ア式蹴球部

2014.09.10

関東大学女子リーグ戦 9月6日 早大東伏見グラウンド

大量7得点で完封勝利!

 残暑が続く中、関東大学女子リーグ(関カレ)第2節大東大戦が行われた。立ち上がりは思うような試合運びが出来ず苦戦する。MF高木ひかり(スポ3=静岡・常葉学園橘)がミドルシュートで先制点を挙げると、形勢は一転し積極的にゴールを狙い始める。3-0で前半を折り返し、後半も攻めの姿勢を絶やさない。守備面でも相手に攻撃の隙を与えることなく無失点で試合を終える。7-0と大量得点でワセダの強さを存分に見せつけた。

 開幕戦で逆転勝利を飾り、順調な滑り出しから迎えた今節。大東大はきょねん苦戦した相手であった。立ち上がりは勢いのある相手のプレスから流れをつかむことが出来ない。16分にはクリアミスからPAに侵入されフリーのままシュートを打たれるなど、息をのむ場面も見られる。ワセダのペースに持ち込めず苦しい戦況が続く中、26分高木がゴール前のルーズボールに反応し豪快にミドルシュートを放った。このゴールを皮切りに積極的な姿勢が増え、果敢にゴールに迫り始める。32分にはMF正野可菜子(社3=兵庫・日ノ本学園)がPA内で相手のファールを誘いPKを獲得、冷静にゴールへ流し込む。その後も正野が相手陣高い位置でボールを奪うと、左サイドのDF大島茉莉花(スポ4=鹿児島・神村学園)へ展開、左足を振り抜き、見事ゴールネットを揺らした。ワセダはこのまま攻撃の手を緩めること無く、前半を3-0で折り返した。

強みとしているミドルシュートで先制点を挙げた高木

 3点リードで迎えた後半は、暑さもあり両チームに疲れが見え始める。ここで粘りを見せたいワセダは再び攻めの姿勢を取り戻し、試合の主導権を握る。55分に高木のスルーパスをFW川原奈央(スポ2=兵庫・日ノ本学園)が落ち着いて決めると、直後の56分には相手DFのミスからこぼれたボールをMF権野貴子(スポ4=宮城・常盤木学園)がそのままゴール。終始流れを支配し、後半だけでさらに4得点を挙げた。守備の面ではDF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)が、ディフェンス陣がオーバーラップときには「中盤が下がっていたのが良かった」と述べるように、攻撃に加勢したDFは中盤がカバーするなど、危機意識を共有したディフェンスで無失点に抑えた。

安定感ある守備で無失点に貢献した奥川

 前半に3点、後半に4点と大量に得点を重ね試合を終えた。シーズン開幕当初に課題となっていた後半の失点も、危ない場面はあったものの、強いフィジカルと豊富な運動量でフォローし、無失点で抑えることに成功した。3バックと中盤の連携も浸透し始め、関カレ全勝優勝に向けて順調に成長を遂げている。

(記事 中澤奈々、写真 橘高安津子)

スターティングイレブン


関東大学女子リーグ戦第2節
早大 3-0
4-0
大東大
【得点者】(早)26、64高木、34正野、39大島茉、55川原、56、78権野
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 前所属 学部学年
GK 1◎ 三田一紗代 京都精華女子 社4
DF 松原有沙 大阪・大商学園 スポ1
DF 12 大島瑞稀 宮城・常盤木学園 社3
DF 23 奥川千沙 静岡・藤枝順心 スポ1
DF 32 稲山葉月 東京・十文字学園 スポ1
MF →45分 中村仁美 兵庫・日ノ本学園 スポ1
DF 大島茉莉花 鹿児島・神村学園 スポ4
MF 松川智 大阪桐蔭 スポ3
MF →72分 堀川玲奈 ジュブリーレ鹿児島 スポ4
MF 高木ひかり 静岡・常葉学園橘 スポ3
MF →82分 高須咲帆 福井工大附属福井 スポ4
MF 10 正野可奈子 兵庫・日ノ本学園 社3
MF 権野貴子 宮城・常盤木学園 スポ4
FW 11 川原奈央 兵庫・日ノ本学園 スポ2
◎はゲームキャプテン
監督は福島廣樹(昭45教卒)
コメント

GK三田一紗代副将(社4=京都精華女子)

――公式戦は7月以来の出場となりました

関カレ(関東大学女子リーグ戦)開幕戦に出られなかったというのは自分的には悔しさもありましたし、開幕戦以降は自分が出続けるぞという気持ちで練習に取り組んできたので、きょう試合に出て勝つことができて良かったです。

――今季はGK山田紅葉(スポ2=東京、十文字学園)選手やGK河邉花観(スポ3=宮城・常盤木学園)選手も公式戦に出場するなど、チーム内の競争は高まってきていますか

下の学年も底上げしてきて自分も危ない位置にいるので、自分も頑張らないとという感じです。

――7-0で大量得点、無失点での勝利となりました

まず無失点で終わるということはすごく大事にしていたので、あまりシュートも打たれずに終われたということは良かったことです。DF小野田莉子主将(スポ4=宮城・常盤木学園)がいま離脱していて、試合に出られない選手の気持ちもしっかり背負って戦うという意味でも、勝って終われて良かったです。

――立ち上がりに関しては、DFが抜かれシュートを打たれるなど、かなり危ない場面もありました

相手が前からがんがんきているのに対してダイナミックなプレーが出せず共通意識というのも持てていなかったので、そこはもっと後ろからしっかり声を掛けて、セーフティファーストというのを心掛けていかないといけないなというのは思いました。

