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水泳部

2014.07.09

第86回早慶対抗戦 7月6日 東京辰巳国際水泳場

男女共に早慶戦快勝

 年に一度の伝統の一戦である、早慶対抗戦(早慶戦)が行われた。今大会は日本学生選手権(インカレ)前の最後の大きな大会であった。選手各々が奮闘し、ライバル慶大を圧倒。男女共に見事優勝を飾り、インカレへ向けて弾みをつける内容となった。

2つの大会新記録をマークした多田

 まず注目は4年生。背泳ぎのエース多田邦徳(スポ4=埼玉・春日部共栄)は、午前一発目の400メートルメドレーリレーで個人としてもチームとしても大会新記録を樹立。個人レースでも100メートルと200メートル背泳ぎで1位となり、力の差を見せつけた。また柴田慎一郎(スポ4=愛知・豊川)は男子400メートル自由形で大会タイ記録をマーク。2位となった200メートル自由形でも粘りのレースを展開するなど意地を見せた。

 そして三島英彰(スポ4=千葉・市立船橋)も魅せた。歴史ある早慶戦で男子200メートル平泳ぎ4連覇という快挙を達成。前半は後輩の加納雅也(スポ3=県岐阜商)を追うかたちとなったが、後半に持ち味である体力を生かし追い上げトップでフィニッシュ。「まさか4連覇できると思っていなかったので嬉しい」(三島)と、笑顔を見せた。

男子200メートル平泳ぎで4連覇を達成した三島

 また最上級生の活躍の一方で、ルーキー山口真旺(スポ1=兵庫・須磨学園)も注目を集めた。400メートルメドレーリレーで大会新記録を叩き出す力泳。さらに100メートル背泳ぎではリレーよりもタイムを0秒08縮め、1分02秒26という大会新記録を叩き出した。山口の好成績は女子部の明るい材料。今後の更なる躍進が期待される。

 日本代表選手も盤石の強さを発揮し、瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)、坂井聖人(スポ1=福岡•柳川)が出場した男子100メートルバタフライは大混戦に。浮き上がりから瀬戸、坂井、梅本雅之(慶大)による三つ巴の戦いとなったこのレースは3選手ともに譲らず終盤までもつれる展開となる。しかし、ラストで梅本をかわした瀬戸が1位に輝いた。「接戦だったので絶対負けたくないという気持ちはありましたし、しっかり勝ててベストも出ているのですごくいい大会になった」(瀬戸)と手応えを得たようだ。さらに男子50メートル自由形では中村克(スポ3=東京・武蔵野)も自己ベストを更新した。重点的に取り組んできたスタートが決まり、会心の泳ぎを披露。順調な調整ぶりをうかがわせた。

レース後、ガッツポーズを見せる和田。自由形短距離勢の活躍がワセダに流れを引き寄せた

 「男子については明るい材料が自由形短距離」(奥野景介監督、昭63教卒=広島・瀬戸内)。今大会では中村に続き、荒木優介(人2=三重・暁)、和田真(スポ2=東京・早実)の好調さが光った。鍛錬が実り、大躍進を見せた2人に加え、ケガから復帰した雨谷拓矢(スポ3=神奈川・桐蔭学園)も好レースを見せ、ワセダに勢いをもたらした。今週末にはインカレ前の最終レースとなる千葉県選手権が行われる。インカレを見据えた落ち着いた泳ぎができるかがカギとなりそうだ。

(記事 網代祐希、写真 笹澤桜、河野美樹、谷田部友香)

★命運握るリレー

レースを終え声を掛け合う男子800メートルリレーメンバー

 学校対抗戦の醍醐味の一つが『リレー』。早慶戦でも大会の第一種目として設けられたのが400メートルメドレーリレーだ。まず先陣を切った女子部は第一泳者のルーキー山口が大会新記録の泳ぎを披露。その後は杉山沙侑南(スポ4=静岡・日大三島)、田村美紅(スポ2=埼玉栄)、赤尾愉步(社3=東京・早実)とつなぎ4分10秒68。目標であった昨年のインカレ決勝ラインにわずかに及ばず「少し課題が残る」(杉山)と話したが、慶大チームに大差をつけての勝利で一番手としての役割を十分に果たした。続く男子も背泳ぎの多田の力泳で好スタートを切ると、林和希主将(スポ4=愛知・豊川)、瀬戸、中村と朝一番のレースを全員がまとめ大会記録を大きく更新。幸先の良い幕開けとなった。

