アーチェリー部

2009.09.15

2009年度東京六大学定期戦 10月4、10、11日 東京大学検見川総合運動場

新チームで笑顔のV

 4年生が引退し、新しいチームとなって2度目の試合。男子は明大に敗れるものの、一敗を守りきり勝ち抜け。女子は人数不足による不利をはねのけ全勝した。男女ともに1位で終え、来期に向けて期待の持てるスタートを切った。

 試合当日、早大女子に動揺が走った。エースの池内が体調不良で欠場。5対5の戦いで4人しか選手がいないという事態に陥ってしまった。5戦中1戦は不戦敗。2人負ければ敗北という厳しい状況の中、戦略で勝負を仕掛けていく。結果は全勝。優勝に沸く部員とともに、安堵の表情を見せたのは王座戦以降不調だった鈴木優香(スポ1)。「これまでに経験したことないくらいの長い不調でした」(鈴木)。調子の戻らないまま挑んだ今試合で、好調とは言えないながらも自分のペースで的を射抜いていく。スランプ脱出の糸口をつかみ、「納得のいくプレーができた」(鈴木)と笑顔で語った。

 好調の女子勢とは裏腹に、リーグ戦で入れ替え戦にまわるなど苦しい時期が続いていた男子。低迷するチームをけん引したのは、久保陽太主将(教3)だった。「点数が良かったわけじゃない」と語るも出場試合で全勝。新キャプテンが早大を勝利に導いた。迎えた第4戦、対戦相手は慶大だった。次の早慶戦のカギを握る大一番で、長谷川貴大(スポ2)・小野寺亘(スポ2)の2年生コンビが活躍する。全員が打ち終わってスコアは2-3。同点のため、長谷川・小野寺は一射で勝敗を決めるシュートオフに進んだ。どちらかが負ければ敗北というプレッシャーの中、矢が放たれた。勝利を射とめたのは早大。両者ともシュートオフを制し4-3で慶大を下す。劇的な逆転に、矢取りから戻る選手の表情は歓喜で満ち溢れていた。

 次の試合、早慶戦までちょうど1ヶ月。「今回負けた慶大は相当気合をいれてくると思う。点数では慶大に及んでいない」(守屋麻樹コーチ)。個々のレベルに加えて、ケガや体調不良など身体面での不安も残る。試合が終わるとき、笑っているのはどちらだろうか。

(尾崎 睦) 

◆男子結果

オリンピックラウンド団体戦
早大 4勝1敗 1位

 ◆女子結果

オリンピックラウンド団体戦
早大 4勝 1位 (※東大、明大は人数が足りないため、合同チーム)

◆コメント
守屋コーチ
(アベック優勝ですが)知ってる限り初めてです。点数は好調とは言い難かったんですが、今もってる実力を出し切って、戦略と運のよさで勝ったと思います。特に男子は成績があまりよくない中で今回の結果が出せたので、今後につなげられるいい試合でした。(新チームは)久保と岡村静香(スポ3)を中心にいい感じでまとまってきてます。(課題は)メンタルの部分がもう少し。あと、練習が少ないので体力・技術をもう少し向上していきたいです。(早慶戦に向けて)チーム全体としては慶応のほうが点数がいいし、気合を入れてくると思うので負けないように頑張ります。

久保陽太主将
(優勝について)去年、一昨年は慶応に負けていたので、今季慶応に勝てたし優勝できたので嬉しいです。(個人的には全勝でしたが)チームが勝ったことが大きいです。点数が良かったわけじゃないので、それが今後の課題です。(新チームの雰囲気は)去年からずっと4年生が中心だったのが、大きくメンバーが変わって、声を出すチームから声ではなく集中するチームになってるかなと思います。(課題は)チームで集まれるのが週1回の強制練習だけなので、体力が足りないです。練習量を増やして、安定して点数がとれるようにしたいです。(早慶戦に向けて)今日は慶応に勝てたので、次の早慶戦でも勝ちたいです。

小野寺
(優勝の感想は)ここしばらくなかった優勝なのでチームとしてはよかったです。個人では2勝してるんですが、あまり実感はわいてないです。新人戦以降1ケタしか試合に出ていなかったので、多少緊張しました。(慶大戦のシュートオフは)心臓に悪かったです(笑)。(早慶戦に向けて)慶応が相当気合いれてくると思うので、こっちも気合入れて頑張ります。

岡村静香女子主将
(ケガは大丈夫ですか)フォームを変えて、とりあえず撃てるようにはしています。多少痛いです。(優勝について)嬉しいの一言です。前までは実力があっても調子が悪くて勝てなかったこともあったので嬉しいです。(新チームの雰囲気は)本来なら3年生が中心であるべきなんですが、うちは池内や鈴木、新しく入った渋谷の1年が盛り上げてくれるので、1年がダメな時は上級生がカバーして支えあっている素晴らしいチームです。(課題は)自分のケガだったり、今日も体調を崩した選手がいたりと体調のほうに不安があるので、そこをスポ科であることを生かしてケアできればいいなと思います。(早慶戦への意気込み)必ず勝ちます!

鈴木
(優勝の感想は)嬉しさもあるんですけど、すごく安心しました。夏の調子が悪くて、この試合の直前まで経験したことがないくらいすごく長いスランプになってしまったんです。きのうの試合で少し調子がもどってきて、きょうは自分で納得できる試合ができました。チームにも貢献できてよかったです。(新チームの雰囲気は)4年生の先輩が作ってくれていた空気を受け継いで、すごくいい雰囲気です。今回は必ず一敗する辛い試合だったんですけど、そういう所で勝てたと思っています。(次は早慶戦ですが)早慶戦は他のどの大学よりも燃えるし打っててわくわくするので、やっててとても楽しいです。チームでも早慶戦では雰囲気が違います。(意気込みは)点差をつけて勝ちたいです!