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漕艇部

2014.08.23

第41回全日本大学選手権 8月21~24日 埼玉・戸田ボートコース

ついに決戦へ!エイトと女子全種目が決勝に駒を進める

 準決勝においても男子部と女子部に明暗が分かれた。女子部は舵手なしペアが1枚目の決勝の切符を獲得すると、その後も破竹の勢いで全種目決勝進出を決めた。全日本大学選手権(インカレ)6連覇に死角はない。一方の男子部は敗退クルーが続出し、決勝に残ったのは対校クルーのエイトのみ。「優勝することしか考えていない」(青松載剛主将、スポ4=京都・東舞鶴)。敗戦を喫した部員の思いも乗せ、王者撃破へ全力を尽くす。

(記事 細矢大帆)

★エイトが最終決戦へ!

 インカレ3日目には5クルーが出艇。決勝へ駒を進めるべく力漕するが、奮闘むなしく敗退した艇が相次いだ。しかし悪い流れをうまく断ち切った花形種目の男子エイトが順当に決勝への切符を獲得した。

 最初に姿を現したのは鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)と江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)という最終学年コンビの舵手なしペア。大会2日目の敗者復活戦を見事に制したため決勝への勝ち上がりが期待されたが、後半から徐々に離され3位でフィニッシュ。二人の最後のインカレは幕を閉じた。一方表彰台を予期されていた舵手付きペアでは、スタートで首位に躍り出る。だが中盤から明大にかわされ、粘りを欠き2位に終わった。「狙っていたところは優勝でしたが諦めたら終わりだと思うので、優勝するつもりでレースに臨みたい」と角南友基(スポ3=岡山・関西)が語るように、気持ちを切り替えあすの順位決定戦に臨む。準決勝2着に終わった舵手なしクォドルプルも、順位決定戦へ挑む。

漕ぎの改善が見られた男子エイト

 最後に出漕したのは対校エイト。早大の艇にアクシデントが発生しレース開始時刻が10分ほど遅れたが、動揺することなくスタートに成功。昨年度インカレ2位の一橋大に必死で食らいつき他艇との差を広げていく。「タイム落ちはだいぶなくなってきた」と是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)が語ったように、予選、敗者復活戦から課題としていた中盤でのクルーの勢いやスピードも改善の兆しを見せている。一橋大に首位を譲ったものの、2位で決勝進出を決めた。

 あすは舵手付きペア、舵手なしクォドルプルが順位決定戦へ、エイトが決勝へ進む。表彰台という早大漕艇部の望みは男子エイトへ託された。決勝には強豪の日大、一橋大だけでなくライバルの慶大も名を連ねる。早慶レガッタのリベンジ、そして王座奪還を懸けた最高の舞台が整った。「絶対に金取ります。絶対勝つだけです」(青松載剛主将、スポ4=京都・東舞鶴)。狙うのは悲願の優勝のみだ。

(記事 八木瑛莉佳、写真 小川朝煕)

★全クルーが決勝進出!

 インカレ6連覇を狙う女子部は、初日から順調に勝ち上がり、きょうの準決勝でも女王の貫禄を見せつけ、見事全種目で決勝進出を果たした。

 舵手なしペアでは、序盤に名大にやや先行されるも、冷静なレース読みで着実に差を縮めていく。後半で逆転を果たし、早大で最初の決勝進出を決め、チームに活気をもたらした。

 続いてシングルスカルの木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)。スタートから積極的なレース展開をし、接戦でも敵を前に出すことを許さない。「きょうは比較的自分のレースができた」と語った木下は最後まで集中を切らさず、しっかりとした漕ぎでゴール。初のインカレで決勝の大舞台へと駒を進めた。ダブルスカルは、前半から大きくリードを奪い、その差を徐々に広げていく。「あすに向けて細かい部分を意識することができた」(木野田沙帆子、スポ1=青森)と語ったように後半、余裕のある漕ぎで危なげなくレースを終え、決勝進出を果たした。

躍動感あふれる漕ぎを見せる木下

 波に乗った女子部の勢いは止まらない。注目の舵手付きクォドルプルは、クルーキャップの谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)を中心に落ち着いたレース展開を繰り広げていく。ラストはあすのレースを見据えた漕ぎで、確実に決勝進出を決めた。

