庭球部

2014.09.16

関東大学リーグ 9月13日 東京・亜大日の出キャンパステニスコート

10連覇達成!しかし課題山積

 2日間の順延を経て迎えた最終戦。長年の宿敵・慶大との戦いは白熱したものとなった。ダブルス2試合で勝利を収めたワセダはシングルスでも4勝。6-3で慶大を下し、関東大学リーグ(リーグ戦)10連覇を成し遂げた。

ゲームを奪い、ガッツポーズする古田・今井(左)組

 ダブルス3戦は全てファーストセットを落とすという始まりだった。劣勢の中、いち早く巻き返しを見せたのはダブルス1の古田陸人(スポ4=愛知・名古屋)・今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)組。「セカンドセットの出だしは良い状態で入れた」(古田)と第1ゲームをキープすると、その後もテンポの良い試合運びでセットカウントを1-1に持ち込んだ。互いにキープし合う均衡した展開となったファイナルセット。「引いてしまった部分があった」(今井)とマッチポイントを握られる場面もあったが、相手の隙をつくストロークでポイントを奪い、気迫で勝利をもぎ取った。その隣のコートで試合を進めていたダブルス3の大城光主将(スポ4=埼玉・秀明英光)・小堀良太(スポ2=東京・大成)組もファーストセット3-6、セカンドセット1-4と追い込まれた状況から逆転勝利。苦しみつつも2-1でダブルスを折り返した。

積極的な攻めに出る大城主将(左)・小堀組

 シングルス6の松崎勇太郎(スポ2=神奈川・湘南工大付)が手堅い1勝を収め、シングルス4の大城は対戦相手の棄権により勝利。ワセダの優勝を決定づけたのは、シングルス5として出場した栗林聡真(スポ3=大阪・清風)だった。全日本学生選手権(インカレ)で勝利した権大亮を相手に、安定したストロークでポイントを引き離していく。抜け目ない戦いぶりで、自身初となるリーグ戦全戦出場を勝利で飾った。また、ダブルスで敗れた岡村一成(スポ4=岡山操山)がシングルス2に登場。「シングルスでは良い内容で勝とう」と気持ちを切り替え試合に臨み、ストレート勝ちを収めた。

勝利を決め、ネットに駆け寄る栗林

 「優勝はできたが、その感覚はない」(櫻山雄大副将、商4=神奈川・桐光学園)、「率直に言うと、うれしい優勝ではない」(有田慎平主務、教4=東京・早実)。目標としていた全勝優勝を達成したワセダだが、部員たちの顔にはさえない表情が浮かんだ。それは今大会でチームとしての未完成さを痛感したからだ。全日本大学対抗王座決定試合まであと1カ月半。優勝の二文字を目指すワセダの戦いは、いよいよラストスパートを迎える。

(記事 山本葵、写真 松下優)

結果

▽男子1部

○早大6-3慶大

ダブルス1

○古田陸人・今井慎太郎(3-6、6-3、7-5)高田航輝・上杉海斗
ダブルス2
●岡村一成・梶修登(4-6、2-6)井上善文・近藤大基
ダブルス3
○大城光・小堀良太(3-6、6-4、7-6(2))谷本真人・渡邊将司
シングルス1
●今井慎太郎(6-7(4)、4-6)近藤大基
シングルス2
○岡村一成(6-3、7-6(4))高田航輝
シングルス3
●古田陸人(5-7、6-7(1))谷本真人
シングルス4
○大城光(7-5、3-0RET)上杉海斗
シングルス5
○栗林聡真(6-1、6-3)権大亮
シングルス6
○松崎勇太郎(6-1、6-2)韓成民

関連記事

リーグ戦全勝優勝で王座へ(09/12)
粘りのテニスで強敵撃破!(09/12)
法大下し王座出場へ(09/12)
またも7-0!弾みつけ後半戦へ(09/08)
シングルス1の岡村が勝利を決める!(09/08)
全勝で2日目を終える(09/06)
7-2で勝利も、課題の残る内容に(09/06)
初日は筑波大に7-0(09/05)
リーグ戦制覇へ!初戦は全勝(09/05)

