バスケットボール部

2012.10.31

第88回関東大学リーグ戦 対筑波大 10月27日 東京・早大戸山キャンパス

黒星でリーグ最終戦を終える

 2ヶ月に及ぶ関東大学リーグ戦(リーグ戦)もついに第18節、最終戦を迎えた。同日行われた試合で明大が先に勝ち星を収め、すでに 2ヶ月に及ぶ関東大学リーグ戦(リーグ戦)もついに第18節、最終戦を迎えた。同日行われた試合で明大が先に勝ち星を収め、すでに入れ替え戦行きが決定していた早大は筑波大と対戦。試合は、アグレッシブなプレーで最終クォーター(Q)途中まで主導権を握っていた早大がそのまま勝つかと思われたが、終盤に崩れ、78-83で悔しい逆転負け。これで今季リーグ戦の通算成績を6勝12敗とし、最終順位は8位に終わった。

 リーグ戦終盤に来てケガ人を出した早大は、苦手とする筑波大にスタメンの4人が1、2年生という若いチームで挑んだ。第1Qは相手のペース。攻撃では精彩を欠き、逆に連続で失点する場面が目立つ。しかし、流れを変えるべくG木澤義椰(人1=京都・洛南)が途中で投入されると、ハイテンポな点の取り合いとなる。12-22の10点ビハインドで迎えた第2Q。エースのF河上宗平(人3=京都・洛南)がドライブやスリーでチームを鼓舞すると、それに応えるかのようにF平野哲朗(人2=京都・洛南)、木澤も果敢にドライブを仕掛け点差を詰める。相手のミスも手伝い、勢いに乗り出した早大はディフェンスも好調。リバウンドをはじめ、見事なボールへの執着を見せ相手から攻撃の機会を奪った。その後もG池田慶次郎(社1=東京・京北)、F木村晃大(スポ2=京都・洛南)のアウトサイドシュートなどで流れを切らさず、第2Q終了間際には木澤のスリー。すかさず筑波大もスリーを決め、35-35の同点で前半を折り返す。

 第3Qも早大は優位に立つ。平野、木村、池田が立て続けにスリーを沈めると、1年生ガード陣も積極的に速攻を演出し攻めの姿勢を崩さない。池田の活躍が特に光り、切れ味鋭いペネトレイトで何度も点をもぎ取り、チームに活気を与える。オフェンスとディフェンスのどちらも全員が集中できていた。しかし、このまま早大が押し切るかと思われた第4Q中盤、突如流れが相手に傾く。「疲れからか足がつまってしまった」(平野)と、ディフェンスが少し甘くなったところで、筑波大が驚異の4連続スリー。状況は一変し、10点以上あった点差は4点に。相手のオールコートプレスにも気圧され、完全に受け身になってしまった。ワンプレーが勝敗を左右する緊迫した状況の中、もったいないミスや河上が5ファウルで退場するアクシデントもあり、得点から遠のいてしまった早大。結果は78-83で惜敗。そこまで来ていた勝利がするっと逃げていった、そんな内容のゲームだった。

 負けた悔しさは残るものの、次に待ち構えているのは入れ替え戦。気持ちを切り替えなくてはならない。早大は1部8位のため、2部3位の国士舘大と対戦する。「勝つことが大前提」(G大塚勇人主将、スポ4=福岡大大濠)。2年前、2部だった早大が中大を破って1部昇格を果たした時とは状況が違い、今度は早大が降格の危機にさらされる。し烈な戦いになることは間違いなさそうだが、攻めの気持ちを忘れず、絶対に1部残留を決めてほしい。運命の試合まで、もうまもなくだ。

(記事 冨丘太朗、写真 岩本剛志)

★大塚主将が2年連続でアシスト王に!
 1試合あたりの平均アシスト数が最も高かった選手に贈られるアシスト王の座を、大塚主将が昨季に引き続き今季のリーグ戦でも見事獲得。終盤こそケガで思うように出場できなかったものの、2位を大きく引き離していたため最後まで1位を守りきった。


