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相撲部

2014.07.30

第41回東日本学生個人体重別選手権 7月27日 東京・靖国神社相撲場

惜しくも全国への切符を逃す

 悔いの残った東日本学生選手権から1ヶ月。早大からは7選手が出場した。全国学生個人体重別選手権(全国個人体重別)への切符をつかむため、強い気持ちで試合に臨んだ選手たちだったが、前川晋作(社2=東京・早実)、小山雄太(スポ2=神奈川・向の岡工)らが初戦敗退。大健闘の鬼谷智之(スポ1=愛知・愛工大名電)は、勝てば全国という3回戦で敗れた。

果敢に相手に挑む市川拓弥(社1=長野・更級農)

 85kg未満級に出場した前川の初戦。腕をつかみあったまま、両者一歩も譲らない状態が続く。試合が動いたのは開始からおよそ1分後。前川は一瞬の隙を突かれ、まわしを取られるとそのまま寄り倒された。115kg未満級の小山は冷静な様子で試合に臨んだが、はたき込みにより惜しくも土が付いてしまった。活躍を見せたのは、115kg未満級の鬼谷。初戦は立ち合い直後に見事な突き落としで白星をあげる。続く2回戦では勢いのある立ち合いから、激しい押し相撲を繰り広げた。鬼谷は持ち前のパワーあふれる攻撃を見せ、押し出しで激戦を制した。

相手を突き落とす鬼谷

 いよいよ全国個人体重別への出場を懸けて挑んだ3回戦。より気合の入った面持ちで現れた鬼谷は緊張感が張りつめる中、序盤から積極的に攻めていく。競り合う展開となるも日大の選手に上手出し投げにて敗戦。鬼谷が「実力の差を感じた」と試合を振り返るように、技術面での差が表れる試合となった。

 今大会ではもうひと押しで勝てるような惜しい試合が多かっただけに、勝ち切れなかったことが悔やまれる。それでも東日本学生選手権の時からの課題であった『前に出る』ということについては克服された。積極的に攻めていく姿勢は9月の東日本学生リーグ戦でも大いに期待される。初戦で敗退した谷本将也(スポ1=鳥取城北)は「もう一回原点に戻ってしっかり稽古したい」と意気込み十分。今回の試合で見つかったさらなる課題を修正し、次戦ではよりたくましくなった姿を見せてくれることだろう。

(記事 平川さつき、写真 山本葉奈、久保田有紀)

結果

▽85kg未満級

前川弐段

予選1回戦

対福田参段(明大) 寄り倒し●


▽115kg未満級

鬼谷参段

予選1回戦

対佐藤参段(日体大) 突き落とし○

予選2回戦
対植松弐段(中大) 押し出し○

予選3回戦

対梅野参段(日大) 上手出し投げ●


堀越初段(豊輝、スポ1=東京・足立新田)

予選1回戦

対平賀弐段(専大) 押し出し●


小山弐段
予選1回戦

対谷元弐段(専大) はたき込み●

▽135kg未満級

谷本参段

対野上初段(法大) 引き落とし●


市川弐段

予選1回戦

対岩間弐段(日大) 不戦勝○

予選2回戦

対橋本参段(日体大) 上手出し投げ●


本田弐段(煕誉志、社1=大分・楊志館)

対北村参段(東農大) 押し出し●


コメント

小山雄太(スポ2=神奈川・向の岡工)

――大会を迎えるにあたって緊張しましたか

緊張はしませんでした。きょうは個人戦だったので緊張はなかったです。

――結果は黒星でしたが非常に惜しかった印象です

自分では勝ったと思いましたが、10人が見て10人が勝ったと思ってもらえるような相撲を取らなければいけません。

――相手の動きを見てうまく引いた形でしたがいかがですか

一度相手に当たってから引いたほうが良かったと思います。

――前回の東日本学生選手権(東日本)では控えに回りましたが、その際どのような気持ちで大会に臨みましたか

1回戦は勝てると思っていたのですが、2回戦の大東大戦(2-3●)は正直五分だと思っていました。試合前には自分が対戦したことがある選手もいたので、その経験や情報を1年生の選手に伝えました。試合に出られなくて悔しい気持ちがありました。副将として出場していた相手選手は勝ったことがある選手だったので、もし自分が出場していれば絶対に勝てたと思うので悔しかったです。