コメント

大城光主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――関東大学リーグ(リーグ戦)を全勝優勝で終えましたが、いまの気持ちは

優勝はずっと目指してきたものです。王座(全日本大学対抗王座決定試合)に向けて良いかたちで優勝できたかというと、決してそうではありませんでした。きょうの試合で、スコアが逆転していてもおかしくありません。ダブルスが0-3になる可能性も十分にありました。王座で勝つためにはさらに詰めていくことが必要だなと思いました。いまからそのようなところをしっかりと見据えてやっていかないといけないと思います。

――13日に及ぶ長い大会でした

本当に一日一日が勝負でした。とにかく長い13日間だったと思いますが、最後まで戦い切ることはできたとは思います。

――きょうは慶大との対戦でした

全勝対決で、両校ともに王座に出場することは決まっていました。しかしきょうは兼早慶戦で、絶対に負けられないというプレッシャーはみんな強く感じていたと思います。そのプレッシャーをはねのけられるくらいの精神力や自分をコントロールする力というのが求められていました。

――接戦となったダブルスで2勝をもぎ取ったことが大きかったと思いますが、大城選手自身の試合を振り返っていかがですか

自分自身をコントロールできない時間帯がありました。ただ、その中でも第三戦、第四戦に比べたらできていた部分もありました。それが挽回にもつながったと思います。しかしダブルス1、ダブルス2の相手はインカレ(全日本学生選手権)の準決勝まで進出しているペアで、僕らがもっともっと先行して勝たないといけませんでした。他の2ペアに相当のプレッシャーを与えてしまったので、そういう意味では合格点ではありませんね。

――ただ、第2セット以降盛り返しに成功しましたね

気持ちだけは強く持てたというのがありますね。自分たちが逆転したこと、ダブルス1も厳しい状況の中でしっかり戦い切ることができたということに関しては、これまでやってきたことが発揮されたというのはあります。しかし、個人戦だったらまだしも、団体戦で、三番手という立場で、ということを考えると満足はしていませんね。

――シングルスでは上杉海斗選手が途中で棄権してしまいました

試合前から足を気にしているしぐさが見られました。それがけいれんの兆候だったというのは分かりませんでしたが、そういうことはあまり気にせず、自分ができるプレーを徹底してやろうと思っていました。結果的にああいうかたちになってしまったんですけれど、それまでは3-5でしたし、シングルスにおいてもまだまだ課題はあります。

――団体戦は応援やベンチコーチがいる中での試合となりますが、それは力になっていますか

それははい、もちろんですね。このチームは総力戦で勝負するというのを常日頃から言っています。きょうの一戦の中でも周りからの力で何とかしのいでというかたちになっていたと思います。僕自身もそうですし、試合に出ているメンバーはみんな大きな力をもらっていると思います。

――いよいよ王座となります

もっともっと強いチームにしていかなければいけないというのはあります。未完成のかたちで迎えてしまったリーグ戦での反省を生かし、王座では本当に良い勝ち方で勝てるようにしていきたいと思います。

櫻山雄大副将(商4=神奈川・桐光学園)

――優勝したいまの気持ちは

正直、優勝したという実感よりは王座が1カ月後に迫っているという意識が強いです。僕が入学してから初めて優勝できるか分からないリーグ戦に臨んで、それが終わりました。優勝はできましたが、優勝した感覚がないという方が正しいですね。優勝すると思われて優勝したわけではなくて。僕は選手ではないですけれど、チームをつくっている立場としては、成果を出せていないという状況にあるのかなと思います。それは監督(土橋登志久、平元教卒=福岡・柳川)からも言われていますし、自分自身もそう思っています。優勝した感覚があったのは、栗林(聡真、スポ3=大阪・清風)の試合が終わってから今井(慎太郎、スポ3=神奈川・湘南工大付)が入るまでの間でした。その後の試合内容を見てもそうです。明大戦も何かが狂っていたらそうでしたし、法大戦も相手が気持ちを落としていなかったら分からなかったですし、慶大戦も11日に試合をしていたら結果は分かりませんでした。なので、やらなければという気持ちが強いです。きょうも戻ってからミーティングをします。

