アーチェリー部

2009.09.14

第48回全日本学生個人選手権大会 9月9、10日 大井ふ頭中央公園陸上競技場

明暗分かれた男女、山中は初の決勝進出

 曇り空の下で行われた全日本学生個人選手権大会(全日本インカレ)。早大からは山中将弘(スポ4)、池内麻実(スポ1)の2名が出場した。近大や日体大、同大などの強豪選手がひしめく中で、初出場の池内は実力を出し切れず25位に終わった。最後のインカレとなる4年の山中は自身初の決勝に進出を果たした。

 「自分に出せる得点を出せなかった。」(池内)。6月に行われた全日本学生王座決定戦(王座戦)で3位入賞に貢献したルーキーはそう語った。負傷した肩の影響からか、波に乗ることが出来ない。午前中は思い通りの試合運びで折り返すが、50Mで300を切り順位を25位まで落とした。直後の30Mでは331と高得点をあげて巻き返しを図ったが、順位を上げることはできなかった。目標に掲げていた全日本選手権出場の望みは絶たれ、悔しい試合となった。

 一方、山中は終始好調を維持した。「気持ちよく引退したい」(山中)と臨んだ予選。これまでのインカレの経験を生かし、プレッシャーのかかる場面で高得点を連発した。自己新記録で初めての決勝トーナメント進出を決め、笑顔で予選を終える。同トーナメント1回戦で95-98と僅差で敗北するも、「この場に立てたことが嬉しい。」(山中)と表情は晴れやかだった。

好調に得点を伸ばした山中 

 団体戦を引退した4年生の躍進、これからチームの主力となっていく1年生の健闘はチームへのいい刺激となってくれるだろう。2人のプレーは他の選手にどのような影響をもたらすのか。早大のさらなる活躍を期待したい。

(尾崎 睦) 

◆女子結果

予選
25位 池内 1244点  

 ◆男子結果

予選
17位 山中 1274点(予選通過)
決勝
1回戦 ●山中 95-98 神内(大阪工業大)

◆コメント
本田監督
(大会を通して)2人の成績で男女とも決勝と期待していましたから少し残念ですね。でも池内はまだ1年だし、大学に入ってからずっと調子が上がってますから先が楽しみです。(山中さんは自己新記録を出されましたが)本人は満足してるんじゃないですか。4年は春のリーグ戦で仕事が終わって、練習も少し減りましたけどこの結果ですから。練習不足になる4年が多い中で彼は頑張ったんじゃないですかね。後輩のいい見本になってくれたと思います。(試合中にアドバイスなどは)ほとんどしてないです。池内のリリースが弱くなってたからそれを言いましたけど。(池内さんは25位となりましたが)午前中は上の方にいたんですけどね。池内はちょっと波があるから、そこを改善すればもっと安定した成績を残せると思います。

山中
(決勝ラウンドは)負けてしまって悔しいんですけど、初めての決勝だったのでこの場に立ててすごく嬉しいです。(予選と決勝で違いはありましたか)決勝の方が風が強かったですね。風を味方にできませんでした(笑)。(最後のインカレですが)気持ちよく引退したかったので満足です!(全日本選手権に向けて)インカレに出てる選手もたくさん出てくると思うので、全日本でリベンジしたいです。

池内
(競技を振り返ってどう思う)前半は60メートル撃ちが少し良くなかったんですが、だいたいは思った通りで、後半もこの調子でいければいいかなと思っていた。でも、いつものように4つの距離のうちで、良い結果のものと悪い結果のものを出してしまいました。そのせいで自分に出せる得点を出せなかった。(気温が涼しめなうえに風がありましたが)涼しいのはあまり関係ないですね。外に出たときに少し涼しいなって思うくらいです。風に関して言うと、風が強いときはエイムオフと言って狙う位置を少し変えるようにするんですけど、今日ぐらいの風だったら必要なかったですね。でも、風があったことで狙いを変えるべきかどうか自分の中に迷いが生じたというのはありました。(次に参加する大会は)この試合で規定された記録を残すと全日本に進めたんですけど、記録が届かなかったので申請できません。全日本を目標にやってきたので、出られなくて残念です。この先の試合については少し考えられないですね。(今後については)一昨日くらいから調子があまり良くなく、日曜日の試合で見つけた修正すべき点を今回は修正しきれませんでした。全日本は世界を目指す上でも重要な大会なので、それに出られるように実力をつけたいです。