メニュー

漕艇部

2014.08.22

第41回全日本大学選手権 8月21~24日 埼玉・戸田ボートコース

男女で明暗くっきり

 灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、いよいよ開幕した全日本大学選手権(インカレ)。予選が行われたこの日は、男子部と女子部で大きく結果が二分された。男子部はエイトを含む全艇が準決勝進出を逃し、あすの敗者復活戦へ。一方の女子部は舵手なしペアの勝利を皮切りとして次々に準決勝進出を決めた。花形種目の男子エイト、女子舵手付きクォドルプル共にまさに『死の組』からの挑戦となった今大会。2日目以降はその経験を存分に生かしたレース展開を、観衆の前で見せてほしい。

(記事 細矢大帆)

★エイト含む全艇、準決勝への切符をつかめず

 男子部からは6クルー、25名の選手が出場し、熱い戦いを繰り広げた。だが強豪相手に苦戦を強いられ予選通過ならず、全艇があすの敗者復活戦に回った。

 先陣を切った舵手なしペア、善戦むなしく敗れた舵手なしフォアをはじめ、思うように流れをつかめない男子勢。そんな中、舵手なしクォドルプルは非常にフレッシュなメンバーで挑んだ。ルーキー中心のクルーながらも、好調なスタートで1位の茨城大に先行を許さない。中盤以降も粘りを見せるもその後は徐々に引き離され、惜しくも2位でのフィニッシュ。しかしながら、「(あす以降も)勝つしかない」(東駿佑、政経1=東京・早大学院)と語るように気合は十分。敗者復活戦での雪辱を誓う。

 そして最後に登場したのが男子部の花形種目・エイト。「インカレの対校エイト優勝をずっと言い続けてきた」と青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)は熱い闘志をのぞかせた。しかし、昨年度8連覇を果たし王座を守る日大、2位の一橋大と予選同組という厳しい局面を強いられる。「終盤に伸ばせる」と中村拓(法3=東京・早大学院)が語るように後半のタイムの落ち幅が非常に小さいことが強みの当クルー。だが序盤は先頭集団に食らいつくも、中盤以降の乱れからそのまま終盤もリズムに乗ることができず、徐々に引き離され3位でのフィニッシュとなった。

全力で先行する艇を追う男子エイト

 ワセダの持ち味を発揮できなかったレース展開に対し、中村は「自分たちのレースがしたい」と悔しさをにじませた。悲願のエイト優勝のためには明日の敗者復活戦を1位通過することが絶対条件となる。いまこそ気骨あるワセダ魂を披露する時だ。

(記事 三佐川唯、写真 荒巻美奈)

★インカレ6連覇へ好発進!

 大学日本一を決める今大会。先陣を切ったのは舵手なしペアの土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)、辛島瑞加女子主将(スポ4=東京・富士見)クルー。スタートは名大に大きく差をつけられるものの終盤追い上げ、粘りのある漕ぎで準決勝進出を決めた。続くダブルスカルは望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)の「良いかたちでスタートからしっかり出られた」との言葉通り、序盤から他クルーを大きく引き離し、そのままペースを崩すことがない。圧巻の漕ぎでそのまま1位でのフィニッシュとなった。

 そして2連覇中の舵手付きクォドルプル。「決勝みたいな当たりだった」とコックスの奥山瑞恵(教4=東京・富士見)が言うように強豪である明大、日体大と同組となった。優勝を狙う早大はスタートから先に頭を取るというレースプランの下、徐々に他艇を離し堅実なレース運びを展開。そのまま勢いを落とすことなくフィニッシュ。今回のレースで見つかった「スタートから勢いをつける」(奥山)という課題を修正し、準決勝へ挑む。

強豪集う組を制した女子舵手付きクォドルプル

 女子シングルスカルのルーキー木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)はスタートをしっかりと決め序盤は優勢に立ったものの、中盤以降に明大の冨田千愛がペースを上げ2位に。準決勝進出をかけてあすの敗者復活戦に回った。

 総合優勝6連覇の目標に弾みをつけた大会初日。好発進を見せた後も勢いが衰えることのない、今後の躍動に期待したい。

(記事 黒田菜々子、写真 細矢大帆)