第88回関東大学リーグ戦 最終週2日目

早大

78

12-22
23-13
27-19
16-29



83

筑波大
【スターティングファイブ】
G 武津祐太郎(文構2=大分舞鶴)
G 池田慶次郎(社1=東京・京北)
F 河上宗平(人3=京都・洛南)
F 平野哲朗(人2=京都・洛南)
F 木村 晃大(スポ2=京都・洛南)

◆コメント
G大塚勇人主将(スポ4=福岡大大濠)
――長いリーグ戦が終わりました。振り返ってみて感想は
初戦こそ負けましたけど入りはよくて、その後中だるみがあったり色々ありました。僕自身が最後は試合に出ていなくて迷惑をかけたというのがキャプテンとしてもそうだし、ずっと試合に出ていて、エースはF河上(宗平、人3=京都・洛南)だけど中心は自分でやってきたつもりだったので、最後までやりきれなかったというのは後悔しています。
――リーグ終盤戦の大事なところでの欠場となりましたが、どのような気持ちでベンチから試合を観ていましたか
人頼みという感じになってしまうので、とりあえずできることを、たとえば声を出すだったり、タイムアウトの時にアドバイスするだったりしていました。やっぱり試合に出ていないとハラハラしました(笑)落ち着かなかったですね。
――大塚選手がいない間は下級生のガード陣が思い切りよくプレーしていましたが
そうですね。僕が出なくても1年生だろうができるプレーヤーたちなので、ある程度は信頼して。入れ替え戦に行っても僕自身がそんなに出られないかもしれないし、治れば出られるかもしれないですけど、僕以外の(G池田)慶次郎(社1=東京・京北)やG木澤(義椰、人1=京都・洛南)やG武津(祐太郎、文構2=大分舞鶴)などのガード陣はできるってわかっているので信頼するしかないですね。
――入れ替え戦に向けて
まずは負けないこと、勝つことが大前提で。僕は2年生の頃昇格を経験して降格する相手も見てきているので、やっぱりそれをやらせてはいけないし、してはいけない。そこは最後4年生の意地だと思うので。そこまでにできることを、足もできるだけ治して、最低限できることをしっかりやりたいなと思います。

