワープレー)だったのですが、5対4になったらシュートを打とうと思っていて。思い切って中にムーブして打ってみたら運良く入ったという感じでたいしたものではないのですが、そこで点数を取れたということはチームとして大きかったと思います。

――きょうの試合を通じて守備面はどうでしたか

FWも5人でディフェンスするので負荷が掛かるということを分かっていてしっかり守ってくれたということで、DFとFWがタイトな状態で守れたので良かったのではないかと思います。

――リーグ戦これからに向けて意気込みをお願いします

ここから上位チームとの戦いが続くので、先の試合ではなくて目の前の試合を一戦一戦大切に、失点をしないようにプレーできればなと思います。

FW青木優之介(スポ2=埼玉栄)

――きょうの試合の感想は

リーグ戦を通して負けられない試合だったのですが、勝つことができて良かったです。

――2ゴールの活躍でしたが

味方がパックを持った瞬間、前に走ったら良いパスがもらえたので、あとは決めるだけでした。チームメートのおかげです。

――きょうの相手はサマーカップで負けた法大でしたが

リベンジというか、きょうこそは絶対に負けないという気持ちで臨みました。

――日体大戦から改善した点は

まずは切り替えて、リーグ戦は長いので一戦一戦を大事にしていこうということで、気持ち的に変わったと思います。

――きょうの試合のポイントは

第2Pで2失点したところで、相手に流れを渡さず、その後無失点に抑えたことだと思います。

――今後の意気込み

一戦一戦を大切にして、勝てるように頑張っていきたいと思います。

GK遠藤秀至(社2=東京・早実)

――きょうはどのような意気込みで臨みましたか

法大には夏に苫小牧で試合をやって1回負けていましたし、きょねん、おととしと法大戦でリズムを崩してリーグ戦前半は波に乗れていなかったので、ことしは法大戦で良い勝ち方をしてリーグ戦でも勝てていけるようにしたいと思いました。

――法大にはどのようなイメージを持っていましたか

FWがみんな個人技とかパスがうまくて、縦の動きも横の動きも速くて。1人だけ見ているとすぐに他の人にパスをつながれてシュートを打たれてしまうので、しっかりそこは気を付けていました。

――引き分けに終わった前回の試合を踏まえて、どのようなことを意識しましたか

守りの面ではまず反則をしないということ、反則した後も1人少ない状態でしっかり守り切ることを。そして5対5でしっかり点を取ることを意識しました。

――試合を振り返ってみていかがですか

第1Pからこっちは点を取れて良い流れだったのですが、第2Pの最初に続けて失点して流れが少し悪くなってしまって。でもそこで大丈夫かなと思いましたが、その後しっかり守って点も取れて流れを戻せたので、内容的にはかなり良い試合ができたと思います。

――第2Pの2失点はどこが悪かったと思いますか

最初の失点は1人人数が少ない状況で、相手が中に入ってきているのをDFとのコミュニケーションがうまく取れていなくて。それで流れが少し悪くなったところでまた1点を取られてしまいました。もう少しコミュニケーションがしっかり取れれば防げたのではないかと思います。

――DFとの連携の完成度はまだあまり高くないということですか

そうですね。失点はしなかったのですが不安なところがかなりあったので、そこはしっかりこの後直していかなくてはと思います。

――リーグ戦を3試合戦いましたが、チームの雰囲気はいかがですか

先週まではあまり良くなかったのですが、この試合はかなりみんな良い意気込みというか強い気持ちで臨めていて、毎年苦戦している法大にことしはしっかり勝てたので良い雰囲気になっていくと思います。

――次の試合まで間隔は短いですが、どのようなことを改善していきたいですか

あまりできることは多くないと思うのですが、コミュニケーションを取ることは練習をしなくてもできることだと思うので、試合までの2日間でしっかりチーム全体でミーティングなどをして質を高めていければと思います。

FW加賀美太一(商2=東京・早実)

――きょうの試合をふりかえって

前回の日体大戦でふがいない試合をしてしまったので、今回はそれを挽回できるような良いプレーが出来るように意識してやっていこうと思い、一応達成出来たと思うので良かったです。

――具体的な対策はしましたか

練習を1から見直して、走り込みを重点的にやりました。

――秋シーズン初のゴールシーンについて

嬉しいと同時に、やっと決められたことへの安心感もありました。

――次戦への意気込みをお願いします

次の試合は、またすぐあるのでモチベーションを維持してこの調子で頑張っていきたいと思います。

FW金子立樹(スポ2=北海道・駒大苫小牧)

――7-2の大差で勝利したきょうの試合、振り返ってみていかがでしたか

第1Pの序盤にチャンスが回ってきて、得点できたので、そのまま良い流れでいけたと思います。

――夏に負けた法大を相手に、攻撃面で注意された点はありますか

相手は攻撃力が高いので、しっかりバックチェックなどをすることを心掛けました。また、(法大の試合を)ビデオを見たりして対策をしてきたので、きょうは快勝できたのだと思います。

――きょうの試合では先制ゴールに加え、アシストも2本決められました。試合の良い流れを作れたのではないでしょうか

味方のサポートがあってたまたま自分にチャンスが回ってきただけなので、自分が流れをつくれたことは良かったのですが、もう少しチャンスだけでなく、守りの面でも活躍できるように、次の試合から頑張っていきたいです。

――最後に次の試合に向けての意気込みをお願いします

次は慶大で、夏も苦戦しているので気持ちを入れてしっかりやっていきたいと思います。