アーチェリー部

2014.09.14

第53回全日本学生個人選手権 決勝ラウンド 9月14日 大阪・服部緑地陸上競技

強豪に実力及ばず

 学生日本一を決める全日本学生個人選手権(インカレ)。前日の予選ラウンド上位32人による頂上決戦、決勝ラウンドが行われた。この日の試合形式は、1対1で点数を競い合うトーナメント方式。1セット3射の5セット制で行う。ワセダからは田寺洋貴主将(人3=茨城)、山本周平(スポ3=山梨・甲府一)の2人が予選を突破し、参戦した。「目標は優勝」(田寺)、「もちろん、優勝を目指して」(山本)と臨んだが、田寺は1回戦、山本は2回戦で強豪、近大のカベに阻まれ敗退。実力の差を痛感させられる結果となった。

 「めちゃくちゃ緊張しました」(田寺)。インカレ初出場にして決勝ラウンド進出を果たした田寺。応援の力を誰よりも知るワセダの主将は、前日の予選ラウンドでも、後半点数を盛り返した要因として『仲間の応援』を挙げていた。この日も、試合開始直前までチームメイトから激励を受け、声援を背中に受けながら開始のホイッスルを待つ。相手は日本代表の経験もある尾崎寛人(近大)。「いつも通りのプレーをしていこう」と、丁寧に矢を放ったが、結果はストレート負け。強敵の前に成す術なく、「実力不足です」と、全国のカベの高さを目の当たりにした。

初の大舞台で堂々とした戦いぶりをみせた田寺

 「もうちょっといきたかった」(山本)。一方の山本は、3年連続となる出場。2年前は1年生にして準優勝と全国に名を響かせるも、昨年はまさかの1回戦敗退。今度こそ、と優勝を目標に3年目となるインカレに臨んだ。1回戦では、最初の2セットを先取。早々にリーチを迎えたものの、相手の追い上げを受けて同点に。「気持ちで勝とう」と強気に臨んだ最終セットでは、射った瞬間「確信」したという納得の一射を放つ。矢が的に当たる前にガッツポーズを見せた。続いて行われた2回戦。1回戦の勢いそのままに1セット目を奪うも、その後徐々に調子を上げた相手に「追いつこうにも離されてしまいました」と、最後のセットまで持ち込めずに勝敗が決まる。「全力は出せたと思う」と、こちらも本来の力の差を見せつけられた。

1回戦後、ガッツポーズをする山本

 全日本学生王座決定戦(王座)に続き、全国大会での厳しい現状が身に染みる結果となったワセダ勢。次戦は6月の王座以来となる団体戦、六大学定期戦だ。個の実力と、チーム力。鍛え上げた2つの力で、最高のワセダを見せてほしい。

(記事 建部沙紀、写真 谷田部友香)

結果

▽男子

田寺 1回戦敗退

山本 2回戦敗退

コメント

田寺洋貴主将(人3=茨城)

――いまのお気持ちをお願いします

悔しいです。もうちょっといけると思ったのですが。

――今回の課題は

実力不足です。相手が格上の、トップレベルの選手なので、4対0くらいにはなると思っていて、そこから巻き返せればと考えていたのですが、自分の力が及ばなかったです。

――初めてのインカレで決勝ラウンド進出となりましたが、緊張のほどは

めちゃくちゃ緊張しました。緊張はしたのですが、同期や応援に来てくださった方がいて、だいぶリラックスして臨めました。

――予選から決勝ラウンドに向けての気持ちは

いつも通りのプレーをしていこうかなと。自分がああなったらこう対処しよう、というイメージは持っていました。

――次戦は団体戦ですが、『チームワセダ』に必要なことは

チーム力を上げること、具体的には普段の練習からコミュニケーション
や声を出すなどの基本的なところにまだまだ甘い部分があると思うので、そういったことをしっかり詰めていきたいです。

――六大学定期戦への意気込みを

もちろん総合優勝します。

山本周平(スポ3=山梨・甲府一)

――いまの感想

悔しいですね。もうちょっといきたかったです。

――1回戦で追い上げられたのは山本選手が調子を落とされたのでしょうか

そうですね。僕がちょっと点数を落として、相手は上げてく感じで。その2回は点差がありましたね。

――1回戦の最後の3射はどのようなお気持ちでしたか

相手より強気で、気持ちで勝とうと思いきったら勝てましたね。

――最後の一射は射った直後、矢が的に当たる前にガッツポーズされていました

確信で(笑)。あまり見てはいけないんですけど、矢の筋を見ていて「あ、これはきた」って確信があるんですよ(笑)。それがアーチェリーの気持ち良い瞬間です。

――2回戦は

1回目で2-0になって、そのままいけるかなって思ったんですけど、僕もちらほら外してしまって。相手はどんどん調子が上がってきた感じだったので、そのまま追いつこうにも離されてしまいました。実力不足だったのかなと思いました。

――全力が出せなかったのではなく、実力不足ですか

実力ですね。全力は出せたと思うので。割と良い射ち方もできていたと自分では思っています。

――調子は良かったですか

調子は良かった方です。

――時々風が強くなりました

それは大丈夫でしたね。タイミングを少しだけずらして合わせていく感じで。相手はそこで射ってしまって外したので、「しめしめ」って(笑)。

――2日間の収穫は

関東で僕らが試合したり練習したりするところは基本風がないので、こういうあちこち風が吹くよく分からない障害があるなかで自分がどうすればいいかを学びました。射ち方のリズムとか、思い切った感じとか、普段意識していることをもっと強く意識しないといけないのかなと思って。やっぱり自信を持つことですね。

――田寺選手はいかがでしたか

すぐ近くだったので、試合中も声を掛け合いながらやっていたんですけど。まあ相手が強かったですね。日本代表なので。勝てたら、と思っていたんですけどやっぱり強いですね。最後に(相手に)満点を射たれていたので、これは無理だって(笑)

――次戦の六大学定期戦に向けて、意気込みと目標をお願いします

ケイオーさんいますけど絶対優勝ってことで。そこでは絶対一位になります。