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卓球部

2014.07.04

第84回全日本大学総合選手権団体の部 7月3日 東京・墨田区総合体育館

インカレは男女共に圧勝スタート

 昨年は男女どちらも優勝に届かずに終わった、全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)が開幕した。まずは決勝トーナメントに駒を進めるべく臨んだ予選リーグ。初戦のきょう、男子部は北海学園大、女子部は天理大と対戦した。男女共に、格下相手に1ゲームも譲らないほぼ完璧な試合運びで圧勝。あす以降に弾みをつける良い滑り出しとなった。

先日の韓国オープンでは格上を制し、見事ベスト8に入った大島。今大会でもエースとしてチームを勝利に導く

 「自分の中で余裕を持って勝てた」。そう語った大島祐哉(スポ3=京都・東山)はインカレ初戦の先鋒(せんぽう)を任されたが、いつも通りのプレーで圧倒。切れ味鋭いサーブを武器に、相手に一度もリードを許さなかった。続いて登場したのは竹岡純樹(スポ1=青森山田)。「緊張して力んでしまった」(竹岡)と語るように、第2ゲームでは先にゲームポイントを握られるなど苦しい展開が続く。しかし、最後はサービスエースを奪いジュースを制すと、第3ゲームでは落ち着きを取り戻したのか、終わってみればゲームカウント3-0で相手を下した。3番手の大島・上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)ペアのダブルスでは、サーブで相手ペアの連携を崩し、危なげなくストレート勝ちを収めた。

 女子部も男子部に負けじと躍動した。高橋結女(スポ3=新潟産大附)が初戦を奪いチームに勢いをつけると、2番手に関東学生新人選手権(新人戦)で準優勝に輝いた田中千秋(スポ1=愛知みずほ大瑞穂)が登場。第2ゲームではジュースにもつれ込むなど、追う展開となり苦戦する。しかし、「ベンチを見て落ち着いてプレーできるようにした」とチームメイトからの応援にも助けられ、地力の差を見せつけ勝利した。高橋・小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)ペアも、第3ゲームの3-3の場面から怒涛(どとう)の8連続ポイントを奪取。3戦連続のストレート勝ちとなった。

新人戦では準優勝を果たした田中。インカレでの活躍も期待したい

 好スタートを切り栄冠に期待がかかるが、「どんな相手でも気を抜かないでやっていきたい」(大島)と語るように、選手たちに慢心はない。今後控える強豪校との対戦に向けても気合は十分だ。あすの試合も当然勝利が求められるが、男子部は7年ぶり、女子部は初優勝を目指すワセダにとってはただの勝利では物足りないだろう。圧勝で、決勝トーナメントを迎えたい。

(記事 谷口武、写真 川合敦貴、菖蒲貴司)

結果

▽男子

予選リーグ1戦目 対北海学園大 ○3―0

○大島3―0葛西貴弥

○竹岡3―0成田有佑

○大島・上村組3―0阿部圭一郎・大谷根智人組

▽女子

予選リーグ1戦目 対天理大 ○3―0

○高橋3―0増田麻衣

○田中3―0山前里穂子

○小道野・高橋組3―0市原春菜・山前組

コメント

櫻井茂雄女子部監督(昭45年卒)

――インカレ初戦をご覧になっていかがでしたか

初戦にしてはあまり硬くならずに、まあまあの出だしだと思います。

――リーグ戦を振り返っていかがでしたか

良い試合ができた子とそうじゃない子が居て、みんなが良い試合になればその試合を勝てるんですけど、少しチグハグな面がありました。それは結果なので仕方ないのですが。もう少しやれると思った子が、あと一歩で勝てなかったりとか。久々に淑徳大に勝つことはできたんですけど、それ以外、特に中大に出だしで負けてしまったことが、後々まで響いたという感じです。女子のリーグ戦はダブルスが2つあるので、ダブルスで取れるか取れないかというのが大きいんですね。負けた試合、特に中大、東京富士大にはダブルスで勝てず、体制が不利になっていたというのがあります。きょねんは4年生とペアを組んでいたんですが、卒業したことによって全部組み替えになってしまいました。1年生には春の合宿あたりから参加してもらっているので、そこからダブルスの練習が始まったのですが、5月のリーグ戦まで期間があまりなくて。そういう意味ではダブルスについては、みんな新ペアですので、仕上がりまでいかなかったなというのは反省点としてありますね。だから秋の課題としては、ダブルスでもっと強くなって2点を取る。そういうふうにしていけば展開もずいぶん変わってきます。