――後半の立ち上がりもなかなかパスがつながらないなど、集中力を欠く時間帯がありました

まだ点差も3点だけだったので相手も前からきていて勢いもあったのでそれに押されていた感じはあったんですけど、そこから点を取ってしっかり自分たちのペースでできたことは良かったのかなと思います。

――関東女子リーグ戦では後半だれてしまう試合もありましたが、今節では3点を奪った上で後半も前への意識が衰えませんでした

相手のペースが落ちてきてこっちも慣れたというのはあったんですけど、そこはシーズンを通して成長できている部分かなと思います。

――今節ではゲームキャプテンを務めましたが、意識していた点は

誰よりも声を出して後ろから支えるというのは意識していましたし、さっきも言ったんですけど試合に出てない人たちの気持ちも背負って、気持ちで負けずに戦っていくというのは意識しました。

――関東大学女子リーグ戦での目標は

無失点で終わりたかったですけど、開幕戦で国士舘大がすごく頑張ってきていたのであの失点はもうしょうがないと思っています。ここから先苦しい戦いが続くと思いますが、最小失点を目指してチームで戦っていきたいなと思っています。

――次節、中3日での神奈川大戦に向けて

勝つしかないのでしっかり点を取って、神奈川大も力を入れてきているので頑張ってみんなで勝ちたいなと思います。

DF大島茉莉花(スポ4=鹿児島・神村学園)

――きょうの試合を振り返って

立ち上がりは良くなかったのですが、結果的に結構な点差で勝つことが出来たので良かったです。

――立ち上がりについて

前線からプレスに行くという話でしたが、そのプレスもいけず攻守の切り替えも遅かったのでそういう面がつながってしまったと思います。

――大東大の印象は

きょねん苦戦した相手で、セットプレーで点を取られたりしていたので、そういうところに気を付けました。

――大量得点を挙げることができましたが

前半は連動したかたちで攻撃ができ始めたことは良かったと思いますが、後半はもっとタッチ数少ない中で連動して攻撃できたら良かったと思いました。

――自身のゴールシーンを振り返って

その前に外していたので、結果的に入ったのは良かったです。

――完封勝利で終えましたが守備面について

前からプレスにいくということの徹底と、前節2失点だったので無失点で終われるようにということは意識しました。

――中3日と短いスパンで迎える次節への意気込み

今回出た課題を3日という短い期間で修正して、良いかたちで終えられるようにしたいです。

MF高木ひかり(スポ3=静岡・常葉学園橘)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

立ち上がりで相手にすごく攻め込まれてしまってやばいなと思ったのですが、きちんと立て直して自分たちのサッカーができたので良かったと思います。

――相手の大東大の印象はいかがでしたか

去年対戦した時はなかなか点が取れなくて、アディショナルタイムに点を取って勝ったというかたちだったと思います。なので、守備がうまいのかなと思ったのですが、落ち着いてプレーができたことによってたくさん点も取れたので、そこまでインパクトは無かったです。

――完封勝利できたということは大きいですか

そうですね。前回2点入れられてしまって、逆転して勝てたという点はよかったのですが、きょうは攻撃面だけでなく守備的な面でも全員が意識をもってプレーできたことはすごく良かったと思います。

――ご自身の得点シーンを振り返ると

< p>こぼれてきたところを思い切り打ったら入った感じでした。開幕戦の時に消極的になってしまって自分でシュートを打つ場面が少なくて、吹っ切れて思いっきり打っていこうと考えていたのでそういうシュートで点を取れたことはすごく良かったです。

――体力面はいかがでしたか

暑さの中で最終的にはばててしまったかもしれないのですが、こういう環境の中でもしっかり最後まで走り切れていたとも思います。

――開幕に2連勝という結果について

負けてはいけないと思っているので、きょうも勝つことができて良かったです。

――次の試合が中3日で神奈川大との試合ですが、意気込みをお願いします

休息の時間が短いということもあって、皆が回復できるかわかりませんが、そういう厳しい環境の中でも、勝ってこそ強いチームだと思うので相手に負けないように頑張りたいと思います。

DF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)

――きょうの試合を振り返って

久しぶりのSBで、所々落ち着かない場面もありましたが、前線のFW陣が点を決めて勝ち切れたことは良かったと思います。

――後半に入っても攻撃の意識は高かったように思いますが

3バックなので、あまり攻撃参加をしない方が良いのですが、攻撃のバリエーションを増やすという点で、SBが上がって中盤が下がるというのも良いと思いました。

――DFとして完封勝利に貢献しましたが

みんな頑張った結果なので嬉しいです。

――ケガなく全試合出場が続いていますが

運が良いというのはあると思います。4年間出場し続けられたら良いと思います。

――中3日で神奈川大学との試合ですが、どうコンディションを調整しますか

激しすぎずに、しっかり試合に向けて高めていけたらと思います。

――きょう勝って2連勝ですが

前の試合では失点してしまって初戦という難しさが出たと思います。きょうは無失点でいこうと守備の意識あり、達成できました。2戦とも勝ち切れたことは嬉しいですが、まだ課題もあるので、次の試合に向けて練習したいです。

――次節神奈川大学戦の意気込みを

コンビネーションや自分の持ち味である声掛けをしっかりして、持ち味を全部出して無失点に抑えられたらと思います。