 悲願のインカレ総合6連覇に向けて、負けられない戦いに挑むあすの決勝戦。いまこそ早大の底力と団結力を見せる時が来た。大学日本一への夢はすぐそこまで迫っている。

(記事 須藤絵莉、写真 八木瑛莉佳)

結果

▽男子部

【舵手付きペア】(敗者復活戦)

C:藤川和暉(法2=東京・早稲田)S:田﨑佑磨(スポ4=茨城・潮来)B:角南友基(スポ3=岡山・関西)7分43秒75【2位、順位決定戦へ】

【舵手なしペア】(以下全て準決勝)

S:鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)B:江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)7分20秒03【3位、敗退】

【舵手なしクォドルプル】

S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)3:得居亮太(法1=東京・早大学院)2:杉田陸弥(人2=栃木)B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院)6分36秒93【2位、順位決定戦へ】

【舵手付きフォア】

C:佐藤修平(文1=秋田)S:寺田圭希(人2=滋賀・膳所)3:小坂紀夫(商4=東京・本郷)2:武田直己(基理3=東京・青山学院)B:石阪友貴(政経2=東京・早実)7分00秒29【4位、敗者復活戦へ】

【エイト】

C:中村拓(法3=東京・早大学院)S:長田敦(スポ3=石川・小松明峰)7:青松載剛(スポ4=京都・東舞鶴)6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)4:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)3:正垣克敏(スポ4=熊本学園大付)2:内田達大(スポ1=山梨・吉田)B:石橋広陸(スポ1=愛知・豊田北)6分04秒75【2位、決勝進出】

▽女子部

【舵手なしペア】

S:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)B:辛島瑞加(スポ4=東京・富士見)7分51秒66【1位、決勝進出】

【シングルスカル】

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)8分03秒64【1位、決勝進出】

【ダブルスカル】

S:木野田沙帆子(スポ1=青森)B:望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)7分38秒61【1位、決勝進出】

【舵手付きクォドルプル】

C:奥山瑞恵(教4=東京・富士見)S:土屋愛(スポ3=新潟・阿賀黎明)3:榊原春奈(スポ3=愛知・旭ヶ丘)2:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)B:谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)7分31秒99【2位、決勝進出】

コメント

7:青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)

——きょうのレースを振り返って

艇のアクシデントがありましたが、あまりそれを気にせずにスタートできました。最初の500メートルが1分28秒で少しもたついた感じがありましたが、その割には勢いよくコンスタントに入れたかなと感じています。ラストスパートも中村(拓、法3=東京・早大学院)のコールに反応できていたので上々かなと思います。

——クルーの調子自体は

徐々に上がってきていますね。予選が全然駄目で1個1個修正していっています。

——予選、敗者復活戦との違いは

クオーターごとに1分24秒、1分26秒、1分27秒、1分26秒と目標を意識していました。スタートで出て中盤勢い切らさずにラストへつなげるというイメージです。タイムはまだまだですが、イメージという点できょうは良かったです。

——3位と差があっても最後まで全力で漕いでいましたね

予選も敗者復活も準決勝も決勝も、余裕を持って勝てるようなチームではないので、とにかく全力でいこうと考えていました。

——男子部の決勝進出はエイトのみとなりましたが

(期待されていた)付きペア、なしフォアなどが落ちて非常に残念な気持ちが強いです。何でだろうという部分が強くてちょっと敗因は分かりません。いまは自分の決勝で勝つことのみを考えたいと思います。

——あすまでにできることは

技術的な面や体力的な面はどうしようもないので、メンタル的なところですね。もっとクルーの気持ちを一つに合わせていこうということを夜のミーティングで話したいと思います。みんなきょうのレースでラストの部分に少し自信がついたかなと思うので、もっとそれをコンスタントで出せるように、500~1500メートルでおいていかれることのないように漕ごうと、ミーティングで話すつもりです。

——慶大へのリベンジ、王座奪還と舞台は整いましたね

ケイオーが来ようが日大が来ようが一橋大が来ようが優勝することしか考えていないので、いつもの練習通りに出せれば…。絶対に勝てると信じているので。

——インカレ(全日本大学選手権)の決戦への意気込みを

絶対に金取ります。それだけです。絶対勝つだけです。

S:長田敦(スポ3=石川・小松明峰)

