ソフトボール部

2014.09.01

第49回全日本大学選手権 8月31日 岩手県・石鳥谷ふれあい運動公園

投打で圧倒 偉業達成へ挑む

TEAM
中京大
早  大 ×
○松木、吉田尚―沓澤
◇(本塁打)今村 ◇(三塁打)兼子 ◇(二塁打)吉田享
TEAM
徳島大
早  大 1×
(6回コールド)
○松木、豊田―沓澤
◇(三塁打)吉田享

 進撃は止まらない。全日本大学選手権(インカレ)2日目、ワセダは2回戦、西の強豪・中京大を7ー2で破る。勢いに乗るワセダは続く準々決勝で徳島大を相手に6回コールド勝ち。投打にともに実力を存分に発揮し、あすの準決勝、決勝へ弾みを付けた。

 前日に引き続き、この日もワセダ打線は好調を維持する。初回に吉田享平主将(スポ4=群馬・中央中教校)が放った投手強襲の適時二塁打で1点を先制。その後も今村大樹(スポ4=大阪・早稲田摂陵)に本塁打、兼子修治(スポ4=群馬・新島学園)に左中間への適時三塁打などが飛び出す。効果的に得点を重ね、12安打7得点で相手投手を圧倒した。先発のマウンドを任されたのは松木俊皓(スポ2=宮崎・日向)。ドロップ系の球を多用しためりはりのある投球を披露する。5回に右中間への適時二塁打を浴び2点を失うものの、松木が崩れることはない。続く打者を次々と打ち取り嫌な流れを断ち切る。6回からは吉田尚央(人1=長崎・佐世保西)が登板。2回を無失点に抑える好投で試合を締めくくり、準々決勝へと駒を進めた。

3試合連続で先発を任された松木

 2回戦の直後に行われた準々決勝では徳島大と対峙。3試合連続での先発となる松木だが、疲れを感じさせない圧巻の投球で徳島大打線を封じる。6回には今大会初登板の豊田誉彦(スポ1=兵庫・滝川)が3者凡退の快投を演じた。投手陣の力投に呼応するかのようにまたも打線が奮起。吉田主将はこの試合でも左中間を破る適時三塁打を放つなど4打点を挙げる絶好調ぶり。6-0で迎えた6回、1死二、三塁の好機で打席には代打・大塚俊(スポ4=愛媛・愛光学園)。叩いた初球は中堅手の前へ落ちる。その間に三塁走者が生還。6回コールドで勝利を手にした。2日連続の代打起用となった大塚。その期待に応える打撃で見事に試合を決定づけた。

サヨナラの適時打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズをする大塚

 ついに迎えるインカレ最終日。4年生にとって、泣いても笑ってもあすが最後の勝負だ。インカレ3連覇という創部史上初の快挙を成し遂げるために駆け抜けてきた1年間。「必ず3連覇して、後輩たちに4連覇のたすきを渡したい」(兼子)。全てはこの日のために――。真の覇者があす、決定する。

(記事 藤川友実子、写真 吉田勇輝、東哲也)

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コメント

吉田享平主将(スポ4=群馬・中央中教校)

――きょうの2試合を振り返っての感想は

トーナメントなので勝てたことがとてもうれしいです。最終日まで残れることに喜びを感じています。

――チーム全体として特に良かったという点は

きょうがヤマ場というのは常にみんなに言っていて、相手が中京大でいいチームというのは自覚していたので、初回から投打で圧倒していこうという目標ができたのでそれが良かったです。

――試合の入りから初回への意識を高めていたのですね

そうですね。きのうよりも応援してくれる方々も多くて、応援団と紺碧隊が一体となるというかたちができていたので、徐々に勝つためのかたちができていたと思います。

――ヤマ場という2回戦の中京大戦については

投手陣も頑張ってくれました。中京大は打線がいいということが分かっていたので、松木(俊皓、スポ2=宮崎・日向)、尚央(吉田、人1=長崎・佐世保西)が1、2年生なのですが、ワセダの投手らしい投球をしてくれた結果が出たと思います。

――控え選手も出場し、結果を残している様子からもチーム一丸となっていると感じられます

インカレ(全日本大学選手権)になったら4年生が活躍すると先生(吉村正監督、昭44教卒=京都・平安)が普段から仰っていました。きょうも結果的に(準々決勝の)最後に大塚(俊、スポ4=愛知・愛光)がヒットを打ってくれました。赤瀬(公平、スポ4=愛知啓成)は打てなかったのですが、チームとしていままで支えてくれた赤瀬をいいかたちで送り出そうというのは(きょうの)2試合目の前から言っていたので、いい雰囲気で試合に出してあげられたのはチームとして底上げになる要因になるかなと思います。

――やはりそういった全員の思いがより結束を生んでいるのですね

そうですね。10人で戦っているわけではないので。部員34人とコーチの方、応援部に女子部や吉村先生もあすは来てくれると思うので、そういった全ての方々がワセダのソフトボール部として機能してくれたらいい結果が出ると思います。

――ご自身の打撃内容としては1試合目の先制打に2試合目の4打点と好調ぶりがうかがえます

「僕が打たないと負ける」と自分にプレッシャーをかけていて、東日本(大学選手権)では打てずにみんなに迷惑をかけました。いままで1年間僕がみんなにわがままを言ったりやりたいようにやってきて、みんなが付いてきてくれたので、自分が結果を残すことで恩返しになるのかなと思います。

