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漕艇部

2014.08.26

第41回全日本大学選手権 8月21~24日 埼玉・戸田ボートコース

『One WASEDA』を胸に、女王ワセダ6連覇!

 女子部にとっての最大目標であるインカレ総合6連覇へ向け、全種目決勝進出と優位に立った早大。最終日は3種目を終え明大と同点という息詰まる展開となった。王座を懸け挑んだ舵手付きクォドルプルでは貫禄を見せ付け、見事1着に。苦しみながらも悲願達成を成し遂げた。

 まず行われた舵手なしペア。ここまで盤石の戦いぶりで決勝まで駆け上がってきたが、課題のスタートで他大に差を付けられてしまう。1000メートル以降にポイントを置き得意のコンスタントで巻き返しを図るも、健闘むなしく3位でのフィニッシュとなった。予選、準決勝と2度勝っていた名大に9秒近い差をつけられる結果となり、辛島瑞加女子主将(スポ4=東京・富士見)は「実力に差があった」と振り返り、全日本選手権(全日本)へ向けてスタートの強化を誓った。

悔しさをあらわにする木野田と先輩らしく慰める望月

 続くシングルスカルに登場したのは激戦区の中で敗者復活から勝ち上がってきた木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)。ルーキーながらこれまで快進撃を続けたが、この日は他の3クルーに大きく差を開けられ4位。「歯が立たなかった」(木下)との言葉通り、全国の舞台でのメダル奪取の難しさを痛感した。ダブルスカルでは富山国際大との激しい競り合い。1艇身差以内で後をつけ、逆転するプランを立て終始猛追する。しかし、「緊張して固くなっていた」(望月みづほ=スポ4=埼玉・大宮)と振り返る序盤でのミスオールが響き差は縮まらず2位。悔しさの残るレースとなった。

 ポイントを思うように伸ばせず、明大と同点のまま迎えた最後の舵手付きクォドルプル。先行逃げ切りのレースプランを立てるも、第1クオーター終了時点では明大、東北大が前に出る。しかしクルーに焦りはない。続く第2クオーターで「絶対に取り返そう」(谷川早紀、スポ4=愛媛・今治西)という思いで勝負をかけ、1位に躍り出る。以降も徐々にリードを広げる堂々の漕ぎで歓喜のフィニッシュ。同種目3連覇に加え女子総合6連覇を同時につかみ取り、笑顔で表彰台に上った。

優勝を決め歓喜する女子舵手付きクォドルプル

 「全員で勝ち取った優勝だと思いました」(辛島女子主将)。まさに『One WASEDA』の体現。レースに出場する1年生から4年生、そして出場がかなわなかったサポートメンバーまで、一丸となって栄冠を手繰り寄せた。女王の座を守り連覇のバトンがつながれたいま、次に見据えるのは全日本の舞台。真の日本一をかけた戦いへ再び早大が挑む。

(記事 盛岡信太郎、写真 八木瑛莉佳、細矢大帆)

結果

▽決勝

【舵手なしペア】

S:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)B:辛島瑞加(スポ4=東京・富士見)7分52秒81【3位】

【シングルスカル】

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)8分16秒54【4位】

【ダブルスカル】

S:木野田沙帆子(スポ1=青森)B:望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)7分31秒16【2位】

【舵手付きクォドルプル】

C:奥山瑞恵(教4=東京・富士見)S:土屋愛(スポ3=新潟・阿賀黎明)3:榊原春奈(スポ3=愛知・旭ヶ丘)2:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)B:谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)7分13秒98【優勝】

コメント

B:辛島瑞加女子主将(スポ4=東京・富士見)

――まずご自身のレースを振り返っての感想をお願いします

優勝を狙って(練習を)やってきたので単純に悔しいという思いですね。ゴールした時は1位じゃなかったと思ったのと、実力に差があったというふうに感じました。

――全日本大学選手権(インカレ)での最後のレースということもあって期するものがあったと思います

インカレに出るのは3年目なのですが、一番自分で考えて取り組んだ試合でもありましたし、一番リラックスして楽しんで、自分の漕ぎたいように漕げたので心残りなどは一切ないです。

