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競走部

2014.07.28

第11回トワイライトゲームス 7月27日 東京・代々木公園競技場

マイルでシーズンベスト更新

 主力選手が夏合宿前、最後の大会となるトワイライトゲームスに挑んだ。関東学生陸上競技連盟主催で行われ、観客との距離が近いことから非常に盛り上がる今大会。中野直哉(スポ2=長野吉田)や田中言(スポ3=東京・早実)が上位入賞を果たすなど、今季好調の選手がしっかり結果を残した。さらに4×400メートルリレー(マイル)では主力を欠きながらも見事シーズンベストを更新。夏合宿に大きな弾みをつけた。

(記事 石丸諒)

★念願の50秒台を達成

自己記録を大きく伸ばした中野

 400メートル障害には、春よりコンディションの良さを維持している中野が出場。スタート直後からスピードに乗り、勢いを保ったままレースを引っ張る。中盤はやや失速するも、最終ストレートで粘りの走りを見せ、組トップでゴール。自己ベストとなる50秒93をマークした。かねてより目標としていた50秒台を達成できた要因は、苦手としていたハードリングの克服。6月に行われた日本学生個人選手権では跳ぶ足が合わず、苦汁をなめる結果となったが、今大会では修正。利き足を意識することでハードリングの際のタイムロスを減らし、好記録へとつなげた。日本学生対校選手権(全カレ)制覇を目指す早大にとって、中野の好調ぶりは頼もしい限りだ。関東学生対校選手権(関カレ)で悔しさを味わった中野は、夏の間にさらなるトレーニングを積み重ね、熊谷の舞台でのリベンジを誓う。

(記事、写真 落合修平)

★久しぶりのレースで3位入賞

田中はキレのあるラストスパートを見せた

 日本選手権以来、久しぶりのレースとなった田中は「感覚を取り戻す」という気持ちでレースに臨んだ。前半シーズンでは関カレや日本選手権など主要大会での入賞や、自己ベスト更新など躍進を遂げた田中。序盤、集団の後方に位置付け、様子を伺いながらレースを進める。ラスト300メートルにさしかかったところで、一気にスピードを上げ前を猛追。そのままトップに躍り出ることはできなかったものの、組3着でフィニッシュ。昨年の今大会と同様、総合3位に輝いた。この結果に対して、「周囲との接触や、前方へ出る機会を逃すなどミスや調整不足が目立った」と苦しい表情を見せた。さらに、「前半抑えて後半上げるというレースパターンが定着しつつあるが、少し慣れすぎている」と、現状に満足はしていない。全カレではどのようなレース展開で勝利を勝ち取るのか。中距離陣として800メートルおよび、1500メートル入賞という目標に向け、鍛錬の夏がはじまる。

(記事 菅真依子、写真 川嶋悠里)

★新戦力の活躍でシーズンベスト更新

3走のルーキー石田(左)にバトンを渡す好調の2走・愛敬

 大会のトリを飾ったマイル。スーパールーキー加藤信也(スポ1=静岡・浜名)が世界ジュニア選手権のため不在ということもあり、ワセダはいつもとは異なるメンバーでレースに挑んだ。1走はチーム最上級生である木村賢太(スポ3=大分・杵築)。安定した走りを見せ、上位でバトンをつなぐ。2走の愛敬彰太郎(スポ2=三重・桑名)は、前半で慶大の山縣亮太、日大の福永直哉と並び、最終コーナー手前でトップに立つも、ラスト勝負で2人に離される。バトンを受けた石田裕介(スポ1=千葉・市船橋)も積極的に前へ出るが、周りの追い上げにあい、4位でアンカーに勝負を託した。アンカーは400メートル障害で自己新を出し好調をアピールした中野。このレースでも、前半、慶大と日大の2チームが飛び出したところには付いていけなかったが、ラスト100メートルを過ぎたあたりで日大をかわし、2つ順位を上げて2位でゴールした。
タイムは3分08秒41とシーズンベスト。今季はなかなかベストな状態でのレースができなかったとはいえ、エースや上級生を欠いている中でのベスト更新は大きな収穫である。新戦力を獲得したワセダは全カレではどのようなレースを見せるのか。これからのチームの成長に注目だ。

(記事 川嶋悠里、写真 井上義之)

結果

▽男子100メートル

竹下裕希(スポ4=福岡大大濠)  10秒60(+0.1)(B決勝2着、総合7位)

須田隼人(スポ2=神奈川・市橘) 10秒73(+0.1)(B決勝5着、総合10位)

▽男子400メートル

木村賢太 47秒82(A決勝6着、総合7位)

▽男子800メートル

田中言   1分52秒25(A決勝3着、総合3位)

出口翔(スポ3=東京・開成) 1分54秒04(A決勝5着、総合6位)

▽男子110メートル障害

竹吉大記(スポ2=千葉・市船橋) 14秒66(B決勝4着、総合9位)

▽男子400メートル障害

中野直哉 50秒93(B決勝1着、総合2位)自己新記録

▽男子4×400メートルリレー

早大(木村ー愛敬-石田ー中野) 3分08秒41(2位)

▽女子100メートル障害

羽角彩恵(スポ4=北海道・札幌一) 14秒32(+0.0)(A決勝4着、総合4位)

▽女子走高跳

土川萌子(スポ4=栃木・那須拓陽) 1メートル65(5位)

