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漕艇部

2014.08.23

第41回全日本大学選手権 8月21~24日 埼玉・戸田ボートコース

男女合わせ8クルーが準決勝進出!

 2連覇を狙う舵手付きペアの予選と7クルーの敗者復活戦が行われた全日本大学選手権(インカレ)2日目。初陣を飾った男子舵手なしペアが準決勝進出を決め、その後も多くのクルーが順当に勝ち進む。しかし、優勝候補の舵手付きペアの3位、早慶レガッタ対校メンバーを乗せた舵手なしフォアの敗退など、多くの波乱の起こった日でもあった。あす以降の大一番、チームの掲げる『One WASEDA』を体現すべく、総力で栄冠を勝ち取りにいく。

(記事 細矢大帆)

★連覇狙うもまさかの結果に

思いもよらぬ結果にがくぜんとする男子舵手付きペア

 男子舵手付きペアは大会2日目に初戦を迎えた。昨年、8年ぶりの優勝を果たしたこの種目。それだけに、「一番優勝に近いのは舵手付きペア」と青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)が語るように連覇に向けて大きな期待が寄せられた中でのスタートとなった。しかしワセダはペースに乗り切ることができず、序盤から立大にリードを許すまさかの展開に。第3クオーターでは「2000メートルを通しての共有するイメージがずれていた」と、田﨑佑磨(スポ4=茨城・潮来)が振り返る通り、まとまりを欠き、順位を一つ落とし3位となる。巻き返しを図りたいワセダであったが、力及ばずにそのまま3位でフィニッシュ。気持ちを新たにあすの敗者復活戦に挑むこととなった。

(記事 寒竹咲月、写真 加藤千暁)

★準決勝へ導く『デスティニースパート』さく裂!

切れのあるスパートを見せる男子舵手なしペア

 鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)と江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)。今季、早慶レガッタから常に同クルーで戦ってきた、まさに『運命共同体』だ。その舵手なしペアクルーが準決勝進出を懸け敗者復活戦に挑んだ。予選の反省を踏まえ「堅実なレースをしよう」(鈴木)と、序盤からレッグドライブを意識した理想的な試合展開を披露。リズム良く艇を進め、余力を残した状態でラストクオーターでの勝負に持ち込む。何度も何度も練習を重ねたスパートに、他校は食らい付けず勝負あり。1位でゴールし見事準決勝の切符をつかんだ。4年生ペアらしい堅実な展開から、切れ味抜群の『デスティニースパート』。他のクルーにない武器を擁した二人のインカレは、まだまだ続く。

(記事 細矢大帆、写真 八木瑛莉佳)

★課題を克服し準決勝進出

圧巻の漕ぎを披露した木下

 きのうの予選で優勝候補である明大の冨田千愛と当たり、力及ばず敗者復活戦へと回った女子シングルスカルの木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)。東日本選手権で課題となっていたスタートをしっかり決めると、序盤からトップに躍り出る。「コンスタントな伸びが得意」(木下)という言葉通り、中盤から後半にかけては盤石な漕ぎを披露し、他艇を寄せ付けないまま余力を残しフィニッシュ。敗者復活戦を1位のタイムで突破し、危なげなく準決勝への切符を手にいれた。総合優勝6連覇の期待がかかる女子部。そのためには、各クルーのメダル獲得が不可欠となる。「総合優勝に貢献したい」(木下)。女王の座死守に向け大きく一歩前進した。

(記事 三佐川唯、写真 土屋佳織)

★勝ち上がる難しさ、痛感

先行艇を猛追する富田

 男子シングルスカルの敗者復活戦に登場した富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)。準決勝進出をかけたレースは、序盤から隣の艇に差をつけられる苦しい展開に。少しずつ開いていくその差にも焦ることなく艇を進める富田。レース終盤には粘り強い漕ぎでトップとの差を約4秒縮めたものの、2着という結果に終わった。「簡単には勝たせてもらえない」(富田)。準決勝進出はならかったが、全国のレベルの高さを肌で感じることができた、実りある大会となった。