――レースを振り返って

レース自体は予選、敗者復活戦とだんだん良くなってきていて、全体を通しても良くなってきていて、あすにつながる良いレースになったと思います。レース前に艇が故障して準備も不十分でしたが、落ち着いていてまとまるという面で良いものが出たので補えたと思います。

――出艇時間が遅れたことで何か影響はありましたか

勝たないといけない試合だったので、艇のせいにせず自分たちの力を出せるように意識も統一できていたので特に影響はなかったと思います。

――どのようなレースプランを持っていましたか

スタートを決めて後半は相手に少し出られると思っていたので付いていき、最後に抜かす予定でした。前半も割とうまくいって、後半も最後の最後までしっかり付いていくということはできたので、全体的にもう少し最初も最後もスピードを出していけばもっと良いレースができると思います。プラン自体は予選でダメだったところを良いようにしようと思っていました。

――試合前に話し合われたことは

予選だったらまだ敗者復活戦がある状況ですが、きょうは2位以内に入らないと決勝にも進めないので、2位以内を狙うのではなく1位になるつもりでいこうという話をしました。

――風が吹いていましたがコンディションはいかがでしたか

僕はそこまで悪いとは思いませんでしたが、実際に漕いでいていつも通りには漕げなかったかなと思います。風が苦手な選手にとっては悪かったかなと思います。

――スタートと後半の伸びが課題だとおっしゃっていましたがその点に関しては

艇の故障がなければもう少し良いスタートができたのではないかなと思うので、あまり気にせずあしたはやればいいと思います。後半の伸びは、レース後半のキツいところでもみんなでまとまりを出すことができてきているので、あと数カ所というか、10回あるうち7回くらいコックスが「ここで出そう」と言ってくれるのですが、そこを全部決めればもっと良いスピードが出ると思います。

――あすまでに修正点があれば教えてください

まだ練習通りの漕ぎができていなくて、もっと練習ではスタートはうまくいっているのですが後半にかけて課題である伸びというか粘り強さがこの3日間で出ていないので、そこの意識をもう一回統一してあしたまでに修正できたらいいと思います。

――決勝に向けて意気込みをお願いします

準決勝のタイム自体はあまり良くないのですがしっかりと休めたということにしてプラスに捉えて、他の大学はもっと良いタイムを出して疲れていると思うので、僕たちのレースプラン通りに漕げれば予選の結果通りにはいかないと思います。予選で負けている一橋大、日大、上がってきた慶大に食らい付いて、絶対に勝ちます。

5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

アップ中にワセダの艇の故障があってレースが10分くらい遅れたのですけれど、そこをぱっと切り替えてスタートはうまくいったので良かったです。また中盤で乱れながら漕いでいたので、そこをあすは自分たちが前に出て積極的に仕掛けられたら勝てるかなと思いました。

――「中盤ではタイム落ちしないようにコンスタントに漕いでいく」ということを青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)がインカレ2日目の修正点としておっしゃられていましたが、きょうはいかがでしたか

タイム落ちはだいぶなくなってきたのですが、もう一つ高いレベルでキープしていかないと少し厳しいかなと感じています。

――きのうのレース終了後、クルーでどのような話し合いをされましたか

必ず勝とうということと、前のストロークペア2人と後ろの6人が少しズレているので、そこのまとまりと協調性をもう少し意識してコンスタントに伸ばしていこうということを話しました。

――レースプランはありましたか

スタートで出るということを意識していましたが、(一橋大に)出られてしまったことはしょうがなかったですね。

――戦略としては一橋大について行くということを意識されたのでしょうか

はい、そうですね。

――今回のレースで得た修正点はありますか

まだビデオなどを見ていないのでわからないのですが、漕いだ感覚は終盤にかけての力強さは良かったのですが、バランスが崩れて少しスピードが鈍るときが何回かありました。そこで少しずつ離されていったので、改善していけばだいぶ良くなると思います。