F河上宗平(人3=京都・洛南)
――筑波大に惜しくも負けてしまいましたが、感想はいかがですか
きょうはフレッシュな下級生主体で戦ったんですけど、僕らいつものスタメンが忘れていた一生懸命でひたむきな気持ちがすごく試合に出ていて、いつもは試合に出ていないG木澤(義椰、人1=京都・洛南)とかF平野(哲朗、人2=京都・洛南)とかG池田(社1=東京・京北)とかが活躍してくれました。いい試合ですごく勢いがあっていつもの早大らしさが出ていたと思うんですけど、やっぱり経験がなくてああいう展開になるのは想定ができる部分もあって。あとは僕みたいな唯一出られる上級生がもう少し締められれば勝てたかなというのがあるので、本当に今回に関しては僕の実力不足というか、下級生が頑張ってくれただけに申し訳ない気持ちです。
――下級生がここまで活躍したというのは、明るい材料でもあったのでは
根底の一番大事なところ、僕らみたいに身長が低くて、運動能力もそんなに高いわけでもないチームがきょうみたいないい試合をするにはひたむきさというか、いつも試合に出ていないメンバーが活躍できたというのは勝利への飢えというのがあって、いつも出ているメンバーにはそういう面が足りないと前から思っていたし、僕も含めてスタメン組が見直す必要があるのかなと思いましたね。
――リーグ戦8位という結果についてはどのように思いますか
結果は結果なので実力として受け止めます。前半戦調子よかったのは向かっていく気持ちというか、当たって砕けろみたいな、自分たちは挑戦者というのがすごくプレーに出ていたと思うんですけど、1巡目が終わってからはきれいになってしまったというか、挑戦者とは口で言っててもプレーに出てこない、メンタル的な部分で問題があったのかなと感じました。
――油断のようなものが出てきたということでしょうか
そうですね。油断もあると思うし、やろうと言っているのは僕らもわかっていていくつかそういうプレーがあったんですけど、やっぱり心のどこかに隙があったというか、このぐらいやっておけばというのがあったと思います。
――リーグ戦はチームのエースとして戦い抜きましたが、自分の出来に関してはいかがですか
きょねん久保田さん(遼、平24スポ卒=現パナソニックトライアンズ)とG大塚さん(勇人主将、スポ4=福岡大大濠)というチームの柱がいて、思い切りというか何も考えずやった結果が自分の納得のいくものだったんですけど、ことしは得点源、エースというかたちで臨む初めてのリーグ戦で、相手チームからのマークもきょねんとは違うと感じたし、逆にそれで自分が点を取れなかったら勝利できないというのも肌で感じました。僕の活躍次第で勝敗が左右されると言ったら言い過ぎかもしれないですけど、でもそのぐらいの覚悟を自分で持っていて。その中で前半戦は結果が出せていた部分はあったんですけど、後半戦になって相手チームもアジャストしてきて、その中で結果を残せなかったというのは実力がまだまだ足りないのかなと思います。やれるという手応えを感じた部分もありますけど、それをチームの勝利にどうつなげるかというのがまだ勉強不足というか、僕もエースとして臨む初めてのシーズンだったので色々探りながらの状態で。思い切りの良さがなくなってしまったのかなと思いました。
――入れ替え戦へ向けて
勝つしかないのはみんなわかっていて、2年前に経験した入れ替え戦は下から上に上がるものだったので挑戦者のつもりで当たっていて。ことしはそれと違うので、受け身になるようなことがあれば僕たちの良さは出ないと思うし、きょうみたいにチャレンジャーとして向かう気持ちで戦うことが一番大事だと思います。

F平野哲朗(人2=京都・洛南)
――きょうの試合を振り返って
前半1Qで走られてしまって点を離されたんですけど、2Q3Qは1年生2人がディフェンスをしっかり頑張ってくれて自分たちワセダらしいディフェンスからのブレイクのプレーが何本も出て良い流れになってきたんですけど、4Qは疲れからか足がつまってしまってリングに向かうプレーが少なくなってしまったのが反省点だと思います。
――きょうのゲームプランは
ガードにずっとプレッシャーをかけてディフェンスから速攻に持ち込もうという意識でやっていました。
――リーグ戦全体を振り返ってチームとしての出来はいかがでしたか
前半戦は全員がディフェンス側から走ろうということを意識してやってきたんですけど、後半戦になるにつれてG大塚さん(勇人主将、スポ4=福岡大大濠)がケガをしたということもあって自分たちのバスケットである速い展開に持っていけなくなってしまったので、前半戦で勝ってしまったのが気持ちの面で油断につながってしまったのかなと思います。悪い意味で余裕を持ってしまったんだと思います。
――昨季と比べてリーグ戦へかける想いに変化はありましたか
昨季は試合に絡んでたんですけど、今季は1年生もすごく良いのでリーグ戦の始めには出場の機会に恵まれなくて、ちょっと試合に出させていただいた時には余裕のないプレーが多かったと思います。今季は昨季に比べて余裕がなかったのでチャンスを掴もうと意気込みすぎていた部分があったと思います。
――入れ替え戦に向けての課題と意気込みをお願いします
集中していきたいですね。勝負どころでのオフェンスでどこを起点にするのかとか、課題は勝負どころでのオフェンスのセレクションですかね。