(記事 土屋佳織、写真 八木瑛莉佳)

★まさかの敗戦、準決勝進出ならず

敗戦に悔しさをあらわにする男子舵手なしフォア

 前日行われた予選ではあと一歩及ばず強豪・日大に首位を譲った早大。何としてでも勝利し準決勝へ進むべく、強い意志を持ち敗者復活戦へ臨んだ。しかし横風が吹くラフコンディションの影響で、スタート直後から艇が蛇行しクルーの息が乱れる。「蛇行もあり、クルー4人でまとまるということがまだ足りなかった」と和田優希(教3=滋賀・膳所)が語ったようにうまく立て直すことができず、あらかじめ決めていた前半先行型のレースが進められなくなってしまう。そのまま徐々に差を離されていくと立命大、中大に先行を許しまさかの3位でフィニッシュした。大会2日目での敗退という結果に納得しているクルーは誰一人としていない。この雪辱は全日本選手権で果たしたい。

(記事 八木瑛莉佳、写真 細矢大帆)

★2位で見事準決勝への切符を獲得!

仙台大との熱戦を演じる男子舵手なしクォドルプル

 前日の予選では惜しくも茨城大に続く2位となり、準決勝の出場権はきょうの敗者復活戦へと持ち越しとなった男子舵手なしクォドルプル。予選ではスタートは順調だったものの、中盤からリズムを崩してしまった。レートを落とさずにいかに最後まで安定した漕ぎを見せられるかがきょうの敗者復活戦に向けての重要な課題となっていたが、早大クルーは中盤以降も粘りを見せ続ける。しかし後半の追い上げもむなしく2位でフィニッシュ。惜しくも仙台大に敗れる結果となってしまったが、きのうよりも後半でのタイムを大幅に縮め、見事準決勝進出を決めた。ルーキー中心のメンバーの中で唯一の2年生である杉田陸弥(人2=栃木)は「最低でも龍谷大と京大には勝って最終日に残りたい」と熱い闘志を燃やす。あすの準決勝では王者・日大とも当たり、予選や敗者復活戦以上に白熱したレース展開が予想される。決勝進出へ――。若いクルーの、大きな飛躍に期待したい。

(記事 新庄佳恵、写真 細矢大帆)

★宿敵に惜敗するも準決勝へ

準決勝進出を決め、笑顔の男子舵手付きフォア

 敗者復活戦に登場した男子舵手付きフォア。予選では同じレースで対決しなかったものの、タイム上の接戦であった日体大を引き離し、大きなタイム差をつけられていた慶大との一騎打ちとなったレースだった。500メートルで出るというレースプラン通り、序盤はトップで通過した早大。このまま逃げ切りたいところであったが、中間地点ほどで追い上げる慶大にかわされ、レースは接戦へともつれ込む。力漕するも、惜しくも一歩及ばず2位で準決勝へ進むこととなった。きのうの不調から回復しつつある早大。宿敵・慶大に惜敗したことに悔しさをにじませるが、次はついに準決勝。「全員で意見を終始聞き続ける、そういう大会」と小坂紀夫(商4=東京・本郷)が語るように、一致団結して次なる勝利を目指す。

(記事 伊能由佳、写真 土屋佳織)

★後半伸ばしレースを制す

順当に駒を進めた男子エイト

 予選で王者・日大、昨年度インカレ2位の一橋大と激突し3着に終わった対校エイトは敗者復活戦に出場した。序盤は先行こそするものの、「あまり8人でまとまれなかった」と長田敦(スポ3=石川・小松明峰)が語るように他艇を引き離すことができない。しかし粘り強さが足りず終盤に差をつけられてしまった予選の課題をしっかりと修正し、後半に他クルーが失速する中、ほとんどタイムを落とさずに一気に抜き出る。そのまま1位でフィニッシュし、あすの準決勝に駒を進めた。準決勝では予選で日大を打ち破った一橋大と同組となるが「負けは絶対にあり得ない」(青松載剛主将、スポ4=京都・東舞鶴)とあくまで狙うのは一着のみ。ここぞという場面で集中力を発揮し、自分たちの強みを生かせるかどうかが決勝進出のカギを握る。