――是澤選手は公式レースへの出場が早慶レガッタ以来ですが、その間の調整などはどのようなことをされていましたか

基本はペアやシングルスカルなどの小艇でトレーニングしていました。また自分自身の目標として体力をとにかくつけようと思って、エルゴメーターであったり自転車であったり、そういうものをとにかくやってフィジカル面を強化しました。

――インカレの対校クルーは早慶レガッタの時と大きく異なりルーキーたちが加入していますが、雰囲気などはいかがですか

頼もしい1年生が入ってきて、勢いがとてもあって、練習中やレース中でもどんどん声を出してくれるので、自分たちもそれに乗っかって良い雰囲気で漕げていると思います。

――あすの決勝へ向けての意気込みをお願いします

正直にいうと一橋大や日大は自分たちより強いと思います。しかしそこを何とか崩して金メダルを獲りにいかないといけないので、レースのスタートから積極的に攻めていって、特に自分は5番なので中盤にクルーが疲れて(動きが)鈍るのがよくわかるので、そこを自分が盛り上げて他の艇についていって最後に勝負できるようにしたいと思います。

3:正垣克敏(スポ4=熊本学園大付)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

序盤、きのう、横風が吹いていてスタートがうまく決まらないレースで、スタートの良し悪しが全体にも響いていると感じたので、とりあえずスタートを練習通りに決めようと話をしました。比較的良いスタートで出られたのでそれはよかったです。その流れに乗って第2クオーター、第3クオーターも船を伸ばすための突破口のようなものである足蹴りを決めようときのう話していたので、それも第2クオーター、第3クオーターでしっかり伸ばせたんですけど、一橋大にずっと見られる展開になってしまいました。スタートの爆発力では大差なかったものの、第2クオーターの入りでの向こうのもう一段階レートが上がるところについていけなくて、良くない終わり方にはなったんですけど、自分たちだけにフォーカスを当てると、この大会中の1レース1レース試合の中で成長してこれているという感じはあります。

――きょねんのインカレでは優勝されましたが、インカレにはどのようなイメージをお持ちですか

インカレで勝った人はその種目の大学生の中で1位なんだというのもあるし、冬頑張ってきた分の成果がでるので、自分のなかでは期末テストのような力試しのイメージが強くて、この後に全日本(全日本選手権)があるからかもしれないんですけど、あまり最後という感じはしていなくて、結構気楽にきょねんもことしもいつも通り勝ちたいと思っています。ことしが最後だからもう一回勝ちたいという気持ちが特別強いわけではないですね。

――下級生に挟まれてのクルー構成ですが、その際なにか意識されたことはありますか

クルーを構成している8人中5人が1、2年なので、後ろから見て指導していけるポジションにつけたのは良かったかなと思っています。少なくとも自分の技術で教えられるところは全部教えて少しでも改善できたらいいという気持ちで、7年間ボートをやってきて培ったものは全部このクルーに乗っている1、2年生に受け継がせたいので、そういう意味で声掛けはしています。

――慶大などのライバル校もタイムを伸ばしてきていますが、決勝はどのような点が重要になってくると思いますか

あまりスタートが突発的に早いクルーは自分の感覚的に他にいないと思うので、そのスタートで自分たちのいつものスタートができればいいと思います。第4クオーターではもうがむしゃらにいくだけなので、勝負は第2、3クオーターでどれだけ船を伸ばせるかだと思っています。残っているクルーは全部そこで伸ばしてくるクルーなので、いかに第2、3クオーターでペースに乗ることができるか、我慢強いクルーが勝つと思います。

――あすの決勝に向けて意気込みをお願いします

個人的に自分が勝ちたいから頑張るというのでは力が出なくて、人のために頑張る方が力が出るので、1年が多くて若いクルーということで、きょねん自分が味わった優勝の喜びを一回味わう否かによって価値観も見えるものも変わってきてまだ先に行きたいと思えると思うので、勝ちたいというより勝たせたいと思います。

B:江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)

――きょうのレースを振り返ってみていかがですか

まず、きょうはスタートがうまくはまらなかったです。名工大と東大がコンスタントの伸びがすごい早いクルーだったということと、中大がスタートがすごい速いクルーだったので、何とか中大に食らいつきながら残りの2校を離していくレースをしたかったんですけど、スタートがはまらずに中大に置いていかれて、残りの2艇とも距離をつけられずに始まってしまい、コンスタントが伸びずにラストスパートに持っていけなかった。その結果、敗退と。