 そして800メートルリレーはクライマックスとなる大会最終種目。総力戦となった女子部は佐藤恋(スポ4=東京・藤村女子)や森川愛理(スポ4=東京・淑徳巣鴨)がチームを引っ張り、インカレに向け手応えをつかむレースを見せた。男子部も第一泳者の坂井が自己ベストのタイムで引き継ぐと、役者ぞろいのAチームは大会新記録の7分21秒71でフィニッシュ。さらにオープン参加となった早大Bチームもそのあとに続き、層の厚さも見せつける結果で大会を締めくくった。

優勝を決め集合写真に収まる選手たち

結果

▽男子

優勝

▽女子

優勝

第86回早慶対抗戦
男子部 早大 57-15 慶大
女子部 早大 37-11 慶大
コメント

奥野景介監督(昭63教卒=広島・瀬戸内)

――早慶対抗戦を総括して

今回はジャパンオープンや日本選手権に出場できない学生も出ていて、インカレ(日本学生選手権)に向けてどこまで戦力を充実させるかということが課題でした。結果から言うと女子は全般的にもうすこしというところでした。ただ佐藤(恋、スポ4=東京・藤村女子)が良かったのと、山口(真旺、スポ1=兵庫・須磨学園)とか実力者が良い記録で泳げていました。ですが、女子は競争が厳しいのでもっとテコ入れが必要かなという感じですね。男子については明るい材料が自由形短距離です。中村(克、スポ3=東京・武蔵野)も体調万全で復調してきましたし、荒木(優介、人2=三重・暁)とかも良かったですね。それから雨谷(拓矢、スポ3=神奈川・桐蔭学園)、和田(真、スポ2=東京・早実)がインカレでも戦えるレベルまでになってきたので、すごく良いと思います。

――雨谷選手は長いリハビリ期間を経ての復帰となりました

半年のリハビリをよく我慢して、頑張ってここまできたなと思いますね。本人もインカレには間に合わせたいという気持ちで一生懸命やってきていたので、来週も試合に出ますが、夏場にもう一回強化をしてインカレに向けて弾みにしたいです。(スプリントチームは)中村がいるのでトレーニングのレベルが高くてお互いに刺激し合えて非常に良い状態できています。(自由形短距離はインカレで)あわよくば3人くらいA決勝に残れるくらいを目指してできるのじゃないかと。目標も高く設定し直していきたいです。

――多くの方が自己ベストを更新する活躍というのはチームにとっても大きいですね

そうですね。でも、その一方で平泳ぎ陣がもうちょっとというのはありますね。あとは自由形の中距離です。ここをもうちょっと強化していかないと。夏しっかり中距離陣は鍛え直しますよ!短距離陣は目処が立ったので中距離をなんとかします。

――その中距離に関連するところではリレーメンバーも気になるところですが

そうですね。女子については(早慶戦では)チームはたくさん出ているんですけど、戦えるレベルまでには及ばないので、まだまだ総合力を上げていかないとインカレは厳しい戦いになりますね。

――レギュラー選考については来週のレースの結果なども含めてということになりそうでしょうか

はい。でも今回のでだいぶ目処が立ってきました。(レギュラー選考によって)チーム内の競争が激しくなるけれど、選手にはインカレで戦うということをもっと大きく見据えてやっていってもらいたいです。もう一度一週間でどこまでできるかというのを選手と一緒に頑張っていきたいです。

――インカレ前の最終レースとして来週の千葉県選手権ではどんな泳ぎを期待しますか

トレーニングの課題として技術と体力の両面がありますが、その成果をレースで発揮できるかというシンプルなことがポイントだと思います。自分の泳ぎがちゃんと出せるのかというところが重要なので、落ち着いたレースでかつインカレで勝負するということを見据えた泳ぎができたらいいかなと思います。

林和希主将(スポ4=愛知・豊川)

――早慶対抗戦を終えての感想はいかがですか

最悪って感じですけど…。練習しながらのレースだったのでいい記録は出ないとは思っていましたが、かなりワセダ的には流れが良かったので、主将としてはやっぱり結果を残したかったなと思いました。

