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アーチェリー部

2012.04.22

関東学生リーグ戦 女子第4戦 4月22日 埼玉・武蔵大朝霞レンジ

強豪・明大に接戦の末勝利

 女子の関東学生リーグ戦第4戦は、ここまで全勝の明大との大一番。試合は終始僅差での戦いとなった。初めは一進一退の攻防を繰り広げていた両チームだったが、後半になると徐々に早大が追いかけられる展開へと変わる。5点、10点と点差を広げていき、最終的についた差は19点。どちらが勝ってもおかしくない接戦で、大きな勝ち星をあげた。

 王座決定戦で優勝を目指す早大女子チームにとっては、Aブロックでの全勝優勝は最低条件と言える。しかし、それは決して易しいという意味ではない。明大は第1戦、第2戦でともに早大よりも高い点数を出すなど調子の良さを見せていた。両チームにとって負けるわけにはいかない重要な試合であったために、エンド終了時に発表される点数は常にほとんど差がない状態。しかし、リードを許したのはわずかな時間だけであった。50メートル終了時の点数は早大が1192点、明大が1187点。その後、30メートルの後半になるにつれて点差はじわじわと開いていった。

 最も活躍したのはエースの野村美加(スポ3=石川・金沢桜丘)。50メートルから50点台の好記録を連発し、30メートルの後半には2回の60点満点をマーク。「壁を感じていた」という670点を見事に突破し、自己新記録の672点で試合を終えた。風の影響もあり上位4人の総合得点は第3戦を下回ったが、終わってみれば2525点の決して悪くない点数で、前戦より高い2506点を出した明大に勝利した。

 野村は試合後「チーム11人で力を合わせて挑めた」と語った。試合に出場できるのは8人までだが、会場に響いたのはもっと多くの人の応援や掛け声だった。池内麻実女子リーダー(スポ4=兵庫・甲南女子)を始め部員、OBやコーチ、そして監督。全員が一つになってつかんだ貴重な勝利だ。リーグ戦は残りあと一戦となった。最大の強敵を倒したいま、ワセダの全勝優勝はもう目の前にある。

(記事、写真 手塚悠) 

★男子は172点差で大勝
同日別会場で行われた男子のリーグ戦第4戦では、立大に172点もの大差をつけて早大が勝利した。中でも中川裕太(スポ2=岐阜・大垣西)が自己新記録の662点を出す活躍。全勝に王手をかけた男子チームに、一部昇格への期待がかかる。

◆結果

男子 ○早大3821-3649立大
女子 ○早大2525ー2506明大

◆コメント
野村美加(スポ3=石川・金沢桜丘)
――今日の結果はいかがでしたか
個人としては、今日は自己新が出ました。今まで670点台に壁を感じていて、本当に出るのかなという部分もあったんですが、昨日の練習でもそこそこいい点が出ていたので、行けると信じてやりました。OBの方の中にも、「670点出せるよ」と励ましてくれる方がいらっしゃたので、とても自信を持って今日挑めました。若干風もあったりしたんですけど、(いい点で)打てて本当によかったです。
――先週は慶大戦で勝ちましたが、明大戦はどのように迎えましたか
明大戦は一番大きい試合で山場だと思っていました。というのも、明大には同期の深澤(菜見)選手がいるんです。(深澤選手は)インカレインドアで優勝していて、自分としては同期でいいライバルだと思っているのですが、いつも勝てなくて悔しかったので、きょうは絶対勝つんだという気持ちで臨みました。あとは明大が今とても調子が良くて、先週までは勝てるか不安だったんですが、試合前には「勝てる!」と自信を持って挑めました。
――チームの雰囲気は
盛り上がりとしては先週のほうが良かったんですけど、ただ今日はお互い助け合うということがとてもよくできていました。実際に射線で打てる選手や、点数に関わってくる選手は限られてくるのですが、本当にチーム11人で力を合わせて挑めたという感じがしたので、とても良かったと思います。
――残り一戦となりました。次に向けての意気込みをお願いします
次はもっといい雰囲気で、もっと盛り上がって、さらには先週の歴代のチーム新記録をまた更新できたらいいと思います。