バスケットボール部

2012.10.24

第88回関東大学リーグ戦 対日大 10月21日 神奈川・東海大湘南キャンパス

粘りを見せるも、最下位相手に厳しい敗戦

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)第8週2日目、現在2連敗中の早大の相手は、1戦目では勝利を収め、今季リーグ戦いまだ勝ち星なしの日大。前節の東海大戦で負傷したG大塚勇人主将(スポ4=福岡大大濠)を欠く早大は序盤から相手にペースを握られるが、第4クォーター(Q)では粘りのバスケを展開。盛り返して一時1点差まで詰め寄るも力及ばず、最下位相手に74―79で敗戦した。

 前半は終始日大に主導権を握られる。開始早々、相手に10点を連取され完全に受け身に回った早大は、今季二度目のスタメンとなったG池田慶次郎(社1=東京・京北)が必死のゲームメイクを見せるも相手の強固なディフェンスを崩せずに攻め手を失い、なかなか流れに乗ることができない。池田のスティールからの速攻や、C二宮弘憲(スポ3=福岡大大濠)のバスケットカウントなどで得点を重ねるも、ディフェンスで精彩を欠きファウルを連発。思うように点差を縮められずに15―25で第1Qを終える。第2Qに入っても日大優位の流れは変わらない。F木村晃大(スポ2=京都・洛南)、二宮が連続バスケットカウントでゴール下での強さを見せるも、スピーディーな相手に対応できず、10点連取される厳しい展開に。なんとか追いつきたい早大は今季出場機会に恵まれていないG木澤義耶(人1=京都・洛南)を投入するも流れは変わらず、30―42。12点のビハインドで前半を折り返す。

 迎えた第3Q、嫌な流れを断ち切りたい早大であったが防戦一方のまま試合は進む。体格に差はないものの当たりで負けてリバウンドが取れず、攻撃は終始単調に。ついに点差を20点まで広げられてしまう。タイムアウトを要求するも、ラスト3分で8本のフリースローをすべて決められるなどチャンスを取りこぼさない日大に点差を詰めることができず、41―62で最終Qへ。このまま試合終了かと思われた第4Qであったが、早大は驚異の粘りで食らいついた。開始早々、F河上宗平(人3=京都・洛南)、木村の得点で7連続得点を見せると、相手がたまらずタイムアウト。その後も河上が中心となりフォワード陣が確実にシュートを決め、チームを鼓舞する。池田、木澤の1年生ガードコンビも奮起し相手に得点を許さない気迫のディフェンスでチームに貢献。じりじりと相手を追い詰めると、残り30秒で池田が連続スリーポイントを決め、その差は1点に。緊迫した一進一退の攻防も、最後はファウルゲームを仕掛けた相手がバスケットカウント、フリースローを沈め万事休す。74―79で、相手にリーグ戦初白星を献上する悔しい敗戦となった。

 確かにチームの大黒柱である大塚主将の欠場は不安要素だった。しかし、「大塚さんが出ないから負けるのはおかしい」と木村が語るように、敗戦の原因はそれだけではない。「受け身に回ったのが負けにつながった」(木澤)。出だしで相手のペースにのまれ、第4Qで見せた早大本来のプレーを序盤から発揮できなかったことが敗因であろう。早大は現在7位。最終週1日目の相手、明大は現在8位だ。8位以下は二部との入れ替え戦行きとなるため、次戦は1部残留をかけた両チームにとって、絶対に負けられない試合となる。一戦必勝の大一番できょう最後の最後に見せた粘りのバスケを見せ、白星を飾ってくれることを信じたい。

(記事 巖千咲、写真 冨丘太朗)


第88回関東大学リーグ戦 第8週2日目

早大

74

15-25
15-17
11-20
33-17



79

日大
【スターティングファイブ】
G 池田 慶次郎(社1=東京・京北)
G 玉井 勇気(スポ3=福岡第一)
F 河上 宗平(人3=京都・洛南)
F 木村 晃大(スポ2=京都・洛南)
F 山本 純平(スポ1=福岡第一)

◆コメント
F河上宗平(人3=京都・洛南)
――痛い敗北でしたが、感想はいかがですか
最悪でした。自分たちの悪いところが全部出てしまったかなと思いますね。
――第4Qで1点差まで詰め寄りましたが
きょうはG大塚さん(勇人主将、スポ4=福岡大大濠)の不在もあったし、コート内でチームリーダーが曖昧だったというか。本当は僕らが引っ張らなきゃいけないんですけど、それができなくて。
――やはり大塚選手の穴は大きかったですか
そうですね、やっぱり中心なので。それでも相手は勝たなきゃいけないチームだったんですけど、悪いほうに転んでしまいました。
――入れ替え戦を回避するには、次の明大戦がかなり大事になってくると思いますが
そうですね。いまは僕らもそうですし、明大も沈みかけているというか勢いが失われているチームなので、立ち上がりがすごく重要だと思います。大塚さんもどういう状況かわからないんですけど、本当に僕らが引っ張っていく自覚を持って、今週の練習から頑張っていきたいです。

