ア式蹴球部

2014.07.03

第13回早慶女子サッカー定期戦 7月2日 神奈川・等々力陸上競技場

実力出し切れず悔しいドロー

 ことしで13回目を迎えた早慶女子サッカー定期戦(早慶サッカー)。伝統の一戦において、女子部は10勝2分けといまだ負けを知らず、ことしも大差をつけての勝利が予測された。序盤には緊張から堅さが見えたが、立て直し積極的に前へ向かうサッカーを展開。しかし慶大の守備ブロックを崩せないまま前半を終えた。後半は主導権を握られ、ここまで安定した守備を誇っていたDF陣が相手に押される場面も。自慢のハードワークもなりを潜め、ついに双方無得点のまま試合終了。30分ハーフの限られた時間で実力を発揮できず、史上3回目の引き分けという悔しい結果に終わった。

 「いつもと違った環境で自分たちのプレーができなかった」。MF権野貴子(スポ4=宮城・常盤木学園)が語るように、緊張からこれまでになく堅い立ち上がり。中盤で細かいパスを回すと、引いて守る慶大にクリアされてしまい前へ運べない。しかし、ここで立て直したのがDF小野田莉子主将(スポ4=宮城・常盤木学園)だった。自ら前線に上がって攻撃の起点となるだけでなく、高い位置からボールを奪い流れを引き寄せる。小野田がオーバーラップした代わりにDFラインはDF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)が確実にカバー。サイドに開いたワイドな攻撃のかたちをつくっていく。たびたび好機を演出するが、相手ゴールをこじ開けることはできず、0―0で前半を折り返した。

キャプテンシーを発揮し序盤に攻撃のリズムをつくった小野田主将

 後半、ワセダはDF堀川玲奈(スポ4=ジュブリーレ鹿児島)を投入し、MF大島瑞稀(社3=宮城・常盤木学園)を1列上げて攻撃の活性化を図った。なんとしても先制点が欲しいところだったが、逆に相手にカウンターを許すなど、防戦を強いられる。31分にはセンタリングに合わせられ最大の危機を迎えるも、GK三田一紗代副将(社4=京都精華女子)が好セーブ。攻撃ではMF正野可菜子(社3=兵庫・日ノ本学園)を中心に相手の裏を狙うも、前線の動き出しとパスのタイミングが噛み合わない。試合終了間際には奥川が自陣でカットし自ら中央を駆け上がるが、その足から放たれたボールがゴールに届くことはなかった。

攻守にわたり貢献した高木。大会MVPを獲得した

 小野田主将が「4年間で1番強い気持ちを持って臨んだ」と語るように、勝たなくてはならない試合だった。しかしワセダは11本のシュートを打ちながらも無得点。アベックでの早慶サッカー勝利を逃し、以前からの課題を克服出来ていないことが浮き彫りに。正野は「相手にとって怖い攻撃というものがまだない」と現状を厳しく評価する。勝利に満足するだけでなく内容も伴ったゲームを目指すワセダにとって、チームの立て直しは急務だ。この試練を乗り越えたとき、ワセダは全日本大学選手権・皇后杯全日本女子選手権優勝へと近づくことができるだろう。

(記事 丸山美帆 カメラ 栗田麻里奈、渡部歩美)

スターティングメンバ―

第13回早慶女子サッカー定期戦
早大 0-0
0-0
慶大
【得点者】 
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 前所属 学部学年
GK 三田一紗代 京都精華女子 社4
DF ◎4 小野田莉子 宮城・常盤木学園 スポ4
DF 12 大島瑞稀 宮城・常盤木学園 社3
DF 23 奥川千沙 静岡・藤枝順心 スポ1
DF 大島茉莉花 鹿児島・神村学園 スポ4
MF 高木ひかり 静岡・常葉学園橘 スポ3
MF 権野貴子 宮城・常盤木学園 スポ4
DF →30分 堀川玲奈 ジュブリーレ鹿児島 スポ4
MF 10 正野可菜子 兵庫・日ノ本学園 社3
MF 13 山本摩也 スフィーダ世田谷 スポ3
MF →48分 高須咲帆 福井工大附属福井 スポ4
FW 11 川原奈央 兵庫・日ノ本学園 スポ2
FW 14 一原梓 宮城・常盤木学園 スポ4
◎はゲームキャプテン
監督は福島廣樹(昭45教卒)
コメント