――今後の飛躍に向けてまずは合宿があります

合宿はトレーニング合宿なので自分を追い込めるようにやっていきたいです。昨年は弱音を吐いてしまいましたが、上級生になったのでそういうのは言わないようにします。

――そして9月に東日本学生リーグ戦(リーグ戦)があります。目標を教えてください

まずはリーグ戦の無差別級のメンバーに入って、そして敢闘賞を取ることが目標です。そのために合宿で自分をいじめ抜きます。

前川晋作(社2=東京・早実)

――今大会を振り返っていかがでしたか

全体的にまだ自分の実力が足りていなかったです。今回は昨年より階級を上げて臨んだのですが、甘くはなかったです。階級が1個違うだけでもレベルもだいぶ違うことが分かりました。

――階級をあげた理由は

そもそも無差別で団体戦メンバーに入ったり、無差別で通用したりするためには、体重を増やさなければいけなかったで、結果的に一個(階級が)上がったという感じです。

――東日本での反省は今大会で生かせましたか

結果が出ないと意味がないのでだめでした。

――今回はどのようなお気持ちで試合に臨まれましたか

普段大きな相手と稽古をしているので、前に出る力はついているかなとは思います。だからそこは自信もって相撲を取ろうと思っていました。

――しばらく試合が動かない状況が続きましたが、いかがでしたか

駆け引きでした。お互い先に攻めたいのですが、先に攻めたらどうなるのだろうかと思うとなかなか行けず、けっこう怖々という感じだったので、そこの勝負強さが足りなかったです。

――チームとしてのまとまりなどはいかがでしたか

個人戦なので、チームとしてはというと少し意味が変わってしまうのですが、自分が最初に負けて、他のみんなも調子が悪かったりしたので、その辺はやはり自分もチームとしての責任はあるかなと思います。先に勝っていれば、みんなも良い調子になれたかなと思います。

――リーグ戦に向けて改善していきたいことは

きょうの試合では、前に出る力でも、技術でも負けてしまったので、全体をレベルアップして、今度は絶対に全勝できるようにしたいです。

鬼谷智之(スポ1=愛知・愛工大名電)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

やはり実力の差は感じましたね。

――最初の2試合は勝ち、最後は負けてしまいましたがどんな気持ちでしたか

あと1回勝ったらベスト8で全国学生個人体重別選手権(全国個人体重別)に行けたので、それは本当に悔しかったですね。勝ちたい気持ちは本当に強かったです。

きょうの試合で見つかった課題と収穫は

課題は相手を一発で飛ばすようなパワーとスピードは絶対必要だなと思いました。収穫は、体重が同じ階級の相手だったら、差っていうのは感じなくて、いけるかなと感じたところです。もっと稽古して頑張りたいですね。

――6月の東日本を経て、どんなところを鍛え、どんな思いで臨みましたか

6月の試合は相当悔しかったです。みんなで稽古して励んでこの大会も挑んだのですが、もう一回やり直しですね。

――9月のリーグ戦への目標は

2部リーグからのスタートですが、そこで優勝して1部と対戦したいです。

――全日本学生選手権(インカレ)までにやりたいことは

ほかの大学とももっと稽古して力をつけたいです。

――インカレへの抱負を教えてください

東日本で悔しい思いをした分、もっとインカレでは力をつけて1部昇格を目指して頑張りたいです。

本田煕誉志(社1=大分・楊志館)

――きょうの試合をふりかえっていかがでしたか

ずっと稽古をしてきたのですが、上位の選手に当たって力の違いが目に見えていたので、もっと上を目指して練習しなければいけないと思いました。

――敗因は何ですか

上体が相手より先に起きてしまって、そこを突かれてしまったので、前傾姿勢で攻めることを忘れずに攻めないといけないということを改めて実感しました。

――6月の東日本からきょうに向けて心がけてきたことはありますか

東日本は団体としての初めての大会で、すぐ負けてしまい、すごく悔しくて、ずっと稽古してきたつもりでした。しかしきょうまた上位との差を見せつけられ、すごく悔しいので、次のリーグ戦に向けてまた稽古していきたいと思います。