F木村晃大(スポ2=京都・洛南)
――きょうの試合はいかがでしたか
試合の入りから悪く、チームとして気合いを入れなきゃいけない時間帯でもエンジンがかからなかったです。4Qだけは自分たちのやりたいバスケができたと思います。
――G大塚勇人(スポ4=福岡大大濠)選手が欠場した試合でしたが
大塚さんが出ないから負けるのはおかしいと思っていました。大塚さんがいない分、自分が声などを積極的に出していくように心がけました。
――ご自身のプレーについては
4Qまでは相手の雰囲気にのまれたこともあり、消極的になり、無理な体勢からのシュートが多かったと反省しています。4Qに関しては、自分でも思い切り打てましたし、点差も少しずつ縮まっていったので、次への収穫になると思っています。
――4Qには1点差まで差を縮めましたが
倉石監督(平、昭54教卒=東京・早実)に躊躇しないで打てと言われ、気持ちよくプレーすることができました。今まであまり出場していないG木澤義椰(人1=京都・洛南)や(G池田)慶次郎(社1=東京・京北)などの1年生がチームに勢いを与えてくれていたので、自分たちも勢いに乗っていかなくてはと思っていました。
――最終週に向けての意気込みをお願いします
今週の練習からしっかりとやって、自分たちのバスケをして、来週のホームゲームに勝ちたいと思います。

G池田慶次郎(社1=東京・京北)
――きょうの試合を振り返ってください
出だしで相手の勢いにのまれてしまってそこから自分たちのバスケットが展開できなかったです。第4Qは持ち返せた部分もありましたが、試合の入りがうまくいかなかったと思います。
――ケガでG大塚勇人(スポ4=福岡大大濠)選手がいない状況でしたが
大塚さんがいないのは大きいですが、それを理由にしていたらチームとしても個人としてもよくないと思います。自分がガードで出るということで、みんなに声をかけてしっかりまとめようと思ったのですが、まだまだだと思います。
――第4Qでは池田選手のスリーポイントシュートが流れを変えましたが
負けてしまった以上は納得できないのでしっかり反省して次につなげたいです。
――最終週にむけて抱負をお願いします
最後の試合で自分たちはもうやるしかないという状況に追い込まれているので、この1週間しっかりと調整してみんなで戦いたいと思います。

G木澤義耶(人1=京都・洛南)
――最下位・日大相手に序盤の失点が響いて敗れてしまいました。振り返って
出だしが悪かったのと、1、2、3Qは受け身に入ってしまって、全然良いプレーができなかったので。第4Qは開き直って自分たちの良いプレーができましたが、そのプレーを最初からやっていたら普通に勝てたと思うので、受け身に回ったのが負けにつながったと思います。
――第3Qまではシュートが打てなかったり、リバウンドが取れなかったりと苦しい時間が続きましたが原因は
速い展開に持っていけなかったのと、ディフェンスがザルだったことですね。自分はポイントガードなのですが、ケガしてるG大塚さん(勇人主将、スポ4=福岡大大濠)に比べたら全然スピードが無いので、それがもっと速い展開に持っていけたら、点に近づけたと思います。これからは速い展開にしていきたいと思います。
――第4Qは追い上げることができました
開き直ってというか、追い付かないとダメだという危機感があったので。個人的には(フリースローを)3本全部ミスしてしまって…。そういうところを入れられたら逆転もあったと思うので、後悔してます。なので次の練習から必死にして、自分は出れるか分かりませんが出たらしっかりやっていきたいと思います。
――木澤選手としては久しぶりの出場でしたがいかがでしたか
ディフェンスは相手のシューターを抑えることができたので良かったですが、オフェンスがまだまだ速い展開に持っていけなかったことがガードとしてダメだなと思いますし、シュートが入らなかったこともそうですし、そこが反省点ですね。
――1部残留のためには気の抜けない試合が続きます。次戦に向けて
絶対勝たないといけないので、先のことを考えずに試合になったら目の前のことを考えたいです。倉石監督(平、昭54教卒=東京・早実)もおっしゃったのですが、結果ばかりを考えてるから受け身になってしまうことが多いので、目の前の敵を倒すということをしっかりして絶対に2連勝したいと思います。