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自転車部

2014.07.16

全日本学生RCS第4戦・大町美麻ロードレース 7月13日 長野・大町市美麻特設コース

井上、岩田がクラス2に昇格

 普段はクリテリウム形式が多い全日本RCSだが、今回はクラス3で50.4km、クラス1+2で約163.8kmの本格的なロードレースとして行われ、オープンで多数の社会人選手も参加した。クラス3では井上渓太(創理3=東京・早大学院)が優勝、岩田宗也(スポ1=広島城北)が5位となり、そろってクラス2へ昇格した。一方、クラス1+2では思うように逃げが決まらず、最後まで残っていた佐々木勇輔主将(教4=埼玉・早大本庄)も残り1周を前に脱落してしまい、残念ながら完走者は出なかった。

 クラス3には井上と岩田の2人が出走。1周12.6km×4周回と周回数は少なめに設定された。スタートから2人ともメイン集団にしっかりと食らいつくと、2周目以降も先頭集団でレースを展開する。集団は20名前後で動くが、ややスピードは上がらず逃げ集団は形成されない。そのままの人数で3周目を終えるといよいよ最終周回へ。互いがけん制したまま最後1kmの上りへ差しかかったところで、井上が一気にアタックを仕掛ける。事前に考えていたプランが功を奏し、後続を引き離して1番乗りでゴールへとたどり着いた。集団を抑えて井上をアシストしていた岩田も5位でフィニッシュ。二人そろってクラス2への昇格となった。「いままでは(クラス2に)上がらなければいけないというプレッシャーがあった」と振り返った井上。しかし、実はまだ途中入部して半年しか経っていない。めきめきと実力をつけるルーキーたちには一層の期待がかかりそうだ。

クラス3で優勝し喜びをあらわにする井上

 クラス1+2には佐々木をはじめ、全日本RCS第3戦クレフィール湖東クリテリウムでクラス2に昇格した中井琢(スポ1=宮城・仙台二)など7名がレースに臨んだ。今回チームとしての動きを意識していたワセダは、佐々木が積極的にアタックを仕掛け、伊藤和輝(スポ2=東京・昭和一学園)、塩田航平(スポ1=埼玉・栄北)が集団でアシストにまわる。しかし、なかなか逃げが決まらない。レース終盤に差しかかり伊藤と塩田がDNFになると、ワセダの残りはメイン集団にいる佐々木と金子智哉(商2=神奈川・相模原)に絞られる。少なくとも完走はしたい両者だったが、残り2周のところでメイン集団から落ちてしまうとそのまま二人ともDNF。残念ながら完走することはできなかった。

金子(左)には佐々木主将のバックアップとして期待がかかる

 前回のインタビューで「いまのチームとしてできることを試していきたい」と話した佐々木。それだけに100%の力が発揮できなかったことは悔やまれる。佐々木の逃げが決まらなかった場合の次の手がないことが改めて浮き彫りになってしまった。そういった意味でも、金子が次の手として機能できるかが大きな課題となっていきそうだ。とはいえ、今回の結果でロードに出場している選手の全員がクラス2以上となった。単純に人数で勝負できる訳ではないが、チームとしての層は確実に厚くなってきている。チームと個人、その両面からの強化をしていきたい。

(記事、写真 高柳龍太郎)

結果

▽クラス3 井上 優勝 岩田 5位

▽クラス1+2 佐々木主将、足立、伊藤、金子、塩田、中井、八田 DNF

コメント

佐々木勇輔主将(教4=埼玉・早大本庄)

――今回は残念ながら完走できませんでしたが、きょうはいかがでしたか

僕としては、金子(智哉)の実力からしたらもう少し走って欲しかったし、課題の方が見える結果だったなと思います。

――きょうのレースではアタックをかけても逃げができませんでしたが

アタックをかけていたのは僕なんですが、そろった逃げがなかなかできなかったり、そろったと思っても集団が本気で追ってきたりしたので、ちょっと決めさせてもらえなかったですね。逃げている側も集団も相当消耗していたので、あれで他の選手と差がついた訳では無いです。

