野球部

2014.09.05

東北復興支援野球交流 8月21日 福島県営あづま球場

東北での最終日を勝利で飾る

TEAM
東日本国際大
早大

 東北復興支援交流も最終日。ここまで2戦連続引き分けのワセダは、交流試合での初勝利を目指し東日本国際大と対戦した。試合は緊迫した投手戦に。両チームのゼロ行進が続いたが、5回に石井一成(スポ2=栃木・作新学院)の一打で均衡を破ると、援護を受けた投手陣が奮闘。この1点のリードを守りきり、接戦を物にした。

 ここ2試合で4得点と元気のない打線はこの日もつながりを欠き、序盤は好機すらつくれない状況が続く。迎えた5回、相手の失策からこの試合初めて得点圏に走者を進めると打席には打撃好調の石井。「自分のスイングができた」と4球目を捉えると鋭い当たりが中前に抜けていき、先制に成功する。しかしその後はスタメン抜てきの松永圭介(商4=福岡大大濠)がこの日2本目の安打を放つなど見せ場をつくるが追加点を奪えず。結局この日も1得点と、遠征全体を通して打撃に課題を残すかたちとなった。

 先発の大竹耕太郎(スポ1=熊本・済々黌)は初回からストライク先行のテンポのいい投球を披露。制球力と緩急を武器に相手打者の芯を外し、内野ゴロの山を築く。持ち味が光った好投で無失点に抑え、首脳陣の期待に応えた。そしてその後を受けた柳澤一輝(スポ1=広島・広陵)ら救援陣も力投。大竹のつくったいい流れを切らすことなく、零封リレーで試合を締めた。

先発のマウンドで無失点の好投を見せた大竹

 東北での最終戦を勝利で飾ったワセダ。各地方の雄とも呼べる強豪大学との連戦はチーム、選手にとって貴重な経験となったことだろう。そしてそれと同時に、3日間にわたる野球教室や連日多くの観客が詰め寄せる中繰り広げられた交流試合――。野球という競技を通じて、ワセダは被災地に大きな力を与えたに違いない。

(記事 伊藤広真、写真 小川朝煕)

★ホームラン競争も有終の美

 初日と同じく石井、武藤風行(スポ4=石川・金沢泉丘)の二名で挑んだ早大。相手の計2本に対し、石井1本、武藤3本の計4本で快勝を収めた。

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コメント

岡村猛監督(昭53二文卒=佐賀西)

――遠征3日目にして初勝利となりましたが、きょうの試合はいかがだったでしょうか

なかなか思うようにいかなかった試合だね。でも、1年生の大竹耕太郎(スポ1=熊本・済々黌)と柳澤一輝(スポ1=広島・広陵)がいいピッチングをしてくれたので、いい収穫になりました。

――大竹投手は6回に二塁走者をけん制死にするなど非常に落ち着いて投げているように見えました

試合経験は高校のときに豊富にありますから、間合いやタイミングというのは上手ですよね。

――3連戦目となったきょうを無失点で抑えられたのも投手陣あってこそだということでしょうか

そうだと思います。

――試合中、投球練習をしていた有原航平投手(スポ4=広島・広陵)を一目見ようと多くの中学生がブルペンに集まるという一幕があるなど、福島の球児たちに大学野球のレベルの高さを感じていただいたと思うのですが、いかがでしょうか

ほう(笑)。本来なら登板させたかったのですが、まだコンディションが十分整っていないということで回避せざるを得なかったんですけどね。その分秋季リーグ戦でしっかり投げてほしいなと思います。

――最後にこの交流試合、そして野球教室の総括をお願いします

暑さも厳しい中、非常にタフなスケジュールで交流試合をやってきましたけど、学生たちが前向きに試合をしてくれたのが大きな収穫かと思います。この経験は必ずリーグ戦でも生きてくると思います。

石井一成(スポ2=栃木・作新学院)

――きょうの試合を振り返ってみて

1-0の1点差ということで、均衡した緊張感のあるいいゲームができたと思います。

――おとといは「東北のみなさんに元気を与えられるようなプレーがしたい」とおっしゃっていましたが、きょうはそれができたと思いますか

はい、できたと思います。

――決勝打を含む2安打1打点という活躍でした

ボールがしっかり見えているので、チャンスの場面でも自分のスイングができました。

――好調を維持していますが何か打席で意識していることはありますか

軸をぶれさせないことですね。

――守備も安定していて、打たせて取る大竹投手をサポートできていましたね

そうですね。大竹も頑張っていたのでしっかり守ってあげようと思いました。

――3日間の遠征ではどんなことを学んだと思いますか

きょう実際に被災地を見て回ったのですが、いろいろなかたちで東北に元気を与えられればと思いました。またこの経験を生かしてリーグ戦につなげていけたらと思います。

――今後もレギュラー争いが続くと思いますが、残りのオープン戦への意気込みをお願いします

この調子を持続していってチームも自分もいい方向に持っていけたらと思います。

柳澤一輝(スポ1=広島・広陵)

――この夏はどのような目標や狙いを持ってキャンプや遠征に臨まれていますか

いま自分の立場的にはリリーフや抑えで活躍するしかないので、そのためにしっかり夏場は投げ込んで自分の体づくりをしてしっかりそういうかたちで秋活躍できるようにっていうのを目標に頑張っています。

――キャンプなどで監督や先輩から何かアドバイスをもらったりしましたか

基本的には自分の真っすぐが一番武器になるのでそれをもっとしっかり磨いていけるようにと言われました。

――きょうの試合を振り返って

きょうは自分の中でもこの3日間の中で一番良かったのでこのピッチングをこれからも続けていけるようにしっかり頑張っていきたいと思います。

――よかったというのは具体的にどのような点ですか

基本的に真っすぐ主体のピッチングなので、それにしっかりきょうは変化球が切れたのでそれが一番良かったかなと思います。

――きのうからの連投でしたが疲れはありませんでしたか

はい、疲れはありませんでした。

――きのうは登板直後の連打から失点してしまいましたが、きのうときょうで意識的に変えたところなどはありましたか

ボール先行になったりしないように、ストライク先行でしっかり打たせていくというのを意識してきょうは投げました。

――春もオープン戦では登板されましたが、リーグ戦の登板はありませんでした。その頃と比べ一番成長したと感じる点は何ですか

ケガをしない体をしっかりつくるということを軸に練習をやっているので、春に比べると体はしっかり強くなってきているのかなとは思います。

――リーグ戦での登板に向け自身の長所と逆に改善点や課題はどう考えていますか

長所は真っすぐが自分の中で一番武器になるのでそれを生かしたピッチングができるようにしていきたいということ。あと課題はランナーを背負った時に焦ってどんどん前に突っ込んだりしてしまって、周りが見えなくなるのでそのときに周りにしっかり声を掛けられるようにというのは意識したいと思います。

――母校の先輩である有原(航平、スポ4=広島・広陵)さんと過ごせるラストシーズンでもありますが、有原さんから何か声を掛けられたりということはあるのでしょうか

しっかり秋にベンチ入れるように頑張ってくれと言われているので、しっかり結果を残して秋は入れるようにしたいと思います。

――夏の残りのオープン戦や秋に向けての目標や抱負を聞かせてください

秋に向けては自分の立場を自分の中でしっかり理解してその分秋先輩たちを勝たせるように自分の役割を果たせるように頑張っていきたいと思います。