庭球部
2014.09.06
関東大学リーグ 9月3日 東京・有明テニスの森公園
全勝で2日目を終える
初日の延期を受け連戦で迎えた関東大学リーグ(リーグ戦)2日目。初日と同じオーダーで専大に挑んだワセダは、上級生の吉冨愛子(スポ3=愛知・椙山女学園)、宮地真知香(社3=福岡・折尾愛真)らに加え、2年生の林恵里奈(スポ2=仁愛女)、辻恵子(教2=東京・早実)もチームに貢献。7戦全勝で勝利を収めた。
単複ともに活躍する林
ルーキーだった昨季から単複ともに活躍する林。ことしもその力は健在だ。梶谷桜舞(スポ3=東京・富士見丘)と組んで出場したダブルスでは、序盤から攻めのプレーで試合をリード。1ゲーム目をブレークすると、試合の流れを握り5ゲームを連取した。続く2ゲームは取られたが、6-2で第1セットを奪う。第2セットは調子を上げてきた相手との攻防戦となり3ゲームを失う。しかし5-3で迎えた第9ゲームでは、林のスマッシュが決まりブレークに成功。6-3でワセダに1勝をもたらした。シングルスは「昨年シングルス1を担った強敵を相手に緊張した」という林。序盤は思うように実力を発揮できず苦戦したものの、3-3のタイから積極的な攻めを見せる。6-3で第1セットを終えると、第2セットでも勢いそのままに相手を押していった林。6-1と大差をつけ勝利した。
隣のコートで行われていた林の戦いぶりを見て、「絶対に取らなければならない」と感じていた辻。その言葉通り、
試合は辻のペースで進んだ。第1セット第5ゲーム、第6ゲームではジュースとなるも、持ち味の粘り強さで対応。相手のミスを誘い、6-0、6-3のストレートで試合を制した。そのほか吉冨、宮地、細沼千紗(スポ1=東京・富士見丘)も第一戦の好調を維持。快勝を収めた。
確実な1勝を挙げた辻
上級生はもちろん、次世代のワセダを担う下級生の活躍も目立った専大戦。日を追うにつれ厳しい戦いが予想されるリーグ戦を勝ち抜くには、なくてはならない戦力だといえる。無敗でのリーグ優勝を狙うワセダ。今後もしっかりとした備えで試合に挑んでいく。
(記事 市原菜穂子、写真 松下優)
結果
▽女子1部
○早大7-0専大
ダブルス1
○間中早紀・吉冨愛子(6-3、6-2)下川花・清水千夏
ダブルス2
○梶谷桜舞・林恵里奈(6-2、6-3)入江真子・戸村綾菜
シングルス1
○吉冨愛子(6-1、6-3)下川花
シングルス2
○細沼千紗(6-2、6-4)清水千夏
シングルス3
○宮地真知香(6-2、6-1)中束涼子
シングルス4
○辻恵子(6-0、6-3)坂本明香
シングルス5
○林恵里奈(6-3、6-1)入江真子
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コメント
高田千奈美主将(スポ4=静岡・浜松西)
――2日目も7-0で終えることができました
筑波大戦も7-0で終えることができて、きょうも7-0で終えることができれば、今後の試合に良いかたちで臨めると思っていました。もちろん7-0を目指していましたし、結果的に1セットも落とすことなく7-0で勝てたということは良い結果だったのではないかなと思います。
――選手たちが一本一本、真剣に取り組んでいる印象がありますが
土橋さん(登志久監督、平元教卒=福岡・柳川)がいつも「チームのための戦い方をしろ」とおっしゃっています。そのような指導があり、本番になっていつも以上に集中力やチームのためにという気持ちが増していったのかなと思います。
――次は亜大との対戦となります
あしたはいままでやってきたことの確認や、もう一回チームの気持ちを一つにすることなどをして残り3戦に臨みたいです。亜大も松本さん(千広)など強い選手もいて、昨年は山梨学院大と競り、層の厚いチームでした。ことしはわたしたちが伸び伸びプレーできるチャンスがあると思うので、残りの山梨学院大戦、慶大戦に向けて勢いをつけたいと思います。
辻恵子(教2=東京・早実)
――きょうの試合はいかがでしたか
第1セットを6-0で取ることができて、隣の林(恵里奈、スポ2=福井・仁愛女)もすごく競っていたので、自分が取らなければいけないと思ってやっていました。第2セットは少し引いてしまい3ゲームを取られてしまいましたが、結果的には良い試合だったかなと思います。
――6-0でとることができた第1セットについて、どのようなプレーを意識していましたか
自分から展開することを意識しました。また、長いラリーになったときにミスをしないように意識していました。
――相手の印象はどのようなものでしたか
昨年のリーグ戦(関東大学リーグ)でも対戦している相手で、同学年の友達ということもあり、緊張しないで楽しく試合をすることができました。
――シングルス4で出場し、確実な1勝を挙げています
きのうきょうは7-0で勝てていますが、ダブルスが1-1になってしまった場合などは重要なポジションになってきます。もし負けてしまったとしても良い試合になるようには心掛けています。
――団体戦ということで、気持ちや戦い方は個人戦とは違ってきますか
応援の方がいてくださるので、入る前にパワーをもらえます。団体戦では自分の実力以上の力を出し切れることが多々あります。
――あさって以降の意気込みを教えてください
出ることになったら、絶対に諦めずに最後まで戦い抜きたいです。
林恵里奈(スポ2=福井・仁愛女)
――ダブルスの試合を振り返って
インカレ(全日本学生選手権)で優勝し、自分の中で良い調子でリーグ戦を迎えられました。きのうの筑波大戦でも自分たちのプレーができました。きょうも結構強い相手だったのですが、相手は関係なく自分たちのプレーで積極的に攻めることができました。良い雰囲気でできたかなと思います。
――一方、シングルスの試合はいかがでしたか
昨年シングルス1で出ている強い相手だと分かっていました。最初は名前負けしてしまい緊張していましたが、相手も緊張しているのが分かると、お互い状況は一緒なのだなと思えました。戦っていくうちに、相手がミスをしたり、自分が積極的に攻めていけたりと、良い流れがこちらにきました。
――第1セット序盤は競っていた印象です
最初は緊張して、なかなかラケットを振れない場面も多くありました。しかし先に攻めればポイントを取れていました。しのぐところはしのいで、攻めるところは素早く判断して攻めるというようなことをしていけたので、競っているところをうまく6-3で取れました。
――逆に第2セット、相手に与えたのは1ゲームのみでした
第2セットの1ゲーム目を落としてしまうことが結構多くあります。せっかく第1セット良いかたちで取れたので、第2セットで先に取られるという流れを避けたいと思いました。出だしに集中していたのが良かったのだと思います。
――高田主将(千奈美、スポ4=静岡・浜松西)がベンチコーチに入っていますが
高田さんには昨年からベンチコーチに入っていただいています。1ポイント1ポイント、ポイント間で高田さんの方を見るといろいろなことを言ってくださり、自分も安心してポイントを取れるので、とてもありがたいなと思っています。
――個人戦と団体戦との違いは何ですか
個人戦は勝っても負けても自分の責任なのですが、団体戦はチームを背負っています。自分の勝敗によってチームが勝つか負けるかが決まるので、重みが違います。
――第三戦以降への意気込みを教えてください
ここからきつくなると思いますが、1日目、2日目と7-0、7-0できているので、あしたもしっかり練習して、良い状態を維持して頑張りたいです。