DF小野田莉子主将(スポ4=宮城・常盤木学園)

――男子部と同日開催という新しい試みの中での早慶定期戦でした。どのような意気込みで臨まれましたか

男女共同開催ということで、いままで以上に女子部からもやってくれていたので、準備してきた分この日に懸ける思いというのは強かったです。ことしが最後というのもあったので、絶対に勝ちたいという思いをいつも以上に、4年間で一番強い気持ちを持って臨みました。

――0-0での引き分けとなりましたが、試合を終えて感想は

自分自身の出来も悪かったですし、こんなにたくさんの人が観に来てくれたのにチームとしてもワセダのサッカーというのを出し切れなかったというのが悔しかったです。たくさんの人が支えてくれるのに対して、情けないなって思いました。

――たくさんの観客と大きなスタジアムという、これまでの早慶戦には無い雰囲気でしたが、立ち上がりはチームとして緊張した様子が見られました

いつもよりもイージーなミスが目立って、自分もそうなんですけど、本当にやっちゃいけないミスというか基礎中の基礎というミスが本当に多くて、そういったミスから試合の流れが悪くなってしまいました。

――前半は、ポゼッションする中でもボールを前線までつなげられない

相手がブロック形成をしてきた中でこっちはボールと人が動きながら崩していこうというのがあったのですが、結局相手の最終ラインは崩せていなかったです。ブロックの前までボールは運べているけどその次が無いっていう状況ばかりで、シュート数も少ないですし、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるなって思いました。

――ブロックをつくってきた慶大について

育成リーグの時と同じようなサッカーをしてきました。しっかり守って、そこから速いカウンターというのを仕掛けてきました。私たちの奪われどころも悪かったり、簡単なパスミスから奪われてしまいました。平行して追っていかなきゃいけない状況で、守りにくい状況が多かったのかなというのがあります。

――スコアレスで前半を終えて、ハーフタイムに話したことは

細かいパス回しは多いんですけど、その中で大きい展開が無いという話だったので、サイドバックから奈央(FW川原、スポ2=兵庫・日ノ本学園)を狙った長いボールを入れてチャンスをつくっていこうという話はありました。

――実際後半に入って

前の選手も意識してくれて、裏に出すボールも増えたんですけど、それでも相手はしっかり競ってきました。もちろん出す方ももっと精度の高いボール、相手のGKとDFラインの間に落ちるボールであったり、もっと逆サイドまで展開できるボールというのをこれから練習していきたいと思いました。受け手に関しても、一人が抜ける選手がいたら一人は落ちる選手がいたりという、ここのスペースが空いたから一人が引いたり抜けたり、といったもうちょっと周りを見た動きができていけばいいのかなと思いました。

――後半は前半に比べ相手に決定機をつくらせてしまいました

まず、1対1の対応の部分で少し後手に回ってしまうというか、最初のポジショニングが悪くて危ないシーンをつくってしまいました。あと、できるだけ相手のカウンターを高い位置で止めたかったんですけど、それに対して誰がファーストディフェンスにいくのかというのが曖昧でした。例えば、DFがしっかりいくのか、それとも中盤の選手に声を掛けていくのかというところです。この試合だけでなくことし結構課題として挙げられているんですけど、もっと改善していかなくてはいけないなと感じました。

――主将として最後の早慶戦を終えられていかがですか

申し訳ないなという気持ちが一番大きいです。きょうもメンバー外の人は早く来て準備してくれてたり、この試合に合わせて応援に来てくれた人とか、そういった人たちの期待を裏切ってしまったなというのがあります。ここで、しっかり切り替えて、次インカレ(全日本大学選手権)や皇后杯(皇后杯全日本女子選手権)優勝という目標に向けて、頑張っていきたいなと思っています。

――らいねんの早慶戦に向けてメッセージを

ワセダの女子部は早慶戦で勝たなくてはいけないという立場にあると思います。ことしは引き分けという結果に終わってしまったので、後輩には必ず勝ってほしいなって思いました。

GK三田一紗代副将(社4=京都精華女子)

