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卓球部

2014.07.06

第84回全日本大学総合選手権団体の部 7月5日 東京・墨田区総合体育館

決勝トーナメント2回戦で姿を消す

 全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)3日目。きのうまでの予選リーグを突破した女子部は、決勝トーナメントに戦いの舞台を移した。東女体大との1回戦を制し、2回戦進出を果たす。しかしその淑徳大戦では個々の強さに圧倒され団体戦スコア1―3で惜敗。全員が持っている力を出し切って健闘したが、準々決勝に駒を進めることはできなかった。

最後に東女体大戦の勝利を決めた森主将

 トップのルーキー田中千秋(スポ1=愛知みずほ大瑞穂)が逆転負けを喫し、リードされる展開となった1回戦。空気を早大のものに変えたのは、高橋結女(スポ3=新潟産大付)だった。積極的に仕掛けてシングルスで余裕のストレート勝ちをすると、好調だという、小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)とのダブルスでも躍動。高橋の攻めの一球が得点へ結び付く場面が何度もあった。ジュースにもつれた第4ゲームも最後は高橋のサービスエースで制して勝利。早大に勢いをつけた。良い雰囲気で迎えた4番手として出場したのは森美紗樹主将(スポ4=高知・明徳義塾)。「自分の卓球を全て出し切れた」(森)という言葉通りの強気のプレーを見せ、危なげなく白星を獲得する。団体戦スコア3-1で東女体大を下し、2回戦への切符を手に入れた。

 淑徳大は昨季の同大会優勝校の強豪だが、春季関東学生リーグ戦では早大に軍配が上がっている。まず登場したのは小道野。全日本大学総合選手権個人の部2連覇中の丹羽美里相手に2ゲームを先取されても引き下がらない。第3ゲームで7連続得点を挙げると流れをつかみ追い上げる。しかし勝負の第5ゲームは、「出だしでつまずいて」(小道野)点差を離されて落とし、惜しくも接戦で競り負けることとなった。続く佐藤風薫(スポ2=岡山・就実)もフルゲームの末に敗北。もう後がない3番手の小道野・高橋組はゲームカウント3-1で勝利し望みをつないだが、4戦目は相手のペースに巻き込まれ落としてしまった。それぞれが奮闘しあと一歩のところまで迫ったものの届かず、早大はここで姿を消すこととなった。

リーグ戦では不振にあえいでいた佐藤風。敗れたものの、復調の兆しを見せた

 いま早大に求められているのは、「勝ちにこだわるということ」(森)だ。実力の差は少なかったとしても、大切なところでミスをしないか、1本を取れるかという集中力が試合では大きな意味を持つ。次の団体戦は秋季関東学生リーグ戦(リーグ戦)。今回出た課題を克服し、必ずや頂点に上ってくれるだろう。

(記事 大水渚、写真 豊田光司)

結果

▽女子決勝トーナメント

1回戦 対東女体大 ○3―1

●田中2―3平舩文

○高橋3―0吉田紘子

○小道野・高橋組3―1平舩・水野真実組

○森3―0笹川美紀

2回戦 対淑徳大 ●1―3

●小道野2—3丹羽美里

●高橋2―3楊婷

○小道野・高橋組3―0丹羽・佐藤優衣組

●高橋0―3佐藤

コメント

櫻井茂雄女子部監督(昭45卒)

──淑徳大戦をご覧になっていかがでしたか

1、2番があそこまで行って取れないというのが、じわりじわりと後ろに響いてきました。やはり淑徳大に1、2番を取られてしまうときついんですね。でもダブルスがなんとか盛り返してくれたのでいけるかなと思ったんですけど、選手にもプレッシャーが来ていたんじゃないかなと思います。

──1、2番の試合は敗れてしまいましたが共にすごく良い試合でした

そうですね。試合って結局あと一本、あそこで一本取れていればという話になってしまうんですけど、みんな良い勝負をしているので、そこで取れるかどうかが勝負の分かれ目になってきます。特に2番の佐藤風薫(スポ2=岡山・就実)は、いけそうな雰囲気もあったんですけど、相手にポイントを取られている中で1点1点重ねていくプレッシャーを感じているなというふうに見えましたね。