――その中でも出せた持ち味はありましたか

鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)とは早慶戦(早慶レガッタ)からずっと同じクルーで組んできたんですけど、彼を信じる気持ちというのは、きのうの敗者復活戦、おとといの予選と絶対に変わりませんでした。あくまでもストロークの朋也を信じるのを絶対に忘れなかったのは一生の思い出になったといいますか、自分としては良かったと思います。

――その鈴木選手とのテーマが『運命共同体』とのことですが、終わってから掛け合った言葉などはありますか

お互い悔しがっててまだ言葉は交わしてないんですけど、やってきたことは絶対間違ってなかったなと。僕はペアを苦手としていた種目だったんですけど、最後は7分10秒台で走れて、きょうも7分20秒をギリギリ切れなかったんですけど、自分のいま持ってる力は出せたとお互い話しました。

――きのうのタイムが自己新記録とのことですが、それより落としてしまったことに関してはどうお考えですか

そうですね、きのうはコンスタントのリズムがすごい良くてラストスパートが伸びたんですけど、きょうは1500メートルまではきのうと1秒しか変わらなかったのにコンスタントのリズムが落ちてしまったことがきのうよりタイムが落ちてしまった原因だと思います。

――『デスティニースパート』がかけられなかったのもそこが原因だということでしょうか

かけたんですけど、1500メートルまでのリズムが良くなくて体力も消耗してしまったので、なかなかうまくはまらなかったなという印象です。

――全体順位が13位だったことについてはいかがでしょうか

クルー結成からの目標がメダルを獲ることだったので、その目標に程遠い結果になってしまって、やっぱり悔しいという気持ちが大きいです。でも、やっぱり朋也とやってきた時間は無駄ではなかったと思いますし、13位という結果はしっかり受け止めたいと思います。

――9月の全日本選手権に向けて意気込みをお願いします

ほんとに競技人生最後になると思いますので、悔いのないように自分の全てを出し切って、4年間全てを犠牲にしてボートに打ち込んできて良かったなと思える漕ぎをしたいと思います。

3:小坂紀夫(商4=東京・本郷)

――惜しくも敗退となってしまいましたが、きょうのレースを振り返ってみていかがでしょうか

予想通り500㍍地点では、早大と東大が出て、中大と熊本大が来るってのは予想してたんですけど、それ以降は長さが足りずに詰められてしまい、情けない展開で終わってしまいました。

――きのうは500メートルまでを出し切ったとのことですが、きょうはそれができなかったということでしょうか

500メートルまでは出したんですけど、そこからが続かなかったという感じですね。イメージとしては、スパートを長く長くいってもう一回出し切るという感じだったんですけど、漕げるレンジが短くなっちゃったんで、力が出なかったっていう。

――中盤で離されてしまったのはそこが原因であると

はい。

――レース終わっていまの心境はいかがでしょうか

(全日本も)いまのクルーでいくと思うので、僕がストロークをやりたいなというのと、もう一回頑張ろうという感じです。悔しさは若干少ないのかなと。それよりも次に向けてですね。

――きのうよりも涼しい気候はレースに影響しましたか

そうですね、若干涼しかったんですけど、風が巻いててやっぱりタイムが欲しいところで出なかったのが一番悔しいですね。

――全日本選手権に向けて

今度は監督に交渉して僕が一番前で漕ぐので、もう一回後輩に死んでもついていかせたいなと思います。

B:角南友基(スポ3=岡山・関西)

――敗者復活戦は惜しくも2位となりました。感想はいかがですか

レースが終わった直後は頭が真っ白になって、優勝を目指していたので悔しくて現実を受け止められませんでした。

――少し時間を置いたいまはどのように感じていますか

レースが終わった後、ノートに何が駄目だったのかを書いて、やることはやったんですけど、準備がまだ足りなかったかなと思います。

――前日の反省点とそれを受けてのきょうのレースプランは

きのうは守るレースになってしまって全然攻めるレースができずに終わってしまったので、きょうは最初の1000メートル、そのあとの500メートルと500メートルと(区切りを)決めて、それぞれ(力を)出し切って2000メートルしっかり出し切るという攻めのレースプランでした。1000メートルまでは良かったんですけど、その後の500メートルのところで明大との体力の差を感じてやられてしまったなと感じました。

