アーチェリー部

2010.11.20

平成22年度関東学生新人個人選手権 11月10~12日 東京・駒沢オリンピック公園第一球技場

悔しい結果も将来の糧に

 晩秋の駒沢で行われた関東学生新人個人選手権。1年生だけに出場が限られるこの試合で、女子経験の部門で野村美加(スポ1)が最終スコア603点を挙げて4位に入賞し、男子経験の部門では高城佳之(スポ1)が最終スコア640点で7位に入賞した。

 最初に臨んだ競射は50メートル。集中力を高めて的前に立ったが、「リーグ戦後、夏の調子が良くなかった」(野村)と言うように、思うように得点は伸ばせず、合計が283点。50メートル終了時点の順位は5位で、1位の選手とは23点も離されてしまった。続く30メートルで逆転を期し競射に挑むも、得点は320点にとどまり、50メートルの出遅れを取り戻すまでには至らなかった。最終スコアでは、1位を取った関東の強豪・日体大の選手とは30点差をつけられ、力の差を感じさせる結果となってしまった。

時間をかけ、自分のペースで射つ高城
 「納得いかない」――野村は試合終了後、こう述べ自らの不甲斐なさを責めた。1年生から上級生に混じって団体戦のメンバーに入り、エース級の活躍をみせた。それだけにきょうのスコアは自分にとって許容できるものではなかったのであろう。何かと悔しさの残る試合ではあったが、収穫もあった。「今日はメンタル面でへこまないようにできた」(野村)と言うように、確かな進歩の跡が見て取れる。将来のワセダを担う選手であるだけに、これからの成長にも期待したい。

 今大会では、未経験の部も含め、ワセダから多くの1年生が出場した。「これから新しいチームができていく兆しをすごく感じた」と、守屋麻樹監督(平3政経卒)も期待を寄せている。1年生を何かに例えるなら、若木である。駒沢の秋風は多少厳しかったが、困難や挫折という風雨に鍛えられ、やがては大木に成長するであろう。1年生にはまだまだ時間があるが、『光陰矢の如し』という言葉がある。時間があるといっても、あっという間に過ぎ去ってしまう。弓を引けることの喜びをかみ締めながら、1本1本を大切にして矢を射ってほしい。

(記事 谷口健斗、カメラ 尾崎睦) 

◆結果

▽男子経験
7位 高城 640点
13位 瀬藤直樹(政経1) 611点
19位 山田高史(先理1) 596点

▽女子経験
4位 野村 603点

※上位入賞者のみ掲載


◆コメント
守屋監督
(今日の内容をご覧になって)緊張するかと思っていたらそんなこともなくて、すごくいい空気でやっていましたね。男子は1年生だけで10人以上に増えて、これから新しいチームができていくという兆しをすごく感じました。(未経験選手の健闘も光りました)そうですね、進歩していると思います。週末にある早慶明新人戦に向けてまた調整していきます。(新チーム発足から)ことし男子は新主将を中心に夏の練習をすごく増やしたんですよ。今までより量をこなしていることが自信につながっていると感じます。(監督に就任し、これまでより長くチームを見守っていますが)私があれこれ口を出すよりは自立的なのが理想なので。自分たちで練習して切磋琢磨(せっさたくま)していく環境を今整備しているところです。

野村
(今日の調子は)ひどかったです。リーグ戦のあと夏は調子がよくなくて、最近また調子が戻ってきていましたが、きょうの点数は本当に全然だめでした。納得いかないです。いつもはこんなんだとへこみますが、今日はメンタル面でへこまないように気をつけていて、それはできたと思います。(新チームの雰囲気はいかかですか)すごく楽しいです!(12月の関東学生室内個人選手権へ向けて)全日本インドアに出られるように頑張ります。あとバッヂがあって、屋外はゴールドバッヂを持っていますが、室内はシルバーバッヂなので、ゴールドが欲しいです。