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剣道部

2014.07.08

第62回全日本学生選手権 7月6日 日本武道館

早大から5人出場も明暗分かれる

 前日の全日本女子学生選手権での川﨑茜(文1=京都・日吉ケ丘)の大躍進から一夜明けたきょう、第62回全日本学生選手権(インカレ)が日本武道館で行われた。早大からは5人の選手が出場。大浦彰一郎(スポ4=大阪・上宮)がベスト16入りと健闘するも、勇佑多(社3=東福岡)、嘉数卓(スポ3=神奈川・桐蔭学園)が3回戦敗退、越智泰介(社4=愛媛・新田)、小林直道(スポ2=東京・高輪)が1回戦敗退と明暗が分かれた。

 2年連続のインカレ出場となった嘉数。1回戦から2本勝ちと最高のスタートを切り、2回戦も延長戦にもつれ込む接戦をものにして順調に勝ち進んでいく。強豪・日体大の選手と対峙した3回戦、お互いに一進一退の攻防を見せるも試合はまたも延長戦に。しかし、中途半端に攻めたところをメンに乗られてしまい試合終了。「絶対の勝負どころで勝ちにいくことができなかった」(嘉数)と課題の残る内容となった。同じく3回戦敗退という結果に終わってしまった勇佑はというと、2回戦までは「内容は悪くは無かった」(勇佑)と言うように、結果こそ反則勝ちながらも良い内容で勝ち上がっていく。しかし、延長に突入した3回戦で一瞬の隙にツキ決められ、「最後少し気を抜いたところを打たれてしまい悔しいです」(勇佑)と、悔しさをにじませた。

嘉数は昨年を上回る成績とはならなかった

  一方シードのため2回戦からの登場となった大浦は、2回戦、3回戦と得意のメンを中心に攻め危なげなく突破。4回戦では関学大の選手に対して苦戦を強いられてしまう。しかしここでも得意のメンに飛び込みリードすると、その後は相手の猛攻をしのぎ、なんとか勝利を収めベスト16入りを決めた。そうして迎えた準々決勝。序盤は緊張からかお互いにあと一歩のところで決めきれない。そのような展開の中で試合を動かしたのは大浦だった。またもメンを決め試合を優位に進めていく。そのまま逃げ切りたい大浦だったが、相手のメンに対してコテで応じたところで審判の旗は割れるも相手のメンに。試合は振り出しに戻された。「気持ちを切り替えてまた次の勝負」(大浦)と巻き返しを図るも、焦りからか、攻め急いだところでメンを決められ万事休す。悔いの残る逆転負けとなった。

得意のメンで攻め込む大浦(右)

 全国からえりすぐりの精鋭たちが集結した今大会。し烈な関東予選を勝ち抜いた早大剣士たちであったが「相手のほうが1枚も2枚も上手だった」(小林)と語るように、全国との差を痛感することとなった。しかし、「ことしは個人戦で全日本出場が5人という例年にもない良い結果できている」(大浦)との言葉通り、インカレ出場という経験は必ず次に生きてくるだろう。この敗戦を力に変えて――。勝負の秋に向けた早大剣士たちの戦いはまだ始まったばかりだ。

(記事 進藤翔太、写真 八木美織、山本葵)

★西村主将が東西対抗試合に出場

 全日本学生選手権(インカレ)の終了後、同会場で第61回全日本学生東西対抗試合が行われた。東軍、西軍、選抜された20人の剣豪からなる両軍が、勝ち抜き戦で勝利を争うこの試合。早大からは西村慶士郎主将(スポ4=佐賀・龍谷)が参戦する。関東学生選手権でまさかの敗戦を喫し、インカレの出場は逃したが、実力がかわれ三将に抜てきされた。前半は東軍の圧倒的リードで進むも、後半西軍が追い上げを見せる。東軍の四将が西軍の副将に敗れ、西村の出番が回ってきた。「流れを変えるために連続で負けないよう頑張りました」(西村)。互いに隙を見せない緊迫の3分が流れ、両者1本も奪えぬまま結果は引き分け。次の試合で東軍の副将が西軍の大将を破り、東軍が勝利を決めた。今回の選出について、「1つの試合をさせていただくチャンスだと思ってうれしく思いました」と語る西村。個人戦では悔しさの残る春になったが、秋以降の活躍に期待したい。

西村主将

結果

大浦 ベスト16

勇佑 3回戦敗退

嘉数 3回戦敗退

越智 1回戦敗退

小林 1回戦敗退

コメント

西村慶士郎主将(スポ4=佐賀・龍谷)

――きょうの試合を振り返って

東軍がリードしていて、後ろに2人強い選手がそろっていたし、前の選手が負けていたので、流れを変えるために連続で負けないよう頑張りました。

――東西戦のメンバー入りが決まった時はどのようなお気持ちでしたか

関東大会(関東学生選手権)で負けて、全日本(全日本学生選手権)には出られなかったので、1つの試合をさせていただくチャンスだと思ってうれしく思いました。

――どのような経緯でメンバー入りされたのですか

分からないです。同期の学連の者から連絡をもらいました。

――主将として、他の選手の戦いを見ていていかがでしたか

関東でもいい戦いをして、7人中5人が出場を決めたのも良かったです。きょうも負けたところもあったけれど、関東での課題を意識して試合に取り組んでいたなと思いました。

――最後に、秋からの団体戦に向けての目標と意気込みをお願いします

関東(関東学生優勝大会)で勝たないと全日本(全日本学生優勝大会)には出られないので、とりあえずまずは関東でいい成績を残すことです。また夏合宿等がはじまるので、そこで一から土台作りをして、まずは関東で優勝目指して頑張ります。それでいい成績を残して全日本で優勝できればなと思います。