――前半は他艇よりリードを奪うなどスタートの感覚も良かったのでしょうか

僕と田﨑さん(佑磨、スポ4=茨城・潮来)の持ち味というのがスプリント力で、そこはどこの大学にも負けない自信がありました。ただそこをうまくコントロールできるかというところで難しさを感じましたね。

――明大への意識について

メイジとはきのうのタイムを見ても2秒差だったので、苦しいレースになるかなという心構えではいました。相手に出られても耐えるところで耐えてラストに出るというイメージだったんですけど、耐えられずに徐々に前に出られてしまって、持ち味の最後のスプリントも決まらず、自分たちのレースができませんでした。

――中盤以降は徐々に離されてフィニッシュに向けてはどんな気持ちで漕がれていましたか

まじか…みたいな。ごちゃごちゃ考えると混乱してしまうので、絶対に冷静にという気持ちを持って漕ぎました。2艇身出られていても絶対に抜いてやるという気持ちがあったんですけど、決まらず一気に出ることはできませんでした。

――どれくらいの位置から厳しさを感じましたか

いや、終わった後ですね。レースの途中はとにかく長く、強く田﨑さんにしっかりと合わせていくイメージだけを持っていました。

――お話通り、後半の粘りを欠いた印象ですが、トレーニングの過程での反省もありますか

そうですね。スプリントとかは絶対に負けないという自信があったんですけど、中盤の第2クオーター(Q)、第3Qというところで他大学との差が出てくるということは技術も体力もまだ伸ばしていけるということだと思うので、決勝にはいけなかったんですけど、あしたは決勝の1位の優勝タイムより速いタイムを出さないと終われないと思っています。優勝をずっと狙ってきて、決勝にいけないとなったときにすごくがっくりしてつらかったんです。負けたことは自分たちの実力なので、いまからどうしようというところではないと思います。期待してくれていた方にもきょうは申し訳ないレースをしてしまったので、そこであしたまた気持ちを入れ替えて、優勝はできないんですけど、優勝するくらいのつもりでしっかりレースに臨みたいと思います。

――予選後、田﨑選手は共有イメージのズレを反省に挙げられていましたが、改善できたでしょうか

少し改善できたと思います。ただまだ完璧ではないと思います。

――開幕前から特に優勝を期待された種目でしたが、プレッシャーも大きかったですか

正直なところプレッシャーはすごくありました。いまもあるんですけど…。何がなんでも負けてはいけないとずっと思ってきましたし、苦しい中練習を耐え抜いてきていたので悔しいです。

――改めて順位決定戦への意気込みを

自分たちが狙っていたところは優勝でしたが、もう4位以上はなくて。でもそこで諦めたら終わりだと思うので、5位なんですけど優勝するつもりでレースに臨んで、良い記録を出して内田監督(大介、昭54教卒=長野・岡谷南)たちに恩返しできたらと思います。

B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返って

きょうは圧倒的に強い日大がいたので、日大に最初は着いていくイメージをして龍谷大はやっぱり2位を競る敵かなと思ってレースプランを立てていたので、最初の1000メートルで頭を取るのを目指していきました。思ったようにレースプランにはまったので良い漕ぎができたと思います。

――きょうのレースプランを具体的にお願いします

最初の400メートルでスパートを入れて、そこからコンスタントで1500メートルまでいくというのがいままでだったのですが、きょうは相手の方が実力があるので中盤上げようかなと思って、ミドルスパートをいれて750メートルから1000メートルを少しレートを高めに設定するというレースプランでした。うまくそれがはまったのが良かったです。

――きょうのレースに関してご自身の納得度はいかかですか

納得度的には80パーセントくらいです。残り20パーセントは少しレートが落ちてしまったり、漕ぐ回数が少なかったりしたので、もう少しレースプランで自分たちが言った通りに進めば100パーセントだったかなと思います。