――後半メイン集団から落ちてしまったのは脚の消耗だったのですか

それは脚が無くなったのではなく低体温症です。体調不良で降りました。体脂肪があまりないので、オイルを塗るといった対策はしていたんですが、長時間のレースで流れてしまいました。そのタイミングで気温も下がってきてしまい、それで体が動かなくなってしまったという感じですね。結果的に対策不足で低体温症になってしまいました。

――成績としても物足りなかったということでしょうか

結果どうこうというよりも中身も両方です。結果としては、僕はもちろん完走してもっといい順位に入りたかったですし、金子は完走して欲しかったというのは確かにそうなんですが、法大がきっちりとチームプレーができているなと思う反面、うちはやはり前で動いているのが僕だけに頼ってしまいます。それ自体はそういう作戦を取っているのでいいんですが、それにも関わらず全員降りてしまうというのはちょっと、って感じですね。逃げが決まらない可能性はどんなレースにもあるので、こういう事はインカレでもあり得ます。そうなった時の保険として、集団に金子を残しているので、僕の逃げが決まらなかったことよりも、それが決まらなかった後に次の手が機能しなかったのが(課題だった)、という感じでした。

井上渓太(創理3=東京・早大学院)

――いまの気持ちはいかがですか

まぁ、うれしいというよりも安堵感というか安心した感じがあります。

――どんな戦略で行こうと思っていたのでしょうか

常に上位15番目くらいにいて、最終周回残り1kmの登りで一気にアタックかけて引き離す、というアドバイスを佐々木さん(勇輔主将)から受けました。その通りにうまく行ったのでよかったです。

――最後は岩田宗也(スポ1=広島城北)選手と一緒に飛び出したのですか

岩田君は集団の方で抑えてくれていたので、岩田君のおかげというのも結構あります。

――練習してきたことが出し切れたという感じでしょうか

そうですね。どちらかというと坂を登る方が平坦よりもましだったので、今回が全日本大学対抗選手権の前のラストチャンスかなとは思っていました。

――入部して半年、成長を実感することも多いのでは

徐々に良くなっている気もするんですが、いままでは何も知らない状態だったので多少直せば良くなりました。これからはペダリングやフォームといったより繊細な部分を直していかないといけないなと思います。いままで結構フィジカルで上っていたので、そういうところを直していかないとクラス2では勝てないと思います。

――クラス2に挑戦する意気込みは

いままでは(クラス2に)上がらなきゃいけないというプレッシャーがあったのですが、それがないので実力に関係無く思い切り走れるのかなと思います。

金子智哉(商2=神奈川・相模原)

――今回は非常に長いコースでしたが、いかがでしたか

今回はコースに平坦が多かったのでその分長かったと思うんですが、60km終わっても後100kmあるというのがきつかったですね。

――ワセダからはクラス1+2合わせて7人の選手が出場しましたが、チームとしての動きを特別に話し合ったりしたのでしょうか

7人ではありますが、最近(クラスが)上がった人はまだ戦力にはならないので、実質勇輔さん(佐々木主将)と僕と塩田(航平、スポ1=埼玉・栄北)、伊藤(和輝、スポ2=東京・昭和一学園)くらいでした。いつも通り勇輔さんが逃げて、勇輔さんがダメだったときに行けるように僕や塩田がメイン集団に残るという感じでした。ですが、今回逃げが形成されなかったのでみんな同じ集団にいて、絶え間無くアタックが続いたのでつらかったです。

――連続して起こるアタックにやはり脚を削られていったのでしょうか

そうですね。逃げができた方が一定のペースで走れるので、その方が完走はしやすいです。

――途中でメイン集団からは遅れてしまいましたが、完走はできそうでしたか

きょうは若干お腹の調子が悪くて。それが関係しているかは分からないですが、今回のコンディションではこれが限界だったかなと思います。次からは前日の食事などを考えて臨みたいと思います。

――クラス1+2の人数も増えたことで、チームとしての戦い方も増えていくのでは

一年生も井上さんも強く、これからまだまだあるので、みんなが強くなったら面白いなと思います。