結果

▽男子部
【舵手なしペア】
S:鈴木朋也(スポ4=東京・早大学院)B:江原大二朗(商4=埼玉・早大本庄)7分24秒57【3位、敗者復活戦へ】

【シングルスカル】
富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)7分59秒63【5位、敗者復活戦へ】

【舵手なしフォア】
S:木金孝仁(社2=東京・早実)3:小林大河(国教4=東京・早実)2:藤井英貴(スポ3=東京・本郷)B:和田優希(教3=滋賀・膳所)6分24秒35【2位、敗者復活戦へ】

【舵手なしクォドルプル】
S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)3:得居亮太(法1=東京・早大学院)2:杉田陸弥(人2=栃木)B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院)7分03秒39【2位、敗者復活戦へ】

【舵手付きフォア】
C:佐藤修平(文1=秋田)S:寺田圭希(人2=滋賀・膳所)3:小坂紀夫(商4=東京・本郷)2:武田直己(基理3=東京・青山学院)B:石阪友貴(政経2=東京・早実)7分25秒92【5位、敗者復活戦へ】

【エイト】
C:中村拓(法3=東京・早大学院)S:長田敦(スポ3=石川・小松明峰)7:青松載剛(スポ4=京都・東舞鶴)6:石田良知(スポ1=滋賀・彦根東)5:是澤祐輔(スポ2=愛媛・宇和島東)4:竹内友哉(スポ2=愛媛・今治西)3:正垣克敏(スポ4=熊本学園大付)2:内田達大(スポ1=山梨・吉田)B:石橋広陸(スポ1=愛知・豊田北)6分06秒26【3位、敗者復活戦へ】

▽女子部
【舵手なしペア】
S:土井鈴奈(教2=埼玉・浦和一女)B:辛島瑞加(スポ4=東京・富士見)7分48秒39【1位、準決勝へ】

【シングルスカル】
木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)8分21秒85【2位、敗者復活戦へ】

【ダブルスカル】
S:木野田沙帆子(スポ1=青森)B:望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)7分22秒98【1位、準決勝へ】

【舵手付きクォドルプル】
C:奥山瑞恵(教4=東京・富士見)S:土屋愛(スポ3=新潟・阿賀黎明)3:榊原春奈(スポ3=愛知・旭ヶ丘)2:佐藤紫生乃(スポ2=宮城・塩釜)B:谷川早紀(スポ4=愛媛・今治西)7分23秒84【1位、準決勝へ】

コメント

7:青松載剛主将(スポ4=京都・東舞鶴)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

きょうのレースは、スタートから700、800メートルくらいまではいつも通りというか。タイム的には、狙ったようなタイムが出たんですけど、その後の第3クオーターと第4クオーターで自分たちが崩して自滅したかなっていうレースでした。

――レースプランはどのようなものでしたか

そんなに中盤で決めようとするというのではなくて、中村(拓、法3=東京・早大学院)のコールにしっかり反応するというようなイメージでした。でもスタートから出て、頭抑えていければいいかなっていう感じではあったんですけど、他の大学もスタートがっつり出てきて。でも500メートルでは、良い位置には着けてたかなと思ったんですけど。

――後半が持ち味とおっしゃっていましたが、ラスト日大と一橋大に差をつけられてしまいました

全然ひっくり返せる差ではあると思います。一橋大と11秒差で、日大と8秒差くらいなんですけど、それでも後半の1000メートルで離された差、いつもの漕ぎができずに終わってしまって、あの差が開いてしまったんで、いつもの粘り強さが出せれば良いですね。やっぱりこのクルー若いんで。試合も並びもいままで1回しかしてなくて、2000メートル通してとかも全然やってなかったんで。あと、エイトでの6艇レースというところで周りの声とかもいろいろあって、集中しきれなかった感じがありましたね。

――途中、1年生の焦りなども見られたのですか

そうですね。全体的にというか1年生に限らず。1番顕著に現れたのは1000メートルくらいだったと思うんですけど。その辺でしっかりと状況をつかめず、焦って漕ぎがずれていった感じがしたので。結局のところ、その状況をつかめなくても自分たちで集中して漕げば良いんですけど。そこの修正がうまくできず、そのまま引きずって最後までいった感じです。