(記事 加藤千暁、写真 土屋佳織)

結果

▽男子部

【舵手付きペア】(予選)

C:藤川和暉(法2=東京・早稲田)S:田﨑佑磨(スポ4=茨城・潮来)B:角南友基(スポ3=岡山・関西)8分31秒63【3位、敗者復活戦へ】

【舵手なしペア】(以下、敗者復活戦)

S:鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)B:江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)7分16秒13【1位、準決勝へ】

【シングルスカル】

富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)8分14秒97【2位、敗退】

【舵手なしフォア】

S:木金孝仁(社2=東京・早実)3:小林大河(国教4=東京・早実)2:藤井英貴(スポ3=東京・本郷)B:和田優希(教3=滋賀・膳所)6分53秒26【3位、敗退】

【舵手なしクォドルプル】

S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)3:得居亮太(法1=東京・早大学院)2:杉田陸弥(人2=栃木)B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院)6分38秒14【2位、準決勝へ】

【舵手付きフォア】

C:佐藤修平(文1=秋田)S:寺田圭希(人2=滋賀・膳所)3:小坂紀夫(商4=東京・本郷)2:武田直己(基理3=東京・青山学院)B:石阪友貴(政経2=東京・早実)7分06秒99【2位、準決勝へ】

【エイト】

C:中村拓(法3=東京・早大学院)S:長田敦(スポ3=石川・小松明峰)7:青松載剛(スポ4=京都・東舞鶴)6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)4:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)3:正垣克敏(スポ4=熊本学園大付)2:内田達大(スポ1=山梨・吉田)B:石橋広陸(スポ1=愛知・豊田北)6分05秒31【1位、準決勝へ】

▽女子部

【シングルスカル】

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)8分20秒05【1位、準決勝へ】

コメント

7:青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)

――きょうのレース、振り返っていかがでしたか

きのうの反省として出た中村(拓、法3=東京・早大学院)の声に反応しきれなかったところ、1000メートルからの粘りや我慢強さというところは少し改善できて、タイム落ちもなかったなという感じですかね。ただやっぱりスタートできょうは風が巻いてて、ふらふらしてる部分があったので、もっとそこを決めればスタートから伸びるかなと思います。

――きのうからレースプランは変えましたか

特に変えてないですね。イメージとしてしっかり中村の声を聞いて反応するようにとか。意識付け的な。意識の部分ですかね。

――きのうと比べるとラストスパートが出ていたように見えました

そうですね。一番良かったのは、どこで出ても他のクルーより前に出たということですね。相手に気を取られず、自分たちで集中できたかなというのがありました。

――きのうおっしゃっていた中盤のタイム落ちは改善できましたか

きのうほど落ちたとかばらばらになった感じはなくて、第2から第3クオーターにかけて、我慢強く、いつもの練習通りとまではいかないですけど、それに近いものが出せたかなという感じです。

――きのうの時点でクルーの皆さんとはどのような話し合いをされたんですか

それぞれ思うところを言ってもらって、そこを少しずつ修正していった感じです。具体的に言うと、やはり第2から第3クオーターのタイム落ちがみんな気になっていました。誰がコールを入れてもしっかり反応することとか。あとキャッチがいままで以上に悪いとかそういう話をしました。ただ試合前日なんで、あまり細かいことは気にせずに、というところでまとまっていました。