――やり切ったからこそ後悔はないと

はい。でも勝負である以上結果を出さないといけないので、その点では少し不満ですが。でも課題が見つかったいい試合だったと思います。

――レースプランとしてはどのような展開を想定していましたか

スタートが苦手だったので、スタートで(他大に前に)出られる幅を抑えて、得意なコンスタントで(スピードを)伸ばして追い付くというプランでした。

――前日のレース後にも課題として挙げられていたスタートでしたが、実際にレースではいかがでしたか

私たちがコンスタントで強いことは他大も認識していて、他大からしてみればコンスタントで追い付かれないために、必死に最初からスパートをかけて私たちを離すというプランだったと思います。そのプラン通りにさせてしまって、私たちにとっては少しやりにくかったなというのはあります。具体的に言えば、スタートで置いていかれてしまって、やはり相手に見られながら漕ぐというのはすごくやりにくいので、スタートを強くしていかなければとうのはすごく感じます。

――優勝した名大は予選から3度目の対戦でした。やはり手の内を知られていたのでしょうか

私たちも知っているつもりだったのですが、名大の方がもっと大胆に勝負に出てきたなというのはありました。私たちは前半に強みがなかったので、勝負をかける材料がなかったのでこれからそれをちゃんとつくっていきたいなと思います。

――3度目にして敗れたということですが、その差は

スタートと、主に前半ですね。練習でも一本の伸びや質というのはすごくこだわってやってきたので、スタートをつけた練習というのはあまりやってこなかったので、そこが足りなかったなと思います。強化するならそこかなと思います。

――前半で差をつけられてから、大きく巻き返した印象があります

1000(メートル)でもともとレートを2枚上げてやっていこうという話をしていました。私たちのクルーはもともと体力はあるので、その強みを伸ばしてスタートも強化していきたいところです。

――前半に課題を抱えながらも後半で伸びることができたという点ではプラン通りではないでしょうか

そうですね、そのプランもしっかりできましたし、自分の漕ぎ自体にそんなに後悔はないので、いまできる最大限のことはできたと思います。

――タイムに関しての評価は

ちょっとタイムは出ていなかったので、やはりレートを上げた分一本一本が短くなってしまったなというのはあったと思います。もう少し余裕を持って相手が見える位置にいればもう少し落ち着いていけたのかなと思います。

――やはり相手が見えず焦りなどを感じていたのでしょうか

もう必死で漕いでいて、何か大きく劇的に変わるポイントというのがなくて、ただ少しずつ上げていっているという印象がありました。やはりここだという勝負のポイントを決めて、ペースを上げていくと体力的にも効率良くできると思います。

――女子部としては6連覇に輝く好結果でした

中盤まで私たちがあまり点数を取れなくて、総合優勝を同じく狙っているであろう明大と並んでいたので、最後はクォド次第ということでプレッシャーをかけてしまったのは主将としても後輩にも申し訳なかったなというのは思います。でも全員で総合優勝を狙っていたので、一安心しています。

――最後のクォドは優勝をかけたレースでしたがどのような気持ちで見ていましたか

絶対的な信頼と、このクルーなら絶対いけるという自信は見ていてあったので、総合優勝のことは考えずに本人たちが楽しんでベストを尽くすことを望んでいました。

――主将としてレース前に声掛けされましたか

クルー一人一人に一言二言は話しました。後輩がすごく頼もしく「やってきます」というふうに言ってくれたので、私も待っていようと思いました。

――総合優勝が決まった時のお気持ちは

全員で勝ち取った優勝だなと思いました。今回のインカレのクルーメンバーには1年生も入っていましたし、特にシングルの木下(美奈、スポ1=山梨・富士河口湖)は激戦区の中決勝までいってくれて、本人の成長も見ていてうれしいですし、女子部の総合優勝にも貢献してくれました。私が組んでいる2年生の土井(鈴奈、教2=埼玉・浦和一女)もそうですし、1年から4年まで活躍してくれたなと思います。あとは(レースに)出ていないサポートのメンバーもいつも気持ち良く送り出してくれたので、彼女たちの力がなかったら今回の総合優勝はなかったなと思います。

――次の全日本に向けての意気込みをお願いします

今回(個人として)できなかった優勝という目標はずっとブレずに持ち続けていきたいなというふうに思っています。優勝するためにはいままでと同じことをしていてはいけないと思うので、新たな気持ちで「絶対に変わりたい」という思いを持って練習に取り組んでいきたいと思います。

C:奥山瑞恵(教4=東京・富士見)

