ハンドボール部

2014.09.21

関東学生秋季リーグ 9月20日 東京・国士舘大多摩体育館

終了間際の反撃退け、早大に軍配

 関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)も6戦目を迎え、ここからは強敵との連戦が待ち受ける。この日は日大と対戦、優勝へ向け勢いを加速させたかったが満足のいく試合とはならなかった。6点のリードを奪って前半を折り返したが、後半は終始リズムに乗れず苦戦を強いられる。試合時間残り3分のところで1点差まで追いつかれるが、持ち前の勝負強さでしっかり守りきり、なんとか逃げ切ることに成功。連勝数を6に伸ばした。

 中盤までは早大が追いかける展開だった。相手の攻撃を防いではいるが、ルーズボールを拾えないなど際の部分を詰められず点差を離せない。しかしディフェンスでは森田啓亮(スポ4=岩手・不来方)の活躍が光った。積極的に声を出してチームを盛り上げ、強気の守りで相手オフェンスを押さえ込むなど好守を見せる。そうして同点に追いつくと、ここから一気に早大が仕掛けた。東江雄斗(スポ3=沖縄・興南)のパスカットから川島悠太郎(スポ2=福井商)が確実に速攻を決め、さらには桐生正崇(人3=群馬・富岡)もゴールを強襲。大きくリードして前半を終える。

ディフェンスにつかまれながらもゴールを狙う桐生

 しかし後半は立ち上がりで崩されると、高い位置からの厳しいディフェンスに苦しめられる。なんとか攻略したい早大は積極的にメンバーを入れ替えリズムを変えるがなかなかかみ合わない。しかし早大も必死に食らいつく。内海祐輔副将(スポ4=香川中央)がディフェンスの空いたスペースに鋭く切り込み相手を引き付けると、フリーになった森田がパスを受け豪快なサイドシュートを決める。一進一退の攻防を繰り広げたが、相手の勢いを止められず終盤にはついに1点差まで詰め寄られてしまう。このピンチにもGK中野裕通(スポ3=兵庫・神戸国際大付)は慌てず、冷静にシュートを処理。土壇場で一番の危機を乗り切った早大、白星を飾ったが課題も残る試合となった。

シュートチャンスを逃さず決めた川島

 無事勝利を収めたが、手放しで勝利を喜べない選手たち。その表情は晴れなかった。試合後、「オフェンスもディフェンスも自分たちのプレーができなかった」とコメントを残した玉城慶也主将(スポ4=沖縄・興南)。秋季リーグも残すところあと3試合。残る対戦相手はどこも強豪だが、これを乗り越えなければ全勝優勝は成し遂げられない。次の明大との一戦では納得のゆくかたちで勝利を挙げ、王者らしさを示してほしい。

(記事 佐藤凌輔、写真 松田萌花、尾澤琴美)

関東学生秋季リーグ
早大 31 19−13
12−16
29 日大
スタメン
GK 中野裕通(スポ3=兵庫・神戸国際大付)
CP 玉城慶也(スポ4=沖縄・興南)
CP 内海祐輔(スポ4=香川中央)
CP 森田啓亮(スポ4=岩手・不来方)
CP 東江雄斗(スポ3=沖縄・興南)
CP 桐生正崇(人3=群馬・富岡)
CP 川島悠太郎(スポ2=福井商)
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コメント

玉城慶也主将(スポ4=沖縄・興南)

――接戦となりました。きょうの試合を振り返って

オフェンスもディフェンスも自分たちのプレーができなかったかなという感じです。

――後半立ち上がりで崩されたという印象ですが

ディフェンスがしっかりと守って相手のエースではない選手に上から打たせることができていたんですが、キーパーと合わなかったですね。オフェンスはいままでの試合より攻撃の回数が多かったかなと。しかもシュートが早打ちになってしまったので、波に乗れなかったんだと思います。

――日大の素早いリスタートへの対応は

僕らのバックチェックが遅くて何本かやられてしまいました。相手の逆速攻は自分たちがシュートを決め切れなかったのと、早いタイミングでシュートを打ってしまい周りの選手が戻れなかったことが原因かなと思います。

――日大は高い位置でのディフェンスを敷いてきましたが、なにか注意したことはありますか

相手が高いってことはそれだけ下のスペースが空いているので、そこに切り込んでシュートを狙ったんですが、やっぱり攻めが早かったですね。試合中に気づいて声掛けしたんですが、修正できませんでした。

――最後のタイムアウトはどんな話がありましたか

残り2分で1点とれば勝てるという場面だったので、大事に1点とろうといった話をいました。

――最後に、次の明大戦なにか対策は

あしたの明大も両エースが良い選手なので、これをどうやって守るかというのをミーティングでも話しています。ここが抑えられれば、いつもの「守って速攻」で勝てるんじゃないかなと思います。

川島悠太郎(スポ2=福井商)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

前半オフェンスもディフェンスも結構良い感じで回ったので点差を広げて終えることができました。後半ではもっと突き放すという話をしていたのですが、後半の始まりからミスが続いて1点2点を争う試合になってしまったので、点差が離れたときにもっと相手を追い込むような展開にできたら良かったと思います。

――相手にはどういった印象を受けましたか

パス回しが上手くて、フリースローギリギリの所でパスを回してくるので結構やりにくい印象を受けました。

――ハーフタイム、大城章コーチ(平18人卒=沖縄・那覇西)からはどのような話をされましたか

前半が6点差くらいで終わって相手が諦める感じになってきていたので、もっと点差を離せるようにと話していました。

――その中で後半途中、相手に1点差まで追い上げられたとき焦りなどはありましたか

シュートがあまり入らなくてミスも続いていたので、少し焦りはあったと思います。

――チーム内で声かけなどされていましたか

個人的にはあまりできていなかった気がしますが、キャプテンの玉城さん(玉城慶也主将、スポ4=沖縄・興南)とかを中心にチームを盛り上げるよう声を出してくれたのですごくやりやすかったです。

――修正していきたい点はありますか

試合の入りのとき、個人的にシュートミスが多いのでそこを工夫して決めていけたらいいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

あしたの明大に勝てば7勝目で優勝に近づくと思うので、試合の始まりから思い切っていけるように頑張りたいと思います。