――リーグ戦の時から選手たちはチームの雰囲気がすごく良いとおっしゃっていますが、櫻井監督から見ていかがですか

そうですね、良いと思います。それはいわゆる仲良しグループというのではなくて、女子は16人居ますけど、全員がこのインカレや春秋リーグ戦で優勝するという、チーム目標が浸透しているんですね。卓球部のホームページの女子の選手紹介を見ていただくと分かると思うんですが、試合に出ていない子でもみんながリーグ戦優勝、インカレ優勝と書いているんですよ。私もあれを見た時に、あっこれはいいなと思いました。別に相談して書いているわけではないと思うんですけど、きょねんぐらいから下級生もみんながそうやって書いていて。おそらく僕が思うのは、他の大学はどんどん高2から勧誘しているんですけど、うちはスポーツ推薦でも5、6月にならないと枠が決まらないのでそれができないんですね。でも、最後まで本当にワセダに行きたいという子がスポーツ推薦といえども、他の大学から勧誘がある中でずっと待っているんですよ。自己推薦も他の大学からも勧誘がある中で、やっぱりワセダに行きたいから自己推薦でも受けたいと言って11、12月の発表まで来るんですよ。あとは早実も、当然ワセダに来たくて早実を受けたのでしょうし。だから結果的に全員が、ワセダに入れたから頑張ろう、という子が集まったわけです。自分でリスクを取って自己推薦、スポーツ推薦で受けてきた子の集まりなんですね。中には自己推薦で落ちて、それでも一般入試で受けて入ってきた子もかつては居ました。それが、ワセダがここまでずっとやってこれている理由なのかな、と思いますね。推薦制度がなかった時代も長いことありました。それでも浪人覚悟でワセダに行きたいと、それだけ我々が高校生やその指導者の先生に示す。ワセダに行きたくなっちゃうように思わせるのが我々の役目かなと思っていますね。だから黙っていても、みんな仲間なんです。優勝を目指したい仲間が集まって頑張ろうねってなるんだと、見ていてそう思います。だからこっちから発破をかけたりしなくても、目標はみんなきちっと共有しています。

――あす以降、選手たちには、どのようなことを期待しますか

予選リーグであろうと決勝トーナメントであろうとリーグ戦であろうと、いつも私が言っているのは、相手がどんな相手でもとにかく常にベストを尽くす。どうやったら勝てるか、勝ち負けは普段の練習で追究する。試合になったら、とにかく全てを出し切るということを言っていますので、それに尽きますね。それで、応援してくれている人に対して、感動と感激を与えるような試合をする。やり切る。そうするとおのずから結果は付いてくるということをいつも言っていますので。いつも円陣を組んでもそういうことしか言わないんです。とにかく応援に来てくれている人に感動を与えるような試合をしようということですね。だから試合の時は、勝ち負けは意識しない。気が付いたら決勝まで来ていたという感じで、自己最高のプレーをする。そういうふうにやってくれれば多分この大会も良い結果が出てくると思います。

大島祐哉(スポ3=京都・東山)

――初戦を振り返っていかがでしたか

最近取材が続いていたので、試合の感覚というのは自分としてもすごくありました。なので自分の中で余裕を持って勝てたというのは良かったと思います。インカレ優勝を狙っているので、初戦はすごく大事だと思います。だからこそ僕が1番手で出場したということもあると思うので、その中で相手に隙を見せることなく勝てたということはチームとしてもすごく良かったと思います。

――試合が続いていたとのことですが、韓国オープンではベスト8、ジャパンオープンでもご活躍されていました。その2大会を振り返っていかがでしたか

その2大会は僕としても、結果が欲しくて。やはり世界で活躍する選手になるためには、プロツアーで勝つことが一番のことだと思うので、そこで勝てたということは自分としてもすごく自信になりました。これから日本代表を目指していく中で、大島は強いんだというところを見せることができたのが良かったです。

――どういった部分に自身の成長を感じますか

いろんな所で試合したり、強い選手に勝ったりというところで、試合慣れをしてきて、うまい戦術であったり相手を分析する力であったり、気持ちの面ではそこが大きいですね。技術的には少しずつですけど、新しいサーブや、バックハンドができてきています。それができてくるとやはりフォアにもつながってくるので。自分の持ち味に持っていける戦術が少しずつ増えてきたかなと思います。

――リーグ戦を終えてからチームとしてはどのように取り組んできましたか

リーグ戦で最後負けて3位という結果で終わってしまって、みんなが悔しい思いをしていたので。僕としてもやはりチームを引っ張っていかないといけないので、練習はこうした方がいい、ああした方がいいというふうに、みんなで確かめてやってきました。このインカレでそれがちょっとでも出れば、上に行くチャンスがあると思っています。

――インカレ優勝とおっしゃっていましたが、改めてあす以降に向けて意気込みをお願いします

やはり優勝が目標ですけど、まずは1戦1戦チャレンジャーの気持ちを持ってやっていかないと足下をすくわれることもあると思うので。絶対優勝という目標はあるんですけど、あす以降も、どんな相手でも気を抜かないでやっていきたいなと思います。

小道野結(スポ3=神奈川・横浜隼人)

――1試合目が終わりました

私は3番のダブルスだけだったんですけど、とりあえず2人ともいい感じだったので、ほっとしています。

――この大会に向けてどのような練習をされてきましたか

リーグ戦(春季関東学生リーグ戦)で、自分の課題が見つかったので。自分はフォア(ハンド)対フォアの勝負が苦手で、すぐバックにもっていってしまうんですけど、そのフォア対フォアの勝負で、競れるようにひたすら練習して臨みました。

