メニュー

自転車部

2014.07.02

第83回全日本選手権ロードレース 6月28・29日 岩手・八幡平

合田がスプリント勝負を制し、3位!

 全国に散らばる自転車選手が集い、高校生から実業団までカテゴリーごとに日本一を決める日本最高峰のレース、全日本ロードレース。早大からは佐々木勇輔主将(教4=埼玉・早大本庄)、合田祐美子(スポ4=岡山・朝日塾中教校)、塩田航平(スポ1=埼玉・栄北)の三人が出場した。U23の部で完走を果たした塩田が44位。女子エリートでは上野みなみ(鹿屋体大大学院)とのスプリント勝負を制した合田が3位。そして男子エリートには佐々木がエントリーし25位と、それぞれが完走を果たし、満足とはいかないまでも納得の表情を浮かべていた。

 昨年の全日本学生個人ロードレース(個人ロード)をほうふつとさせるかのようなスプリント勝負だった。表彰台残り1枠を懸け、7名で争われた3kmに及ぶ上り。「きょねんの個人ロードのような気持ちでした」。そう合田が語ったように、ゴールにまず姿を現したのは合田と上野だった。1年前、大会は違えど熱戦を繰り広げ、数十センチの差で下した相手。今回も残り数十メートルまで勝負の行方がわからない展開に。必死に歯を食いしばり、最後の最後まで諦めなかった合田は、先にゴールラインを通過した。学生にして3位入賞、表彰台に上る活躍を果たした。「もっと強くなりたい」。しかしレース後、合田はそう呟いた。2連覇を狙った与那嶺恵理(チーム・フォルツァ!)、それを阻止したい萩原麻由子(Wiggele Honda)両選手のアタックにはついていくことができなかったからだった。「やはり力の差があったので、競り合えるくらいまでいきたいです」。勝利への飽くなき探求心がいまの合田を突き動かしているのかもしれない。

上野と競り合う合田

 天候を考慮し、2周回減らした221.2kmで行われた男子エリートの部。大学生として唯一出場した佐々木は、終盤まで後方で様子を伺う。動いたのは残り4周回、先頭集団を追う、追走集団に乗り前を追う姿勢をみせた。しかし、「強い選手たちに必死について行くことだけを考えていました」と言うように、最後は力尽き25位と目標の10位以内を達成することはできなかった。「目標は達成できませんでしたが力は出し切れたので。悔しいですけど、後悔はないです」。実力を出し切った佐々木の表情は、すっきりとしていた。

追走集団に乗る佐々木主将

 全日本という大舞台でそれぞれの実力を出し切った早大選手たち。次に控えるのは、全日本学生トラック、合田はポーランドで行われる世界大学ロードレース選手権となる。今回の経験を糧にし、次のステップにすることができるか。今後の活躍が楽しみでならない。

(記事、写真 目良夕貴)

結果

▽男子 U23 塩田 44位

    エリート 佐々木主将 25位

▽女子 エリート 合田 3位

コメント

佐々木勇輔主将(教4=埼玉・早大本庄)

――レースの展開はどういった感じでしたか

展開は、そもそも逃げが出来ようが自分が追うことは不可能なので、どのチームが行ったかだけをチェックしていました。しかし全部行ってしまったので、どこも追ってくれなさそうだな、まずいなと思っていました。50秒まで詰まった時は行くかなと思いましたが、結構けん制がガチガチに入ってしまって、追いつかなかったって感じですね。

――追いつかないなと思った時、次のことを考えましたか

僕は集団についていくので精一杯だったので、余裕がなかったです。追走集団に乗った時、最後の登りの前に追いつくと思っていたので、必死について行きました。残り4~2周くらいは本当に前の方に上がっていて、強い選手たちに必死について行くことだけを考えていました。

――目標10位以内と仰っていました

目標は達成できなかったけど、力は出し切ったので、いまの実力はこのくらいです。目標10位以内というのも高めの目標ですし、とりあえず力を出し切ることができたので後悔はないです。悔しいですけど、後悔はないです。