――やはり最後は自分が打つことでチームを頂点で導こうと

いままでは自分が監督と同じような役割をやっていたのですが、このインカレではコーチの高杉さん(聡コーチ、平10理工卒=群馬・前橋育英)や木村さん(秀雄コーチ、平8理工卒=山口・柳井)の力を借りて、僕は選手に専念できる環境ができているのでそういった面ですごく感謝しています。

――勝っても負けてもあすが最後の一日となります。意気込みをお願いします

長い競技生活の中で最後の日になるのでその集大成を一日に凝縮して、結果を残したいです。普段は泣かない人間なので泣けるくらいやりきりたいと思っています。

――あすの打席でのビジョンはありますか

期待のかかる打席で期待以上の結果を残すことが理想です。もともとこの大会で(大会記録である)5本ホームランを打つという宣言をしていたのですが、少し黄色信号となってきたのでチームのために、チームが勝てるための打撃をしたいです。あとは負けてしまった女子部の分まで背負って、いいところを見せたいなと思います。

今村大樹(人4=大阪・早稲田摂陵)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

昨日の京大戦で全く打つことができなかったのですが、きょうはしっかりと打てたのでよかったです。準決勝はきょうのようなバッティングをできたらいいと思います。

――中京大戦に関して、第一打席の初球を捉えた本塁打でした

まず一打席目で打つことで、自分の中でいい流れを作ってやろうと思っていて、初球をしっかりと振り抜くことがホームランという結果につながったのかなと思います。打席に入る前から初球を狙う意識は持っていて、甘いボールなら打とうと決めてました。

――チーム全体の調子はいかがですか

いままで試合に出ていなかった選手も試合に出始めて、チーム力も上がっていると思います。この勢いで明日も勝てたらいいかなと思っています。

――明日の試合に向けての目標は

チャンスでしっかり打って打点を記録することが明日の目標です。

大塚俊(スポ4=愛媛・愛光学園)

――きょうの2試合振り返っていかがですか

きょうは1試合目にまずピークを持っていこうとしていて、中京大がこのインカレの一番の山場だと思って試合に入ったので、いい緊張感の中でいい試合ができたと思います。2試合目は中京大に勝ってちょっと始めの方は引き締まり具合が足りないことがあったと思うんですけど、また自分たちのペースに持ってこれてよかったと思います。

――山場だと思っていた中京大戦に向けて意識していたことは

技術的なことは特に何も無いんですけど、気持ちで絶対勝とう、みんな一人一人できることをやって勝とうというようにみんなで決めて試合に入りました。

――2試合目の最後のサヨナラ安打の場面を振り返って

あれはたぶん(三塁走者の)吉野(恵輔、スポ3=福岡・城南)が還ってきたらサヨナラっていうのをベンチの人は知らなくて、しかもきのうみたいなポテンヒットでちょっとあれ?みたいな感じになってしまったんですけど、2日連続でヒットを打ててよかったです。

――あした準決勝と決勝が控えていますが、インカレ制覇に向けてチームに求められるものは

どのチームがくるかわからないですけど、どこに対しても気を抜かない、一球一球気を抜かずに全員でその試合を勝ち抜くことが大事だなと思っていて、それができたら勝てると思います。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

あしたは出られないかもしれないんですけど、しっかりチームが勝てるように自分ができることをしたいと思います。

兼子修治(スポ4=群馬・新島学園)

――きょうの2試合を振り返っていかがでしたか

チームの目標が先頭打者を塁に出すということで1試合目は自分の役割を果たせて良かったと思いますが2試合目は結果1つ三振してしまったので、あしたは絶対に先頭ででたいと思います。

――1試合目には適時三塁打がありました

いつもは振ってないのですが、たまに振る時はストライク3球全部振ろうという気持ちで打席に立った結果良い打球がいったのでよかったです。

――4年生ということで最後の大会になりました。何か特別に意識していることはありますか

自分は2年生から試合に出ていて3年間先頭打者としてやらせていただいているので、1番としての役割に徹するだけだと思っています。なので特に意識はしてないですね。

――最後にあしたの準決勝、そして決勝に向けての意気込みをお願いいたします

今まで先輩方が引き継いでくれた2連覇というのがあるので必ず3連覇して、後輩たちに4連覇のたすきを渡したいと思います。

松木俊皓(スポ2=宮崎・日向)

――きょうの2試合を振り返って

中京が一番のヤマ場だったので、抑えられて良かったです。

――中京大戦での戦略は

中京大のバッターは力が強いので、自分のスイングをさせないことを意識しました。そのために速いドロップと遅いドロップを組み合わせました。遅いドロップは吉村先生から教わったものです。

――準々決勝の徳島大戦でも緩急差が印象的でしたが

速い球と遅い球のメリハリを付けようということで投げました。その結果打たれなかったので良かったと思います。

――きのうから3連戦ですが疲れはありますか

いえ、ホテルでもバッテリーは別の部屋を用意してもらっていて、自分たちで自由に時間を使えるので疲れは大丈夫です。

――今大会の前には「インカレで本物のエースになる」と仰っていましたが、現時点でご自分の評価はいかがですか

まだわからないです。優勝しないと何とも言えませんね。

――あすの準決勝、決勝への意気込みをお願いします

1戦1戦自分のできる限りの力を出し切って、エースになりたいと思います。