――優勝おめでとうございます。大会を終えてのお気持ちは

ありがとうございます。ほっとしています。

――決勝へはどんな意気込みで

選手のコンディションとしてはすごくよかったので、みんなを信じていれば大丈夫だろうとは思っていました。でも、アップのときから徐々に緊張し始めて、スタートの発艇のところにつけたときが一番緊張しましたね(笑)。いままでやってきたことをやるだけだと思って、それ以上のことは臨まずに練習でやってきたことを落ち着いてやろうと思って臨みました。

――スタート前にクルーメンバーの中で声掛けなどはありましたか

準決勝が2着だったんですけど、もうちょっと頑張りなよというようなことを監督にも言われてしまって。(準決勝は)余力を残しつつ、きょうの決勝で全部を出し切るためのレースプランだったんですけど、傍から見たら少し抜きすぎた印象があったみたいですね。決勝は「誰にも文句を言われないような漕ぎをしよう」という話はして、みんなも「最後のレースだったので楽しみましょう」という声掛けもしました。

――漕手の皆さんのきょうの様子はどのように感じていましたか

レースアップする前から「緊張する」ということを言っていたんですけど、周りが緊張していると逆に私は落ち着いていられたので、そこは大丈夫だよという感じで声を掛け続けていましたね。

――決勝のレースプランは

予選の時はスタートでうまくいかない部分があったので、スタートで頭を取って750メートルで1艇身くらい後続と離して、2Q(クオーター)と3Qで一本一本伸ばして、最後は溝をあけて自分たちのいい漕ぎを周りに見せながら楽しんでゴールまでいけたらいいなと思っていました。でもちょっとスタートで東北大、日体大、明大がスタートで勢いよく出てきて、なかなか頭一つ最初のクオーターは出ることができなかったことが課題として残りました。

――スタートについての具体的な問題点は

順風で水が軽かったこともあって、すこし深く水に入ってしまって、軽く艇を立ち上げるというリズムよりは出遅れてしまったなと思います。他の大学の方が軽くスタートできていた印象でしたね。

――500メートルの経過が3位。レースプラン通りとはいかず焦りはありませんでしたか

500メートルの手前で水中でしっかりと伸ばすというコールへ切り替えて、少しずつ伸びてきたと思います。それで他大との差も縮まってきたので、2Qで差せるなとは感じていました。私が焦るとバタバタしてしまうので、そこは3位でも冷静にあとにつなげていけたなと思っています。

――その後は地力の差を見せつける展開となりました。後半はコックスとしてどのようなコールをされたのですか

相手が視界に入るすごく近い位置にいたので、選手が慌てないように「大丈夫!大丈夫!」、「絶対にできる!」ということは何度も何度も言っていましたね(笑)。

――優勝という結果について

やっぱりうれしいですね。ずっと憧れ続けていた表彰台の真ん中に上がれたので、そこからの眺めは格別でした。

――胴上げもされていましたね

生まれて初めてでした(笑)。びっくりしましたね。

――そして女子部は総合優勝6連覇となりました

これは女子クォドだけではなくて、1年生から3年生まで出場したクルーだけでなく、それをサポートしてくれた全員の力で6連覇できたと思っているので、誰が頑張ったというよりはみんなで総合優勝に向けて気持ちが一つになったんじゃないかなと思います。

――毎年優勝のクォドとしてのプレッシャーはありましたか

そうですね。準決勝のときに2着で余力を残したようにも見えるんですけど、やっぱり2着は2着で、日体大に差されてそのまますーっといかれてしまったなということは周りから言われる点です。そういう点でもワセ女の力をしっかり発揮しなければいけないんだなとすごく感じて、それだけすごく期待もされていますし、勝つことへ対するプレッシャーもすごく感じました。

――らいげつの全日本選手権に向けて詰めていきたいところは

きょうはコンディションも良くて自分たちの漕ぎを表現しやすかったんですけど、やっぱり準決勝の時とかは風が強かったりしてバタバタしてしまったんですけど、ラフコンディションの時でもいつもどおりの漕ぎが出せるように、水中からしっかりと8枚をあわせていくべきなのかなと。インカレのスタートのところでは予選、準決勝、決勝と練習の時に良かったイメージを100パーセントは出せなかったので、3週間でそこの部分をつめていきたいです。その勢いをどんどん今後のスタートにつなげていきたいです。

――この初の大舞台での経験を経てご自身に変化はありますか

普段の行動面については変わらずやっていくと思います。気持ちの面では全日本級の大きな大会に何連勝もしているという重みをいうのを体感できたことが今回一番大きな収穫だったと思います。もう一度気を引き締めて全日本に臨みたいと思います。

