メニュー

ラクロス部

2014.07.03

国際親善試合 対ドレクセル大 7月1日 東京・東大本郷キャンパス御殿下グラウンド

国際試合で健闘 多くの収穫を得る

前半 後半
早大
ドレクセル大

 夏空の下、歓声の響く東大・御殿下グラウンド。この日は国際親善試合が行われ、ワセダは米国・ドレクセル大と対戦した。相手はこの日の2日前に行われた日本代表との試合にも勝利している屈指の強豪校。序盤からその実力を見せつけられ、大きなリードを許してしまう。しかし後半はAT髙橋哲(政経4=東京・早稲田)らの活躍で、強烈な追い上げを見せる。惜しくも及ばず4-6で敗戦を喫したが、レベルの高い海外の選手と試合を通じて交流を深め、貴重な経験を積むことができた。

 
 「ちょっとでも自分たちが隙を見せてしまうと、そこにつけこまれてしまいました」(DF中林惇主将、スポ4=東京・城北)。前半の開始直後、ミスが重なり相手のペースに持ち込まれてしまうと、その流れをなかなか引き戻すことができない。ドレクセル大の素早いパス回しになすすべなく、あっという間に4連続失点。このまま一方的なゲームが展開されるのかと思われたが、ワセダが意地の反撃を見せる。G服部俊介(スポ4=東京・早稲田)が相手の強烈なミドルシュートを好セーブすると、AT陣も積極的な攻めを展開。そして残り1分となったところで、AT岸本僚介(政経4=東京・早実)のシュートがついに相手ゴールをこじ開ける。終了直前に1点を返し、試合の雰囲気は一転してワセダムードに。良い形で前半を終えた。

積極的な攻撃の起点となった畑田

 このまま波に乗りきりたいワセダ。迎えた後半では序盤に失点を許すも、その後のFOでMF池田尚多朗(文構4=福岡・自由が丘)がボールを死守する。次々と丁寧にパスをつないでいき、最後は髙橋のジャンピングシュートがネットに突き刺さった。この後も一進一退の攻防が続く。6—2とされた後半残り4分には、再び髙橋の強烈なシュートが炸裂する。さらにAT畑田峻希(スポ3=福井・若狭)のパスからMF丸山卓郎(スポ3=埼玉・浦和)が1点を加えて必死に追いすがるも、反撃はここまで。惜しくも勝利は飾ることができなかったが、それでも選手たちは「4点取れたことは良かったのかなと思います」(岸本)と達成感を口にした。

2得点の活躍で、ワセダに流れをもたらした髙橋

 高い技術を持つ外国人選手を相手に、健闘したワセダ。「収穫の多い試合だった」と選手たちは口をそろえる。格上の選手と対戦して得た手応えは、今後の関東学生リーグ戦(リーグ戦)を戦っていく上でも大きな力となるはずだ。リーグ戦連覇、そして悲願の全日本選手権優勝を目指して――。夏の日差しにも負けぬほど熱く燃えるその眼は、もう頂を見据えている。

(記事 芦沢仁美、写真 後藤あやめ)

ドレクセル大の選手たちとの集合写真

コメント

DF中林惇主将(スポ4=東京・城北)

――この試合ではどのようなことを意識して臨みましたか

なかなか海外のチームと試合をすることはないので、そのような経験を大事にしていきたいなと。また、盗める点があるならば積極的にさまざまな技術を盗みたいなと思いました。

――実際に戦ってみてどのような印象を受けたか聞かせてください

(相手が)ちょっと手を抜いていたなというのはあるのですが(笑)。ただ、やはり本職のポジションをやっていた人は一つ一つの技術が丁寧でうまいですし、日本人と比べ物にならない早さがあると思いました。なので、そのようなところを学びたいなと思いました。

――前半は苦しんでいるように見えましたが、振り返っていかがでしょうか

やはり技術的なうまさが相手にはあって、ちょっとでも自分たちが隙を見せてしまうとそこにつけこまれてしまいました。また、一番最初は自分たちのミスで流れを崩してしまったように、ミスについて反省しないといけないです。このことは海外のチームでなくても起こりうることなのかなと思いました。

――後半は流れを戻したように見えました

入りが悪かった一つの原因として気持ちの部分があると感じでいたので、そのことはハーフタイムで言いました。そこで気持ちを切り替えられたことが、何点も連続して得点を取れたということが一ついい流れになった原因かなと思います。

