水泳部

2014.09.07

第90回日本学生選手権 9月6日 神奈川・相模原市立総合水泳場

順当に勝ち上がり、決勝進出

TEAM 1P 2P 3P 4P
京大
早大 23
▽得点者
深川6、木村5、武田2、戸張2、岩井2、傳田、吉成、小川、瀧川、深田、池水
TEAM 1P 2P 3P 4P
専大
早大
▽得点者
武田2、戸張2、深川2、瀧川、深田、池水

 日本学生選手権(インカレ)二日目。この日は格下である2チームと対戦した。前日の1回戦に快勝し波に乗った早大は、2回戦の京大を23-6と大差で撃破。続く準決勝でも専大を相手に9-1で危なげなく勝利を収め、4年連続の決勝進出を決めた。

 2回戦の京大との一戦。試合の入りを課題としていた早大は、第1ピリオドからエンジン全開。前年度準優勝校として力の差を見せつけた。まずは戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が武田望(スポ4=富山北部)からのパスに反応し先制点を挙げる。そこから第2ピリオド中盤までに怒涛(どとう)の10連続得点。一気に相手を突き放すと、思い切りよく5人の選手をメンバーチェンジする。直後に失点を許すものの、その後も攻撃の手を緩めない。途中出場した木村洋平(スポ4=兵庫・御影)の5得点の活躍もあり、23-6と大量得点で勝利。また、この試合ではベンチ入りメンバー全員が出場。さらにはキーパー以外の全選手に得点が生まれ、準決勝へ向けチーム全体の士気を高めた。

途中出場から5得点の木村

 そして迎えた準決勝、相手は春の関東学生リーグ5位の専大。格下とはいえ侮れない相手だ。第1ピリオド開始直後、戸張が相手のパスをインターセプト。速攻を仕掛け武田へのパスが通る。キーパーと一対一の状況を作ると落ち着いてゴールネットを揺らし、先制点を奪取。まずは流れをつかむと、その後は攻め急がずに着実に追加点を重ねていく。瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)のゴール右からのシュートや深川幹徳(スポ2=福岡工)のゴール左隅を狙い澄ました強烈なミドルシュートなどが決まり、前半を4-0で折り返した。後半もわずか1失点と守備からリズムをつくり、相手にペースを握らせない。強弱のついたメリハリのあるゲームメイク。さらに5点を追加し、9-1と盤石な試合運びであすの決勝戦へ駒を進めた。

ディフェンスの要として攻守に奮闘した瀧川

 専大との準決勝を振り返り選手たちは「今季一番良かった」(深田隼輔、スポ3=鳥取中央育英)、「ことしの中で1番内容が良かった」(瀧川)と口をそろえた。シュートチャンスを多くつくり、守備でも全員が集中力を最後まで切らさずに戦い切ったことがその要因といえるだろう。決勝でも早大の持ち味を発揮し、ミスなく戦うことができるか。4年連続の日体大との頂上決戦へ。インカレ優勝への最大の難敵、因縁の相手にいま立ち向かう。

(記事 田島光一郎、写真 谷田部友香、上田密華)

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コメント

京大戦後

小川航(教4=東京・城北)

――最後の日本学生選手権(インカレ)ですが、どのような気持ちで臨んでいますか

一応日本選手権はあるのですが、中学から始めて10年間の僕の水球人生の集大成として臨む大会で、賭けてきた気持ちもありますし、どのように結果として出せるかというのは僕の中では大きくて。インカレ優勝を目指して戦っていくなかで、そのなかで手堅く一つの勝利を取っているという点ではうれしいです。

――10点差がついた時点で一斉に交代しましたね

そうですね。きょうはダブルヘッダーでどれだけスタメンを温存できるかだったので、2ピリの最初で点差がついて交代しました。全員が出れて良かったと思いましたね。

――交代直後にゴールも決められました

点を決めるのはうれしいもので、それもインカレという大きな舞台で、格下ではありますがゴールを決められたのは良かったです。

――自身の出来はいかがでしたか

しっかり準備したつもりでも思い通りにいかないプレーもあったので、及第点はあげられないかなと思います。

――ベンチメンバー全員が出場しました。チームとして盛り上がる部分もあったのでしょうか

いま一人いないんですけど、チーム13人全員で戦うということがかたちとして出来たのはチームの士気も上がりますし、次の試合に弾みになったかなと思います。

――準決勝の専大戦ではどのように戦いたいですか

目標は優勝なので次も通過点として手堅く勝つことも大事ですけど、その中で次につながるようないいプレーを一人一人がして勝てたらと思います。

木村洋平(スポ4=兵庫・御影)

――二回戦は大差での勝利となりました。振り返っていかがですか

次の準決勝がすごい大事だと思うので、その前の試合ということでなるべくスタメンが休めるようにということと、チーム全員で勝てればいいなという感じでやりました。

――サブメンバーを含めて全員出場しましたね

そうですね。第1ピリオドが終わった時点で、10点差ついたら代わろうということで、準備はしていました。

――ご自身は5得点の活躍でしたね

パスを回してくれたみんなのおかげだと思っているので、チームの勝利のために点を取れて良かったと思います。

――木村選手にとっては最後のインカレになります。意気込みをお願いします

本当に最後で、決勝で日体大を倒すということしか視野に入れていないです。準決勝も順調に勝って、良い流れで決勝にいって優勝できればいいなと思います。

――次の準決勝にむけてチームではどのように挑みたいですか

全然強い相手ですし、油断したらやられると思います。一回決勝の前に気を引き締めるということで、良い相手だと思うので、一つ一つ確認して丁寧にやって勝てればいいなと思います。