――全日本選手権に向けての抱負を

全日本も必ず1位でゴールしたいと思います。

B:谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)

――優勝おめでとうございます。まずは率直な感想をお願いします

良かった、という感じです。うれしかったです。

――クルーキャップとしての責任を感じることもありましたか

クルーがまとまらないのとか、クルーに対して何か言われるのとかは、自分がしっかりしてないからかなと思ったりすることもありました。

――今回優勝したクルーは、どんなクルーでしたか

元気のある、楽しいクルーでした。個々の能力は本当に高いので、このメンバーが乗っていればインカレは絶対に負けないだろうなという強さがありました。それから、コックスは同期なんですけどあとはみんな後輩だったので、かわいい感じもありつつ、船の上ではしっかりと意見も言ってくれて、私の方が学ぶことが多かったですね。すごく切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっていけたんじゃないかと思います。

――きょうはどのようなレースプランで臨みましたか

本当は前半の500メートルで頭を取って、そのまま艇差を広げて追い付かせないというプランでしたが、実際のレース展開としては最初の500メートルを取られてしまって。「ああ、取られたな」と思いながらも500メートルから1000メートルの間で絶対に取り返そうと思って、そこで一気に勝負をかけて、そのまま突き放すことができました。

――プラン通りの展開ではなかったということですが、それでも気持ちに余裕はありましたか

アップのときに体が全員キレキレで。個人的にはアップの時点で、きょうはもう勝ったなと感じました。相手に出られていても、絶対に勝負をかけたら勝てるという自信がありました。すごく落ち着いていました。

――女子舵手付きクォドルプルの一員としてインカレに出場するのは初めてだったと思いますが、いままでのインカレとの違いは感じましたか

2年生のときの気持ちと同じで、楽しめました。きょねんは楽しめなかったというか、無駄にプレッシャーを感じすぎていたんですけど、今回はすごく楽しめて。楽しんで漕げました。

――ゴールしてガッツポーズをする瞬間は、どんな気持ちなのですか

本当に良かった、やった!っていう感じです。

――優勝が決まった後、周りの方々からはどのような声を掛けられましたか

さすがだなと。信じていたよと言われました。

――ことしのインカレは谷川選手にとってどんな大会になりましたか

全日本を控えていますし、インカレ優勝は絶対でした。全日本に向けてと考えると、きょうの風や波のコンディションだったら、あのタイムじゃまだまだやっていけないなというのは感じます。でも自分たちは大学生の日本一も目指してやっていたので、その点では良かったなと思います。

――全日本に向けての意気込みをお願いします

このメンバーが乗るかはまだ分かりませんが、とにかくワセダのトップ4人が乗って、大学でも勝って、社会人が混ざっても勝って、本当の日本一になりたいなと思っています。

B:望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

優勝するつもりで出たので、2位という結果は残念ですね。相手と比べてミスオールが多くて、コンスタントで一本一本伸ばしていけなかったことが主な敗因かなと思います。やはり緊張して固くなっていたところもあったので、練習でやってきたことを試合で同じようにやるというのがいかに難しいかということを痛感するレースになりました。

――きのうのレース後、どのような話し合いをされましたか

きのうと予選はほぼ安全なレースと言いますか、少し失敗しても大丈夫なレースだったので、その中でしっかり自分たちで決めた課題をこなして、それを決勝へつなげていこうということで。具体的にはエントリーからしっかりリズムをつくって、真後ろに大きく伸ばすということをやっていました。

――レースプランはありましたか

どこの大学もスタートは横並びだなというのをタイムなどの印象で受けていたので、スタートは出る、あるいは出られても見える範囲でついて行くという感じでした。最終的には富山国際大との戦いになると思っていたので、富山国際大には常に1艇身以内でついて行き最後に差し切るということを考えていました。

――その富山国際大にスタートで飛び出されてしまいました

スタートが曲がってしまったので、それを直している過程でミスオールがあって、やっぱり思うようにスタートできないまま相手(富山国際大)に出られていたというのが率直な印象です。最終的にはその差を埋められなかったというか、それがなければというところは終わってみればあったので、悔いが残る点ではあります。

――富山国際大の印象は

タイム落ちもそこまで大きくなくて、コンスタントに速くて強いという印象ですね。

――今回のレースのタイムに関してはいかがでしたか

毎日コンディションが違うのでタイムは一概には比べられないものだと思います。予選の日はコンディションがとても良くて7分22秒という記録が出せて、準決勝は確認のためレートを落として温存していたので7分38秒という遅めのタイムでしたが特に思うところはなくて、きょうはかなり逆からの風が吹いていたので、7分31秒は悪くないかなと思います。タイムより、相手よりも0.1秒でも速くゴールすることがこの競技の勝敗のポイントなので、タイムよりも相手との戦いかなと思います。