――リーグ戦を振り返っていかがですか

各個人が一生懸命にやらないと勝てなかったリーグ戦だったと思います。ボーラーから応援からベンチコーチから、みんなが1勝に携われた大会でした。ことしは早慶戦(早慶対抗試合)からチームが一つにならなければいけないという危機感があります。いま何をするかをみんなが考えていないと勝てない状況で、このリーグ戦の期間中はそれを考えないといけない局面が何度もありました。そこでしっかりみんながやれたことが、(明大戦で)岡村(一成、スポ4=岡山操山)が小野選手(陽平)に勝てたり、大城(光主将、スポ4=埼玉・秀明英光)が時間稼ぎできたりしたことにつながりました。あれにはサポートの力がありましたね。逆にそれは、例年にはないことしのチームの強みかなと思います。

――慶大戦は11日の試合がきょうに延期されました。チームの状況としてはいかがでしたか

(慶大との試合に向けて)やり残したことだらけでした。きょうを迎えるまでの2日がある意味良かったと思います。試合で何が起きても良い覚悟はしていましたね。ダブルスが劣勢な状況になっても、ある程度準備していました。

――今大会は応援で声を出すことが禁止されていました

声を出せないので、ジェスチャーとかアクションとかをすることをチームで意識していました。僕だけではなくて下級生もやっていましたし、同期もやっていました。そうやって気持ちを伝えるということが、僕の言うそのときに何をやらなければいけないのかというのを考えた結果の1つだと思います。

――チームとしての課題は

課題はたくさんあります。まずは選手の調子が良くないです。例年は、出ていない選手までもが何があっても大丈夫なように用意されています。ことしはどっしり構えられていないのが危険です。それに加え、僕はもっとみんなの思いが必要だと思います。勝ちたいという気持ちもそうですし、役割が違う中でも自分の行動がチームの勝敗に影響するという意識を持つことが必要です。チームで勝つんだという思いを一番強く持ったチームが最後に勝つと僕は思っています。慶大はそれがすごく強いですね。王座はもともとスケジュールされたものではなくてつかみにいかないといけないですし、初戦、準決勝、決勝と勝っていかないとつかむことができません。もっとそこに貪欲にならないといけないと思います。(部員の)37人全員が、泥にまみれてぐしゃぐしゃになっても絶対にこのチームで勝つんだという思いを持たなければなりません。そしてその思いを強くするのが僕の仕事だと思います。試合に出ていない僕がどこで価値を発揮するかといったら、そこで他の36人を巻き込んでいくことかなと思います。

――試合中は大城選手のベンチコーチに入っていますが、どのような気持ちで試合を見ていますか

大城は不本意な状態でこのリーグ戦には入っています。あいつは責任感も強くて、優しいところもあるので、リーグ戦では勝たせたいと思って入っていました。練習中もそれ以外も時間もなるべく一緒に過ごして、二人三脚でやっていきたかったし、やってきました。しかし正直に言うと僕はベンチコーチの役割を果たせていなくて、それは大城の戦績にも表れています。ベンチコーチがOBに代わるときは結構悔しいですね。まだまだ足りないと思いますし、王座までにはもっと密にしていかないといけません。そのためには僕は大城のことをもっと知らなければいけないし、相手を知らなければいけないし、そのときの状況に応じて適切に判断しなければいけません。きょうは上杉選手が棄権してしまいましたが、絶好調だったらまた大城に苦しい思いをさせていたと思います。そのコートにキャプテンと俺がいるなら、本来は一番勢いがあって、真ん中のコートでプレーして周りのコートの士気も上げていくぐらいのプレーをしたいですし、大城も絶対にそういうふうに思っています。ただの1勝を挙げるのではなく、他のコートにも影響を与えられるような試合をすることが最終的に目指すところかなと思います。