――ただ林選手が出場された大会1種目目のメドレーリレーで大会新記録を樹立しました。その良い流れをつくるきっかけとなったのでは

流れは本当に良かったと思いますね。自分は良くなかったですけど、ほかの3人が良い結果だったのでチームとしては良い流れでしたね。そのあとに1フリでみんなが良い結果だったので、流れが良かったです。

――4年生として最後の早慶戦となりました。どんな気持ちで臨まれましたか

なんか、本当に緊張しましたよね(笑)。昨年出てなくて、大会の流れとかチームとしてやらなければいけないこととかということも2年ぶりのことだったので、どう進めていけばいいんだろうとか自分の競技としても最後の早慶戦だったので、そういった面でも緊張し、みんなのために奮闘するというどういう流れでどういう風にしていこうということを考えて緊張しました。みんなが結果が出てくれたので良かったのですが、それにプラスして自分自身がもっと結果を出せたらなと思いました。

――いろいろと悩みながらの大会となったのですね

そうですね。悩みながらの最後の早慶戦でしたね。でも、みんなが結果を出してくれたのがうれしかったので、楽しめました。

――最後の8継の際には大きな声でチームを盛り立てるなど、泳ぎ以外でもチームを引っ張っている姿が印象的でした

(応援は)自分がやらないと始まらないと思ったので、最後にいい形でインカレ前はこれと残すところあと一つの大会しかないですし、とにかくチーム戦プラス大会でもいい雰囲気をつくれるように段々なってきているので、今大会でみんなが成長してくれたかなと思いました。

――来週の千葉県選手権については

自分は100メートルと200メートルの平泳ぎに出ます。きょうのタイムは最悪だったので、トレーニングしながらでもより自分の自己ベストに近づけるように、修正していきたいと思います。

杉山沙侑南女子部主将(スポ4=静岡・日大三島)

――午前の400メートルメドレーリレーの泳ぎを振りかえって

メドレーリレーのチーム4人で昨年のインカレの決勝ラインの10秒66は最低切りたいという話をしていたのでそれが0秒02切れなかったので少し課題が残る部分はあったと思います。

――最後の早慶戦、どんな思いで臨んでいるか

第一はインカレにつながるレースをしたいと考えていて、メドレーリレーと100メートル平泳ぎはインカレで自分が泳ぐことは確実に決まっていることだと思うのでその部分で夏につなげられたらなと思っています。

――インカレはどんなことを目標にし、またどのように調整していこうと思っているか

最近でも自分が出場するメドレーリレーと100メートルと200メートル平泳ぎでA決勝には残りたいと思っています。そのためには私自身の持ち味であるスピードをもっと磨いていく必要もあるという風に感じていますし、また後半も前半のスピードだけで終わらないように後半までその泳ぎをつなげられるような練習が必要だと思うので自分の中で良さと改善点をもっともっとのばして夏に結果が残せるようにしたいと思っています。

――女子部のいまの雰囲気は

早慶戦は伝統ある一つの試合だと捉えているのですが私たちはこの試合がインカレのレギュラー選考に関わっているので皆一人一人目標を持って頑張っているので、達成できたかできていないかはまだ終わっていないのでわからないですが…。皆目標に向かって頑張っています。

三島英彰(スポ4=千葉・市船橋)

――200メートル平泳ぎで4連覇となりましたが、午前のレースはいかがでしたか

昨年3連覇して少し4連覇というのも視野に入れていたのですが、まさか4連覇できるとは思っていなかったのでうれしいと思うとともに、4連覇という快挙はあまりやっている人も少ないと思うのでよかったかなと思います。泳ぎ的には落ち着いて泳げたかなと思って。ベストで泳げたんですよね。ベストで泳げたので、それもよい収穫になった午前の試合でしたね。

――ジャパンオープン2014では加納選手(雅也、スポ3=県岐阜商)に競り負けたこの種目。今大会では折り返しで同じくらいで、後半で粘り差をつけて勝利しました。思っていた通りの泳ぎでしたか

そうですね。僕のレース展開は加納とは違って、後半型なので、前半をいかに加納についていって、後半の持ち味である体力面などで抜かしていけるようなレース展開にしていこうと思っていたので、そこについてはすごくレース展開としては丸だったかなという気はします。