――きょうのクルーの状態はいかがでしたか

まあしっかりと集中できていたと思います。ただやっぱり落ちるところとしっかりまとまるところが課題ですね。全体的に一本一本伸ばす感じじゃなくて、少し切り替えとか中村のコールで上がって、また下がってという感じでゴールしたんで。しっかりと反応できるのは良かったんですけど、継続するところがちょっと集中力足りなかったかなと思います。

――あしたに向けての修正点は

やはりコンスタントの一本の伸び。一本一本ずつ伸ばすところですね。あとはスタート。きょう確か(第1クオーターが)1分29秒か30秒くらいだったので、きょうみたいな風の強い中でもしっかりと決まれば、あと2、3秒くらいは簡単に出ると思うので、そこのスタートの部分をもっと重視して、全員で漕げれば良いですね。ラストスパートは、ある程度余裕持てたんで(笑)。スタートとコンスタントで全員で集中して漕げればいいなと思ってます。

――あしたの準決勝に向けて意気込みをお願いします

絶対勝ちます。それだけです。しっかりと修正して、きょうよりも良いものを出して、決勝に向けて調整できればと思います。負けは絶対にあり得ないので。油断はできないですけど。

S:長田敦(スポ3=石川・小松明峰)

――きょうのレースを振り返って

すごく疲れました(笑)。きのうのタイム差からしてもう少し余裕が出るレース展開になるかなと思っていたのですが、0から500メートルがあまりうまくいかなかったので少し余裕が出るのが遅くなってしまって、思ったより疲れました。

――レースプランは

きのうから変化することはなくて、日大とか一橋大のような強い大学をイメージして自分たちの最高のパフォーマンスをしようということでレースをしました。きのうも前半は良くて後半にもう少し粘り強くいけていれば日大や一橋大ともっと競れたというか、最後まで分からないレースができたとみんな思っていたので、決勝をそういうレースにするために後半を課題にしたまま決勝に臨むのではなくて、一回バッチリ決めようという話をしてレースに臨みました。

――序盤はあえて抑えていたのですか

スタート付近の風が強かったというのもあって、あまり8人でまとまれずにスピードの乗り始めが悪くて、周りにあまり速い大学がいない中でも飛び出すことができませんでした。イメージをしていたレース展開よりもスタート付近はあまりうまくいかなかったです。後半はまあ良かったですけど。

――実際に漕いでみて終盤に伸ばすことができたという実感は

レースプランは変えていないのですがきのうのタイムを見ても後半がイマイチだったので、疲れていても絶対に伸ばすところは伸ばしてタイム落ちをなくそうということが反省で出ていました。気持ちの面で意識して実際にできたと思います。

――艇のリズムは予選と比べて変化がありましたか

終盤はそんなに変わらずというか、むしろ自分たちが勝っている分みんな伸び伸びと漕いでいたと思いますが、スタートが慌てて、一人一人がバタバタと頑張ってしまってあまりまとまれていなかったと思います。

――修正点は

まだやっぱり終盤の伸びがイマイチというか、決めるところは決めますが他の速い大学には追い付いていないかなと思います。トップスピード自体はそんなに変わらないと思いますが、きのうの課題でも出た粘り強く、スピードを落とさないように漕ぐということがまだできていないかなと思います。きょうは終盤でまとまってスピードを出すことができたので、これからはそれを続けるというか、スピードに乗ったところでもっと艇を進めていくことがこれから修正していかなければいけないと思います。

――あすの準決勝に向けて意気込みをお願いします

まだ組み合わせを見ていないのですが日大か一橋大のどちらかはいると思うので、どちらがいても一着を取って日曜日の決勝に良い流れに持っていけるように頑張ります。

S:田﨑佑磨(スポ4=茨城・潮来)

――初戦となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

ことしも付きペアということで、きょねんは付きペアで出て、優勝することができたんですが反省の多い優勝であったのと、また昨年全日本は優勝ではなく4位だったので、しっかり昨年の反省を生かして、ラストイヤーを迎えようという思いでやりました。