――この試合に向けてどのような意気込みで臨まれましたか

勝つしかないと思っていました。いままで一度も負けずにきていて、このいいピッチでこの最高の仲間との最後の早慶戦だったので、本当に勝つしかないと思って臨みました。結果がついてこず悔しいです。

――緊張はされましたか

あまりしないと思ったのですが、落ち着いてグラウンドの状況とかを見ていたら、緊張はしました、すごく。

――今試合を振り返ってみていかがですか

慶大が素晴らしい守備をしていたので、ワセダはそれにやられて崩し切れなかったところが、いまのワセダの弱いところでもあります。また、すごくいいチームとやれて、まだまだ成長できる部分とか課題が見つかって良かったかなとは思いますが、やっぱり悔しいです。

――後ろから見ていて守備陣の動きはどうでしたか

相手のチームの方が、本当に思いを込めて攻撃も仕掛けていたので、その部分ではワセダは少し負けていた部分があったので、攻撃もされましたし、自分たちのミスから結果崩されて、カウンターというかたちでやられたところがあるので、ひやひやしたところはありましたが、自分が守るしかないと思っていました。無失点で抑えられたことは良かったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか

そんなにボールを触ったということはないので何とも言えないですけど、後ろから見ていて声を掛けられるところでは声を掛けていたつもりですし、会場にのまれる部分はありましたけど、自分が伝えられる部分は伝えて、最後の方は思いっきり蹴るしかなかったので、そこをミスなく蹴ることができたのは良かったかなと思います。

――この試合はどのような1戦となりましたか

学生主体で準備とかもすごく長い時間をかけてみんながやってくれて、みんなに感謝の気持ちを伝えるといういい場だったので、それを勝利というかたちで表すことができなかったことは、悔しいです。でも最後の早慶サッカー定期戦で雰囲気や試合を個人的にはすごく楽しめたと思います。

――最後に次戦に向けて意気込みをお願いします

まだまだ試合続くので、大事な試合はこの早慶サッカー定期戦だけではなくて、インカレ(全日本大学選手権)も皇后杯(皇后杯全日本女子選手権)もあるので、そこで結果が残せるように、今からチームを改善して戦っていけたらなと思います。

DF堀川玲奈(スポ4=ジュブリーレ鹿児島)

――ご自身として最後の早慶戦を終えられての感想は

スタッフの方々、メンバーの頑張り、メンバー外の見えないところでのサポート、早慶男子部・女子部の運営委員、早慶戦に関わってくださった全ての方々のおかげで早慶戦を無事に終える事ができたことに本当に感謝しています。私個人としては、主務として、また選手として挑んだ早慶戦。主務としても選手としても、気持ち、準備、当日、全てにおいて中途半端でした。自分の能力不足で、チームに迷惑を掛けてしまったことを本当に申し訳なく思い、悔しい気持ちでいっぱいです。もっと強くならなければと実感しました。

――男子部との共同開催ということで、これまで以上に準備が大変だったかと思います

ことしのワセダの目的である『女子サッカーの発展』、『ア女(ア式蹴球部女子)のサッカーを知ってもらう』を実現できる素晴らしいチャンスでした。そのため、等々力陸上競技場に来てもらうために、PR活動に力を注ぎました。なでしこリーグで周知活動を行ったり、東京都の女子サッカーチームに声を掛けたりしました。残念ながら、女子サッカーチームを招待することはできなかったので、来年はぜひ観に来てもらいたいです。男女共同開催は初めての取り組みだったので、早慶男子部・女子部の運営委員と密に連絡を取りました。

――いつもの早慶戦とは全く違う雰囲気の中で、立ち上がりのスターティングイレブンはとても緊張しているように見えました。ピッチの外から見守っていての印象は

競技場や多くの声援。普段と違う雰囲気で、硬さが見られました。しかし、ワセダペースで試合は運ばれていたので、硬さが取れていつも通りのプレーができるようになると思っていました。