――きょうのレースの結果とタイムを見て、どう思われますか

全然駄目。まあちょっと逆風で、1000メートルまでのタイムが2分57秒だったから、そこに関してはまあまあかなっていう感じはあるけども。後半3分10秒で、ちょっと遅過ぎる(笑)。そこの落ちは13秒落ちだったので、ちょっと落ち過ぎ。でもここから全然巻き返せる差だと思います。

――あすの敗者復活戦でどのように修正していきますか

やっぱり自分たちに集中すること。練習で周りにクルーがいても、しっかり自分たちの一つの船を全員で進めていくというところをやっていたので、そこをしっかり集中してやっていければ、焦ってばらばらになることもないかと思います。もっと集中して、強みが出せれば。なんか自分の中では、勝負しきれず終わった感じがあります。なんとなく着いていって、そのままずるずるやられた感じでした。勝負どころがあまりなかったかなと思います。第2、第3クオーターの辺りがいつもと違ったかなって感じです。

――あすの敗者復活戦に向けて一言お願いします

もちろん、上がることは絶対。もう何があっても絶対に上がる。これは絶対。ただ上がるだけじゃなくて、しっかりとできなかったところを修正して、コンスタントでしっかりと進めていくところを修正して、準決勝、決勝にしっかりとポイント当てて向けていければいいなと思ってます。

C:中村拓(法3=東京・早大学院)

――レースを振り返って

スタートから第2クオーターの中盤くらいまでは結構いい感じで、いままでの中でもいいスタートができて、その勢いを維持して第3クオーターでプッシュをして差を詰めていきたかったのですが、そこでいまいちまとまり切れずに自分たちが崩して差が広がってしまいました。そこからはリズムも戻せずにそのままいってしまった感じがあります。

――レースプランはありましたか

もともと中盤から終盤にかけての落ち幅が少ないクルーなので、序盤に突っ込んで出し切るというのではなくて、いいリズムでコンスタントに漕いで第2クオーターから第3クオーターでしっかり勝負して最後に決めるということを考えていました。

――実際には終盤で差をつけられてしまいましたが

相手が出てきたところでスピードアップしたのはみんな分かったと思いますがそこで焦ってしまったのかなと。向こうがくる前に自分たちがもっと乗せていければよかったですけれどそこも決まらずに、こっちが仕掛ける時には崩れてしまっていました。自分もあまり艇身差を言っていなかったので反省していて、状況を分かった上で冷静に最後まで戦えればいいかなと思います。

――今回のクルーの強みは

いい漕ぎができれば本来は終盤にぐいぐい伸ばせるというのがいままでの感じからあったので、そこが強みだとは思います。このレースでは逆にスタートがよくてそこから落ちてしまって、強みは出せていないので自分たちのレースをしたいです。

――クルーには1、2年生が多くいますが固さなどはありましたか

前半はいい感じで入れたと思いますが苦しい時や勝負のところで固さが出てしまって、そこでもっと冷静にまとまることができれば良かったです。個人個人が焦ってしまった部分がありました。

――タイムについてはどう考えていますか

トータルタイムはコンディションによっても違うので一概には言えないですが、1位2位に8秒から10秒ほど離されてしまったのでそこはまずかったなと思います。でも前半のタイムだけ見れば2秒差で後半の1000メートルで差がついてしまったのでそこまで悲観はしていません。自分たちのレースができれば間違いなくもっといいタイムが出せたと思うので、しっかり反省することは反省して、隣に並べているクルーに勝てるようにやっていきたいと思います。

――修正点は

反省として出たのは第3クオーターの粘りという部分だったので、本当は展開に応じて臨機応変に戦えればいいのですが、そこに入る前に一つポイントを置いてそこでしっかり切り替えて入っていくことだと思います。また前半もある程度ついていかないと後半の伸びというものも出せないので、前半にも何かポイントを置いて、できれば1秒から0秒くらいの差で前半を終えて後半に一気にいくということを全員でイメージできればいいかなと思います。

――敗者復活戦に向けて意気込みをお願いします

まずは準決勝に上がることが第一ですが、自分たちの力を出せれば上がれると思うので、反省をしっかり生かしてきょうよりいい漕ぎをして終われたらいいと思います。

3:小林大河(国教4=東京・早実)