――2連覇がかかるレースとなりましたが、プレッシャーなどは

いやもう、プレッシャーは凄まじかったですね(笑)。

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

きょうは残念ながら予選3位ということになったんですが、自分たちは相模湖で練習を積んでこちらに帰ってきたということで直前のこととなってしまって、コースで2000メートルを一度も漕いでいない状況でのレースだったので、戸田での2000メートルのレースに慣れていない感じがした予選だったと思います。

――あすに向けての修正点は

全体として2000メートル通しての共有するイメージがずれている感じがするので、第1クオーター、第2クオーター、第3クオーターと、ここはこういうところが勝負どころでこういうふうに攻めていこうという共有を具体的により強くしていきたいと思います。

――4年生として臨むインカレになにか特別な思いなどありますか

自分は中学生の頃から漕いでいて、ことしで10年目となったので、10年間やっていたボートをあと3週間で全くやらなくなるのを想像すると、最後の大会楽しみではあるんですけど、正直悲しいっていう気持ちもあって複雑ですね。

――あすのレースに向けて意気込みをお願いします

あしたは敗者復活戦ということでしっかり決めて、今回落ちてしまったのはしょうがないのでポジティブに捉えていきたいです。2戦目で慣れていないので1回多く漕いでしっかり予行練習をして決勝、本番に向けて良い準備ができたらいいなと思います。

S:鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)

——きょうのレースを振り返って

きのうのレースでは自分たちの力を発揮することができませんでしたが、きょうはいま持てる力は存分に出すことができました。練習も含めてベストタイムを出すことができたということが大きかったかなと思います。

——4年生同士のペアである点について

ペアの大二朗(江原、商4=埼玉・早大本庄)から言われていたことは、最後だけど油断しないように戦おうということでした。具体的には4年生だと引退した後の話が持ち上がってしまうことも多いのですが、まずはこのインカレに照準を合わせてしっかり目標を持って戦っていこう、強い気持ちを持って戦っていこうとこの期間中ずっと話していました。

——予選タイムでは組3位でしたが、作戦等は

予選の時は何としても1位になろうという気持ちが強すぎて、スタートでうまくいかず出遅れてしまった時に心がぶれてしまった部分があったのかもしれません。その中できょうはどんなに相手に出られてしまったとしても2位以内に入っていこう、堅実なレース展開をしようと心掛けていました。

——中盤までは京大に先行される展開でした

2000メートルのトータルで見ると(きのうより)8秒タイムが伸びていますが、1500メートル地点ではたったの2秒しか伸びていません。きのうと違った点は2秒差でありながら脚を使った伸び伸びとした漕ぎができていたので、最後ラストスパートをしかける余裕が心にも身体にもありました

——ラストスパートの切れ味は抜群でした

クルーを結成してきて、毎日ハイレートのスプリント練習を行ってきました。行う場所も必ず(戸田ボートコースの)1750~2000メートル地点と決めていて、ここにきたら自分たちの得意な区間だという強いイメージを持っていたので、きょうは一気に上げることができました。

——準決勝にはどのような意識を持って挑みますか

ここまで来たからには予選タイム、敗者復活戦タイムはほとんど関係ないなと思っています。4艇どこにでもチャンスはあるし4位で負けてしまう可能性もあるということを考えて準備していきたいです。具体的にはスタートを決めて、きょうみたいないいリズムでコンスタントを進めて粘ることで終盤に余裕を生みたいです。得意のラストスパートを生かすためにも、第2クオーターと第3クオーターでしっかり粘って戦っていきたいと思います。

——あす以降の戦いに意気込みを

大二朗とは早慶戦のセカンド、軽量級(全日本軽量級選手権)のストペアとして戦ってきて常に運命を共にしてきました。僕たちのスローガンは『運命共同体』なので、『デスティニースパート』を決めて勝ちにいきたいと思います。

3:小坂紀夫(商4=東京・本郷)