――天候がとても悪い中でのレースでした

何も見えないので…やばかったです。ワイパーがついていない車で、時速80キロで走るようなものなので。でも80キロくらいで晴れて結構元気になりました。気持ちが楽になって、80キロくらいでやっと今日頑張ろうってなりましたね。あそこで晴れて良かったです。かなり気合が入りましたね。

――次の試合に向けて

3週間くらいここに合わせてピーキングをしてきていましたし、今回の疲れが残っていると思うので、どうなるかはわかりません。ポイントレースに出るのですが、出るからには勝ちに行きます。

塩田航平(スポ1=埼玉・栄北)

――完走おめでとうございます。いかがでしたか

100キロくらいから大分きつかったです。何もしなくても脚がどんどんなくなっていたので、ついていくので精一杯でした。

――どこで脚を持っていかれたか

1周に3km上るのを繰り返すからですかね。上りが3kmで、10分以上は登るので、その間にずっとパワーを出していなければいけないのできつかったです。

――塩田選手の状態からすると今回のコースはいかがでしたか

僕的にはちょっときついですね。ただ、急激な上りがあるよりは腰に優しいですけど。

――きょうの目標

目標としては、最初100キロ走ることで、できれば完走でしたね。きょう走り切ったのは良い練習にはなりました。

――全体的なペースはいかがでしたか

ペースは距離が長いので比較的ずっとゆっくりでした。で、たまに上がる時がありました。そんなに前見ていなかったのですが、鹿屋もそうですけど他のチームがアタックして、それについていく感じで。ペースが落ちている時はどこのチームがというわけではなく、普通に前を引いている人がゆっくり走っているという感じでしたね。

――このコースはいかがでしたか

このコース(の経験)は結構あります。高校一年、二年の全日本、ステージレースで3回です。なのでこのコースは慣れていますね。ほぼホームコースです。なので、絶好調だと、きょねんのステージレースみたいにたまに勝ったりできます。

――次のレースに向けて

本戦は40キロなので、最低限完走して、入賞できるように頑張ります。

合田祐美子(スポ4=岡山・朝日塾中教校)

――3位入賞おめでとうございます!いまの心境を聞かせてください

まだ少しボーっとしてますけど(笑)。やはり1、2位との選手とは差がありました。そこはまだまだこれから頑張らなくてはいけないなというところなのですが、2年ぶりの全日本で、力を出し切れたのは良かったかなと思います。

――2年前と同じコースでしたが慣れはありましたか

試走をした時に結構忘れていて、何回もコーナーで詰まりそうになりました。まあでも大体雰囲気は同じ感じで、思い出して走れましたし、リベンジすることができて良かったです。

――先ほど「もっと強くなりたい」と仰っていました

やはり1、2位とは力の差があったので、競り合えるくらいまでいきたいですね。

――与那嶺選手、萩原選手が出た時ついていくことは考えましたか

難しかったですね…。そんなに脚もないので。行ける脚があったら行きたかったというのはありますが、これが今の結果かなとは思いますね。

――最終周回はどういった動きがありましたか

みんなペースで回す感じで、前を追うというよりかはあの集団で、順位を争うという感じでした。脚が残っているかなと思っていたんですけど、最後の上りはやっぱりきつくて。きょねんの個人ロードのような気持ちでした。ギリギリラインでしたね、ゴールは。

――天候がとても悪い中でのレースでした

ラストは晴れてくれていたんで、ゴールが雨の時よりかは気持ちが違いましたね。でも途中の下りが本当に視界が悪くて、サングラスも物凄く曇ってしまって指ワイパーしていました(笑)。まあでも、ラスト2周くらい晴れてくれたのは本当に嬉しかったですね。

――7月には世界大学選手権ロードも控えています

意外と試合まで時間がないので、コンディションを調整して、ベストで臨みたいです。初めての経験なので、他の大学のみんなと力を発揮して無事に帰ってきたいと思います。