――王座へ向けて一言お願いします

まず王座に出られることに感謝しなければいけないと思います。明大には小野選手や奥田選手(圭都)がいて、法大には竹内選手(遥丞)がいて。彼らは王座に行きたいという気持ちでやっていたはずで、王座はそういう人たちの思いもある場所です。予定されているわけではなく、チームでつかみとった王座です。4年生は最後で、後悔がないようにやりたいです。僕は4年目で王座で10連覇するために部活に入ったので、そこに懸ける思いは強いです。ただそれは4年生だけが頑張るというものではなく、37人が貢献したという実感を持って王座を取るというもので、僕がノンレギュラーに言っているものそれです。あれだけ悔しい顔をしている慶大は絶対にやってくるので、それをはね返せるくらいチームが一丸となることが必要です。厳しいですが、僕らにはそれに取り組めるチャンスがあり、時間も環境もあるので、ベストを尽くしてやるしかないと思います。

有田慎平主務(教4=東京・早実)

――リーグ戦全勝優勝という結果ですが、チームはこの結果をどのようにとらえていますか

率直に言うと、うれしい優勝ではありません。インカレからリーグ戦とずっと続いた中でチームが上がってきているわけではないですし、チームとしての甘さが存分に出た試合だったかなと思います。

――明大戦の後のミーティングやきょうの試合後の様子から、危機感が感じられましたが

そういう危機感があるにもかかわらず、それをチームが持てていないところに危機感があるというか。明大戦も法大戦も慶大戦も勝つことができましたが、第二戦から内容的な甘さがありました。

――きょうは慶大との試合でしたが、チームとしての状況は

早慶戦という歴史ある試合で、34連覇が懸かっていて、というのは心のどこかに感じていました。その伝統も大事なのですが、この状況においては自分たちが勝てるかどうかというところが重要でした。それを全員が分かった上で戦えたというものではありませんでしたね。厳しい言葉にはなりますが、早慶戦はチームが一つになれる機会であるのに、それができなかったなという思いがあります。

――ベンチコーチとして今井選手の試合に入っていましたが、試合を見ていていかがでしたか

リーグ戦自体は安定していて、結果的にも圧倒していたと思います。ただ今回の相手の近藤選手(大基)は、インカレの準決勝で対戦して惜しいスコアで負けてしまった選手でした。それを反省して臨んだ試合だったので、今回の試合は相当大きいものがありました。本人も強い思いを持って臨みましたが、かなわなかったというのは反省点です。しかしその中でもインカレでの反省点はしっかり克服できたという自負があります。さらに上を目指し、きょう負けてしまったことも王座に向けて良いこととしてとらえています。

――意識して声掛けしていることなどはありますか

劣勢でもリードしていても、今井の持ち味を生かせない試合はもったいないと思っています。それができなくては悔いが残る試合となってしまうので、そこだけは自分から攻めろと言っていました。

――リーグ戦ではサポートの部員も多くの役割を担っています

サポート、特に1年生は雑用などが大変です。頑張ったとは思いますが、個人的には王座でさらなる活躍を期待したいです。元気があって、良い1年生ばかりなので。

――最後に、王座に向けて一言お願いします

このチームはまだ磨かれ切れていません。ここからもう一回つくりかえていかないといけないくらい未完成なチームです。しかしキャプテンの大城のカラーに染まりつつあるとも思っています。この1カ月でチームをさらに大城色に染めて、頂点取れるよう全員で頑張っていきたいと思います。

岡村一成(スポ4=岡山操山)

――リーグ戦優勝おめでとうございます。この結果をどのようにとらえていますか

内容的にはあまり満足していませんが、勝てるかどうか分からない試合だったので優勝できて良かったと思っています。

――きょうの試合の振り返りをお願いします

どちらも不甲斐ない試合だったと思います。ダブルスは何もできずに負けてしまいました。いままで負けたことのない相手でしたが、終始押され気味だったと思います。 シングルスは簡単に勝てたところをセカンドセットの終盤までもつれさせてしまいました。(セカンドセット中盤に)劣勢となってから集中力が上がり気持ちが入ってきました。最後に勝てたのは良かったですが、最初から気持ちを入れていくべきでした。