――予選を踏まえて以前レースプランに無かったミドルスパートを提案されたそうですが、なぜそのように考えたのですか

コンスタントがあまり伸びないので、中盤をどうやったら他校ともっと差をつけられるか、差をつけられないようにするかを考えた時に相手より少しレートを上げるのが良いのかなと思ってミドルスパートをいれました。

――バウとしてどういった場面で声掛けをするか意識されていましたか

バウは1番周りが見えるのでレースプランの通りに声を掛けるだけでなく、全員の気持ちが少し下がってきた時にかけ直そうとか、全員がここでいけそうだなと思ったら早めにスパートをかけたりしました。高校の時は1000メートルだったのでコックスがいましたが、2000メートルになってコックスがいなくなると頭を使うので、2000メートルの方がバウとしても実感できます。

――目標としていたメダルには届きませんでしたが、強豪が集まる最終日に残れたことについてどう思われますか

1年生3人と、きょねんから(漕艇を)始めた先輩1人の4人のクルーなのですが、1年目のインカレから最終日まで残ることができたのは今後の自信につながるので最後までしっかりと諦めずにやっていきたいと思います。

――最後に、あすのレースにむけて意気込みをお願いします

あしたは最終日なので疲れとか関係なく、全力で前半攻めていけたらいいなと思います。

B:辛島瑞加女子主将(スポ4=東京・富士見)

――レースを振り返って

相手に出られるということが予選から分かっていたので、考えた上で戦略を持っていて、その戦略通りにレース展開ができたなと思います。

――どのようなレースプランでしたか

予選はスタートの最初の500メートルで出られすぎてしまったのでもう少しスタートを速くして、相手が見える位置にいながら差したい時に差すというものです。

――予選を含めて2度名大と同組となりましたが名大の印象は

いままであまり名前も聞いたことがなかったのですが、すごく前半が速いなということが印象として残っています。

――タイム自体については

自分たちは7分40秒前半を狙っているのでタイムの面で言えばダメですが、最終クオーターを結構余裕を持ってやったので、タイムというよりは1位で上がることをメインに置いていたのでひとまずそれでも良かったかなと思います。

――修正点はありますか

まずはスタートを速くすること、あとは差せるチャンスは一回で決め切ることです。きょうは結果的には差せたのですが、もう少し早く抜けたのかなという部分もあったのでチャンスを逃さないようにしたいです。抜けるチャンスはそれほどないと思うので。

――決勝に向けて意気込みを

クルーも結成当初から優勝するということをずっと思い続けてやってきたので絶対優勝したいなと思います。後輩の土井(鈴奈、教2=埼玉・浦和一女)も私を優勝させたいと言ってくれていますし私も土井を優勝させたいというのは思っていて、二人ともやっと思い切り決勝で漕げるので、楽しみつつ取るものは取りたいと思います。

B:谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)

――きょうのレース振り返っていかがでしたか

きょうは準決勝が2位あがりなので、決勝に行ければ良いという感じで漕いでいました。レースプランとしては、1000から1250メートルくらいまでは結構フルで漕いで、それ以降は相手を見ながらあしたに疲労を溜めないように余裕を持って漕ぐというか質を伸ばしていくという感じでした。無事上がれたので良かったかなと思います。

――ラストは余裕が感じられましたが、クルーの方と話し合いをされていたのですか

試合に出る前にミーティングするんですけど、全員でレースプランを確認して、誰かがこういうコールしたらとかコックスが言ったら伸ばしていこうという感じで事前に打ち合わせしてました。

――最後に追い上げられていましたが、焦りなどはなかったですか

あまり追い付かれている感じもしなかったんですけど、追い付かれても切り替えを入れられる準備はしてたので、余裕は持っていました。

――念入りにダウンされていましたね

いつもよりは一周多かったですね。あしたに備えて疲労残さないようにという感じです。

――予選の時から修正した点とかありますか

予選の時は結構ばちゃばちゃしちゃったので、一本の質を伸ばしていこうというところは修正したかなと思います。あと風が予選も準決勝もちょっと強めだったので、おとといは結構水をばちゃばちゃはたいてという感じだったんですけど、きょうはうまく8枚で合わせるようにしました。

――あすの決勝に向けて意気込みをお願いします

必ず優勝します!