――インカレではどのような目標で臨みたいですか

いまの2分13秒台だとまだ勝負にならないのでいまより1秒は最低でもあげて、1点でも多くA決勝でもB決勝でも、チームに得点をもぎ取って帰りたいなと思います。

――インカレまで2カ月ほどありますが、改善したい点やこれからやろうと思っていることは何ですか

2カ月は長いようで短いと思うのでこれは絶対にやろうって、例えば技術面でちょっとやっていこうというところがあるので、自分を信じてそこを徹底的に磨き上げていきたいなと思っています。

――最後の早慶戦でしたが、いかがでしたか

やっぱりとても歴史ある試合なので、そこで活躍できたというのがすごく僕にとってもいい思い出にもなりましたし、今後後輩に受け継ぐわけですが、早慶戦がないと成り立たないというか、人生ですごく生かせるような試合だったかなと思いました。

――午後はどんな気持ちで臨みたいですか

午後はオープン参加として100メートルに出るので。今レギュラーとして3人、林(和希主将、スポ4=愛知・豊川)、加納、上野(聖人、社2=神奈川・法政二)が泳ぐのですが、そこで1人僕がオープン参加として出るんですけど、その中で1人でも多く彼らに勝ちたいというのはありますね。

中村克(スポ3=東京・武蔵野)

――大会新記録の400メートルのメドレーを振り返って

4人メンバーみんなで結構早いタイムを狙っていこうという話をしていたので、大会新記録を更新できたことはすごく良かったですが、もう少し自分のタイムが早いタイムで泳げたらもっと良い記録が出たので。大会新記録を大きく更新できたことはすごく嬉しいですが、自分自身のタイムといったらあまり良くなかったかなと思います。

――個人の100メートル自由形の感触はいかがでしたか

今シーズンで1番早いタイムで泳ぐことができてそれはすごく良かったことですし、今後の自分にすごくプラスになるレースができたのではないかなと思いますが、調子自体もあまり良くなく、泳ぎ自体も結構バタついていたかなという印象があるので、パンパシフィックまでにはさらに泳ぎを良くして、泳ぎを整えてしっかりとパンパシフィックに間に合うように、良い泳ぎを作りたいと思います。

――50メートル自由形では、大会新記録、自己ベストを更新されましたね

自己ベストが出ることは全く予想していなくて、タッチした時もここで出ちゃうかというくらい本当に自分でもびっくりしてしまいました。ベストが出た要因としては、スタートをすごく改善したので、そこがうまく決まったことだと思います。

――後半の伸びの部分はいかがでしたか

ジャパンオープンは熱が出て後半全然伸びがなかったのですが、今回に関しては後半もそれなりには結構伸びがあるので。まだまだ本調子ではないので、本調子になったらすごく楽しみかなと思います。

――800メートルフリーリレーでは、チーム力、チームの雰囲気などはいかがでしたか

各学年の一人一人が出て学年は全員違うのですが、やはり普段からチームで意識して練習に取り組んだり、みんなで声を掛け合ったりというのがあるので。僕自身800メートルフリーはすごく苦手な種目ではあるのですが、楽しみながらレースができて本当にすごく楽しいリレーができたと思います。

――今大会で見えた課題は

100メートルに関しては、前半もう少し積極的なレースを心がけて、50メートル自由形に関しては、スタートがまだまだ良くなると思っているので、もっともっとスタートを飛び出るようにして、無呼吸の泳ぎをできるように頑張っていきたいです。

――逆に良かった点は

すごくリラックスしてレースに臨めたことと、スタートの浮き上がり、ドロフィンキックの打ち方などがすごく良くなって半角でもすごくスタートが良かったかなというのがあったので、スタートですかね。

――そのことは夏に向けて得たことにつながりますか

そうですね。今回すごく良かったので、もっともっと良くすれば、インカレもパンパシフィックもアジア大会もすごく良い泳ぎ出しができるのではないかなと思うので、もっともっと修正して改善していきたいです。

――最後にきょうは伝統の早慶戦でしたが、何か意識されることはありましたか

伝統ある試合なので、まず早稲田大学として恥じないような行動を取ろうと思っていたことと、早稲田大学水泳部はとても強いので、みんなで思っていることとして絶対勝つということはあって、あとはどれだけケイオーに点数を与えないかということをみんなで思っていたと思うので、そういうところを意識して泳いでいました。

瀬戸大也(スポ2=埼玉栄)