――きょうのレースを振り返って

正直どうなるか分かりませんでした。相模湖では2000メートルを漕いでいましたが、戸田ではまだ1度も試していませんでした。なのでぼろ負けになるか圧勝するかのどちらかだと考えていたのですが、意外と競る展開になりました。さらに自分たちはスタートではなくコンスタントとラストスパートで伸ばしていこうと考えていたのですが、なぜかスタートでうまく出ることができてしまって逆にプランが崩れてしまいました。全員がそこで手を緩めて(相手を)先にいかせなければと考えてしまって、そこで予想以上に出られてしまい、ラストスパートでも攻めきれませんでした。

――第2クオーターでタイムが落ちてしまった原因はそこに尽きますか

そうですね。落としすぎてしまったかなと。もともとは8割ぐらいの力でコンスタントに刻むという考え方だったのですが、最初に出てしまったことでより余裕を持ちすぎてしまいました。

――今回のクルーの特徴は

誰一人としてスポーツ推薦はいませんが、誰一人として対校のメンバーと遜色ない実力を持っているクルーですね。例えば自分も早慶レガッタに対校で出場していますし、藤井(英貴、スポ3=東京・本郷)もバウサイドで先行されて落ちてしまいましたがいまはストロークサイドで乗っていますし、和田(優希、教3=滋賀・膳所)も木金(孝仁、社2=東京・早実)については選考でも本当にわずかの差でエイトに乗れなかったというメンバーなので、一人一人のポテンシャルは高いと思います。雰囲気は冷静な早慶戦の対校とイケイケなセカンドクルーの間のような感じですね(笑)。

――中盤以降、他大を振り切り日大をも追い上げようという勢いでしたが

最初ためていた分もあるので、終盤出たというのはありました。ただラスト500メートルでもう少し全員でまとまって、ここで頭を取るという意識が必要だったかなと。これが決勝で死ぬ気で勝ちにいくくらいの気力を見せられたら、結果はまた違ったのかなと思いますね。

――近いタイムのクルーが周りに数多くいますが

自分たちは全体4位のタイムですが、印象としては立大が頭一つ抜けてるかなと。あとの明大、日大に関してはベストパフォーマンスさえできれば勝てるだと思います。

――敗者復活戦に向けて意気込みを

相手が中大なのですが、自分たちは予選タイムで9秒上回っていながら前半のタイムは負けているんですよ。逆にそこを抑えることができるのならば、(1位の)立大にも対抗できると思うので、あすは準決勝、決勝へのシミュレーションの意味を込めて、圧勝できればいいかなと思います。

S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)

――今回のインカレではどのようなレースプランや意気込みで臨みましたか

スタートの2000メートルという距離の中で、まずスタートの500メートルの距離で絶対に他の艇に負けないで頭を取るのをまず目標に決めて、あとはその長いコンスタントという距離でしっかりと一本ずつ伸ばしていって、あとはラストで爆発させるイメージでした。

――きょうのレースを振り返ってみていかがでしたか

スタートはすごく良かったのですが500メートルからレートが落ちてしまってリズムが少し崩れてしまったかなという感じがあります。でも自分たちのプレーはできたとは思うし、まだまだできると思うので敗者復活でしっかり上がりたいと思います。

――レース終了後、東選手は非常に悔しそうな表情を見せていらっしゃいましたが今回の2位という結果についてどのように考えていますか

しっかり1位で上がって準決勝にいいかたちで迎えたかったのですがそうはうまくいかず、茨城大が予想以上に速く頭を取られてしまったので、それを切り替えるイメージであすしっかり勝ち上がって準決勝にいきたいですね。

――今回のレースにおける課題はありますか

やはりスタートでまずしっかり頭を取るというのと、あとはレートを落とさずに自分たちで決めた指定レートで漕ぐというのをやっていきたいと思います。

――それでは最後にあすの敗者復活戦の意気込みをお願いします

もう勝つしかないのでしっかり勝って、自分たちの目標であるメダルに向かって頑張っていきたいと思います。

B:辛島瑞加女子主将(スポ4=東京・富士見)