傳田雅一(創理3=東京・早大学院)
――久しぶりの出場になりました。いかがでしたか
前からこの試合はスタメンを温存するということだったので、チャンスがあれば精一杯頑張ろうと思いました。
――どのようなことを考えて出番を待っておられるのでしょうか
僕に求められていることは何かということを考えながら練習をしてきて、真寿さん(戸張主将、スポ4=埼玉・秀明英光)や幹徳(深川、スポ2=福岡工)から色々とアドバイスをもらってやってきました。
――退水のチャンスから得点もありました。あの場面を振り返っていかがでしょうか
いや、もう思いっきり撃ちました。ボールがきて、みんながシュート、と言ってくれたので、思いきって。
――日本学生選手権で個人的に目標とされていることはありますか
僕に求められている、1分間だけでも役にたてるような選手。それを目指しているので、その役割をしっかりと果たせるように頑張ります。

専大戦後

中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)
――完勝でした。振り返って、いかがでしたか
やってみないとわからない相手なので、そういう意味では、1、2回戦目と違って良い緊張感を持ってやれたのかなと思いますね。それが結果につながったのかなと思います。
――1失点ということで、ディフェンスが良かったのではないでしょうか
相手の攻めのパターンが単純なので守りやすかったというのはあると思います。でも、凡ミスをせずやってくれたのが1失点という結果になって、あしたにつながるかたちになったのかなと思いますね。
――ゲームコントロールの面でも、終始試合を優位に進められたのではないでしょうか
関東学生リーグ戦からずっとなんですけど、試合の巧者であるにはどうすればいいかというのを試行錯誤しながらやってきているので、ここにきてそれができているというのは良いことだと思いますね。
――あしたの決勝戦では、どのようなところがポイントとなるのでしょうか
もう、ミスせずにやることです。日体大も得点源はカウンターなので、ミスからのインターセプト、カウンターというのは向こうのお家芸でもあるし、こっちもカウンターで点を取らないと、ということはあるので。ミスなく最後まで集中力を保てれば、勝機はあると思いますね。
――決勝戦の自信のほどはいかがでしょうか
勝ちにいきますよ。結果はやってみないとわからないですけど、ずっと優勝を狙っているので、なんとかここで勝っておきたいなと思いますね。

瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)

――準決勝を終えて

とりあえず決勝の切符をもらったということで、いままでこのためにやってきたので、うれしい気持ちとあした勝ちたいという気持ちです。

――準決勝の試合で心がけたことはありますか

僕はセンターバックなので、ワンツーマンディフェンスを徹底させて、カット、あとはシュートを防ぐことを意識しました。

――実際にプレーをされて、チームの状態はいかがですか

ことしの中でこの専大との試合が1番内容が良かったので、あしたにつながったかなと思います。

――具体的によかった点はどこですか

ディフェンスはもちろん、あとはシュートの決定率です。

――ご自身の調子は

絶好調です!

――あすの決勝はどのような戦いをしたいですか

ディフェンスは堅く堅くいき、ワセダの持ち味のカウンターも出してきょうのような試合展開にしていきたいなと思います。

深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)

――圧勝となった京大戦を振り返っていかがですか

京大戦は特にこれというのはなくて、格下だったので次につながる試合をしようということで、みんなああいう感じでやっていました。

――専大戦を振り返っていかがですか

専大戦は最初は競ると思っていたのですけど、結果ああいう形になったのですごく良かったかなと思います。

――1失点と相手を押さえ込みましたが、守備面についてはいかがですか

今季一番良かったんじゃないかと思うくらい出来が良かったと思います。みんなしっかり気を抜くことなく一対一でも守っていたのですごく良かったと思います。

――ケガの状態はいかがですか

最初に比べたらすごく良くなってきたので、あとはあした1試合なので痛くても何してもいいかなと思って頑張ります。

――あしたは日体大との決勝となりますが、どのような戦いになると考えますか

めっちゃしんどいと思います。相手はたくさん交代(要員)もいるので。本当に苦しい戦いになると思うので、しっかりきょう休んであしたに備えようと思っています。

――試合の中でのご自身の役割はどのようなものだと捉えていますか

セットのオフェンスの中心ということなので、しっかりやることをやろうと思っています。

――自信のほどはいかがですか

あります!もちろん(笑)。

――あすに向けての意気込みをお願いします

1年間このためにやってきたので、しっかりやって優勝して帰りたいと思います。

高島丈司(社2=東京・明大中野)

――きょうの2試合を振り返っていかがですか

京大は正直競るような相手でもないので、普通に何も思わずにやっていました。専大は一応競るときもあるので、1回引き締めていってあしたにつながる試合をしようとみんなで気合を入れていきました。そのおかげで良いゲームができたと思います。

――試合の入りはいかがでしたか

第1ピリオドで1点も取られなかったし、シュートも全然飛んできませんでした。そういうディフェンス、ディフェンスという意識でずっと1年やってきているので、そういう集大成みたいなものが準決勝で1回できたのかなと思います。

――試合中のゲームメイクもすごく落ち着いていましたね

そうですね。カウンターで攻めるときは攻める、守るときは守るというような自分たちの理想としているメリハリのあるプレーができました。あしたもそういうゲーム展開にできたらいいなと思います。

――そのような戦い方ができれば勝機は大いにありますか

大いにあるかはわからないですけど(笑)。強い相手なので。実際、きょうみたいに本当にうまくいっても5分5分かそれ以下ぐらいだと思うので、個人個人が120%を出すつもりでいって勝ちたいと思います。

――ご自身のプレーに関しては

きょうは全体的に集中していけたので、明日も最初から入りを意識して頑張りたいと思います。

――最後に決勝戦にむけて一言お願いします

絶対勝ちます!