コメント

田中言(スポ3=東京・早実)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

レース展開のミスと調整不足が浮き彫りになってしまったかなと思います。

――具体的にはどのような部分に対してミスであったと考えているのですか

出ないといけないところで出られなかったり、周りとぶつかったりしたところですね。

――今回のレースはどのような位置付けと捉えていましたか

感覚を取り戻すという気持ちでレースに臨みました。

――前半抑えて後半上げるというレースパターンが定着しつつありますが

そのパターンが定着してきてはいるのですが、少しそれに慣れすぎてしまっていて良くないのかなと感じています。

――前半は躍進された年でしたが、後半シーズンに向けて目標はありますか

個人としては日本学生対校選手権(全カレ)での表彰台です。また、中距離陣としては3人で800メートル入賞、1500メートルも1人ないし2人入賞。そしてチームとしてはトラック優勝を目指しています。

愛敬彰太郎(スポ2=三重・桑名)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

きょうのレースは、関東学生対校選手権(関カレ)で前半行けなくてその流れで後半もダメで、僕が原因で4番だったということもあり、前半いかに行って、後半流れを作るかということを目的に、と言われていたので、前半200メートルを重点的にやりました。前半はうまくいけたのですが、前半で力を使い過ぎて後半伸びなかったので、そこは課題かなと思います。

――山縣亮太選手(慶大)が一緒に走っていましたが、意識はしましたか

山縣さんが2走を走るということは聞いていて、僕より走力がはるかに上の人なので、そこでまったく気負いすることなく、前半来られたら来られたでそこは譲らずに、後半で勝負かなと思っていたのですが、やはり走力が違ったので、前半でうまく付いてこられてしまって、後半に山縣さんは溜めていたのもあり、競り負けてしまいました。

――ショートスプリントの山縣選手が後半も伸びてきたのは驚きましたか

そうですね。後半来るとは思っていなくて、あまりどこら辺の位置にいるかも気にしていなくて、来たら来たでいいかなと思っていたので、そこは驚きというよりも自分の実力が出てしまったかなと思います。

――では、きょうは関カレ時のときとは違うメンバーで挑むことになったレースでしたが、チーム全体のレースの感想を聞かせてください

今回は4走の中野の調子が良かったので、中野がアンカーで、最後中野が勝負を決めてくれるとは思っていました。僕も2年生で、3年、2年、1年のチームの中の真ん中の学年なので、僕がチームを引っ張れればなという意識で走っていたのですが、やはり後半が満足いかなかったですね。レース全体としてはすごく良い流れではあったのですが、もう少し2走のところで前に出れたらよかったなと悔いがあります。

――全体としての結果には満足しているものの、ご自身のレースには納得いっていないということでしょうか

そうですね。結局またチームのメンバーに頼ってしまった部分があって、自分の作った順位ではないと思っています。秋はしっかり自分がレースを作れるようになりたいと思っています。

――2週間前に行われた三重県選手権(県選手権)では400メートルの自己ベストを更新されていましたが、いかがでしたか

県選手権は、地元ということもありすごく走りやすくて、応援してくださった皆さん、家族や祖父母も来ていたので、その人たちの前で良い結果が出せればなと思って走っていました。ベストも出たので、秋につながるかなと思います。県選手権が終わってからはあまり走り込みなどをしていなくて、今回は県選手権の流れで行けるかなと思ったのですが。

――関カレ以降は、自己新記録も出て調子も上がっているように見えますが、ご自身ではどう捉えていますか

やっと春、前半シーズンに練習してきたことが徐々につながりつつあって、夏に県選手権で自己ベストが出ました。ただ、まだまだ足りないところや自分でやりたいと思うところが数多くあるので、夏はそれを一つずつクリアしたいです。まだまだ自分には伸びしろがあると思うので、そこを一つずつ突き詰めていきたいですね。

――では、その足りないところや自分でやりたいところというのはどのようなことでしょうか

前半の入りは400メートルの選手の中では一歩前に出てるかなというところなのですが、そのリードを後半につながないと意味がないので、前半を生かした後半の走りというのを夏は重点的にやっていきたいです。前半飛ばした上で、後半の疲労具合で走るということをもう少し練習の中で経験していくべきところがあるのかなと思います。

――秋には全カレが控えています。全カレに向けて一言お願いします

全カレでは自己ベストを出したいですね。秋は結構好きなシーズンなので、そこでもう一つステップアップしたいです。具体的な目標としては、46秒前半、46秒5を切ってくるくらいタイムで全カレでは走りたいと思っていますが、そのためには夏にどう練習していくかがやはり重要になってくると思うので、夏に踏ん張れればなと思っています。

中野直哉(スポ2=長野吉田)

――きょうの記録についてはどう思われますか

50秒台を出したいと思っていました。きょうは雨の影響で、アップが思うようにできなかったのですが、好調を維持できていましたし、レース展開も良かったので、満足いく結果が生まれましたね。

――レース展開についてはどう思われましたか

前半からスピードを出しました。6個目のハードル辺りで若干スピードが落ちてしまったのですが、その後は踏ん張り、最後まで走りきることができました。

――きょうはハードリングが上手くいっていた様子でしたが

元々、自分はハードリングが上手い方ではないのですが、今回はしっかり自分の利き足を意識することができたと思います。

――全カレに向けた意気込みは

早大は全カレで優勝を狙っているので、自分も貢献をしたいです。きょう出したベストをさらに更新する意気込みで頑張ります。

――きょうは4×400メートルリレーの第4走者としても活躍しました

最後は抜け出すことができましたね。序盤は少しスピードに乗れなかったので、最終ストレートで力を出せました。