※囲み取材より抜粋

――200メートル個人メドレーと100メートルバタフライの2種目を選ばれた理由は

あんまり意味はないんですけど(笑)。2個メ(200メートル個人メドレー)はきのうも普通にトレーニングをして今回は別に合わせていないので、2個メは気持ち良く泳げました。2分は割っておきたかったですけどね、0秒2というところでは。全体的にも気持ち良く泳げたし、スタートとかも改変してそれを試すことができて良かったです。1バタ(100メートルバタフライ)はベストを狙っていたんですけど、まさか52秒4までいくとは思わなかったです。拓郎さん(藤井拓郎、平20スポ卒=現コナミ)のGETスポーツを見て(笑)、自分も前半は軽く(力を)抜いて、後半上げていくというスタイルで、呼吸をきょねんの国体とかだとノーブレとかを前半からしてたんですけど今回は最初から2回に1回の呼吸をして最後まで行って、ラストの50メートルでは2回に1回ですけどギアを上げられたのですごく収穫が多いレースでした。52秒4を出せて後半の50メートルでギアが上げられるということも分かったので、夏の200メートルバタフライにつながるレースだったかなと思います。

――(呼吸を)2回に1回ということはあらかじめ決めていたのですか

はい。きょねんの国体とかは前半は2回か3回くらいの呼吸でいって、後半ちょこちょこ顔を上げたりノーブレスにしたりというレースで53秒0とかいきました。その中で後半がうまく泳げていないような感じがしたので、前半は軽く、だけどそれなり(のタイム)で入って、後半を意識して、最後15メートルを意識して。余力があったんですけどタイムが出ているという拓郎さんが言っていた通りになって、余力があった方がタイムは速いのかなということが分かりました。

――2回に1回の呼吸だと前半からスタミナを使うような気がしますが

自分は全然楽ですね。最初の50メートルとかは2回に1回、むしろ毎回呼吸の方がきつい感じです。慣れちゃっているんで。200メートルになってくるとラスト50メートルがきついかなという感じなんですけど、しっかり2回に1回をやって、きょうのレースも100メートルだったんですけど、最後2回に1回でラストスパートでギアがチェンジできていたので、すごく本当に収穫が多かったです。

――変えている部分というのは

スタートと背泳ぎの浮き上がりを淳也さん(古賀淳也、平22スポ卒=現第一三共)方式にしたことです。淳也さんの浮き上がりをすると自分は普通の選手みたいに掻いてきて、バックのテンポが始まるんですけど、結構ゆったりめで始まっちゃうんで、そこからテンポを上げていったりバックのテンポが遅かったりする時があるので、最初に両手でグッと持ってくるとそのままパンパンと始まるので、そのままのテンポでパンパンパンパンとリズム良く始められるので、それをよく取り入れています。あと背泳ぎと平泳ぎはいまひとつ定まっていないというか、泳ぎとかがまだしっかり自分のイメージしているものにはなっていないので、しっかり体力面もそうですけど技術面ももう一回磨いていきたいなと思います。

――200メートル個人メドレーで2分を切れなかった理由は

30分後に100メートルバタフライがあって、正直2個メより1バタのほうがタイムを出したいなというのがあったので、ちょっと調子もコンディションが良くないので、気持ちよく泳ごうという感じでした。200(メートルバタフライは2分を)割れたらいいなという感じで泳いでいたので、良かったと思います。

――最後に800メートルリレーで自由形を泳ぎましたが、うまく泳げましたか

ちょっと200メートル自由形の方が足踏みしている状態で、アジア大会に向けてはすごく不安なんですけど、でも練習中にはスピードは出ているのですがレースになると前半とかは全然入る体力が無くてちょっといまいちだなというのがあるので、自分で限界を作ってしまっている感じがしています。もうちょっと前半から積極的にいけたら殻を破れるのかなと思って、アジア大会前は次はインカレ(日本学生選手権)になってしまうのですがインカレで殻を破って、引き継ぎのベストの46秒台ぐらいを泳げるようにしておかないといけないなと思いました。