――ダブルスでストレート負けしてしまった後のシングルスはどのような気持ちで迎えましたか

ダブルスでは良い試合ができなかったので、シングルスでは良い内容で勝とうという気持ちで臨みました。

――セカンドセットはタイブレークまでもつれ込む展開となりました。何か意識していたことはありましたか

セカンドセットで終わらせたかったので、強気を忘れず、堅実なプレーを心掛けました。1ポイント1ポイントを大事にしていこうとも思っていました。

――ここまで強い選手を相手に勝利を収めていますが、ご自身の戦い方をどのように見ていますか

明大戦、法大戦に関しては良いプレーができていたと思います。ですが、中大戦やきょうの慶大戦はあまり良い内容ではありませんでした。まだまだ改善の余地があるのかなと思います。

――王座に向けての意気込みをお願いします

最後なので、残り1カ月半悔いのないように練習していきたいです。

古田陸人(スポ4=愛知・名古屋)

――リーグ戦を優勝で終えましたが、どのように感じていますか

優勝したこと自体はうれしいのですが、危機感もあります。王座までにもっと練習しなければならないと感じています。

――きょうのダブルスを振り返っていかがですか

きょうの相手はインカレで勝った相手ということもあって、そのときと同じようにプレーしようと思いました。しかしなかなかうまくいきませんでした。ファーストセットは自分たちのテニスができずに落としてしまいました。セカンドセットは出だしで良い状態で入れたので、その流れでしっかり取ることができました。ファイナルセットでは相手も巻き返してきて、こちらがリードしていたにもかかわらず引いてしまった部分があったので、その点は反省しています。

――互いにキープし合い、ブレークにつながらない試合展開でした

そうですね。サービスゲームは良かったのですが、リターンゲームでは引いてしまいました。弱気になったときにリターンミスが続いて、ゲームを落とす場面が多くありました。

――ファイナルセットでは4-5の15-40から4ポイント連取したゲームがありました

あのゲームを取れたのは今井のおかげですね。あの場面で今井がフォアハンドを打たなかったら負けていた、というゲームでした。

――シングルスの試合に関してはいかがですか

相手が高校の後輩ということもあって負けたくありませんでした。しぶとくプレーすれば大丈夫かなという気持ちがあったのですが、向こうもしっかり準備してきていました。シングルスは今大会全て負けという結果で、準備不足を実感しました。王座に向けてあと1カ月、しっかり準備したいと思います。

――ベンチコーチの声掛け、サポートの方々の応援は力になりましたか

はい、とても力になりました。声が出せない中で拍手のみの応援になりましたが、特に同期には力をもらいましたね。

――リーグ戦全体を振り返っていかがですか

結果としては勝ち切れましたが、チームとしてまだまだ隙があります。王座までの期間に一人一人が自分のすべきことを怠らずにやっていく必要があるなと感じています。

――最後に、王座に向け一言お願いします

最終目標は王座での優勝です。全員で優勝を目指して頑張ります。

今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)

――リーグ戦優勝を達成しましたが、どのように感じていますか

リーグ戦で団体として優勝できたのはほっとしています。しかしきょうの試合ではシングルスを落としてしまいました。ワセダのトップとして出場している以上負けは許されないのですが、その中で負けてしまったというのは自分の甘さが出た結果だと思います。王座まであと1カ月しかないので、できることを徹底的にやっていこうと思います。

――きょうのダブルスを振り返っていかがでしたか

全体的に引いてしまった部分がありました。法大戦のダブルスもそうでしたが、相手がノンプレッシャーで打ってくるのに対して自分が引いてしまいました。立て続けにミスしてしまった場面もあり、パートナーの古田さん(陸人、スポ4=愛知・名古屋)に迷惑をかけてしまったと思います。相手がどんなプレーをしてきてもそれを押し返すようなプレーをしていかなければならないと感じました。

――互いにキープし合い、ブレークにつながらない試合展開でした

そうですね。きょう特に良くなかったのはリターンでした。簡単なミスが出てしまったり、力んで打ち込んでしまったりしてしまいました。そういったリターンミスがブレークできない状態につながってしまい、このような試合展開になってしまったのだと思います。