――きょうのレースを振り返って

ケイオーに勝ちたかった、というのがまず一つあります。

――そのケイオーと、途中経過の500メートル地点では2秒弱の差をつけていましたが、その後のレース展開は

そうですね、1000メートル手前くらいで向こうが(ケイオー)が上げてきて。こっちもスパートというか、足蹴りというんですかね、強く漕ごうというコールを入れたんですが、それがもう決まらなくて。おのおのになってしまって、まとまれなかったことが少し敗因だったかなと思います。

――きょうはきのうと比べてケイオーとの差が縮まりましたが、そのことについては

きのうが不調だったということと、全体で一本にまとまれなくて。でもきょうは1位を取りたい、という明確な目標があったので、そのためにまとまれました。後は、きのう、きょうである程度リラックスできたということがあります。

――リラックスの方策は

人の話を聞くというか、レース中に結構自分の内側に入ってしまって。例えば、来たら「やばい、来た来た」とか、「あっ、抜かれた」とか。そういうことを考え出すことをセルフトークといって、心の中で自分と話をしてしまうのですが、それをせずに、コックスの話を聞いたりコールをよく聞いたりして、まだいけるんだな、と感じたり。後は周りの、後ろや前の人の話を聞くことですね。その人が声を出してくれれば、自分も乗っているんだなという意識がもう一回出て、自分の船の中では自分が進まなければ勝てないので、人任せにならずに進めるようになるな、というのがあります。それを全員で意識したという感じです。

――4年生として、最後のインカレですが

クルーの人には全員に言っているのですが、誰が最後とか、そういうことをあまり気にせずに自分がクルーを引っ張っていってくれと。僕が4年生だから引っ張るわけでもないし、1年生のコックスの佐藤修平(文1=秋田)という後輩がいるのですが、彼が引っ張ってもいいわけですし。そういうことを意識して、「誰が漕ぐんだ」と聞いたときに、全員が自分が漕ぐ、といえるようなクルーにしたかったので。あまり僕が引っ張ることはせずに、全員で意見を終始聞き続ける、そういう大会だと思います。

――きょうのレースプランは

きのう最初少し遅れてしまったなというのがクルーからも他からも意見としてあったので、それをなくすべく、ちょっと500出し切りに近い感じなのですが、500メートルでとりあえず出る。そこは余裕をもって、500で相手の背中を見つつ漕ぎながら、1000、1500までいって、後は流れでスパートを決めようというレースプランでした。

――全体的にタイムが予選よりも縮まりましたが、その要因はいまおっしゃったこともありますか

そうですね。あとはリラックスできたところです。無駄なところに力が入ってしまって、パワーを浪費してはもったいないので。それが結構抑えられたかなと。まだ(パワーの浪費は)あったので、あしたはもっとそれを抑えて、東大もいるのでそれに勝つことだけを目標にやろうと思っています。

――最後に、準決勝への意気込みをお願いします

ファイナルにいきます!

2:杉田陸弥(人2=栃木)

――今回のメンバーは2年の杉田さん以外の3人はすべて1年生でしたが、1年生を引っ張っていくにあたってどのように意識をしていましたか

自分は未経験で大学から漕艇を始めたので、引っ張るというよりも一緒にやっていくという方が正しくて、むしろ引っ張ってもらっているという感じの方があります。初めてリーダーという役職について頑張ってはいたのですが、逆に引っ張られていたので一緒にやっていったという方が正しいと思います。

――きのう東駿佑選手(政経1=東京・早大学院)がスタートは順調であったとおっしゃっていたのですがきょうはどうでしたか

自分では悪くはなかったと思うのですが、レートが最後の方では落ちちゃったので、きのうほどよいものが出せたかというとそうではないと自分では思います。

――きょうはきのうと比べて後半のタイムを縮めていましたが、きのうのレースからどのように修正をかけていきましたか

きのうは500メートルからいきなり逆風が吹いていましたが、きょうは昨日ほど逆風が吹いていたわけじゃないのでそういう面での要因が大きかったのではないかと思います。最初に750メートルを一つの勝負のポイントとして、そこで4人で出し切る気持ちでいようと前日のミーティングで話し合っていました。また750メートルの段階で飛び出しきれなかったので有田(雄太郎、法1=東京・早大学院)がプランになかったミドルスパートを提案したので新たにそれを入れましたね。