――次のリーグ戦に向けて具体的にどのようなところを意識して練習していきたいですか

体幹とか腹筋とかを強化していきたいです。体幹や腹筋で、前傾姿勢を保てるような練習をしていきたいです。

――リーグ戦への意気込みを聞かせてください

リーグ戦では、いままで戦うこともなかったような選手たちと当たるので、強い選手と当たった時に、どうやって勝つかということをしっかり考えながら、稽古に励んでいきたいと思います。

谷本将也(スポ1=鳥取城北)

――少し緊張しているように見えましたが、試合を振り返っていかがでしたか

前の大会で自分が押し込まれて負けたので、前に行こうという意識があったのはよかったのですが、そればかり意識しすぎて普段通りの動きができませんでした。その持って行き方が、気持ちの面でしっかり集中できていなかったかなと思います。

――東日本からこの試合に向けて、どのような思いを持って調整してきましたか

この大会は次の全国個人体重別がある大会なので、ベスト8に入って全国個人体重別に出ようという思いでやってきたのですが、ちょっとダメでしたね。

――きょうの試合を踏まえて、9月のリーグ戦ではどのような試合にしたいですか

まず試合に臨むにあたって、やはりもっと稽古をしないといけないので、しっかりと稽古をして力をつけたいです。その稽古したことが試合で出せるように調整をして、良い状態で(試合に)臨めるように、もう1回しっかりと稽古をし直したいです。

――具体的に今回どのような点が課題で見つかりましたか

立ち合いで自分の角度で当たることができなかったので、しっかりと自分の立ち合いをして、そこから自分の流れで相撲をとれるようにやっていきたいです。

――あらためて意気込みをお願いします

東日本とこの試合と、全然自分の相撲が取り切れなかったので、もう一回原点に戻ってしっかりと稽古をして、自分の相撲が試合で出せて活躍できるように頑張りたいと思います。

堀越豊輝(スポ1=東京・足立新田)

――今大会を振り返っていかがでしたか

自分の相撲が全然取り切れず、反省ばかりありました。

――勝ちたいという気持ちは相撲に表れていたと感じましたが

まだ精神的にも弱く色々と不足していたと思います。

――東日本からどのようなところを改善してきたのですか

立ち合いの威力を上げようと思い、一生懸命やっていたのですが結果は思い通りになりませんでした。

――きょうの試合の反省点をお聞かせください

足が全然前に出ていないので、足を出せるように前に出る相撲を意識してやっていきたいと思います。

――初めての体重別の試合でしたが周りの選手の印象はいかがでしたか

やはり力の差を感じました。上の選手も見ることができて良い勉強になりました。

――リーグ戦の目標を教えてください

全勝できるように頑張ります。

市川拓弥(社1=長野・更級農)

――今大会を振り返っていかがでしたか

まず一回戦目は不戦勝ということで驚いたのですが、2回戦目の選手も強い選手なので、気持ちを切り替えて前に出ようと意識しました。結果、前に出れたのは良かったのですが、相手に脇へ入られてしまい、つぼに入ってしまいました。前に出るという課題はクリアできたのですが、相撲の内容的には悪かったです。しかし良い形で相撲を取るという次の課題が見つかったので、これから練習でその課題を直していきたいです。

――前回の東日本からの課題は修正できたということですが、具多的にはこの期間どのようなことをしていたのですか

腰が落ちない、引かないようにする意識と、肩の力を抜いて、自分は前に出る相撲が得意なので、相手を前に押していく相撲を意識してこれまで練習してきました。しかしきょうはそれを意識しすぎてしまって、脇ががら空きのまま相撲を取ってしましました。

――脇を入られるとどのような状況になるのですか

体が浮いてしまうので、何もできなくなってしまい、最後に投げられてしまいました。

――きょうの試合は緊張しましたか

最初の不戦勝でだいぶ気持ちが落ち着いたので、東日本学生新人選手権と東日本よりは落ち着いて相撲を取ることができました。この調子で頑張りたいです。

――リーグ戦に向けて目標をお聞かせください

前回自分は副将で、自分が落とせば負けてしまうという場面で1点が取れなかったので、次はチームにしっかり貢献できるように練習を積み重ねていきたいです。