――ファイナルセットでは相手にマッチポイントを握られた場面が2回ありました

そもそもあの場面に持っていってはいけなかったというのがありますし、相手はとても積極的に動いてきていて、ストロークも打ち込んできました。たまたま自分たちが15-40になったときに冷静さを保てたことが巻き返しにつながりましたが、そういった状況に持ち込んでしまったこと自体を反省するべきだなと思っています。

――シングルスはリベンジマッチとなりました

まさにその通りで、リベンジする気持ちでやっていたのですが…。彼もとても強い選手ですし、(試合が)終わってからあの場面ではもっとああできたのではないかと思う反省も多々あります。気持ちは前面に押し出しましたが、やはりそれだけではいけませんでしたね。団体戦ということで気持ちを出すということは重要なことですが、もっと自分のプレーをどうするべきか考えなければならないと感じた試合でした。

――サポートの応援にも熱が入っていましたが、力になりましたか

そうですね。応援に助けられた部分は本当に多かったです。声は出せない状況でしたが、目を合わせるだけで「いくぞ!」という気持ちが伝わってきて、こちらも「やるぞ!」と気合いが入りました。応援やサポートのおかげで乗り切れたと思います。

――法大戦、慶大戦ではシングルス1で出場されましたが、今回のリーグ戦を振り返っていかがでしたか

シングルス1で出場させていただきましたが、シングルス1というのは関係なしに自分の出た場所で自分のできることをしっかりすることを意識してプレーできたと思います。

――約1カ月後の王座に向け意気込みをお願いします

今回のリーグ戦で得た課題を克服したり、実力を伸ばしたり、やることはたくさんあると思います。短い期間ですが、この1カ月は熱くなって、全部出し切って完璧な状態で王座に臨めるよう頑張っていきます。

梶修登(政経3=東京・早実)

――リーグ戦優勝おめでとうございます。この結果をどのように受け止めていますか

勝つことができて、チームとしての目標は達成できました。(優勝争いをした)慶大も力をつけてきている中で、上回ることができて良かったと思います。

――慶大との対戦で、意識したことはありますか

春に引き続き2回目の対戦でした。同じ相手との対戦となり、試合前は不安などなく良いイメージを持って試合に臨みました。実際に対戦してみて、相手の勢いから慶大のチーム全体が持っている勢いを感じました。

――きょうの試合の振り返りをお願いします

これまで僕らはサービスゲームをキープしていく中でゲームの流れをつかんでいき、先にブレークしていくというかたちで勝ってきました。ですがきょうは先にブレークを許し、リターンが通ってしまったことも多くありました。その中で自分たちのリズムをつくれず、徐々に消極的なプレーとなってしまいました。緊張してしまったこともあり、良いかたちがほとんどないまま終わってしまいました。すごく悔しいです。

――第四戦までダブルスは全勝でした。きょう初の黒星となりましたが

第四戦までと大きく変わったということはありません。どちらかというと、これまで調子があまり良いとは言えない状況の中で勝ってきました。相手に助けられた部分もあり、僕も粘り強くできていたという部分で勝ち続けていました。ですがきょうは粘り強さが出せず、それが負けにつながってしまいました。

――リーグ戦を13日間終えての感想をお願いします

前々から長い戦いになると予想していました。1戦終えたら次戦の相手をイメージし、次戦に向けて調整していくことを5戦続けてやっていくことは大変だなと思いました。体力面や精神面では初戦からきょうまでずっと同じ状態で、落ちることなく戦えました。最後に負けてしまいましたが、やり切りました。

――サポートや応援は力になりましたか

試合のときに内にこもりがちになってしまうときがあって、そのときに意識的に応援の方を見たり、声を聞いたりしようと自分に言い聞かせています。苦しいときに力をもらえるので、サポートや応援があってこその優勝だと思います。

――王座に向けて意気込みをお願いします

残りの期間、悔しい思いを練習にぶつけ、王座優勝に貢献したいと思います。

栗林聡真(スポ3=大阪・清風)