――きょうはその成果は発揮されましたか

きょうはダブルスだったのでそのシーンはなかったので、あしたからです。

――きょうのダブルスの収穫は

リーグ戦が、組んで初めての試合だったので、そこで色々と見つかって、克服しようと思ってきょうに臨みました。きょうの試合ではまだ課題とか良かったところは見つからなかったんですけど、お互い普通どおりにできたので、良い出だしだったんじゃないかな、と思います。

――リーグ戦で見つかった課題とは

お互いの持ち味が全然違うので、相手に合わせるか自分のプレーでやるかという迷いがありました。そこですね。

――あすへの意気込みをお願いします

あしたは朝日大で結構強いチームなので、あす以降は競るかな、と思います。そこで変に緊張し過ぎず、インカレの雰囲気を楽しんでみんなで勝っていけたらなと思います。

高橋結女(スポ3=新潟産大附)

――きょう初戦は1番手で出場されました

やはり初戦なので、チームの雰囲気を考えたら、元気よく良い試合をしないといけないなと思っていました。ちゃんと準備をして試合に臨めたので、良かったと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

最初はミスが多かった時もあったんですけど、やはり大事なところでちゃんと入れることができていたので、良かったと思います。

――リーグ戦を終えてから約1カ月間、チーム、また個人としてもどのように練習に取り組んできましたか

ラリーはみんな同じくらいできるんですけど、サーブレシーブや3球目など前の段階で他のチームより劣っているなというのをリーグ戦で感じたので、そこをしっかりと練習してきました。

――あす以降に向けて意気込みをお願いします

挑戦者の気持ちで、向かっていく、強気なプレーでやっていきたいと思います。

上村慶哉(スポ1=福岡・希望が丘)

――このインカレに向けてどんな準備・練習をしてきましたか

たくさんボールを打って足を動かす練習をしてきました。

――フットワークの練習ですか

はい。他の大学はこのような練習をあまりしないので、多めにこの練習をこなしてきました。

――では、フットワークには自信があるのでしょうか

いや、自信はないんですけど…。ちょっとでも動くように練習してきました。

――試合中に緊張などはありましたか

今の試合は相手もそんなに強くなかったのであまりしなかったですけど、たぶん相手が強くなってくると少しは緊張すると思います。

――自分なりの緊張をほぐす方法などはありますか

特にないですね。自信を持ってやっていこうとは思います。

――今までやってきたことを発揮しようとするということですか

そんな感じです。

――ダブルスでペアを組んだとき気を遣っていることはありますか

自分で決めようとするのではなくペアの人が取りやすいボールを自分が打たないといけないですし、そんなに自分が無理して打つ必要はありません。だからできるだけつなごうつなごうと意識してました。

――あすからの意気込みを教えてください

チームの勝利に貢献できるように気合入れて頑張ります。

竹岡純樹(スポ1=青森山田)

――初のインカレの舞台でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

緊張しました。勝とうと思って臨みましたが、緊張して力んでしまいました。

――第1、2セットは苦戦されましたが、それも緊張によるものだったのでしょうか

そうですね。緊張もありますし、相手のことをあまり知らなかったので、サーブレシーブなど合わない部分があって苦戦しました。

――第2セットは先にセットポイントを握られてしまいましたが、焦りなどはありましたか

ストレートで勝とうとは思っていなくて、勝てばいいと思っているので、そんなに焦りはなかったです。

――第3セットは大勝でしたが

1、2セットは緊張しましたが、3セット目からは慣れて吹っ切れた感じが出てきたので、良かったと思います。

――インカレの目標を教えてください

抽選なので明大といつ当たるかわかりませんが、このメンバーなら優勝を狙えると思うので、優勝目指して頑張りたいと思います。

田中千秋(スポ1=愛知みずほ大瑞穂)

――関東学生新人選手権(新人戦)を経てからの初のインカレでしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

新人戦と違い団体戦なので、チーム目標である優勝に向かってみんなで頑張っていこうと思いました。

――2戦目を任されましたが、試合を振り返っていかがでしたか

リーグ戦とは違う雰囲気で、初めの2セットは緊張したんですけれど、ピンチで、もっと力を抜いて!などと先輩方から応援してもらって、それでだんだん自分のペースでプレーできるようになりました。

――第2セットはジュースになりましたが、不安などはありましたか

相手も自分のボールに合っていて、すごくやりやすそうにしていたので、競った時はどうしようと思う時もありましたが、そこでもベンチを見て落ち着いてプレーできるようにしました。

――新人戦が終わってからこれまで、どのようなことに取り組んできましたか

いまフォアの打ち方を結構気にしていてそれの強化と、サーブレシーブがあまり得意でないので、いろんな人のサーブを受けて、レシーブの感覚をつかむ練習を結構多くしていました。

――インカレの目標を教えてください

優勝です。個人としても、自分が勝って優勝できるのが目標です。