――準決勝には通過しましたが、惜しくも2位という結果をどのように受け止めていますか

終わった直後はやばいなと思ったのですが、あすの組み合わせをみたら日大と龍谷と京大だったので、日大は苦戦すると思いますが龍谷とは競れる可能性というかむしろ勝てる可能性があるので、そういう意味では負けたことは悔しいですが準決勝の組み合わせについては運が良かったなと思いました。

――あすのレースにつながる課題などは見つかりましたか

コンスタントでじりじり先を行かれてしまうのと、頭に出ようと思っていたのに出きれないのが課題といったら課題なんですけど、どちらもレース前日になって大きく修正できるものではないので、やっぱりもう一度きょうと変わらずに、最初に出るというのを強い気持ちをもってやっていきたいです。ボートは出たら出たもの勝ちという部分もあるのでそこに焦点を置こうと考えています。

――最後にあすの準決勝に向けての意気込みを

最低でも絶対龍谷大と京大には勝って最終日に残りたいと思っています。

B:和田優希(教3=滋賀・膳所)

――きのうの予選終了後、クルーでどのようなことを話されましたか

前半のタイムがちょっと遅すぎたので、練習の時はもうちょっと前半から上げていくことを意識することを改善し、そのほかの点は良かったかなという感じでした。前半の1000メートルまでをうまく食らいついていって、後半は伸ばしていくのがこのクルーの戦い方なので。それを敗者復活戦でうまく出すために、無理はしないけど、しっかり相手に離されずについていくということを意識していこうと話し合いました。

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

まだクルー全体で話し合っていなくて個人的な感想になりますが、横風が強かったということがあったので、流されて蛇行が多かったのかなと。そのせいもあって、クルー4人でまとまるということがまだ足りなかったのかなと思いました。頑張っていた感じはあったのですが、うまくまとまって艇を動かしている感覚はありませんでした。

――スタートに関してはいかがでしたか

スタートはあまりうまくは決まっていなかったのですが、漕いでいる感覚としてはそんなに悪くはなかったです。むしろ前半でズルズルと(横風に流されて)いったことが、タイムが悪かった原因かなと思います。スタート自体は良くはなかったけれど、そこそこのスタートができたのかなと感じました。

――中盤は先頭とのタイム差が広がっていきましたが

やはり一度横風にあおられたところがあったので、そこでバタバタしたまま最後まで行った感じはありました。中盤、終盤共に(先頭と)離されているのは自分たちも漕いでいて実感があったので、うまく立て直すことができなかったです。

――きのうよりもタイム面での結果が出なかったのは、風の影響が原因ということでしょうか

そうですね。風だけのせいにしたらいけないのですけれども、でもやはり風が原因で蛇行があり、蛇行があったから多分(クルーが)まとまれなかったのかなと。あときょうは敗者復活戦で落としたらもう後がないということもあって、クルーとして硬かったのかなと思いました。アップの時は良かったので、もう少しリラックスしている状態が試合で出ていればもっと良かったのではないかなと思います。

――今回のレースで得た修正点はありますか

個人的に思ったのは、柔軟にいくということですね。漕ぎも柔軟にいかなければ駄目だし、レースプランも最初にかっちり固めてしまうのではなく、大まかに固めてあとは試合展開に合わせて、何が起こるか分からないので、そこに柔軟に対応できないといけないかなと。もちろん大まかなレースプランというのはブレてはいけないものなのですが、最後の細かいところまで全部かっちり決めてしまうと、何か起こったときに対応できないのかなと思いました。今回は頭が固い部分があったのかなと感じています。