――ハーフタイムにチームとして話したこと、また堀川選手が後半からピッチに入る際にはどのようなことを考えていましたか

硬さが見られたのでチームを落ち着かせようと思って出場しました。チームを鼓舞するために、どんどん声を出して盛り上げようと思いました。

――徐々にワセダらしい攻撃ができていった中で、なかなかシュートにまでいけないというところがありました。無得点となってしまった原因は

堅守の慶大になかなか攻撃の糸口が見い出せず、選手一人一人が焦り始めてしまったことに原因があったと思います。徐々に自分からアクションを起こすことが少なくなってしまいました。また、攻守の切り替えが遅く、自陣ゴール前まで慶大に攻め込まれ、守備に時間を費やすことが多くなってしまったことも原因の一つだと思います。最後の最後までゴールを狙うために様々なアクションを起こし続けていくべきでした。その中のひとつが必ずゴールに結びつくはずだったと思います。

――無失点に抑えたものの慶大のカウンター攻撃は脅威だったと思います。また守備に関しても安定を見せていましたが、慶大の攻守の印象は

慶大の守備は、ワセダの選手一人に対して必ず二人いっていました。絶対にワセダにやらせないという気持ちが入っていた守備でした。攻撃は、ワセダ一人一人のポジションのバランスが悪かったということもありますが、足が速く技術がある両サイドハーフを起点に攻撃をしようとしていました。シンプルでいい攻撃だったと思います。

――ご自身として守備の要として入られ、また前線にボールを供給する場面も見れました。最初で最後の早慶戦の出場、ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか

全然駄目でした。途中出場して、チームの雰囲気、流れを変えようと思ってピッチに立ちましたが、1対1の対応、守備の予測、攻撃参加、ボールの配球、メンタルなど全ての面においてうまくいきませんでした。自分自身も競技場、多くの声援に緊張していたと思います。この経験を今後に生かして、もっともっとうまくなりたいです。

――この悔しさをどこで晴らしますか

最終的には皇后杯・インカレ(全日本学生選手権)の優勝です。しかし、一日一日の練習、公式戦、TRMの一試合一試合で早慶戦の悔しさを行動に変えていきます。一日一日の努力の積み重ねが『皇后杯・インカレ優勝』という大きな目標を実現できると信じています。男子部が早慶戦に勝利し、優勝杯を掲げている姿、監督を胴上げする姿を見ることができました。「皇后杯・インカレ優勝」を達成したとき、このような風にチーム、観客と喜び合うことができるのだと頭の中で具体的にイメージができました。常にこのイメージを頭に描き、主務としても選手としてもチームにとって欠かせない存在になれるよう日々頑張っていきたいと思います。

DF大島茉莉花(スポ4=鹿児島・神村学園)

――いまの率直な気持ちは

正直勝てなかったことが悔しいです。

――大きなスタジアムということで、立ち上がりは緊張も見受けられましたが

前半の最初は少し硬い部分もあったんですが、ボールを回せている場面もあったり、チャンスもあったので…。

――引いた相手に対して攻めあぐねていたのかな、という印象がありますが、実際にやってみていかがでしたか

周りの人を使って簡単にボールを回していこう、パスをつなごうというのはあったんですが、一人の動き出ししか見ていなかったり、動き出しで空いたスペースをもっと使えれば良かったです。

――ハーフタイムに共有したのはどんな点ですか

前半うまくいかなかったところや、相手が引いてきたのでそこをどう崩すかといった話をしました。

――次への反省として挙げられるのはどんな点でしょうか

こういう引いた相手に対してチャンスがあるところで決め切れないので、決定力を上げていかないといけないと思います。

――次この悔しさをぶつけるのは夏以降の大会になってくると思います。最後にこの夏に向けて一言お願いします

夏に向けて大事な試合がどんどん増えてくるので、そこで一戦一戦勝っていけるように、チーム全体としても個人としても課題を克服してレベルアップしていければなと思います。

MF高須咲帆(スポ4=福井工大附属福井)

――お疲れ様でした。結果は引き分けとなりましたが、試合を振り返っていかがですか

早慶戦は必ず勝たなければいけないという試合でした。おととし引き分けて、すごく悔しい思いをしたので、きょねんはその悔しさを胸にやっていました。ことしも必ず勝とうとやっていて、その結果引き分けてしまったので、悔しいです。

――前半はベンチで試合を見ていたと思いますが、前半の試合内容はいかがでしたか

ほとんどワセダがボールを持つことが多かったのですが、なかなかバイタルエリアまで行くことができなくて、シュートを打つこともできなかったので、そこが課題だと思います。守備の面でも相手のカウンターというかたちから攻められることも多かったと思うのですが、そこの修正もきちんとしていかなければならないなと思いました。