――ハーフタイムに気持ちの面以外で話したことはありますか

技術的なところはなかなか試合中に詰められないのですが、例えばボールが外に出た時のリスタートの早さなど意識次第で変われるところの反省がATの方からもあったので、そのことをハーフタイムに言いました。

――この試合で得た収穫があれば教えてください

通じる部分はあると思いました。その中で日本で活かすとしたら、1対1のところは日本でも海外でもいけそうなのかなと思いました。

――1ヶ月半後に迫ったリーグ戦に向けて強化すべき点はどこですか

社会人の強いチームにも、フルフィールドのオフェンスやディフェンスの強さが勝敗を分けるとこの段階では思っています。なので、フルフィールドでの得点、フルフィールドでしっかり守るということを着手して、開幕戦は圧倒できるように練習していきたいです。

AT畑田峻希副将(スポ3=福井・若狭)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

年に1回2回あるかないかの外国人の選手が相手ということで、やはり日本人と比べて、フィジカルの面だったりリーチの長さだったり、あとはひとつひとつのパスカットやグラボの精度がかなり高いので、そういう人たちとの試合を楽しみにしていました。自分がどれだけいけるかというのを試そうと思っていたので、自分的には、きょうは結構ガンガンいけて、点は取れませんでしたが、収穫のある試合でした。

――外国人の選手を相手に通用する部分はありましたか

日頃日本人相手にやっているプレーがどれくらい通用するのか、きょう試してみましたが、その結果、自分の想像よりもできるなという感覚が結構ありました。ただ、もう少しシュートを打って、相手のゴーリーだったり、どういうシュートだったら入るのかというのをもう少し試したかったので、そういう面では自分の納得いくものではなかったです。

――以前日本代表として戦ったことのある相手だったと思いますが、チームとしてはどのように対応していきましたか

チームでは特にそんなに相手を意識しないでという雰囲気でした。代表のときはどうしても勝ってワールドカップにつなげなければならない試合だったので、ぼく自身緊張して消極的なプレーが多くなってしまい、自分としては不完全燃焼でしたが、きょうはその分のびのびできました。他の選手も多分最初の方は相手にビビッてしまった部分もあったと思いますが、後半から慣れていけました。それを前半からできればよかったのですが。

――前半と後半で流れが変わったと思いますが、ハーフタイムではどのような話をされましたか

やはり明らかに外国人相手に怯えてしまっている選手が多かったので、まずは、自分たちはいけるんだというのを再確認したのと、クリアで細かいミスが目立ったので、そういう細かいところを詰めていきました。

――7月の世界大会に向けての意気込みをお願いします

今非常に楽しみで、いつもYouTubeなどですごいなあと思って見ているような選手と同じフィールドに立ってプレーできるということで、日本の勝利を第一に考えてやらなきゃいけないですが、それだけではなくて自分の中でもある程度どれだけ通用するかとか、こういうプレーが通用するのかなという目標をもって挑んでいけたら、よりいい結果が待っているのではと思います。この間代表戦で負けてしまいましたが、目標達成できるようにガンガン当たっていきたいと思います。

AT岸本僚介(政経4=東京・早実)

――国際親善試合ということでアメリカのチームとの対戦となりましたが、とのような心構えで臨みましたか

個人的には外国人選手と戦う最後の機会なのかなと思っていたので、自分なりに立ち向かって楽しんでやろうと考えていました。

――きょうの試合を振り返って、序盤から4点を先取される苦しい展開でしたが、前半を振り返っていかがでしたか

オフェンスがチェイス取られたりとか、シュートをゴーリーの取りやすい位置に打ってしまったりだとか、オフェンスのミスで流れが悪くなってしまいました。相手が外国人だからというのではなく、序盤で立て続けにミスしてしまうと主導権を握られてしまって。リーグ戦に向けたいい反省材料と言いますか、これからそういうところを直していきたいと思います。

――前半ラスト1分で得点されていましたが、その時のことを教えてください

相手がロングではなくて、ショートレングスマッチだったので、自分で行くしかないなと思って行きました。

――後半からは巻き返していましたが、前半と後半の間に何か打ち合わせはされましたか

後半に関しては、相手がメンバーを落としたということも大きかったですが。
いつも言っていることを確認して、とにかくしっかり自分たちの強みである1対1を出していこうという話はしました。

――体格の良い相手でしたが、対策は練って行かれましたか

いや、全く。自分がいつもやっていることをやろう、とチームでも個人的にも思っていました。そして通用する部分と通用しない部分があると思うのですが、通用するところでしっかりと点を重ねていこうと思っていました。