――今後のレースのご予定と意気込みをお願いします

まだクルーは分からないのですが、おそらくこのクルーのまま全日本選手権に出場するのではと思っています。今大会よりレベルの高い大会ですが、どんなクルーになっても全力を出してやっていければと思います。

富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)

――準決勝進出はなりませんでしたが、いまの率直な気持ちをお聞かせください

やっぱり悔しいです。

――レースプランは

なるべくコンスタントで船を伸ばして、タイムの落ち幅を小さくするように考えていました。

――序盤から隣の艇に差をつけられる苦しいレース展開でした

コンスタントで(タイムが)落ちにくいっていうのが強みだと自分のなかで思っていて、絶対相手はばてて近づいてくるだろうと考えていたんですけど。序盤の差がなかなか縮まらないのが今回の敗因だと思います。

――きょうのタイムについてどのように感じていますか

風の影響があると思うので、タイムは落ちても気にすることはなかったです。しっかり漕ぎ方とか、自分が考えているレースプランとか、どこで強調を入れるかだとか、自分の考えているレースができればと思っていたので、タイムは特に意識はしていないです。

――自分の思うようなレースができたということでしょうか

きょうは良かったと思います。

――初めての全日本大学選手権(インカレ)でしたが、東日本大学選手権(東日本インカレ)と比べて感じたことは

東日本インカレには新入生や大学でボートを始めた人が出ていて主力メンバーではなかったんですけど。今回はインカレということで全員が強くて簡単には勝たせてもらえないと感じた大会でした。

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)

——初のインカレですがどのような心持ちで臨まれましたか

初めてのインカレということで、2000メートル自体が大学に入ってから初めてなのですが、女子部の目標が総合優勝ということで女子部の先輩方が圧倒的に強くて、そんな中で私も総合優勝に貢献できるようにしたいなと思っています。やはり得点がついてくるので私も得点を獲るというのが今回の目標です。

——きょうのレースプランときのうのレースプランについてお願いします

きのうの予選は優勝候補の明大と当たってしまいました。明大の方が日本代表ですごく速い方だというのは知っていたのですが、そのなかで1着上がり(を目指す)ということだったので、前半から攻めていきました。でもその結果前半攻めすぎてしまって、ラップタイムとか見ても後半の落ち幅がすごかったので、今回はきのうの反省を生かしてイーブンペースに漕ぐことを目標に頑張りました。

——実際にきょうはレースプラン通りに漕げましたか

そうですね、きょうは敗復(敗者復活戦)ということで足に疲れを残さないかつ、あすの準決勝の組み合わせがタイム順に組み分けられていくので、1着で上がるということが視野にありました。考えたレースプラン的にはいい感じで漕げたのではないかと思います。

——東日本選手権(東日本)では「スタートが課題」とおっしゃっていましたが

東日本もそうだったんですけど、高校の時から私はスタートがいつも苦手で、スタートで(他艇に)出られてしまって追い上げるというかたちだったんですけど、今回はスタートの3本目ぐらいで私自身が出られるレースが多くて、スタートがうまくいっている印象が強いです。相模湖合宿をインカレ直前に行ったんですけど、そこで克服できたかなと思っています。

——あすの準決勝ではタイムの近い選手がいますが、対策は

まずスタートです。スタートから相手も出てきて、タイム的にも近いので常に並んでいる状態が続くと思うんですけど、そこはコンスタントを得意としているので粘って、あとは相手のクルーを見ながら早く勝負をかけたりしたいと思います。途中1000メートルや1500の地点できつくなってくるのですが相手もそこで粘ると思うので、私も早めに勝負をかけて決勝に行けるようにしたいと思います。

——最後に準決勝への意気込みをお願いします

あしたは確実に上がって、決勝につなげていきたいと思います。