――ハーフタイムはどのようなお話をされたのですか

一人一人がボールを持つ時間が長かったので、もう少し裏に飛び出せという指示がありました。

――高須選手は途中出場でしたが、どのような意気込みで試合に入りましたか

まずこの早慶戦のピッチに立てるということを感謝して、楽しむということを意識して入りました。またプレー面では裏へのボールを配給しようと思っていました。

――後半の最後には高須選手のクロスからシュートへ持ち込むという場面もありましたが、いかがですか

あの場面はボールが落とされたら、中にしっかりクロスを入れようと思っていました。あとはシュートを決めるということと、もっと質の良いクロスが出せると思うので、そこの部分は高めていきたいと思います。

――ご自身としては最後の早慶戦でしたが、いかがですか

最後に勝つことができなくて、すごく悔しいという一言です。

MF権野貴子(スポ4=宮城・常盤木学園)

――いつもと異なる雰囲気、会場だったと思いますが、何か意識していたことはありますか

いつもと違ってことしは共同開催だったので、声援が大きくて声が通らない部分もありました。なので近い選手が声を伝えることを意識していました。あとはいつもやっていることをやろうという話をしていました。

――権野選手にとって、最後の早慶サッカー定期戦(早慶戦)でしたが、どのようなお気持ちで臨みましたか

最後だったので得点したいという気持ちはすごくあったのですが、前半しかプレーすることができなくてとても悔しいです。結果も引き分けに終わってしまって、この悔しさを自分たちのチームの目標であるインカレ(全日本大学選手権)や皇后杯(皇后杯全日本女子選手権)での優勝につなげていきたいです。

――試合の序盤は硬さがあったように見えましたが、緊張などがありましたか

いつもと違った環境で自分たちのプレーができなかったと思います。チームとしても個人としてもいつも通りのプレーができないと、これから勝てないのでそういうところをしっかりやっていかないといけないと思います。

――慶大相手にスコアレスドローという結果についてはどのように受け止めていますか

本当に悔しいです。いままで引き分けが2回あったのですが今回で引き分けが3回目になってしまって、最後の早慶戦で本当に勝ちたかったです。

――前半から攻めあぐねていましたが、慶大の守備の堅さは感じましたか

相手はすごいブロックを形成していて、ボールを奪われるところが悪かったり、自分たちのミスでショートカウンターをされてしまうことが多かったので、ブロックに対しての崩し方をもっとしっかり調整していかないといけないと思います。

――ご自身のプレーについてはどのような評価をされていますか

思うようなプレーができなかったです。守備が少し引き気味だったので、もう少し高い位置を取って相手の裏を狙ったり、ドリブルで仕掛けるといったプレーがもっとできたら崩せたのかなと思います。

――課題となるのはそのような積極的なプレーをすることでしょうか

そうですね。個人としてはもっと積極的にやらないといけないと思います。

――次戦へ向けての意気込みをお願いします

この引き分けが次につながるように、時間は少ないのですが、みんなで関東リーグ(関東女子リーグ戦)優勝に向けて一つ一つ勝ちにこだわっていきたいと思います。

FW一原梓(スポ4=宮城・常盤木学園)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

とにかく悔しいの一言です。

――ご自身の調子は

前半は少し早慶戦の空気感に圧された感じがあって、後半は持ち直したかなという感じでした。

――4年生ということで最後の早慶戦でしたが、どういった意気込みで臨みましたか

もう絶対に勝ちたいという思いで試合に入りました。先輩や親、試合に出られない選手の思い全部を背負って試合に出たんですけど、結果が伴いませんでした。

――スタメンに起用されたことについては

誰が(スタメンで)出るか分からない中で選んでいただいたのは、とても感謝しています。出られない選手の分まで頑張ろうという思いできょうは臨みました。

――きょうの試合は、前後半ともにシュートチャンスが少なかったという印象ですが

そうですね、全体的に選手間の距離が遠かったというのが一番の要因です。FWまでボールが渡るのが遅かったかなと。もう少しコンパクトにして、ワイドに中にうまく機能させればもっと相手を崩せたのかなと思います。