――きょうの試合で得た収穫はありますか

前半の流れというのには、どんな相手であっても気をつけなければいけない、ということ。また、外国人だからといって、ここが通用しない、ということやこれはとても通用する、ということはありませんでした。それを相手に4点取れたことは良かったのかなと思います。

――逆に、見つかった課題はなんでしょうか

日本人相手でもそうかもしれないのですが、相手のゴーリーがいい時にもきっちりと四隅にシュートを決める、決定率を上げるということが課題になっているので。そこをもっと上げていかないと、外国人相手にもリーグ戦でも勝っていけないかなと思います。

――秋からのリーグ戦への意気込み、目標を教えてください

リーグ戦はもちろん今年も全勝で勝って、その先にあるFALCONSを倒すということを目標にやっていきたいです。

AT高橋哲(政経4=東京・早稲田)

――きょうの試合振り返っていかがですか

相手選手のホームステイを受けていたので、試合を楽しみにしていて、試合できてシュート決められてよかったです。

――きょうはアメリカの選手が相手でしたが、印象はいかがでしたか

おとといの日曜日の国際親善試合はすごく(相手が)本気でやっていたかなという感じだったんですけど、きょうはポジションがゴーリーがアタックやっていたり、オフェンスの選手がディフェンスやっていたり適当にやっていたので、本場のアメリカはあんまり体感できなかったのかなとは思います。

――アメリカの選手相手に通用したことは

相手が適当にやっていたのでちょっとわからないです(笑)。それでもやられそうになっても向かっていく気持ちは常に持ってきょうは入ったので、それはちょっとできたかなと思います。

――きょうは2得点を挙げる活躍でしたが、ご自身のプレー振り返ってみていかがでしたか

点に関しては結構たまたま決まったところもあるんですけど、畑田(峻希、スポ3=福井・県立若狭)がいいパスを出してくれて1点目は決められたし、2点目は5割ぐらいのシュートだったのでラッキーだったかなと。でも、個人的にはミスが多かったのでリーグ戦に向けてミスを減らしていきたいです。

――リーグ戦までに強化していきたい点は

やっぱりシュート力っていうのは自分はないので、シュートの決定力っていうのは上げていきたいなと、あとはいまチームとしてもミットフィルダーの1対1というのは課題になっているので、それで絶対抜けるような選手に、自分の持ち味でもあると思うのでそこを強化していきたいです。

――リーグ戦の目標は

もちろんチームでは優勝とみんな言うと思うんですけど、もう1回このインタビューを受けるってことでお願いします!

DF谷嶋悠大(政経4=神奈川・桐蔭学園)

――きょうはどのような意気込みで臨みましたか

日本代表でやっていた時は1対1の部分で相手がめちゃくちゃ強いとか、そういう感じはなかったのですが、ワセダの選手は相手が外人だし強いんだろうなとそれぞれ思っていると思ったので、そういう部分で自分が最初から気を使ったり、1対1のところで負けないというのを見せることで、他のチームメイトに日本人とはそんなに変わらないんだよということを示したい気持ちがありました。

――試合を振り返っていかがですか

やっぱり、相手がスキル的にうまい部分もあったとは思うのですが通用する部分もあって、そういうところでしっかりと戦っていければ、今後は日本人とか社会人とやることになると思うのですが、格上と言われているチームにも勝てるのかなと思いました。

――具体的なディフェンスに関してはいかがでしたか

最初の方の失点は気持ち的な部分でやられていて、ミスから自滅とかそういうパターンが多かったのです。相手が後半にメンバーを落としてきたというのもあるのですが、気持ち的なところである程度やれるというのが分かってきてからはしっかり守れたと思います。前半と後半の大きな違いは相手にビビりすぎたというか、過剰に意識してしまうとかそういうところが出たのかなと思います。

――今後は代表で世界大会に臨まれると思います。意気込みをお願いします

一代表の中では自分はスキルとかうまい方ではないので、グラウンドボールとかルーズボールとかチェイスとか、自分の強みは走り負けないことだと思うので、そういうところを80分間続けたいと思います。あとは、相手が身体が大きいのですが、やはり気持ちの部分で負けてはいけないのかなと思います。

――ワセダとしてはこれからリーグ戦に向けて高めていきたいですか

練習試合で社会人のチームとやって、しっかり戦えているクォーターもあったりするのですが、1試合通してなかなか勝てていないという部分があるので、そういうところは今後詰めていかなければいけないのかなと思います。