アーチェリー部

2012.05.10

関東学生リーグ戦 入れ替え戦 5月6日 立教大朝霞レンジ

僅差で一部昇格ならず

 先週まで約1か月にわたって行われてきた関東学生リーグ戦。その中での一部リーグA・Bブロックのそれぞれ最下位と、二部リーグA・Bブロックのそれぞれ首位の、計4校が集まり、入れ替え戦が行われた。このうち上位2チームが一部リーグとなる。早大は二部リーグBブロックでの5戦を全勝で終え、2年ぶりの一部昇格をかけて今戦に挑んだ。安定しない天候の中で、得点に大きな差が開かないまま試合は進むが、結果は3点というわずかな差で3位。一部昇格という目標に向けてチームが勢いに乗っていただけに、予想外の悔しい結果となった。

 試合は4校が50メートル、30メートルを6回(各3射×2)ずつ打ち、各チーム上位6名の総得点で競われる。緊張のためか、早大は立ち上がりこそ少し出遅れるが、最初の矢取りの際に部員が肩を組んで『紺碧の空』を歌うなどして、チームを盛り上げる。途中、突然の雷雨で試合は一時中断となるが、30分ほど待ったのちに50メートル最終エンドから再開された。雨や風に選手たちは苦戦するが、前半が終了した時点で東京理科大1703点、早大1702点、一橋大1701点、明学大1660点と、1位から3位までが1点差で並び、互角の戦いを見せる。

 30メートルに入っても、上位3校は接戦を繰り広げる。応援にも熱が入り、試合が進むにつれピリッとした空気が漂い始めた。今大会で抜群の安定感を誇ってきた、山本周平(スポ1=山梨・甲府一)の637点という活躍もあり、早大は最終エンドを残して首位に躍り出る。だが、その差は決して大きいものではなかった。試合終了時の総得点は、東京理科大3660点、一橋大3653点、早大3650点、明学大3606点。最後まで良い雰囲気を保ち続けた早大だったが、わずか3点という僅差で敗れ、選手たちは肩を落とした。

 「この結果を全く予想していなかったので、それでどこかに油断とか隙があったんだろうと思います」。1年間チームを率いてきた岡崎晃太主将(政経4=東京・早大学院)は、結果についてこう振り返った。この試合をもって3人の4年生は引退となる。試合後には大きな円陣が組まれ、次の世代へと意志が引き継がれた。「きょうの試合の悔しさを忘れるわけがないと思うので、来年に向けて頑張ってほしい」(上田将太、文構4=東京・桜美林)、「アーチェリー部らしくやって勝ってほしい」(五木田悠人、社4=埼玉・所沢北)という思いを心に刻み、後輩たちは来年に向けて新たなチームを作っていく。

(記事 田中絢、写真 楽満賀奈子) 

◆結果

早大3650-東理大3660-一橋大3653ー明学大3606
※上位2チームに入れなかったため、昇格ならず

守屋麻樹監督(平3政経卒)
――結果について
うまく言葉にならないですが、負けるとは思っていなかったので、それはすごいショックです。ただ、きょうは天候も荒れていた中で運もあったと思うんですね。しかも(2位の一橋大との)差が3点しかないということで、かわいそうな結果だったかなと思います。
――選手の調子やチームの雰囲気はいかがでしたか
調子は良かったり悪かったりするんですけど、チームの雰囲気はすごい良くて、きのうも試合を想定した練習をちゃんとやっていて、チームとしてはある意味完成されていたと思うんですね。ただやっぱり最後に点数が伸びないというのは何か足りないものがあると思うので、この1年間かけて修正をしていきたいと思います。
――先ほどの集合では部員たちにどんなことをお話しされましたか
1年間いまの4年生の3人は本当によくやってくれて、新しいこともたくさんやってくれたんですね。そのやってきたこと自体は間違っていなかったし、みんなもそれについてきて、やるべきことをやってくれたので、それに関しては自信を持ってほしいです。もう終わってしまったことなので、顔をあげて、来年に向けて何をしていくかということを、この3点というほんのちょっとの差を何によって埋めるかということを、みんなで考えて、しっかり作っていきましょうというようなことを言いました。
――具体的に何をしていくかというのはこれからみんなで考えるということですか
新しい代になるので、今までやってきたことを積み重ねてそのままやっていくのでもいいと思うんですけど、プラスアルファーで何か新しい試みを考えていくと思います。
――女子の試合は雷雨で中断となりましたが
もう1回最初からやり直しみたいなので、また仕切り直しです。70メートル5エンドまでで3点差だったので、互角にしっかりと戦っていたと思います。天気も風がすごい強い中で良くやっていた思うので、次はいつになるかもまだわからないんですけど、立て直していきたいと思います。

岡崎晃太主将(政経4=東京・早大学院)
――あと3点でした
そうですね、この1年間やってきたことに後悔はないです。この結果を全く予想していなかったので、それでどこかに油断とか隙があったんだろうと思います。この結果を経て後輩には次にどうすべきか考えて行動してほしいと思います。
――コンディションは悪かったと思いますが
雨に関しては対策してきたんですが、風が少しあって、うちの射場は普段あまり風が吹かないので動揺してしまったところがあったと思います。途中時間が止まった時はちゃんと気持ちを切り替えられたので大丈夫だったんですけれども。
――ことしは主将としてリーグ戦を迎えられましたが
個人として点数を出してワセダの柱になるっていうのを目指してやってきました。第1戦から第5戦まではそれができたんですが、きょうは少しプレッシャーもあってあまり思うような点数を出すことができませんでした。本当に悔しいです。あとはもうみんなよくやってくれたと思います。
――きょうで引退となりますが、これまでのアーチェリー選手としての生活はいかがでしたか
自分は高校でもアーチェリーをやっていたんです。でも大学に入ったころは全然上手くなかったんです。それで大学に入って努力をして、そこそこ上手くなっていって、本当に個人としても楽しかったですし、部員のみんなと出会えて充実した時間でした。何か1つの競技をやり続けて、団体としては残せなかったですが、個人として点数を上げることができたので、この技術を後輩に残したいです。これで死ぬわけではないので、なんとか自分がやってきたことを後輩に伝えて、より上を目指してほしいと思います。本当に楽しかったです。

上田将太(文構4=東京・桜美林)
――これまでのアーチェリー部での生活を振り返ってください
自分は2年生から入ったんですけど、まさか最後に副将になるとは全然思っていなくて、こんなに良い3年間を過ごせるとは本当に思っていなかったので、部員のみんなに感謝しています。
――後輩に向けて
きょうの結果をまず受け入れて、それを次にどうつなげるかということを考えて、きょうの試合の悔しさを忘れるわけがないと思うので、来年に向けて頑張ってほしいと思います。

五木田悠人(社4=埼玉・所沢北)
――アーチェリー部で過ごした4年間を振り返って
山あり谷ありというか、僕が2年生の時に2部リーグに落ちてしまって、その時からずっと谷だったので、やっと山に登れるかなと思ったんですけど、こういう結果になってしまって本当に悔しかったです。
――後輩に向けて
うちらしく、アーチェリー部らしくやって勝ってほしいというのが1番ですね。何というか、アーチェリー部独特の空気があるので、そのままで最後まで勝ち抜いてほしいです。