──佐藤風選手は以前カットを変えている段階だとおっしゃっていました。きょうの試合を見ていていかがでしたか

きょうはすごく良かったです。課題になっていたところは試合でちゃんとできていましたし。きょうぐらいの試合をやってくれれば、春季リーグ戦でももっと勝てていたので。さっきは負けてしまいましたけど、多分本人も自信を取り戻したと思います。そういう意味では、チームとしては負けてしまったのですが、佐藤風が戻ってきたので良かったと思います。

森美紗樹主将(スポ4=高知・明徳義塾)

――きょうの自身の試合を振り返っていかがでしたか

最近自分の戦術なども頭の中で理解できるようになって、それを実戦の場でも出せるようになってきたということをすごく今大会で感じました。きょうだけでなくきのうの最後の試合などでも、自分の卓球を全て出し切れた結果、四番手で勝つことができたのではないかと思います。

――今回のインカレを通してチーム全体を振り返っていかがでしたか

雰囲気はすごく良かったと思います。あまり調子が良くない選手も中には居ましたが、そういう選手もベンチや応援などの力を借りて持ってる力を全て出し切れた大会だったと思うのですが、やはりラスト1、2本が取れなかったということで勝ちにこだわり切れなかった結果、負けてしまったのかなということがすごく印象に残った大会です。

――淑徳大戦に向けて何か声掛けなどはされましたか

淑徳大はきょねんも優勝していてメンバー的にもすごく強いのですが、プレーをするに至っては相手としてはすごくやりやすい相手だったので、特に一人一人が苦にすることはなかったと思います。そういう中での試合だったので、そんなに気にしすぎることもなく、声掛けもいつも通り「もっと盛り上げてやろうね」や「どこよりも楽しい雰囲気でやろうね」というふうにしか言っていないのですが、それをしっかりみんなが聞いてくれたかなということは感じました。

――インカレを通して得たチームとしての収穫は何ですか

持っている力を出し切るということはすごく難しいと思うのですが、一人一人が持っている力を出し切れたと思います。駄目だった調子から調整して気持ちの切り替えなどもして、そこから出し切るということが一番難しくて、特に佐藤風薫(スポ3=岡山・就実)などはあまり勝っていなかったのですが、その中でも気持ちを切り替えて自分のできることを精一杯やったということが、チームとしてベンチに入っていない人でも感じられた大会だったのではないかと思います。

――いまのチームとしての技術的な課題は何だと思いますか

技術的には、やはり相手の淑徳大の方が回転量もすごく多かったですし、サーブレシーブなどでの細かいミスが大切なときになかったということがまず一つです。あとは、絶対に下がらないだとか、前で速い打球点のところでボールのコースを打ち分けるというところが淑徳大の特徴で、それにすごく磨きがかかっていたかなということはすごく感じます。

――今後に向けた意気込みをお願いします

リーグ戦まであと2ヶ月弱ですが、この期間で勝ちにこだわるということを意識して一人一人がもっと自覚や目標をもってやることで、精神面だけでなくチームの技術的なスキルアップにもつながると思うので、そこをもう一度考え直してミーティングもして、チーム一丸となってまた頑張りたいと思います。

小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

自分自身の状態は結構良かったです。シングルスもダブルスも自分のプレーができただけに悔いが残ります。

――淑徳大の丹羽美里選手とは熱戦を繰り広げていましたが、どうでしたか

1、2セット目はリーグ戦のイメージのまま、入ってしまい、そこからは自分も落ち着いて相手に対応できました。でも、最終セットは出だしでつまずいてしまいました。今回は自分の状態が良かったのですが、対策や準備が遅かったのが敗因です。

――2試合共ダブルスは勝利を収めましたが

ダブルスは調子が良くて、リーグ戦から始めたペアですが、春から課題を修正して、時間をかけてやってきたのでその成果が今回出て良かったです。

――二人で盛り上げていこうという雰囲気を試合の合間に感じました

そうですね。試合を組み立てながらとか考えてというよりはコミュニケーションを取って盛り上げていった方がお互い良いので、話し掛け合いながら楽しくできました。

――ベスト16敗退ですが今大会ここまでを振り返っていかがですか

自分自身負けましたが、調子が悪いわけではありません。佐藤風薫(スポ3=岡山・就実)もずっと調子が悪い中できょうはよく頑張ってくれました。今回の負けは最後の4年生にまで回せなかったことは申し訳ないですが、秋リーグで良い方向につながる試合だったと思います。