――望月選手は最後のインカレでしたが、何か特別な思いなどはありましたか

最後のインカレなのでとにかく楽しんでやりたいなということが一番にありました。相方の木野田(沙帆子、スポ1=青森)が初めてのインカレだったので、あんまりプレッシャーをかけたくないなということがずっとあって、きょうも木野田はかなり緊張していたと思いますが、楽しんでやれば結果はついてくるということをずっと言っていました。ただ硬かったので、もう少し私がやってあげられることがあったのかなと思います。

――レース直後、望月選手が木野田選手の肩をたたいていたのが印象的でした

レース直後なのであまり覚えていないのですが(笑)。「よくやった、ありがとう」みたいなことは言ったと思います。(木野田)本人が悔しがっているのを見ていましたし、2カ月ずっと一緒に漕いできたペアなので、きょうどのような結果になっても木野田にはすごく助けてもらったので、ほめてあげるというとちょっと上から目線ですけど、健闘を称えてあげたいなとは思っていました。負けていたので本当にラストスパートも早めに入れたのですけど、ずっと私のコールに全部反応して、いつも以上に一生懸命漕いでくれたので、やっぱりありがとうという感じですかね。

――全日本への目標と意気込みをお願いします

まだ残り3週間あるので、私たちの課題は技術のところのコンスタントで確実に一本一本伸ばしていくというところなので、そこに関しては残り3週間で必ず改善できると思っています。それさえできれば、後は練習でやったことをしっかりレースで出せるようになれば富山国際大には勝てると思っています。2秒差くらいなので、全然ひっくり返せる差だと思っています。力のある社会人も出てきますが、予選で出した7分22秒も悪くないタイムで、社会人と堂々と渡り合えると思っています。残り3週間『普通』にこだわって練習して、本番にリラックスして楽しんでやるという雰囲気を私からつくっていけたらと思います。

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

きょうの決勝はやはり他の選手に比べて歯が立たなかったなというふうに感じています。

――スタートはどうでしたか

スタートで他の3クルーが出ていたのですが、そこでまず遅れてしまって、その時にはまだ私の視野の範囲に入っていたので、2000メートルの中で仕掛けるポイントがたくさんあるなとは感じていました。あまりスタートで出られ過ぎてしまうとひっくり返すというのは厳しくなるので、視野に入れつつ漕ぎたかったんですけど、結構スタートの時は見える範囲でもコンスタントで離されたかなと思います。

――きょうはコンスタントの部分があまり出せなかったということですか

そうですね。スタートの差のまま500メートルくらいまでは見えていたのですが、1000メートルくらいになった時には1位のメイジの方は完全に見えなくなってしまって、その後も徐々にコンスタントで離されていった感じはあったので、いまいち他のクルーに比べて伸ばせてなかったかなというのはあります。

――今回の自分の漕ぎで見つかった課題はありますか

2000メートル通して、第3クオーターで結構落ち幅が大きくて、そこでちょうど疲れてきた時に漕ぎがだんだん小さくなっちゃうのが課題です。疲れてきたところで船を伸ばしていかないと出られて置いていかれたりしてしまうので。1日目とかだと逆にどんどん行かれてしまったので、つらいところでレートもそのままキープして漕ぎを小さくしないようにしていきたいと思います。

――初のインカレを終えて感想をお願いします

勝負は準決勝だったと思っていて、準決勝の日は自分の漕ぎができたかなと思っています。一度は敗者復活戦に回ってしまったのですが、準決勝に上がり、決勝に行った時に感じたことは、全国規模の大会の舞台で戦っていくためには、まだ力を付けていかないと十分戦えないなということを痛感しました。

――次は全日本選手権に出られるのですか

まだクルー発表がされていないんですけど、多分シングルスカルでく出ると思います。

――今後の目標をお願いします

今回はメダルに手が届かなかったんですけど、全日本選手権となると社会人の選手とか出てきてしまうので、インカレとはまた違ってレベルが上がってしまうんですけど、決勝に行って、金メダルを取ることを私は目標にしているので、まずは全日本ですが、新人戦やらいねん以降に金メダルを目指していきたいと思っています。