アーチェリー部

2014.09.14

第53回全日本学生個人選手権 予選ラウンド 9月13日 大阪・服部緑地陸上競技場

悲願の優勝へ、まずは予選突破

 学生個人戦の最高峰の舞台、全日本学生個人選手権(インカレ)。大阪の地に、地方予選を勝ち抜いた精鋭たちが集結した。ワセダからは、男子は田寺洋貴主将(人3=茨城)、山本周平(スポ3=山梨・甲府一)、寺澤紀彦(スポ3=東京・足立学園)、女子は林香里(スポ4=奈良学園)、福井瑞生(スポ2=埼玉・春日部共栄)、倉坪絢(スポ1=岐阜・高山西)の計6名が出場。山本、田寺の2人があすの決勝ラウンド出場を決めた。

 男子は上位32人が決勝ラウンドへの切符を手にする予選ラウンド。田寺は第1エンドで5位につけるも、緊張からミスが重なり、前半戦終了時には50位となる。しかし後半では「応援してもらった」と、仲間からの声援に落ち着きを取り戻し、28位でフィニッシュ。一方山本は、後半戦半ばに一時34位にまで順位を落とすなど、思うように試合を進められない。それでも最後には自分のペースを取り戻し、25位で予選を終えた。惜しくも予選敗退となった寺澤は「(練習の成果を)うまく生かせなかった」と悔しさをあらわに。それぞれに苦しい場面が見られたものの、各人に収穫が感じられた。ワセダを引っ張る3年生の活躍に、期待が高まる。

初出場で決勝ラウンド進出を果たした田寺

 女子は上位16人が決勝進出。予選突破はならなかったものの、福井は「伸び伸び射てた」と昨年からの成長を見せた。また倉坪も「メンタルに自信を持てた」と手ごたえを感じた様子。六大学定期戦へ向け、さらなる飛躍を目指す。4年生の林は、引退後の練習不足が響く結果となったものの、残り少ない学生競技に気持ちを新たにした。

女子部で最高点を出した林

 あすの決勝ラウンドで、全日本学生の頂点が決まる。ワセダの戦士が目指すのは『優勝』ただ一点のみ。激戦は必至だが、それぞれの実力を発揮し、全国にその名を響かせてほしい。

(記事 澤村拓洋、写真 谷田部友香、澤村拓洋)

結果

▽男子

山本 625点【25位】

田寺 624点【28位】

※32位以上決勝進出

寺澤 607点【45位】

▽女子

※16位以上決勝進出

林 563点【45位】

福井 561点【47位】

倉坪 560点【48位】

コメント

林香里(スポ4=奈良学園)

――きょうを振り返って

引退してからあまり練習していなかったので、練習は大事だったなあと、実感しています(笑)。

――練習にはほとんど参加されていなかったのですか

そうですね。ほとんど行っていなかったですね。

――試合中は何を意識しながら射たれていましたか

当てよう、とか思っても当たらないだろうなと思っていたので、しっかり引いて、変な動きをしないように射とうと考えて射ちました。

――福井選手、倉坪選手とお話しされるのも久しぶりですか

合宿に一度顔を出していたので、会うこと自体は久しぶりではなかったです。

――お二人とアーチェリーのお話しはされましたか

あまりしてないですけど、合宿の時は、最近どう、みたいな話はしました。

――引退してからチームをご覧になって、何か感じたことはありましたか

やっぱり見ていてみんなすごく頑張っているなと感じましたし、自分が現役だった時は、チームというのがすごくモチベーションになっていたのかな、というのは引退してから感じています。

――今後はアーチェリーを続けられるのですか

はい、やろうと思っています。学生のうちは。

――卒業されてからは

まだ全然分からないんですけど、できたらやるかもしれないですし、もうやめるかもしれないです(笑)。

――今後についてお願いします

最近練習をさぼっていたんですけど、学生の試合もほとんどなくなってきているので、フィールド(全日本学生フィールド選手権)だったり、インカレのインドア(全日本学生室内個人選手権)だったりに行けるように、これから頑張ろうと思います。

田寺洋貴主将(人3=茨城)

――きょうの結果についていかがお考えですか

まあ一応ボーダー(決勝ラウンド通過点)は通ったので良かったです。とりあえず一安心です。でも全日(全日本ターゲット選手権)の申請点とりかったので、前半がもったいなかったなと思います。

――後半盛り返したのは何か変えられたのですか

別に変ってないのですが、ちょっと応援してもらったというのがありました(笑)。福井瑞生(スポ2=埼玉・春日部共栄)とか他の大学のOBの方とか、あと他の選手の人にも応援してもらって。

――この大会に向けてはどのような練習をされてきましたか

夏合宿でとことん70メートルを射ち込んできました。

――あすに向けて

いつも通り射てたらなと思いますね。きょうはゆっくり寝て(笑)。

――きょうの収穫は

全国大会、というのが自分のなかでの経験値になったかなと思います。周りに強い人がたくさん射っていて、すごいなと思いながら。強い人が射っているところで自分も射つ、という経験値を得られたことですね。