――慶大のディフェンスの印象は

引いて守ってくるというのは前から分かっていたので、そこはFWにくさび入れるかとか裏抜けるのかとか、そういった駆け引きをしっかり判断しようと思っていました。

――0-0というスコアについては

チャンスは少なかったんですけど決められる場面はあったと思いますし、もうあと1歩2歩動いていればっていう場面もいくつかあったので、そういったところは反省点です。

――きょうの試合で見えた課題は

この試合に限らず、自分たちは引いて守る相手に弱いというか、攻めづらいというのは以前から分かっていました。それでも、分かっていながらそこを打開する力というのが欠けているのかなと思いました。

――最後に、秋に向けて修正していきたい点をお願いします

個人的には決定力とフィジカル面で、もっと走れるようになること。チーム的には、引く相手でもどんな相手でも攻撃の展開の仕方、バラエティを増やして、組織力もアップして関東大学女子リーグ戦(関カレ)までには仕上げていきたいと思います。

DF大島瑞稀(社3= 宮城・常盤木学園)

――試合を振り返って

最初の入りが自分は緊張してしまい、思うようなプレーができなかったことで慶大に押されてしまう時間が長引いてしまったのかなと思います。

――前半のプレーに関してはどのように考えていましたか

前半の途中からは自分たちのプレーが良くなってきたと思ってたんですけど、裏を使ったりするいつものプレーがいま一つできていなかったと思います。

――リーグ戦同様、相手に引かれてプレーされてしまうと思うような攻撃ができていないように見えましたがその点に関しては

引く相手に対して崩し切れていない部分があって、それがまだ改善されていないと思います。

――後半では裏を抜かれてしまう攻撃が多くなっていましたが

若干間延びしてしまっていて、セカンドボールが取れていませんでした。またサイドチェンジも簡単にされてしまって、1対1のところで球際にもっと強くいかなければならなかったのですが負けてる場面が多かったように思います。

――ことしは男子部と早慶戦が合同開催となりましたが

いつもは東伏見や日吉のグラウンドでやっているので、このようなスタジアムでたくさんのお客さんがいる中でいいサッカーができたら良かったのですが、それができなかったのがすごく悔しいです。

――来季の早慶戦へ向け意気込みを最後にお願いします

この悔しい気持ちをぶつけて絶対に勝ちたいと思います。

MF高木ひかり(スポ3=静岡・常葉学園橘)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

まず、勝てなかったことが残念ですし、悔しいです。引き分けだったのですが、負けと同じくらいの重みがあるなって思います。立ち上がりから、自分たちのリズムがつかめずに、最後までいってしまったなというのをとても感じますし、相手が引いてくる中で、自分たちでしっかり崩して点を取るというかたちをつくれなかったのが、まだまだだなと感じました。

――慶大の印象は

攻めに切り替わったときに、人数掛けていろいろな人が関わろうという意識があったと思いますし、自分たちのサッカーよりも慶大の方がやりたいことができていたと思いました。

――先ほどにもありましたが、立ち上がりにおいて緊張していたように見えましたが

全体的に緊張していたというよりかは、相手が引いてくる中で、最初から様子を伺うように、ゆったりとしたペースで試合に入ってしまったので、そのようなかたちに繋がってしまったのだと思います。

――いつもとは違った30分ハーフの試合で、何か特別に意識していたことはありましたか

相手がしっかり守ってくることを考えていたので、崩すことができなければこのまま終わってしまうというのもわかっていたので、このような結果で試合が終わってしまったことで力不足を感じました。30分のなかで点を決めなくてはいけないというのをわかっていたのですが、時間が過ぎるごとにプレーに焦りが出てきてしまって。いつもみたいにコンスタントなプレーを貫けていたかと言われるとわからなかったですね。

――この試合でMVPを獲得しましたが、お気持ちはいかがですか

実際なぜ自分なのかわからないですし、もらうほどのプレーをできなかったので悔しさしかないですね。

――来年の早慶戦に向けての意気込みをお願いします

1年生のときに引き分けで2年生のときに快勝で、3年生になって引き分けてしまいましたし、ワセダよりも相手のほうが勝ちたいという気持ちがプレーに出ていたので、そういうのをプレーも含めて気持ちも前面に出していけるように頑張りたいと思います

MF山本摩也(スポ3=スフィーダ世田谷)