――リーグ戦優勝おめでとうございます。チームとしてこの結果をどうとらえていますか

優勝できたことは良かったと思います。ただ一番の目標は王座での優勝なので、喜ぶだけではなくもう一度ここから王座に向けて準備していきたいです。

――きょうの振り返りをお願いします

権選手(大亮)はインカレでも対戦した相手で、自分の中でも絶対に勝たなければならない相手という意識がありました。相手のディフェンスに対して自分から展開でき、主導権を握れたので良かったと思います。

――きょうは早慶戦でしたが何か意識したことはありますか

OBの方もたくさん見にいらっしゃいますし、他大の中でも一番意識する相手ではあります。 熱い戦いとなるので、一番気合が入ります。

――リーグ戦ではシングルス全勝ということで、安定したテニスができているのではないでしょうか

僕はシングルス456のいずれかという下のポジションで、勝つことが前提です。仮に王座で上のポジションで戦うとして、安定したテニスができるのかというのが課題ではあります。

――ご自身の勝利がチームの優勝を決定づけましたが

他のコートで棄権があったこともあり、たまたま自分のときに優勝が決まったという感じなので、意識はしていませんでした。

――王座へ向けて意気込みをお願いします

きょうはダブルスで0-3になってもおかしくない展開で、勝てたとは言っても内容的に逆のスコアでもおかしくない一戦でした。ここから王座に向けて、チームで一から頑張っていきたいと思います。

小堀良太(スポ2=東京・大成)

――優勝おめでとうございます。いまの気持ちを教えてください

優勝できてうれしいという思いもあるのですが、ほっとしたのが正直な思いですね。春の早慶戦では4-4でシングルス1に(勝敗が)かかり、ぎりぎりの勝利をしました。きょうのダブルスは3ペアとも第1セットを落とすという中で、ダブルス1と3が逆転劇を見せました。ダブルスが終わってもシングルスがあるので(完全に)終わるわけではないのですが、とりあえず勝ててほっとしたというのが最初に思い浮かぶ言葉ですね。

――ベンチコーチや周りの応援は力になりましたか

もちろん力になりましたね。確かに先輩や後輩、OBの方々の応援は力になりますが、やはりずっと一緒にやってきた同期の仲間が一緒に目を合わせてくれたり、ガッツポーズをしてくれたり、声を掛けてくれたりすることで、彼らのためにもやらなくてはと思うようになりました。

――リーグ戦全体を振り返ってみていかがですか

昨季もダブルス3で出させていただいて、ことしも同順位で出させていただきました。ことしは4年生がダブルス1、2、3に1人ずつ出場していて、来季になるとそれが崩れてまた新規のペアができます。シングルスもその3人が抜けて、本当に不安定なチームになると思います。その中で、ダブルスはもちろんポイントゲッターになって、シングルスでも活躍できるプレーヤーになりたいと思いました。

――きょうの試合では何度も長いデュースがありました。その際に意識した点は

接戦になった際に引いてしまっては負けだなと思っていたので、絶対に引かないで、強気に自分から仕掛けるというのを心掛けてやっていました。

――第2セット中盤までは相手に押され、1-4から巻き返しました。何か変えた点はありましたか

技術的に変えたことは特にないのですが、気持ちを一変させたというか、このまま負けたらチームにも申し訳ないと思ったら、一気に吹っ切れた自分がプレーに表れました。このまま情けない姿で試合を終えて帰るのは申し訳ないと思ったところから、どうせ負けるなら強気な姿を見せて、まだ試合をやっているダブルス1の人たちの力が湧くようなプレーをしたいという一心でした。その強気なプレーを心掛けていたら体もついてきて、ペアとしても、また周りの雰囲気も徐々に良くなっていきましたね。

――この長い試合でポイントになったゲームはどのゲームだった考えていますか

第2セットのゲームカウント1-4、3-4のときにブレークしたのはもちろんなのですが、5-4にしたあとにもしっかりブレークして、相手を波に乗せないまま第2セットを取れたのは大事なポイントになったと思います。