――ベンチを見ていてチームの雰囲気が良いように感じましたが

4年生がすごくサポートしてくれて、下級生がやりやすい環境を作ってくれています。いつもチームの状況は良いですと言っていますが、良いだけでなく、一人一人が責任感をもって結果につながる試合ができたらと思います。

――試合中に自分の問題点を気にしてしまい、うまく調子の波に乗れないという課題はいまどうでしょうか

練習でその課題に取り組んで、春のリーグ戦の出だしでちょっと克服できました。試合を重ねてどんどん良い方向に進めているので、暗くなる感じはないので、良い状態だと思います。

――次の大会に向けて意気込みをお願いします

個人戦の関東学生選手権では、勝利してもっと自信をつけて秋リーグにつながるような結果を残したいです。また、秋リーグでは何がなんでもみんなで優勝目指してまた前向きに頑張りたいなと思います。

高橋結女(スポ3=新潟産大附)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

2試合目はやっぱり強い相手で、簡単にミスをしてくれませんでした。自分が大事なところでミスを何回かしてしまってそれが負けにつながったのかなと思います。

――東女体大に対しては高橋選手らしいプレーで勝利したように思いましたが

そうですね。相手のレベルが上がってくると私のラリーのボールに慣れてきて、それを利用して仕掛けられてしまいます。1試合目は自分でいけるとこはいくという形ができたのですが、2試合目は先に仕掛けられて、焦ってミスが出たりしたのがいけなかったと思います。

――ダブルスは調子が良いように感じますが

ダブルスはいつも通りできていたと思います。でも、今後の課題としてミスを誘う打たされる展開をなくしていきたいと思います。

――ダブルスを組み始めてあまり時間は経っていませんが

練習より試合の方が良い感じです。試合形式の練習が多いので、試合で緊張はあまりないですね。

――試合の合間の声の掛け合いではどういったことを話してますか

片方が硬くなっている時に、プラスな言葉をかけて笑い合うようにしています。コミュニケーションを取ることを心掛けています。お互いミスをし出すと黙ってしまうので、2人で息を合わせてやっています。

――団体戦で見たときにチームを盛り上げようと感じたのですが

出させてもらっていますし、3年生として後輩たちの前で役割を果たそうと頑張っていますが、なかなか勝てなくて、悔しいです。

――課題はラリーに慣れられた時の対応ですか

そうですね。あんまり攻撃の幅が広くないので、そこをなんとかしたいです。

――次の大会に向けての意気込みをお願いします

昨年と同じくベスト16で悔しいので、もっと技術の幅を広げてどんなタイプの選手と当たっても対応できるようにやっていきたいです。

佐藤風薫(スポ2=岡山・就実)

――きょうの自身の試合を振り返っていかがでしたか

きょうは淑徳大戦に出させてもらって、自分なりには思い切ってプレーできたかなと思っているのですが、ちょっとしたミスが敗因につながってしまったと思います。

――相手の楊婷選手(淑徳大)の印象はいかがでしたか

もっと思い切りガンガン打ってくる選手だと思っていたら、結構自分のカットの変化に引っ掛かってくれていたので、あともう一本攻撃が決まっていたら勝てたのではないかなと思います。

――第1、2セット先取後に逆転されてしまった原因は何だと思いますか

自分に余裕がなくなって力が入りすぎてしまった部分が悪かったと思います。

――インカレを通して見えた課題は何ですか

いま多分伸び悩んでいる時期でもあると思うので早く自分自身を成長させていきたいし、カットの質をもっと高めたいなと思いました。

――練習での調子はいかがでしたか

それは結構良かった方だと思います。

――今後に向けた意気込みをお願いします

来週は関東学生選手権で、それが終わったらまた秋のリーグ戦もあるので、自分の課題をしっかり見直して、それに向けて頑張っていきたいと思います。