――お疲れ様でした。スコアレスドローという結果についていかがですか

残念です。負けに等しいなと思っています。

――きょうは大きなスタジアム、そして早慶戦といういつもと違う環境での試合でした

これだけ人が入る試合はなかなか無いので、緊張よりは楽しもうというような気持ちが大きかったです。そんなにプレッシャーなどは無かったです。

――試合はシュートまで持っていくことができずに、攻め切れない展開でしたが、いかがですか

あれだけ守られる中で、全体的に無難なプレーが続いてしまいました。結果論ですが、もうちょっとトライしてみても良かったのかなと個人的にもチーム全体としても思いました。

――慶大は引いて守るスタイルでしたが、やりにくかったですか

比較的にきょうだけではなく、関東リーグ(関東女子リーグ戦)や関カレ(関東大学リーグ戦)でも引いた相手に対して崩せないことが多いので、そこはずっと課題かなと思っています。

――個人的に山本選手は前半に中盤から打つシュートがあったと思いますが、その場面を振り返っていかがですか

あれはもうせめて枠に飛ばせよ、と自分でも思いました。あれに限らずもっともっとシュートを打てたし、もったいなかったなと思います。

――また前半にはFKがあり、山本選手のシュートは惜しくもGKに阻まれてしまいました

少し距離があったので、真っ直ぐ蹴ろうと思ったのですが、比較的自分はボールを曲げたいので、大きめに蹴って落ちるくらいがいいかなと思って蹴りました。そしたら、少し低くなってしまいました。

――今回の早慶戦で見えた課題は

先程も言ったのですが、引いた相手に崩し切れないことです。あとは大観衆のなかでやるときに平常心でできるかということです。今回は環境に対応できていなかったなというのが課題かなと思います。

――らいねんは山本選手にとって最後の早慶戦となりますが、いかがですか

場所がどこかなどはまだ全然決まっていないのですが、自分自身としても最後ですし、まだ先ですが、最後くらいやり切りたいです。きょうは不完全燃焼だったので。勝つのはもちろんですが、もうちょっとやり切りたいなと思います。

FW川原奈央(スポ2=兵庫・日ノ本学園)

――いま試合を終えた感想を聞かせてください

内容も全然良くなかったし、相手の方が上回っていたと思います。

――スコアレスドローに終わってしまいました

高いレベルを目指している自分たちは、大きな差をつけて勝利しなければならなかったと思います。けれど引き分けに終わってしまって、自分たちにはまだ足りないところがたくさんあるなと痛感しました。

――具体的にはどういったところですか

攻撃の面では、お互いの意思が合っていなくて、相手を揺さぶることができませんでした。簡単に裏に蹴って、という攻撃をしてしまっていて。守備の面では相手よりも強い気持ちを持って、潰すくらいの気持ちでいかないといけなかったのに、そこがいけていなかったと思います。

――慶大は引いて守っているという印象でしたが

そうですね。でもブロックする相手に対しても崩せるチームが強いチームだと思います。今回、このような結果になってしまったんですけれど、これをプラスに考えて次に生かせたら良いなと思います。

――らいねんの早慶サッカーに向けては

慶大がびっくりするくらい圧倒して、絶対に勝ちたいと思います。

DF奥川千沙(スポ1=静岡・藤枝順心)

――きょうの試合を振り返って

なかなか点が取れない中で、もっと自分たちのできることがあったはずなのに出し切れなかったことが悔しいです。出てないメンバーのことを考えても、絶対に勝ちたかったんです。

――1年生ながら早慶戦という大舞台に立つことができましたが、緊張はありましたか

緊張はあまりしないんですけど、メンバー全員の期待とかを背負いながらプレーしたつもりです。

――ご自身のプレーで意識したことは

前のフィードや試合の組み立て方を意識しました。

――慶大のワントップに対するチェックの仕方は

自由にやらせないってことを頭に入れて、それでも全体のバランスや自分のカバーの位置で変わってくるので、そういうところは意識しました。

――慶大の攻撃はどういった印象ですか

中盤の選手が自分でボールを持って攻めてきたり、ワンツーを使ってきたりとパス回しがうまいチームだったと思います。

――これから夏に個人で修正していきたい点は

まずはしっかり体力をつけること。それとまだまだミスが多いので、一つ一つのミスを減らしていきたいです。