――初戦を迎えるにあたり、どのような意気込みでレースに臨まれましたか

やっとレースができるということで、とりあえず思い切り楽しんでやろうとクルーと話していました。

――どのようなレースプランを考えていましたか

とりあえず、タイム落ちをなくそうというのとスタートを出ようというのがレースプランでした。

――全体でも1位通過されましたが、きょうのレースを振り返っていかがでしたか

最初に出られてしまったので、プランとはずれてしまってそういう面では課題が残ってしまったんですが、1位で上がりたいと思った結果、自分たちが思っていたよりもタイムが出てそこは驚きました。でも課題も見つかったので、良かったと思います。

――具体的には課題とは

まずスタートを失敗してしまって、曲がったりだとかうまく組みきれなかったので、そこがあったらもっとタイムが伸びるかなと思いました。

――終盤、逃げ切りのかたちとなりましたが、その際何か意識したことなどありましたか

1000メートルからレートを上げて攻めていって、ラストは少し余力を残して全部上げきらずに着実に1位で上がろうと思っていたので、どちらかというと出し切ったというより、余力を残していました。

――ご自身の調子はいかがでしたか

アップのときから、調子が上がってきていたのですごく良かったです。

――合宿で得た成果を実感されたところなどありましたか

合宿は私たちにとって転機だったので、一本の質から違いました。

――準決勝に向けて、意気込みをお願いします

どこと当たるか分からないのですが、やることをやって勝つだけという感じで、自分たちのクルーだったりに集中してやっていければ自然にタイムもついてくると思うので、タイムを狙ってやっていきたいなと思います。

C:奥山瑞恵(教4=東京・富士見)

――予選のレースを振り返って

決勝みたいな当たりだったので、自分たちの位置を知るという意味で挑戦していこうという雰囲気で臨みました。スタートで3分の1くらいメイジよりも出たんですけど、そこから一気に突き放すというよりじわじわと離していった感じだったので、もう少しスタートから勢いよく出たいという話はしました。割と4人ともに余力を残して終えることができたのであした1日しっかり休養を取りつつ、あさっての準決勝に臨んでいけたらいいなと思っています。

――スタートの部分をもっと積極的にいけたという反省があったということでしょうか

そうですね。バウの谷川(早紀、スポ4=愛媛・今治西)が2日間あけていて、疲労もあったので全員でスタートから(力を)出し切るということは表現できなかったので、あしたはスタートのところを調整していきたいです。

――同組には明大と日体大。意識されていましたか

明大も日体大も乗っているメンバーが実力のある人ばかりだったので、とにかくスタートから先に頭を取るということは意識していました。

――立てたレースプランからすると予選としての納得度は

85パーセントくらいです。まだまだ榊原(春奈、スポ3=愛知・旭丘)も全力を出せると言っていたので、少しずつ引き出して、決勝は100パーセントの力を出し切れるようにしていきたいと思います。

――日体大が2位に入りました。どういった印象を持たれましたか

ことしの日体大はU-23を経験したメンバーも乗っていて、明大と日体大は目をつけていました。予想通りに出てくるかなというイメージだったので、その点はあまり焦りはなかったです。

――対校のクォドのコックスとして初めての大舞台となりましたが、どんなお気持ちで臨まれていますか

これまで3年間は陸上からサポートしていて、憧れ続けていた舞台ということでうれしい気持ちとすごい舞台に立っているという緊張感がありました。ただ後輩はきょねんも(インカレを)経験していて頼もしいので、その分落ち着いて臨めた気はします。

――漕手だった経歴をお持ちですが、ご自身のコックスとしての強みは何だと考えていますか

漕いでいた時の感覚も忘れないようにしているので、漕手の気持ちをとにかく受け入れて、その上でどうしていきたいかを言うようにしています。1人で引っ張っていこうとはせずにみんなの意見を聞きながらみんなでこうしていこうというのを言いやすい雰囲気をつくるようにしている気がしますね。