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)

——きょうのレースを振り返っていかがですか

そうですね、きょうは比較的自分のレースができたという印象が強いです。

——自分のレースとは

きょうのレースは(他艇との)タイムが近く、昨年決勝に進出した選手もいたので序盤から出てきて常に競るレースになるだろうなとは思っていました。スタートで相手に若干出られたんですけどそこで焦らずに自分のレースをしようと心がけていました。スタートからコンスタントに切り替えて行く時に私の持ち味であるコンスタントの伸びを出していく感じでコンスタントから相手を徐々に離すことと、途中で競ることを頭に入れていたのでラストに他のクルーを見て漕ぐことなどを意識していました。

——今回のレースでは好調なスタートでトップに出たのが印象的でしたが、ペース配分などは意識していましたか

はい、そうですね。1日目の予選でスタートを飛ばし過ぎてしまって後半タイムを落としてしまったのですが、2日目の敗復(敗者復活戦)ではうまく調整できたので、きょうのレースではそれを生かして落ち幅を少なくしようとは考えていました。きょうも少し落ちてはいるんですけどもペース配分的にはうまく戦えたと思います。

——あすに向けての修正点は

いま勝ち進んでいる選手はどの選手もラップタイムとかみてみると、結構スタートから出てくる方も多くて、(第1クオーターのタイムが)1分55秒を切ってくる選手もいます。私はだいたい1分56秒とかなんですけど、あしたの改善点としてはイーブンペースに漕いでいくということと、でもやはり最初から攻めていかなければならないので、あしたは攻める気で頑張りたいです。

——あすは予選であたった明大の冨田千愛選手をはじめとする強豪との戦いとなりますが、やはり最初から攻めることを意識しますか

そうですね、スタートでの攻め方というのはスタートから飛び出すということではなく、スタートで相手が出ても自分の見える範囲に抑えて得意とするラストで勝負をするというレース展開にもっていきたいです。

——最後に決勝戦の意気込みをお願いします

私にとって初めてのインカレなのですが、準決勝を突破して決勝戦を迎えられるということをまず一つの通過点として、あしたは思い切り漕いで、メダル、優勝を目指して頑張ります。

S:木野田沙帆子(スポ1=青森)

――きょうのレースを振り返ってみていかがですか

全体的に余裕を持ったレースができたので心に余裕があった分、しっかりあすに向けて細かい部分を意識することができたレースだったと思います。

――今回のインカレは木野田さんにとって初めての大きな大会となりますが、どのような意気込みをもって望みましたか

4年生の先輩と一緒ということもあって4年生の先輩が私を引っ張ってくださり、この大会は先輩と優勝することを目標にやってきました。当日もすごく緊張すると思ったんですけど、先輩が声をかけてきてくださったりしたおかげであまり緊張しすぎることはなかったですね。インカレという大きな舞台だったんですけどその中でも自分を大きく表現できているのかなと思います。

——今回は4年生と組んでいますが合わせる時に大変だったところはありますか

私は高校時代ずっとシングルで漕いできたので合わせるということをあまり意識したことがありませんでした。ストロークで漕いでいたんですけど、どうしても高校生のときのクセが大きく出てしまって後ろに乗っている4年生の先輩に回しにくい漕ぎをしてしまいました。そこを直していくのが最初は大変だったんですけど先輩が丁寧に教えてくださったので、いまのようなある程度良くなった漕ぎになったのではないかなと思います。

――きょうもスタートの段階から順調にリードし、余裕を残したまま1位でのフィニッシュでしたがあすにつながる課題などは見つかりましたか

いままでのレースをしてきた自分たちの課題としては、私が前を漕いでいるのですが一本の長さが短くなってしまう課題がずっとありました。最初から水をつかめていなくて短い漕ぎとなっていたので、最初から最後まで変わらず常に、後半から疲れてきても大きく漕いでいきたいなと思いました。

――それでは最後にあすの決勝に向けての意気込みをお願いします

予選のタイム的にも余裕を持ったレースをすることなくずっと競ったような戦いになると思うんですけど、負けず嫌いが持ち味なので自分を信じて漕いでいきたいです。4年生の先輩のサポートも大きなものですし優勝を目指して頑張りたいと思います。