――緊張はされかなったですか

最初とかに超緊張しました(笑)。最初変にいい点数を射ってしまって、5番とかだったんですよ。そこからどおーっと緊張しました(笑)。

――緊張も、途中まで点数が伸び悩んだ理由ですか

そうですね。

――あすの目標をお願いします。

目標は優勝です。頑張ります。

寺澤紀彦(スポ3=東京・足立学園)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

1ラウンド目の最初の1、2本目は本当に緊張していたんですけど、その後緊張が無くなって、でも調子が出るわけでもなくいつもの練習と同じ感覚になったのでいけるなと思ったんですけど、練習の調子が悪い時と同じような感じで、純粋に自分の実力を出して負けたという感じだったので、正直練習不足かなというのがあります。

――最近調子は良くなかったのですか

すごくバラバラで、試合の時になると調子は出ないのですが、周りからは緊張しているからとか言われて、自分も緊張していると口では言うんですけど、周りの選手、特に同期の二人を意識していて、それが一番の敗因というか自分の足を引っ張っている感情で、それが悪循環してしまいました。周りから慰められるのも含め、そういうのがあることでさらに悪循環して自分で勝手に崩れていくというパターンが最近多くて、練習量と考え方とかも変えていかないといけないなと思いました。

――予選ラウンド敗退となってしまいましたが、その点についてはいかがですか

合宿を終えてから来ているので、練習と同じような点数を出せば(予選を)通れるような点数は射っていたので、ただ純粋に悔しいというのと、自分は弱いなというのが目を背けられない事実としてあるなと思いました。

――今回足りなかったものは何だと思いますか

王座(全日本学生王座決定戦)の時から、自分の試合の時の考える癖があって、それを分かっていながらずっとやってしまっていました。具体的なものではないんですけど自分の中では感じるものがあって、それを毎回やってしまっていて、それをやっている時はあまりいいイメージができなくて当たらないことが多いですね。

――合宿はいかがでしたか

合宿ではいろんな練習をして、緊張もできるような練習もしたり本数も射てたので、実のある合宿でした。インカレ前に十分な練習環境があったにも関わらずこの結果だったので、練習の1つ1つの質が低かったというのがあります。合宿をしたのは良かったんですけど、個人のレベルでそれをうまく生かせなかったなと感じました。

――次の大会は六大学定期戦ですが、そこに向けての意気込みをお願いします

六大学戦はあくまで個人戦ではなくチーム戦なので、チーム戦なら僕としては普通の調子で臨めると思うので、それをいかに個人の時と絡めて考えられるか、六大学戦でいいイメージをつくって個人の試合に持っていけるような試合にしたいと思います。

山本周平(スポ3=山梨・甲府一)

――きょうの試合を振り返って

満足のいかないといいますか、不完全燃焼だったなと。

――その中での決勝ラウンド進出ですが

きょうの試合でも、最後の方にはいい射が見つかったので、その良い射ち方を思い出しつつ、攻めの姿勢で臨みたいと思います。

――今回の勝因とは

途中点数を落としていた時にも、後半立て直すための思いきりと、踏ん張る力ですね。

――決勝ラウンドを勝ち抜くためには

相手が格上なのは間違いないので、その中でも自分の射に自信を持つことと、相手にもミスはあるはずなので、そこで自分が頑張れば勝てるはずだと思う事です。

――『チームワセダ』として、すべきことは

僕は、いまでもチームとして強いという自信があるので、より全体の力の底上げをしていきたいと思います。

――決勝ラウンドへの意気込みを

もちろん、優勝を目指して頑張ります。

福井瑞生(スポ2=埼玉・春日部共栄)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

点数的には納得のいくものではなかったのですが、射っていてすごく感覚は良くて、試合でもこんなに伸び伸び射てることは少ないのでその面では良かったなと思います。

――予選ラウンド敗退となってしまいましたが、その点についてはいかがですか

感覚は良かったのでもう少し点数は出たかなという点が悔しいです。

――2年目のインカレですが、1年目のインカレと気持ちに違いはありましたか

そんなに違いは無かったのですが、緊張した中でも伸び伸び射てたという点ではきょねんより成長したと思います。

――合宿はいかがでしたか

合宿中は思い通りの射ができなくて、最近の中ではきょうの試合は安定していた部分があるので、普段の試合でもきょうぐらい大きく射てるようにして点数を上げていきたいと思います。

――今大会で得た収穫や課題はありますか

収穫としては心に余裕を持って射てていたと思うので、1年生の時と比べて大会慣れはしてきていると思います。課題は、風もそうですし、今回テンポがバラバラで、速く射って当たる射もあればそのせいで焦ってしまう部分も多かったので、自分の射を確立していきたいと思います。

――次の六大学定期戦に向けての意気込みをお願いします

本戦の前に2年生戦があって、そこはショート(30メートル)ハーフ(50メートル)なのでしっかりそこは切り替えて練習していきたいと思います。

倉坪絢(スポ1=岐阜・高山西)

――きょうの試合を振り返って

元々最近調子が悪かったのですが、その通りの結果でした。精一杯頑張ることはできましたが、思うような結果にはできませんでした。

――決勝へ進むために必要だったものは

今回風が吹く中で、自分の納得いかないミスをしてしまったので、風に対応できる判断力とより確実に狙える実力だと思います。

――これから改善していく部分は

風に関わらず同じ場所に狙いを固められるような練習と、より良いフォームを見つけていきたいです。

――今大会から得られたものは

自分の悪い点が見つかったことと、メンタル面での自信を持てました。

――次戦、六大学定期戦への意気込みをお願いします

今回納得のいく点数ではなかったので、六大学では納得できる点を取れるよう、これからの練習で頑張っていきます。