――早慶戦ということで特別思いはありましたか

早慶戦は2回目ですごくリラックスをしつつ、やっぱり対抗戦なので100メートルバタフライは接戦だったので絶対に負けたくないという気持ちはありましたし、しっかり勝ててベストも出てるので、すごくいい大会になったんじゃないかなと思います。ことしの夏のインカレに向けては六大学(東京六大学春季対抗戦)もありましたけど、長水路ではこの早慶戦がチームで戦う初めての長水路の試合だったので、みんなの雰囲気も大体分かりましたし、後輩の坂井君(聖人、スポ1=福岡・柳川)がなかなか調子がいい感じですごく頼もしいので、まずはパンパシ水泳(パンパシフィック選手権)でしっかりと記録を出して、帰ってきたインカレでもチームに貢献できるようにいい記録で泳いで、アジア大会につなげていきたいなと思います。

――夏に向けてあと2カ月を切りましたが、改めて課題を教えてください

個人メドレーの方では背泳ぎと平泳ぎの感覚を取り戻すことと、あとは全体的な持久力をつけていくことです。前半のキレとかスピードとかは試合になってくると自然と出てくるので、4泳法の感覚、特に平泳ぎの感覚を取り戻して、持久力は来週山に上がるのでそこでつけていけたらなと思います。

坂井聖人(スポ1=福岡・柳川)

――初の早慶対抗戦を終えての感想は

正直タイムが出るとは思っていなかったので、少しびっくりしているという気持ちが大きいですね。1バタ(100メートルバタフライ)も53秒1(53秒12)だったので、あれって感じで(笑)。

――ジャパンオープン2014に続く自己ベスト更新となりましたね

ちょっとですけどね(笑)。入水した瞬間、感覚はよかったのでタイムは出るなとそこで思いました。

――まず午前に出場した200メートルバタフライについて

前半を抑えて、ラスト50メートルで上げようと思ったんですけど、隣のペースに惑わされてしまって前半から力んでいってしまったのでラスト50(メートル)が全く上がらなかったですね。

――瀬戸選手が不在の中の200メートルはいつもとは異なり、追うべき存在がいないレースでした。意識したことは

特に意識せず、自分の泳ぎをすればいいかなと思いました。

――その「自分の泳ぎ」というのはできたでしょうか

微妙ですね(笑)。

――課題として挙げられるのは

前半の入りかなと思います。あとはラスト50をもうちょっと上げられたらと思います。

――そして100メートルは瀬戸選手、梅本雅之選手(慶大)との大熱戦になりました

そうですね!あれは緊張しました!案の定負けましたが(笑)。

――どんな点が2選手に及ばなかった要因でしょうか

後半の上げ方かなと思いますね。後半乳酸がたまったところで上げきれていないので、もう少し練習を積んで後半を上げられるように頑張ります。

――以前お話されていたラスト15メートルからのビルドアップという部分ですか

はい。まだそこが改善されていないのでインカレまでに改善していきたいです。

――ただジャパンオープン2014、早慶戦の2大会で成長を見せるレースを披露しました。手応えは

手応えは十分あると思います。インカレもレベル高くなるので、52秒前半を出してメダル争いに食い込めたらなと思います。

――最後の800メートルリレーでは第一泳者を務められましたが

学年順にやろうということになって、僕が1番になりました。プレッシャーとかはなかったんですけど、緊張の方が大きかったです。

――それでも1分50秒77の1位で引き継ぎました。役割を果たせたのでは

一応自己ベストです。ジャパンオープンの時よりもいいですし。でもこれで満足したらインカレでタイム落としてしまうので、満足せずここからもっと上げていこうと思います。フリーの強化をしないとバッタも上がらないので。

―自由形とバタフライの関連性というのはどんなところにあると思いますか

やっぱり関連するのは持久力だと思います。

――リレーの記録は大会新記録でしたが、このことについては

みんなで大会新を出せてうれしい気持ちはあります。でもこのタイムでは(インカレで)勝てないかなと思うので、僕も足を引っ張らないようにもっと上げていきます。

――パンパシフィック選手権前最後のレースとなる千葉県選手権ではどんなことをつかみたいですか

調整はしないのでタイムは何秒出るかわからないんですけど、レース感覚を忘れないようにして1フリ(100メートル自由形)と1バタに出るので、どうなるか全くわからないですけど、頑張ります。

――100メートルの自由形はいままでレースに出場されたことはあるのでしょうか

いや、初です!中2の国体ぶりとかですかね(笑)。できれば50秒がほしいですね。頑張ります!