――漕手の4人の特徴は

ストロークの土屋(愛、スポ3=新潟・阿賀黎明)はすごく意見をはっきり言ってくれるので、わかりやすいですし、頼りやすいですね。榊原はムードメーカーですごく楽しそうにして盛り上げてくれます。あとは一本一本の漕ぎが強いという頼もしさがあります。2番の佐藤(紫生乃、スポ2=宮城・塩釜)は2年生で一番年下ではありますが、しっかりとした漕ぎをしつつパフォーマンスで発揮してくれます。バウの谷川はクルーリーダーで最上級生ということもあって落ち着いているので、私がテンパっていても「大丈夫だよ」と声を掛けてくれたりするので頼もしい同期だなと思いますし、リーダーとしてしっかりとまとめてくれていますね。

――優勝を目指される上でその4人の良さをどのように引き出していきたいですか

スタートの部分で少し修正をしたいなと思っているので一人一人の水中の蹴る強さをしっかりと合わせてスタートから出ていけるように、気持ちよく伸ばしていけるようなコールや掛け声をして、最後の500メートルぐらいは気持ちよく楽しく漕げるように導いていけたらと思っています。

――クォドから女子部優勝に向けて勢いづけていきたいですね

そうですね。クォドは毎年毎年勝っているので、ことしもしっかり勝って、あとはペアとダブルとシングルそれぞれが、きょうも頑張ってくれたのでクォドの力強さでみんなを引っ張っていけるようにしたいと思います。

――最後に、準決勝への意気込みを

まだ当たりは分かりませんが、きょうはいっぱいいっぱいになってしまった部分があったので、もっともっと楽しく大きく、一本一本伸ばしていくというイメージで準決勝に臨みたいです。

B:望月みづほ(スポ4=埼玉・大宮)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

良いかたちでスタートからしっかり出られて、その差をぐんぐん離していけたので、私としてはとても理想的なペースで終えることができました。課題を挙げるとすると、スタートとラストは良かった分、間のコンスタントが相手とあまり競ってなかったというのもあって、ちょっと中だるみというか、失速していたので、準決勝と決勝で戦っていくためには、そのコンスタントをしっかり耐えて、船を伸ばしていくことが必要だなと思いました。

――きょうのレースプランはどのようなものでしたか

スタートで良ければ出る、悪くても相手と1艇身つかないくらいでしっかりと着いていくということでした。私たちは800メートル地点で一応最初のスパートをかけて勝負を決めるというプランだったんですけども、実際はスタートから出ちゃったので、その後どんどん引き離すイメージでした。

――今回1年生と組んでいましたが、合わせるのは大変でしたか

やはり新入生なので、結構くせも強くて、最初はどこから合わせればいいかなって感じだったんですけど。一つは、木野田(沙帆子、スポ1=青森)自身が、自分の漕ぎの課題点を見つけて、自分で直せるタイプの子なので、私がバウというポジションなんですけど、彼女も漕ぎをかなり合わせてくれていたというところですね。あともう一つは、コックスの奥山(瑞恵、教4=東京・富士見)と亀本(咲季子、人2=埼玉・浦和一女)が練習をずっと見てくれていたので、いまはここからずれていってるから合わせた方がいいよっていうアドバイスを本当に毎日やってくれていたので、それはかなり助かりました。それを2ヶ月ずっとやっていくと自然と合ってくるので、いまは自信があります。

――ご自身の強みは何ですか

私は最近冷静にレースができているのかなと。4年生で最後の年なので。結構1、2年生の時は舞い上がってしまって、相手とか見えなくなっちゃったり、自分のことで精いっぱいだったりしたんですけど、いまはもう相手と何艇身とかコールとかが冷静に判断できるようになりました。あときょうはちょっとばてちゃったんですけど、私あまりばてないタイプだったはずだったんですけど、きょうは暑くて後半ちょっとばてちゃいました。暑いのはみんな一緒なので、とにかく熱中症になったらもう勝てないので、それだけは気を付けてとにかく水と塩分をしっかり摂る、ご飯をしっかり食べることをしていました。

――あさっての準決勝に向けて意気込みをお願いします

準決勝も予選のタイムを見ているとそんなに競るレースにはならないかもしれないんですけど、それでも決勝に向けて良いかたちで勝っていくために、きょう課題だった間の伸びをしっかり意識していきたいです。予選のタイムは2番だったので、決勝で1番の学校と船を並べた時に先にゴールして、必ず優勝して、ワセダの総合優勝にしっかりと貢献していきたいと思います。