準硬式野球部

2014.09.22

東京六大学秋季リーグ戦 9月21日 早大東伏見グラウンド

攻守にほころび まさかの今季初黒星

TEAM
早大
慶大 ×

 開幕から続いていた連勝記録が途絶えた。前日の逆転勝ちから迎えたきょうの2回戦。初回に慶大先発・小谷雄介(4年)の立ち上がりを攻め、早大が効率よく2点を先制。投げては先発・向江洋光(人3=大分上野丘)が2回まで無失点に抑えるも、3回以降は徐々に相手ペースに飲まれていく。拙攻が目立った早大打線は追加点を挙げられず、2―6で試合終了。勝ち点の行方は翌日へと持ち越しとなった。

  ミスがミスを呼ぶ悪循環からついに抜け出すことはできなかった。2点をリードしたまま迎えた3回1死一、二塁。向江が投じた3球目は、三遊間へと転がっていく。難しいバウンドではあったが、遊撃手・矢野匠(社1=東京・早実)が軽快なグラブさばきでゴロを処理する。しかし、送球が思わぬ方向へと反れてしまい記録は失策に。ピンチを広げ1死満塁としてしまった。続く打者も遊ゴロに打ち取るが併殺崩れとなり、送球間に三塁走者が生還。1点差に詰められた。この回を機に勢いづいた慶大打線。5回にも早大内野陣の隙を突き、1点を追加。2―2。同点とされてしまう。6回途中からは沼座翔平(スポ3=広島なぎさ)にスイッチ。火消しに成功するかと思いきや、7回にこの日初打席の代打に痛恨の左中間適時二塁打を浴び、ダメ押しとなる5点目を献上。安定した守備力が売りだった今季の早大だったが、3失策と精彩を欠いた。「調子は良かったけど、あれだけエラーが出てしまうとどうしようもない」と先発の向江も試合後に悔しさをのぞかせた。

6回途中、無念の降板となった向江

 いつもの粘りは見られなかった。初回に相手先発の小谷の制球難もあり、2点を先制した早大打線。一気に畳み掛けたいところだったが、その後は拙攻が目立ってしまう。2回、先頭の松下和樹(先理3=静岡・掛川西)が死球で出塁。カウント2―1から盗塁を試みるも打席の向江が三振に倒れ、まさかの盗塁併殺。5回には、犠打が失敗するなど得点圏に走者を進めることさえままならなかった。慶大・小谷の外角低めを丁寧に攻める投球の前に早大打線は沈黙。代打攻勢も功を奏すことはなく、6安打と完全に封じ込められてしまった。

先制の本塁を踏み、ベンチから祝福を受ける矢野

 これまでの戦いとは一転、やること全てが裏目に出てしまった早大。「慶大はしっかりやることをやっていた」と南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)の言う通り、3回戦では攻守に渡って落ち着いた試合展開が求められる。勝ち点奪取へ、黒をひっくり返せば白になる。2試合連続の黒星で今カードを終えることは許されない。

(記事 小川朝煕、写真 河島孝大)

コメント

南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)

――きょうの試合を振り返って

まあ、やられたなという感じです。正直、こっちのミスも出ましたし、逆に慶大はポイントポイントで代打の人がしっかり打ったり、キャプテンが打ったりと、しっかりやることをやっていたな、と。そんな試合だと感じています。

――初回以降に追加点を取ることができませんでした

戦術のミスも出ましたし、ここで1本欲しいという場面で出ませんでしたし。ちょっと見直す面が多々あると思います

――戦術のミスとは具体的にはどういったものでしたか

送るとこでしっかり送れなかったり、ヒットエンドランのミスで盗塁がアウトになってしまったり、ちょっと思ったことがやれていないな、という感じがしました。

――相手打線の勢いを止めることができませんでした

きのうも打たれてましたし、仕方のない面もあるのかな、と思います。あすはあすで松下(和樹、先理3=静岡・掛川西)がしっかりと配球を変えてくれると思うので。あとはシフト、守備位置のことできょう反省が出たのでそこを見直せばあしたは大丈夫だと思います。

――開幕からの連勝がきょうで止まってしまいました

正直、チームのメンバーも悔しさが、顔に出ていたので、切り替えるようには言ったんですけど。勝ち点を取ってなんぼだと思うので、特に気にはしていないですね。

――明日の試合への意気込みをお願いします

きのうも言いましたけど、しっかり切り替えることと最大限に準備できることをしっかり準備することを心掛けたいと思います。あすはしっかり勝ちたいと思います。

向江洋光(人3=大分上野丘)

――きょうの投球を振り返ってみていかがでしょうか

調子は良かったのですが、あれだけエラーが出てしまうとどうしようもない部分があるのかなと。気持ちが切れたとかそういうことじゃなかったのですが、あの流れだと6回に失点しても仕方のないことなのかなという感じはしますね。

――きょうの試合のターニングポイントを挙げるとすれば何回でしょうか

初回に珍しく点が取れてきょうはいい流れだなと思って試合に入れたのですが、自分たちのミスから失点してしまって、やっぱり1失点目を取られた3回が大きかったかなと思います。

――序盤こそ慶大打線の方も2球目くらいまでは手を出してこなかったので、投げやすいように見えたのですが

そうですね、慶大のバッターも追い込まれてからしぶとかったのでそういう作戦だったと思います。自分はそんなにコントロールに不安があるわけではないので、別に耐久されたからといって嫌な感じはしないですが、追い込まれてしぶとくされるのはちょっと嫌な気はしました。

――球審が外角の球に厳しい判定が多かったことについては

審判は試合ごとに違いますし、変な判定もなかったので、苦手意識はなかったです。

――3回に慶大の小西選手がチーム内で初めて初球から振ってきて、結果4球目をヒットにされて徐々に合わせられているなという感覚はありましたか

まあ小西さんはいいバッターなので、ただ一、二塁間を抜けそうになった(3回の)弱い二塁ゴロとか打ち取った球がああいうところに飛んでしまうあたりきょうの自分は持ってないなと思っていました。

――あと1点、2点追加してくれればもう少し楽に投げれていたのではないでしょうか

そうですね、でも2回無死一塁の場面で自分も簡単に三振してしまったり、ちょっと無策というか粘りのない攻撃だったなと思いますね。

――あす、そして法大戦と続いていきますが、次はどういった投球を心掛けたいですか

法大は強い相手なので、投げるときはチーム全体でいい試合をして自分の結果というよりも勝つことが一番大事だと思うので、一丸となって頑張っていきたいです。