G池田慶次郎(社1=東京・京北)
――まず、きょうの試合を振り返っていかがだったでしょうか
出だしは相手のリズムで先行されるかたちになったんですけど、少しずつ自分たちで声出して良い形の速攻とかも出せたんですけど、やっぱり最後はツメの甘さというか気持ちで完全に相手に負けていたなと思います。
――入れ替え戦が決まった中での戦いでしたが、どういう気持ちで試合に入りましたか
きのう明大に負けた段階で入れ替え戦が決まるのが早いか遅いかってだけでほとんど覚悟していたので、決まったからといって気にしないで目の前の試合を全力で戦いました。それが、結局入れ替え戦にもつながると思ったので。
――ご自身の調子は悪くなかったのでは
大事な時間帯に勝負を決めきれなかったというかツメが甘かったですね。4Qとかの試合の行方を分ける時間帯でもっと積極的にいけたらなと思います。(リーグ戦が)最後っていうのと最初から出させてもらっているので責任というのもありますし、そういったのが全部合わさってプレーに出たと思うのでそれは良かったと思います。
--木澤義椰(人1=京都・洛南)選手とプレーしてる時間が長かったですが、2番ポジションの方がやりやすいのですか
木澤は1番として視野も広いしキープ力もあるので、安心して預けれるというか信頼してるので。木澤が司令塔をやってる以上自分が点を取りにいかないといけないと思ったのもあって木澤とはやりやすいです。
--きょうで初めてのリーグ戦を終えましたが、リーグ戦全体を振り返っていかがだったでしょうか
リーグ戦を通して自分の力を出せなかったというか試合に対する準備不足とかいろいろあるんですけど、やっぱりやりきれない部分というのが多かったので反省点でもあるし、1年目でそういったことに気づけたのは良かったと思います。
--最後に入れ替え戦への意気込みをお願いします
リーグ戦が終わって入れ替え戦一つに集中できるので、チームはリーグ下位として臨みますが、それで雰囲気も沈んでやってしまうと相手はリーグ上位なので勢いにのまれると思うので、そこはチームで一つになって絶対に勝つという気持ちを全面に出して頑張りたいです。

G木澤義椰(人1=京都・洛南)
――きょうの試合を振り返って
出だしの部分と4Qで弱気になったのが負けにつながったと思います。2、3Qはワセダらしいプレーができたと思いますが、体力がなく、自分もスタミナが切れて4Qで止まってしまったのが良くなかったです。これから走れるようにしたいです。
――4Qは流れを取り戻せませんでしたね
ボールが止まってしまい、パスが回らなかったですね。シューターの坂東さん(拓=筑波大)と笹山さん(貴哉=筑波大)に連続でやられてしまったので。そこを連続でやられないディフェンスができていれば、10点差で勝っていたので、リードできたと思うのですが、そこをおさえられなかったのがダメだったと思います。
――きょうはホームゲームということで、たくさんの応援がありましたね
ホームコートなので、気分が良くて。周りからの声援もありましたし、思い切ってプレーもできましたし、今リーグ戦初めてスリーも入りましたし、気分的には気持ち良かったです。一つ欲を言えば勝ちたかったですけど。
――ガード陣もよく動けていましたね
(G池田)慶次郎(社1=東京・京北)が本当に頑張ってくれてて、自分も1年なので、慶次郎だけが頑張ってどうするんだって思って、頑張ろうと思いました。でも、4Qもう少しいけば良かったと思います。みんな止まっていたので、ガードとして周りをよく見て、自分が攻めるべきということでは強気で攻められるようにしたいです。
――リーグ戦6勝12敗という結果に終わりましたが
自分はリーグ戦始まって全然試合に出てなくて、日大戦から出始めましたが、いつ出れるか準備はしていて。結果僕が出てから負けてるんですけど…。まあでも、勝てる試合もあったので、その勝負どころでのミスをなくしていれば、この結果にはならなかったと思います。
――入替戦に向けて
2部にはいきたくないので、2部の方が勢いがあると思うんですけど、そこをねじ伏せて、絶対勝っていきたいです。