――勝負どころでのボレーが光っていましたね

ファイナルセットでは、ここまで来たらもうやるしかないという一心でした。大城さんのストロークもすごく状態が良くなってきていてそれで押すことができてきました。大城さんが後ろでやってくれるという安心感が生まれたことによって、僕の「いま、ここでいく」というタイミングでしっかりいけて、決めることができました。

――王座への意気込みは

リーグ戦を1位通過することできましたが、僕もチームとしても足りないところが多くあります。僕はまず、技術面、メンタル面などいろいろありますが、一日一日濃い練習をして、王座まで「絶対に勝ち切るんだ。優勝するんだ」という気持ちを忘れずにやっていきます。

松崎勇太郎(スポ2=神奈川・湘南工大付)

――優勝おめでとうございます。いまの気持ちを教えてください

優勝して、早慶戦で勝ったということはすごく大きいです。しかし勝った喜びよりかは次に対してまだまだ課題が多くて、自分自身もそうですが、チームにも課題が多いなと感じさせられるリーグ戦でした。もちろん自分が明大戦で1敗してしまったことが大きくて、それを王座に向けてどう克服していくかというのが大切になっていきます。優勝したということより、まだまだやれることはたくさんあるということを思い知らされる大会になりました。

――早慶戦ということで特別な意識はありましたか

もちろん早慶戦は大きなものです。春のときも5-4でぎりぎりで勝っていますが、やはり本当にライバルであり大きな敵です。大きな一戦になることはみんな意識していますし、絶対に慶大に負けたくないというのはあったと思うので、意識しないつもりではいましたがどうしても意識してしまう部分はありました。ですがその中でも1勝を持ってくることができたのは良かったと思います。

――ベンチコーチや周りの応援は力になりましたか

ベンチにOBの横山さん(良輔、平25スポ卒=佐賀・龍谷)が入ってくださったり、後ろでOBの方々やチームメートが応援してくれたりしたことは大きな力になりました。やはり試合になると一人で抱え込んでしまう時間帯がありますが、そういうときに仲間の顔を見たり声を聞いたりするというのは、いま自分がどういう状況にいるのかを知らせてくれます。そして何をしなければいけないのかを気付かせてくれるので、本当にチームの声援や応援は力になります。

――リーグ戦全体を振り返ってみて

全体として4勝1敗でした。1敗してしまったことは大きなことですが、4勝している中でも課題は数多くあります。どの試合にも課題はあって、完璧に勝ち切れたわけではありません。今回5試合に出させていただいたことに感謝しながら、出た課題を王座までに一つずつつぶしていかないといけないと思いました。

――課題とは具体的に

個人戦とは違い、団体戦で代表として戦うというのは普段とは異なる雰囲気です。そういった中で自分がどういうプレーをしなければいけないのか、どういう立ち振る舞いで戦わなければいけないのかということです。もちろん技術の課題はありますが、そういったチームプレーはどういうものなのかを自分で普段から意識していかないといけないと思いました。

――きょうの試合は安定した試合運びでしたね

オーダー交換をした後にメンバーを見て、自分が絶対に勝たなければいけないというのを感じて、緊張感がありました。落ち着いて試合を運べた部分もありましたが、セカンドセットで3-0になったときに3-2に追い付かれ、そこでいろいろな雑念であったり自分の弱さだったりが出てしまいました。6-1、6-2というスコアで勝てたとはいっても、そういう部分があるのが課題ですね。

――スライスショットをうまく使っていましたね

スライスでうまく逃げていた部分もありましたが、それも一回強く打っていればポイントにつながっていたかもしれません。弱気になってスライスで逃げてしまったときもあり、それがリズムを変えるきっかけになったポイントになったかもしれませんが、強気なスライス、攻めのスライスであったかといわれると、そうであるとは言い切れません。強気で攻められるときでもスライスを使っていたので、そういうのが王座までの課題です。

――王座に向けての意気込みをお願いします

このリーグ戦では5戦全てで出させていただきましたが、王座で出られる確約は全くありません。チーム内の競争もし烈になってくるのは当然です。僕らが目指している王座優勝、それに向けて1カ月間自分に何ができるかをよく考えて、自分が出て勝てるような準備をしていきたいです。