大浦彰一郎(スポ4=大阪・上宮)

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしたか

落ち着いてできたんですけど、最後ベスト8がかかった試合で相手も強くなってきて、そういう接戦をものにできなかったことがすごい悔しいですね。

――ベスト16という結果についてはどのようなお気持ちですか

ぜんぜん満足できてないです。

――関東学生選手権の際には「得意技のメンに磨きがかかってきたので、この調子で(メンを)さらに伸ばしていきたい」とおっしゃっていましたが、きょうはその点についてはいかがでしたか

きょう全ての試合でとった技がメンだったので、そこについてはよかったと思います。

――きょうの試合に対してどのような気持ちで臨みましたか

特に何も考えずに、落ち着いて自分の試合をすることを考えていました。

――最後の試合ではメンをとってからの逆転負けとなってしまいましたが、振り返ってみていかがですか

とり返されたときの一本で旗が2-1で割れて、自分としては自分のコテかなと思ったんですけど、勝負なのでそこで気持ちを入れ替えてまた次の勝負でとれれば良かったんですけど(メンを)とられてしまったということで、精神的にもまだまだ未熟だったなと思います。

――秋の団体戦への課題などは見つかりましたか

個人戦と団体戦では戦い方が変わってくるので、個人戦ではいくらでも時間をかけて戦えるんですけど、団体戦ではやっぱり4分間の中でいかにして1本をとれるかだと思うのでもっともっと攻撃力を上げて、4分間で1本ないし2本とれる選手になりたいです。

――最後に秋に向けての意気込みをお願いします

ことしは個人戦で全日本出場が5人という例年にもない良い結果できているので団体戦もこの調子でもっともっと稽古して、関東(関東学生優勝大会)も早慶戦も全日本(全日本学生優勝大会)も優勝したいです。

越智泰介(社4=愛媛・新田)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

最悪ですね。最悪というか情けないの一言ですね。

――この大会にはどのような気持ちで臨みましたか

優勝目指して頑張っていたので、優勝しようという意気込みで臨んだんですけど、結果が伴わなかったです。

――接戦だった3回戦で最後に負けてしまった原因は

試合までの持っていき方、努力が全然足りていなかったということだと思います。

――今後強化したいポイントは

きょういろいろな人の試合を見させていただいて、自分には足りないものが多くあって、特に体作りや技の種類を徹底的に磨いていきたいです。

――秋の団体戦へ意気込みをお願いします

団体戦では全勝して活躍できるように頑張りたいです。

勇佑多(社3=東福岡)

――きょうの試合全体を振り返って

体は動いてたのでいけるかな、と思ってたんですけど。駄目でした。

――きょうの試合にはどのような意識を持って臨みましたか

一試合一試合を真剣に臨んで、一本にこだわって戦いました。

――1、2回戦は反則勝ちで制しましたが振り返って

結果は反則勝ちになりましたが内容は悪くは無かったと思います。ペースを崩さずに3回戦に臨むようにしました。

――3回戦に向けての意識した点は

先手を取られず自分からいろいろ工夫して仕掛けて臨んだんですけど、最後少し気を抜いたところを打たれてしまい悔しいです。

――コテを中心に惜しい技もありました

やってていけるかなと思ってたんですけど、それが裏目に出て最後打たれてしまいました。

――ツキを打たれた場面は一瞬隙を見せた印象もあるのですが

そうですね。意外な技で、予想してなかったのでやられてしまいました。

――他の選手の試合を見て参考になる技はありましたか

技というよりか、上に上がっていく人たちは勝ちにこだわって試合をしていて一本への執念が違うなと感じました。

――今後の稽古で修正する部分などを

もうちょっと手元を上げずに攻めれるように、攻めを工夫していきたいです。頑張ります。

嘉数卓(スポ3=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

納得のいく結果を残すことができませんでした。

――2年連続出場の今大会にどのような目標で臨んだのでしょうか

昨年のことはあまり考えず、一戦一戦を大切にして集中し、目の前の試合に勝ちに行くことだけを目標にしました。

――試合中に決めた技についての自己評価をお願いします

決めることのできた技に関しては、練習の成果を充分に発揮できたと思います。1本1本をきちんと決めることができたのは今大会でも良かった点だと思います。

――3回戦では,相手から1本を取り返した後の延長までをどのような気持ちで臨みましたか

試合の序盤に1本を取られてしまったこともあり、諦めずにチャンスを狙っていこうと思いました。勝つつもりで焦りなく延長に臨めましたが、絶対の勝負所で勝ちに行くことができませんでした。

――今後の目標をお願いします

夏合宿があるので、今回の反省をもとに一から努力したいです。早慶戦、秋の団体戦では良い結果が残せるように頑張りたいと思います。

小林直道(スポ2=東京・高輪)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

自分の力は自分なりには出したつもりなんですけど、相手の方が1枚も2枚も上手でした。

――初めてのインカレへの意気込みはどのようなものでしたか

とりあえず1回でも多く勝てるように、1回戦から集中していこうと思っていました。

――敗因は何だとお考えですか

第1試合場の第1試合目ということでまず気持ちの面を作るのが欠けていたかなと思います。

――今後強化したいポイントは

今回足が全然動かなくて、足が止まったところを打たれてしまったのでそこを秋の大会に向けて強化していきたいです。

――秋の団体戦へ意気込みをお願いします

今回の反省点をしっかり改善して団体戦では良い結果が残せるように頑張りたいと思います。